Facebook広告に適した動画サイズは?
Facebook広告を出稿するにあたって、適した動画サイズとして推奨されている大きさは、アスペクト比によって異なります。主に「1.91:1」「16:9」「1:1」「4:5」「9:16」の5パターンのアスペクト比があり、それぞれ推奨されている動画サイズが異なるので、まずは画面の縦横の比を明確にしたうえで、適した動画サイズを確認することが重要です。
また、動画サイズやアスペクト比によって、推奨される広告配置場所も異なるので、以下で詳しく解説していきます。
1.91:1
1.91:1の動画サイズは「1,200×628」が推奨されています。
Facebookの右側にある広告枠や、Facebookインスタント記事などの配置がおすすめです。また、ストック写真付きの広告や、クーポン広告としても推奨されています。
16:9
16:9の動画サイズは、「1,920×1,080」がおすすめです。
Facebookのインストリーム動画や、ストーリーズ広告などで推奨されている動画サイズです。ストーリーズ広告の場合は、ログイン中のユーザーの画面上部に表示されるので認識されやすいのが特徴。「友達」の投稿の中にストーリーズ広告が混ざるような形で公開されます。
1:1
1:1の場合、推奨されている動画サイズは、「1,080×1,080」です。
Facebookの検索結果や、メッセンジャーの受信箱を始め、ほとんどの配置で使用可能な動画サイズです。ただし、インストリーム動画やInstagramリールの配置は推奨されていないので注意してください。
4:5
4:5のアスペクト比であれば、動画サイズとして推奨されているのが「1,080×1,350」です。
FacebookフィードやInstagramフィードのほか、Facebook Marketplaceなどが配置としておすすめです。
9:16
縦横の比が9:16であれば、推奨されている動画サイズは「1,080×1,920」です。
おすすめの配置は、FacebookストーリーズやInstagramストーリーズ、Messengerストーリーズなどです。
なお、Instagramリールに関しては、上記のサイズでのみ入稿できます。
Facebook動画広告出稿の手順
Facebookへの動画広告出稿が初めての方の場合、どのようなステップを踏んで進めていけばいいのか悩んでしまう方がほとんどです。
実際、Facebookで動画広告を出稿する際には、細かな設定が必要であったり、必要があれば予算に合わせたキャンペーン設定も行わなければなりません。
単純に動画をアップロードして公開するだけではないので、正しい手順を知ったうえで動画広告の出稿へと進む必要があります。
ここからは、具体的にどのような手順でFacebook広告を出稿するのか、本項で詳しく解説していきます。
広告マネージャにアクセスする
まずは、Facebookが提供している広告マネージャを開いて、該当するアカウントを選んで管理画面にアクセスします。
以降の手順は次の通りです。
- 画面左上にある「+作成」のボタンをクリック
- 新しいキャンペーンの目的を選択する項目が表示されたら、該当する内容にチェックを入れる
- 「次へ」をクリックして新しいキャンペーンの作成へと進む
目的・予算・ターゲットを設定する
上記の「次へ」をクリックすると、キャンペーン名の入力画面に切り替わるので、必要事項を記入していきましょう。
- キャンペーン名の入力画面に、任意のキャンペーン名を入力
- Advantageのキャンペーン予算を入力する(必要な場合のみ)
- 「次へ」を選択
- 「予算と掲載期間」の必要事項を入力
- 「オーディエンス」の必要事項を入力
- 「配置」の任意の項目をチェック
「配置」は、デフォルトでは、Advantage+ 配置(推奨)と設定されていますが、「手動配置」の設定も可能です。
動画をアップする
広告マネージャで動画をアップする場合は、以下の手順で進めることができます。
- 管理画面から該当するキャンペーン名にカーソルを合わせる
- 現れた「編集」のタブをクリックする
- 下部へスクロールして「クリエイティブ」の項目を表示
- 「メディアを追加」を選択
- 「動画を追加」をクリック
- 右上の「+アップロード」をクリック
- 「次へ」をクリック
- 希望の比率を選択する
- 「完了」を選択する
