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売上最大化のポイントは動画!CV率約50倍を果たしたノウハウを徹底解説

特集 動画
2023年9月27日
売上最大化のポイントは動画!CV率約50倍を果たしたノウハウを徹底解説

戸山 泰斗 氏
株式会社サムシングファン DOOONUT事業責任者


前職では動画制作に付随する会社を経営。

昔から憧れであった現会社サムシングファンに入って現在はマーケターとして貢献。

動画マーケティング、動画SaaS事業、動画広告事業、YouTube運用代行、ウェビナー登壇などを主軸に活動中。



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目次

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YouTubeやTikTokなどの動画コンテンツを日常的に視聴している方も多いのではないだろうか。動画は今や私たちの日常生活に深く入り込んでいるコンテンツであるため、マーケティングに取り入れる企業も増えている。今回は、サムシングファンの戸山氏に、動画マーケティングの取り組み方やノウハウなどを徹底的に解説していただいた。

売り上げを大きく伸ばすための動画マーケティング - 株式会社サムシングファン DOOONUT事業責任者 / 戸山 泰斗

https://www.youtube.com/watch?v=NmHAODj6twk

動画マーケティングのメリットとリスクとは

<福谷氏>
今回はよろしくお願いいたします。改めまして、戸山様の自己紹介をお願いいたします。

<戸山氏>

株式会社サムシングファンの戸山と申します。動画マーケティング支援ツール「DOOONUT(ドーナツ)」の責任者をしております。サムシングファンに入って3年ほどになるのですけれども、それまでは動画ディレクターや動画クリエイターをしていました。サムシングファンにジョインしてDOOONUTの責任者をするにあたって、動画の配信・分析を主に活動しております。今はウェビナーや取材対応などもさせていただいております。

<福谷氏>
ありがとうございます。戸山様とはもう2年ほどお付き合いがありますよね。いつも御社とやり取りさせていただく際にも戸山様が窓口になってくださることが多く、弊社の動画撮影も依頼させていただくこともあり、さまざまな面でお世話になっております。
今回の取材内容なのですが「動画制作をしたものの、実際の活用方法に困っている方」、そして「動画の管理方法に困っている方」などに役立つ内容にしたいと思っております。また「これから動画をマーケティングに取り入れようかと検討している方」にとっても有益な記事になるよう、取材を進めていきたいと思っております。

早速なのですが、動画の専門家ともいえる戸山様に、動画マーケティングの効果についてお聞きしたく思います。
昨今、YouTubeやTikTok、Instagramのリール動画などが登場して、企業のマーケティングにおいても動画が大きな存在感を放つようになってきています。弊社もYouTube動画を制作しているのですが、実際にお問い合わせにつながることも少なくありません。ここで、改めて、動画をマーケティングに取り入れるメリットを教えていただけないでしょうか。

<戸山氏>
確かに、リールや縦動画なども登場したことで、動画が使われている市場が増えていると思います。特徴的な点が、記事コンテンツやメール、画像に比べて、一度に与える情報量が多いことです。視覚と聴覚で情報を提供できるため、記事コンテンツや画像よりはユーザーに対して訴求しやすいコンテンツと言えます。
また、商品や製品を紹介する際に、写真を撮影して説明文を書いているという方も多いかと思いますが、それではなかなか魅力が伝わりにくいことが課題となっている企業も少なくないでしょう。しかし動画だと、実際に使っている様子を見せられたり、食べたり飲んだりした表情や感想をダイレクトに伝えたりしやすいですよね。画像を見てもらったり文章を読んでもらったりするよりは、動画のほうが直感的に理解しやすいため、ユーザーにとっての買いやすさや契約しやすさにつながると思っています。

<福谷氏>
確かに、インターネットで洋服や飲食物などを見たあとに、リアルで実物を見たときにギャップを感じることもありますね。そこを、よりイメージしやすいように動画を活用するのは良い方法だと思います。
かと言って、そもそも動画の視聴数を上げていかないと効果も現れにくいですよね。こうしたことがネックになってなかなか動画マーケティングを始められない企業も多いかと思いますが、今後動画マーケティングを始める企業にとってのリスクや課題などはありますか?

