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ECサイト構築の種類や方法について詳しく比較!

2023年1月28日
ECサイト構築の種類や方法について詳しく比較!
● EC● ECサイト構築● ネット通販● マーケティング

ECサイトの構築は実店舗に比べて初期投資や運営コストがかからず、比較的低リスクで始めることができます。 しかしECサイトには様々な種類や運営方法があり、豊富な機能を有しています。これからECサイトを始めるのであれば、どのタイプのECサイトを選べば良いのか分からないのが一般的です。 EC業務を安定的に進めるためには、自社にとって最適なECサイトを構築し適切に運営することが重要です。 ここでは、ECサイトの種類や代表的な機能、ECサイトを構築する際に押さえるべきポイントなど、詳しく比較しながら解説します。

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目次

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ECサイトとは

ECサイトとは

ECサイトを構築するにあたり、ECサイト自体について正しく理解しておくことが大切です。

私たちが日頃目にする一般的なWebサイトは、閲覧に特化したページであるのに対して、ECサイトは、ページの閲覧だけでなく販売や購入というプロセスが生じます。

ECサイトを活用すれば、販売する側は自らの商品やサービスを24時間サイト上で販売することが可能です。一方でECサイトを訪れた閲覧側は、わざわざお店に出向くことなく自分の好きな商品やサービスを購入することができるのです。

 

ECサイトで取り扱う商品

ECサイトではありとあらゆる商品やサービスが取り扱われていますが、サイトで販売されている商品は主に以下の3つに分類されます。

  • 物販
  • サービス
  • デジタル

物販は日用品や生活家電、食材や洋服など多種多様な物が販売されています。サービスの分野では、各種チケットや金融商品、旅行や教育関連商品などがあげられます。デジタルの分野では、動画配信や電子書籍、オンラインゲームなどが販売されています。

 

ECサイトの構築方法

ECサイトの構築方法

ECサイトの構築方法は、すでに構築されている「既存型ECサイト」と、新たに構築する「自作型ECサイト」の2つに大きく分類されます。

 

既存型ECサイト

既存型のECサイトは一般的に「ECモール」と呼ばれており、インターネット上に不特定多数の店舗が集まっているショッピングモールを指します。すでに完成されたサイトなので自ら構築する必要がなく、それぞれの運営会社が設定したルールの下で自らの商品を販売できます。

ECモールは販売する商品さえあればすぐに販売できることや、集客力があるサイトの中で販売できるため売り上げが立ちやすいなどのメリットがある一方で、あくまで既存の枠組みの中で商売を行うため、ルールに縛られてしまい自由な販売戦略が立てにくいといったデメリットがあります。

 

自作型ECサイト

自作型のECサイトは、新たに自分でECサイトを構築する方法です。自作型ECサイトには、細かい構築方法や利用するサービスに応じて以下の4つの方法に分けられます。

  • ECサイト作成サービス
  • オープンソース
  • ECパッケージ
  • フルスクラッチ

ここからは、それぞれの方法の具体的な中身や特徴、メリットやデメリットについて解説します。

 

ECサイト作成サービス(ASP)

ECサイト作成サービスは、一般的にはASP(Application Service Provider)と呼ばれています。ASPとは、オンライン上で商品を販売できるソフトウェアやそれらに付随するアプリケーションなどを販売している事業者やサービスです。

ECサイト作成サービスの最大のメリットは、ECサイト運営に不慣れな初心者であっても手軽にサイトを開設して商品を販売できる点です。多くのASPが決済手段や配送方法まで用意しており、利用者のビジネスを手厚くサポートしてくれます。

代表的なASPとして、GMOパペポ株式会社が運営している「カラーミーショップ」や、STORES株式会社が運営している「STORES」、GMOメイクショップ株式会社が提供する「MakeShop」などがあげられます。

 

オープンソース

オープンソースとは、インターネット上で広く公開されている無料の「ソースコードを使いECサイトを作成する方法です。

オープンソースは世界共通のソースコードを使い、自社でオリジナルのECサイトを開発したりカスタマイズが可能です。拡張性が高く、外部のシステムと親和性が高い特徴があります。