- メインテキスト、リンク先の追加、トラッキングを設定する
動画広告を掲載する
上記のトラッキング設定の手順の後「公開する」のボタンをクリックするだけで公開が完了します。
ただし、アカウント情報に不足がある場合は、「公開する」を選択すると、支払い情報に関する画面が表示されるので、次のように追加を進めていきます。
- 「所在地と通過」を設定
- 「時間帯」は任意のエリアの時間を選ぶ
- 「次へ」を選択
- 「ビジネスと税関連情報」を入力
- 支払い方法を選択する
- 「次へ」をクリック
なお、事前に支払い情報などが登録されている場合は、上記の手順は省略できます。
モバイルを意識したFacebook広告運用のコツ
Facebookの広告運用を行うのであれば、モバイル端末での閲覧ユーザーにフォーカスした対策が必要です。
効果的な広告運用を行うためにも、以下のコツを参考にしてみてください。
動画は15秒以内に収める
Facebookの広告運用を行うのであれば、動画は15秒以内に収めることを意識してください。
動画が15秒を超えると、最後まで見てもらえずに途中で離脱されてしまうリスクがあります。せっかく広告を出していても、最後まで見てもらえなければ広告効果が半減してしまうので、動画に入れたい情報を取捨選択して内容を調整しましょう。
始めの3秒でインパクトを与える
Facebookの動画広告は、開始から3秒でユーザーの興味関心を引くような内容が好ましいとされています。
動画の最初に、重要な情報や魅力的な訴求ポイントを取り入れることで、ユーザーの離脱を防ぎやすくなるでしょう。
具体的には、「安さへの訴求」「世界初・国内初などの情報」「期間限定・本日限定などのお得な情報」などが挙げられます。
自社の商品やサービスでインパクトとして盛り込めるポイントは、ぜひ冒頭で発信できるようにしましょう。
プレビュー画面を必ず確認する
Facebookの動画広告を公開する前に、必ずプレビュー画面を確認してください。
広告の動きや配置などに違和感がないかを事前に確認しておくことで、いざ広告を出稿してから「見づらいことに気づいて後から修正する」「想定していたような効果を得られなかった」などの問題を回避しやすくなります。
また、プレビューでは、クリエイティブやテキストの確認もできるので、全体のバランスを見ながら、公開前に調整しましょう。
縦型の動画を選ぶ
Facebookの動画を活用した広告運用を行うのであれば、動画は縦型がおすすめです。
Facebookを利用する多くのユーザーがスマートフォンからアクセスしていることをふまえると、パソコンよりもスマホ画面で見やすいように工夫する必要があります。
また、縦型の動画広告を採用することで、スマホ画面上の占有率が高くなることから、よりユーザーの視界に入りやすくなります。
なお、縦型の動画を採用する際、推奨されているのはフィード面であれば4:5、ストーリーズ面であれば9:16です。
音声がなくても分かりやすい動画広告にする
Facebookで動画広告を出稿したいと考えているのであれば、音声がなくても広告の内容がわかるような動画がおすすめです。
動画広告を視聴しているユーザーが必ずしも、ボリュームをオンにしているとは限りません。通勤・通学中や休日の外出など、公共交通機関を利用して移動している最中にスマホを操作することも多いことを鑑みると、音声をオフにして操作していることも考えられます。
そのため、仮に音声をオンにしていないユーザーであっても、広告の内容がわかりやすいように「キャプションを入れる」「イラスト・絵・文字などで表現する」といった工夫が求められるでしょう。
まとめ
本ページでは、Facebook広告に適した動画サイズや、出稿の手順、運用のコツなど、これから広告を出したいと考えている方に向けて基本的な内容をご紹介しました。
近年は、大企業・中小企業を問わず、多くの企業がFacebookにおける動画広告に力を注いでいる状況です。
売上や成長の拡大なども期待されていることから、新たな広告の選択肢として重要視されています。
現在、Facebookで動画広告を出稿したいと考えている方は、今回ご紹介した内容を参考にしながら、適した動画サイズに調整し、上記の手順に沿って運用を始めてみてはいかがでしょうか。
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