<戸山氏>
視聴数を上げることは大事ですが、視聴数が上がると炎上のリスクはあるかと。また、動画の見せ方や配信先、ターゲット層によっても、動画の視聴数がまったく上がらない場合もあります。そうしたリスクを考慮したうえで、動画制作を依頼する際には、動画の活用方法を捉えたうえで動画を制作してもらうことが大事になります。弊社は、クライアントの業種やターゲット層を分析してどのような動画を制作すべきかご提案し、さらにどのような媒体でどのように配信するのか、といった動画の活用方法までご提案しています。単に動画を制作するだけでなく、その先にある活用方法まで視野に入れることが重要だと思っています。

<福谷氏>
制作面だけでなく運用面のフォローも充実しているんですね。弊社も動画制作をしているので、その点は非常に共感できます。どのような動画を制作すべきなのか、どのような層にどのようにアプローチをしていくか、非常に悩みながら取り組んでいます。その点に対してフォローしてくださるのは、とてもありがたいですね。

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動画マーケティングの課題を解決する「DOOONUT」

<福谷氏>
「動画を作ったけれども、なかなか活用できていない」という声も耳にするのですが、こうした課題への対策をお聞きできますか?

<戸山氏>
弊社のDOOONUTというサービスでお手伝いできるかと思います。DOOONUTを使うと、たとえばコンバージョンを促すためのインタラクティブ動画を制作することが可能です。また、動画の効果測定を行って、次の企画に活かしたり配信先を決めたりするなど、コンバージョン率を高めるためのサポートもできます。すでにお手元に動画をお持ちの場合でも、こうしたお手伝いをさせていただけるので、もし活用方法にお困りの場合はお気軽にご相談いただければと思います。
もともと弊社は動画の制作面・運用面をお手伝いしていたので、そのノウハウを活かして2019年にDOOONUTをリリースしました。DOOONUTの開始によって、従来よりも活用面や分析面を強化できるようになりました。

<福谷氏>
そうしたサービスがあるなら、これから始める方も、すでに始めている方も安心ですね。弊社で制作している動画も、分析結果を活かして次の企画を考えたり、ABテストをしたりできますね。
機能面について詳しく教えていただけないでしょうか。

<戸山氏>
DOOONUTのメリットとして、動画の管理面の効率化が挙げられます。動画ファイルはローカルのフォルダで保存することが多いかと思いますが、DOOONUTはクラウド上で動画ファイルを保存できます。いわゆる、動画のインフラ周りのサポートができる点は特徴ですね。
また、配信面をサポートする機能もあります。特徴的なのは、動画配信のオウンドメディアを作ることができる点です。YouTubeで動画を公開すると広告や関連動画などが表示されますが、オウンドメディア化することで自社の動画コンテンツのみを配信できます。社内用のクローズサイトにして、研修動画やマニュアル動画などを配信する方法もありますね。
さらに、レビュー機能も紹介させていただければと思います。動画のプレビュー画面の横にコメント欄が表示されるので、指摘や要望などをコメントしておくことが可能です。たとえば、制作会社から動画を納品された際に、納品された動画を確認してコメントを残しておけば、どの部分をどのように修正したら良いのかわかりやすく、コミュニケーションコストが削減されます。

<福谷氏>
便利な機能ですね。アーカイブ動画も配信できるのでしょうか?

<戸山氏>
弊社もよくウェビナーを開催しており、アーカイブ動画を配信しております。オウンドメディアに会員登録をしてくれたユーザーはアーカイブ動画を視聴できるように設定しています。なぜ会員登録してもらっているかというと、どのユーザーが、どの動画を、何分何秒まで視聴しているか、というデータを把握できるからです。ウェビナーは1時間ほどありますが、1時間のなかで何分まで視聴しているのか、何分からスキップしているのか、何分目から再び視聴しているのかといった詳しいデータを分析できます。たとえば、サービス紹介の部分をじっくり視聴してくれているユーザーがいれば、個別にアプローチをするか判断できますよね。

<福谷氏>
余談なのですが、大学の講義が退屈だったため途中で退席してしまったという話を聞いたことがあります。こうした場合にも講義のアーカイブ動画があれば、必要なところだけ視聴したり、1.5倍速で視聴したりできるので、ユーザーにとっても便利ですよね。
もう一つお聞きしたいのが、御社のサポート面です。どのようなサポートをしてくださるのかお聞きできないでしょうか。

<戸山氏>
動画に関わるリソースやナレッジの課題を抱えている企業にとっても利便性の高いサービスを提供しています。
弊社は4つの主軸事業があり、1つめが動画の制作受託。活用方法のご提案や制作、納品を行います。2つめがDOOONUT。3つめはライバーのキャスティングやライブ配信のサポートをする事業です。そして4つめが、約7000名の動画クリエイターが登録しているクリエイター派遣事業です。
社内に動画制作のリソースやナレッジのない企業が動画マーケティングを始めたくても、動画編集ができる人材の採用・確保といった課題に直面することも珍しくありません。そこで、弊社に登録している動画クリエイターのなかからクライアントの要望にマッチした人材をご紹介することで、人材の採用・確保にかかる懸念点を払拭できます。
一例では、週2~3日勤務で、月に4~5本の動画を制作・納品して、月25万~30万円ほどの報酬といった働き方をしているクリエイターもいます。クライアントの要望に合わせて、出社も在宅勤務も可能です。
DOOONUTを導入していただき、さらにクリエイターも派遣させていただくことで、リーズナブルにパッケージ化することもできます。