他方でオープンソースは、セキュリティに関する不安やサポートがないリスク、自社で開発する際のハイスペック人材の確保などのデメリットも内包しています。

代表的なオープンソースは、WordPressのプラグインである「WelCart」、株式会社イーシーキューブが提供する「EC-CUBE」、Adoei社が提供する「Magent」などがあります。

 

ECパッケージ

ECパッケージとは、ECサイトを構築する際に必要な機能がワンパックで装備されたサービスです。ECパッケージは各開発会社がそれぞれ自社のプログラムで構築し販売しており、商品ごとに特色があります。

ECパッケージのメリットとして、自社の業務や商品に合わせてフレキシブルに対応してもらえる点、サイト運営に必要な機能が備わっている点、セキュリティが高い点などがあげられます。

ECパッケージのデメリットは、初期の導入費用や運用に必要なランニングコストが他のタイプと比べてやや高い点です。

 

フルスクラッチ

フルスクラッチとは、すでにあるシステムやソフトを利用せずに全くのゼロからECサイトを開発する方法です。主に予算や人材が潤沢な大企業が、フルスクラッチでECサイトを作成する傾向があります。

自由度が高くカスタマイズも自由自在なため、フルスクラッチであれば自社オリジナルのECサイトを構築することができます。全ての工程を自社で開発するので、既存のシステムとの連携やトラブル対応、サイトのアップデートなども素早く行うことが可能です。

一方で予算が数千万〜数億円ほどかかる点や、ハイレベルな開発人材の確保など、ECサイトの設計から構築まで多くの時間や予算、労力がかかるなどのデメリットがあるので注意が必要です。

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ECサイトを構築する際のポイント

ECサイトを構築する際のポイント

ECサイトを構築する際は、構築方法を適当に選んで制作するのではなく、自社の開発環境や取り扱う商品にあった方法を慎重に選択することが大切です。自社にとって不相応なECサイトの運用は、負債を抱えることと同じになるのですから。

具体的には、どのような商品を誰にどのように販売するのか、どんな機能が必要なのか、ECサイトにかけられる予算はいくらか、いつまでに完成したいのかなど、様々な要因を考慮しつつ総合的に判断する必要があります。

ここでは、ECサイトを構築する際に着目すべき重要なポイントを5つ紹介します。

 

かかるコスト

ECサイトの開発や運用にかかるコストは、ECサイトの構築方法によって大きく変わります。初期費用が全くかからない場合もあれば、数千万の初期投資が必要になるケースなど、まさに千差万別です。

先述したそれぞれのECサイトの構築にかかる費用の目安を、構築方法別に表にまとめました。

 

プラットフォームコスト
ECモール初期費用0円~数万円、運用費用0円~数万円
ECサイト作成サービス初期費用0円~数万円、運用費用0円~数万円
オープンソース初期費用0円、運用費用数十万円以上
ECパッケージ初期費用数十万円以上、運用費用数十万円以上
フルスクラッチ初期費用数十万円以上、運用費用数十万円以上

 

ECモールやECサイト作成サービスの中には、初期費用や運用手数料が全くかからず、販売手数料だけ発生するものもあります。

ただし、利用できるサービスによって月額の運用費用に差を設けているECモールやECサイト作成サービスもあるので注意が必要です。

ECパッケージやフルスクラッチは初期費用だけでなく毎月の運用コストもかかるため、一定の資金力があれば選択してもよいでしょう。ECサイトの構築方法を選択する際は、それぞれの方法にかかるコストを必ずチェックするよう心がけましょう。

 

自社のリソース

ECサイトを構築する際に必要な労力やスキルは、選択する構築方法によって大きく異なります。

会社の規模が小さく社内に経験のある人材が見当たらなければ、手間がかからないECモールやECサイト作成サービスを利用することをおすすめします。

ECパッケージやフルスクラッチでECサイトを構築するのであれば、開発や運用に耐えうるリソースが自社にあるのかしっかりと見極めることが大切です。その上で予算の確保やスキルのある人材の育成は必須と言えるでしょう。

 

カスタマイズの高さ

ECサイトを運用する際は、カートシステムや決済方法、配送システムや通知手段など、サイト運用に必要な機能がしっかりと装備されているのかチェックすることが重要です。

運用する側だけでなくサイトを利用するユーザーにとっても、利便性の高いシステムの存在はビジネスの成否に大きく影響することでしょう。

さらに取扱商品の変更やラインナップの追加、事業の拡大や縮小などに対応するために、システムが柔軟にカスタマイズできるかどうかも大切なポイントです。将来の展開を見据えながら、その都度柔軟に対応できるサイト選びを行いましょう。

 

セキュリティ

ECサイトを運営する際、商品購入者の名前や住所、クレジットカード情報などの個人情報を取り扱うため、高レベルなセキュリティ対策は必須です。

また外部からのハッキングの危険性や顧客情報の流出などを防ぐためにも、ECサイトのセキュリティ対策は万全にしておく必要があるのです。

ECモールやECサイト作成サービスを選ぶ際は、運営会社が信頼できるかどうか、評判や実績なども含めて確認することが大切です。オープンソースやECパッケージ、フルスクラッチなどを利用する際も、セキュリティの脆弱性がないかしっかりチェックする必要があります。

 

完成までにかかる手間

ECサイトが完成するまでにかかる手間や時間は、それぞれの構築方法によって異なります。いつから商品を販売したいのか、サイトのオープン予定から逆算して、そこに間に合うような構築方法を選択する必要があるのです。

最も手間がかからず利用できる方法は、ECモールです。既存のシステムに商品登録すれば、即日サイトをオープンすることができます。ECサイト作成サービスも、既存のテンプレートを選択して商品を登録すれば、当日〜数日程度で利用することが可能となります。

一方でオープンソースやECパッケージ、フルスクラッチは完成までに手間も時間もかかります。場合によっては数ヶ月〜数年かかるケースもあるので注意が必要です。予定通りにサイトをオープンさせるためにも、事前に綿密な計画を立てる必要もあるでしょう。

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おすすめのECサイト構築サービス

おすすめのECサイト構築サービス

ECサイトの構築方法や種類などは把握できたが具体的にどのサービスがおすすめなのか気になる方もいるのではないのでしょうか?

ここでは、おすすめのECサイト構築サービスを、構築方法ごとに紹介します。なお、フルスクラッチは全くゼロからシステムを構築するので、既存のサービスはなくここでは紹介しておりません。

 

おすすめのECモール

国内における2大ECモールといえば、楽天市場とAmazonジャパンです。それぞれの特徴について紹介します。

 

楽天市場

楽天株式会社が運営するECモール「楽天市場」は、国内最大級のインターネットショッピングサイトです。5万社以上のお店が出店しており、日用品や食品、家電や衣類などあらゆる商品を販売しています。

初期費用が6万円、月額の出店料金はプランに応じて19,500円〜10万円、システム利用料もプランによって月間売上高の2〜7%となっています。

楽天グループの一角を占める楽天市場はユーザーが多く、一定の集客が期待できます。また独自のECコンサルタントのサポートを受けられる利点もあります。

 

Amazon

全世界に展開しているAmazongの日本市場、Amazonジャパンは、EC流通年額3兆円を超える巨大ECモールを運営しています。

Amazonではマーケットプレイスという販売者向けのサービスを展開しており、店舗ページをテンプレート化したりFBAという配送サービスを用意するなど、販売者側に配慮したシステムが整っています。

 

Yahoo!ショッピング

Yahoo!JAPANが提供する「Yahoo!ショッピング」も、使い勝手の良いECモールの一つです。

Yahoo!ショッピングの最大の特徴は、初期費用や月額利用料が無料なだけでなく、売り上げ手数料も無料である点です。またPayPayと連携することで、PayPayポイントが付与されます。