<福谷氏>
DOOONUT自体の機能面だけでなく、クリエイター派遣などのサポートも充実しているので、あらゆる方向からのサポートができるのですね。また、「クリエイター派遣のみ」「DOOONUTのみ」「DOOONUTと動画の制作外注」などといった、クライアントのリソースやニーズに合わせて柔軟にサポートしてもらえるのは強みですね。

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インタラクティブ動画で申し込み数が約50倍に!

<福谷氏>
実際、御社のサービスを利用しているクライアントからはどのような声がありますか?

<戸山氏>
まずは、インタラクティブ動画の事例についてご紹介します。旅行サイトを運営していて、海外旅行のツアープランをご提案しているクライアントです。
バナーの下に申し込みボタンを設置している仕様で、バナーからの申し込み率は0.6%ほどでした。そこで、弊社からは「バナーをインタラクティブ動画に変更」という内容をご提案させていただきました。ただしすべてのプランの動画を制作するとコスト面の負担にもなるので、まずはテストとして一つだけバナーをインタラクティブ動画に切り替え、各エリアへのプランへと誘導して申し込みへとつなげるように変更しました。すると、インタラクティブ動画をきっかけにした申し込みが33%という結果になったんです。50倍くらいの上昇率だったので、現在では他のバナーも動画に切り替える施策を進めています。

もう一つご紹介したいのが、工具メーカーさんの事例です。そのクライアントは、職人さん向けに自社工具の取り扱い動画をオウンドメディアで配信しています。
工具は取り扱い説明書を読んでもらうことが一般的ですが、文章やイラストではリアリティがなくて手順がわかりにくいといった問題があります。しかし動画化することで、交換方法や取り付け方などをわかりやすく伝えることができるようになりました。
ところが、課題もありまして。こうした説明動画は、ユーザーが最後まで視聴してくれていることで工具の正しい使い方を理解してもらえていると判断できるため、視聴時間を分析していたのですが、実際には途中をスキップしているユーザーが多いことが判明したのです。詳しく分析してみると、工具の使い方や手順の説明後に挿入されている、職人さんが工具の感想を話しているシーンがスキップされていることがわかりました。つまり、こちらのオウンドメディアに訪れているユーザーは工具の取り扱い説明の部分に強いニーズがあるとわかったため、「今後の動画では工具の説明に特化しましょう」とご提案させていただきました。説明動画に特化したことで、もともとの視聴時率50~60%が90%ほどに改善され、再生回数も伸びています。

<福谷氏>
あらかじめユーザーが何を求めているのか分析したうえで、ニーズにマッチしたコンテンツを提供することが大事なのですね。動画制作をしている側とするとより詳しく伝えたいと思うばかりに情報を付け足すことも多いですが、動画を視聴する側としては実際にはそこまで求めていないこともある、ということを理解することが成功のポイントと言えますね。
それでは、今後のビジョンを教えてください。

<戸山氏>
現在120社ほどDOOONUTをご契約いただいているのですが、動画制作の市場でもサムシングファンの名が徐々に目立ち始めているので、この波に乗って今後はさらに幅広い業種・業界の企業にDOOONUTを利用していただきたいと思っています。
企業によって動画制作の課題や目標、ニーズが異なるため、DOOONUTですべての企業の課題を解決できるように機能をアップデートしていきたいです。それによって、弊社に動画制作を依頼してくださっているクライアントや今後弊社にご依頼してくださるクライアントも、DOOONUTを利用してくださるようになってくれると良いなと思います。

<福谷氏>
期待しております。最後に、戸山様ご自身のビジョンをお聞かせいただけないでしょうか。

<戸山氏>
DOOONUTは年商3000万円弱なので、1億円を超えたいと思っています。サムシングファンとしての認知は拡大しているため、次はDOOONUTの認知を広げていきたいです。お客様に満足していただけるサービスを提供し、より多くのクライアント獲得を目指します。

<福谷氏>
事業責任者として今後も活躍してくださること、大変期待しております。今回は貴重なお話ありがとうございました。

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