 

おすすめのECサイト作成サービス

ここでは、ECサイト作成サービスの中でも人気の高いサービスを2つ紹介します。

 

カラーミーショップ

GMOパペポ株式会社が運営している「カラーミーショップ」は、豊富なテンプレートやサポート体制など、ネットショップの開設や運営に必要なサービスが充実しているECサイト作成サービスです。

カラーミーショップには、初期費用や月額利用料が無料のフリープランが用意されており、サポート体制も手厚く初心者にも始めやすい特徴があります。

ショップの成長とともに自由度の高い有料プランへの切り替えも可能であり、無理なくビジネスを成長させることも可能です。

 

BASE

BASE株式会社が提供する「BASE」は、特に専門的なスキルがなくても比較的簡単にネットショップを開設できるECサイト作成サービスです。

簡単決済機能やSNSとの連携、専用のアプリなど使い勝手の良い機能が多数用意されており、初期費用・月額利用料無料のプランも用意されています。

ネットショップの開設や運営、集客など、売り上げを伸ばすために必要なノウハウを学べる体制が充実しているのも、BASEの特徴と言えるでしょう。

 

STORES

STORESは、お洒落なテンプレートを多数取り揃えており、インスタグラムとの連携も可能。操作性も高く、ネットショップを手軽に開設できるECサイト作成サービスです。

初期費用も無料でありBASEと比べて販売手数料も低めに設定されています。これから初めてネットショップを開設して徐々に成長したい方は、STORESを利用しても良いでしょう。

 

おすすめのオープンソース

ここでは、国内でも実績のあるオープンソースを紹介します。

 

WelCart

WelCartは、コルネ株式会社が提供するオープンソースであり、WordPressのプラグインの一つです。

WelCartプラグインを追加するだけで無料で導入することができ、デザインや機能を自由にカスタマイズすることも可能です。モール型やECサイト作成サービスよりもオリジナリティのあるショップを制作できます。

会員機能やクレジット決済機能など、ネットショップ運営に不可欠な機能もデフォルトで装備されているので安心です。

 

おすすめのECパッケージ

おすすめのECパッケージを2つ紹介します。

 

ecforce

ecforceは、ECの開発から運営までに必要な機能を幅広く備えた法人向けのECパッケージです。

ecforceには、広告管理機能やA/Bテスト機能、ワンクリック決済機能など、マーケティング色の濃い機能が備わっている特徴があります。サイトを自由にデザインでき、ノーコードで手軽にカスタマイズすることも可能です。

ただし独自の決済機能は有しておらず、別途決済代行会社と連携する必要があります。

 

EC-CUBE

イーシーキューブ株式会社が提供するEC-CUBEは、無料で利用できるオープンソース型のECパッケージです。

ECサイトの運営に必要な機能を網羅しており、有料無料のサービスを自由にカスタマイズして独自性の高いショップを開設することができます。

多くのオープンソース型のECパッケージが海外発であるのに対し、EC-CUBEは純粋な日本製です。国内で多くの店舗が導入しており、安心して利用できる特徴があります。

 

まとめ

今回の記事では、ECサイトの種類や構築方法、それぞれの特徴や選択するために押さえるべきポイントなどを中心に比較し解説しました。

ECサイトは開発すればそれで終わりではありません。安心して商品を購入してもらい続けるためにも、安定して運用していくことが必要なのです。

紹介したいずれの方法においても、現在多数の会社がサービスを提供しています。決して安易に選択するのではなく、自社や取り扱う商品にとってどの方法やどの提供会社が最適なのか、時間をかけて検討することをおすすめします。

 

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投稿者プロフィール

kyozon編集部
kyozon編集部
デジタルマーケティングやデータ活用、また組織マネジメント、営業強化など、ビジネスに関係するあらゆる有意義な情報を毎日配信!ユーザーとベンダーのコミュニケーションを活性化させるWebサービスを目指す。

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