プロカンとは
プロカンとは、株式会社シービーティーが提供するプロジェクト収支管理に特化したクラウド型基幹業務システムです。
Web・広告業界やコンサルティング業界、制作会社など、外注費が発生する業界において活用されています。
プロカンの特徴は、下記の通りです。
- アプリケーション環境に左右されず、インストールやアップデートの手間がない
- ダッシュボード上にデータを一元管理・可視化できるので、煩雑な業務管理を効率化できる
- プロジェクトごとのデータをひとつのダッシュボードに集約することで、月次収支を明確にできる
また、日本マーケティングリサーチ機構の調査によると、クラウド型プロジェクト収支管理システムで「見やすさNo.1」「経営者におすすめNo.1」と評価されています(2022年1月〜3月調査)。
プロカンの料金プランは、下記の通りです。
詳細 | |
導入アカウント | 25,000円〜/ID |
利用料金(月額) | 4,000円〜/ID |
無料トライアル | あり |
疑問や不明点があった際は、電話・メールにてサポートを受けられます。
プロカンの主な機能
プロカンの主な機能は、下記の4つです。
- 予算・経営管理
- ワークフロー機能
- 請求書・見積書作成機能
- その他機能
それぞれ解説していきます。
予算・経営管理
プロカンの予算・経営管理には、下記の機能があります。
- 集中管理
- 予実分析
ひとつずつ解説していきます。
集中管理
集中管理は各部門で入力した予算データを集約して、経理・経営部門で一元管理するために画面共有する機能です。
予実分析
予実分析は業務システム上のさまざまなデータを活用して、予算と実績の比較・分析を行う機能です。
ワークフロー機能
プロカンのワークフロー機能には、下記の2つがあります。
- 決裁・承認処理機能
- 決裁・承認通知機能
ひとつずつ解説していきます。
決裁・承認処理機能
決裁・承認処理機能のプロセスは、下記の通りです。
- 決済者もしくは承認者に依頼して、決済・承認を得る
- 決済・承認を行うと、次の決済者もしくは承認者に回覧される
処理の方法には、「決まった順番で全員に求める」「特定の一人から得る」の2つがあります。
決裁・承認通知機能
決裁・承認通知機能は申請や決済、承認処理が行われた際に、関係者に対して進捗状況をメールで通知します。
請求書・見積書作成機能
プロカンの請求書・見積書作成機能には、下記の4つがあります。
- 帳票作成
- 帳票のカスタマイズ
- 請求書一括作成
- 帳票の自動作成・送信
ひとつずつ解説していきます。
帳票作成
帳票作成ではビジネス向けやカジュアルデザインといった、さまざまなテンプレートが登録されています。
必要項目を入力するだけで見積書や請求書、納品書、領収書などの作成が可能です。
帳票のカスタマイズ
請求書・見積書作成機能には、ユーザーの業務に合わせたオリジナルの帳票をカスタマイズできます。
基本テンプレートを編集することで、テキストサイズやフォント、種類、けい線、背景色などの変更が可能です。
請求書一括作成
請求書一括作成では、CSVファイル形式の請求情報と請求先を読み込むことにより、複数の請求書を一括で作成できます。
帳票の自動作成・送信
帳票の自動作成・送信では指定日時に帳票を自動で作成したり、取引先にメール送信を自動で行ったりします。
同一の取引先に、同じ内容の請求書を定期的に発行する場合に役立ちます。
その他機能
プロカンのその他機能の例として、下記があります。
- 経費精算申請機能
- 経費精算申請の承認機能
- 得意先・帳票ステータス管理機能
ほかにもシステム連携や帳票設計、帳票出力、帳票送付などもあります。
プロカンを導入するメリット
ここまで、プロカンの主な機能をお伝えしました。
続いて、プロカンを導入するメリットを解説します。
- データを一元管理でき業務が効率化される
- ダッシュボード機能で経営を見える化できる
- 電子帳簿保存法・インボイス制度に対応できる
ひとつずつ解説していきます。
データを一元管理でき業務が効率化される
プロカンを導入するメリットは、データを一元管理して業務効率化を図れる点です。
データはダッシュボード上で一元管理・可視化されるため、支払いや請求といった煩雑な管理業務を効率化できます。
日々の業務の抜け漏れを防ぎつつ徹底的に間接業務も自動化するので、業務のリソース・工数を削減できるでしょう。
また請求書や精算書などの帳票はクラウド上で一括管理されており、収益状況をリアルタイムで確認できます。
ダッシュボード機能で経営を見える化できる
プロカンには、ダッシュボード機能によって経営を見える化できるメリットがあります。
具体的に見える化できる範囲は、下記の通りです。
- 顧客管理
- 受注管理
- 経営分析
プロジェクト収支管理に必要な広い業務領域が、カバーされています。
またダッシュボード上にプロジェクトごとのデータを集約して、月次の収支を明確化できます。
そのため数ヶ月先の収支を予測して、正確な経営の見える化を実現できるでしょう。
電子帳簿保存法・インボイス制度に対応できる
プロカンを導入するメリットは、電子帳簿保存法・インボイス制度に対応できる点です。
発行する帳票に修正履歴を与えたり、検索性を付与できたりします。
プロジェクト収支管理ツールを選ぶときのポイント
ここまで、プロカンを導入するメリットをお伝えしました。
続いて、プロジェクト収支管理ツールを選ぶときのポイントを解説します。
- 担当者が使いこなせるか
- 外部システムと連携できるか
- クラウド型かインストール型か
- コストは予算に収まっているか
- 無料トライアルがあるか
それぞれ解説していきます。
担当者が使いこなせるか
プロジェクト収支管理ツールを選ぶ際は、担当者が使いこなせるか確認しましょう。
特に収支管理ツールはプロジェクトチームが活用するシステムなので、担当者が使いこなせなければ意味がありません。
そのため使いやすさを確かめるために、無料トライアルを利用できるプロジェクト収支管理ツールを選びましょう。
まずは担当者が使いやすさを確認したうえで、自社に適したツールを選ぶべきです。
外部システムと連携できるか
外部システムと連携できるかどうかも、プロジェクト収支管理ツールを選ぶ際のポイントです。
例えば、外部システムと連携されていない状態で分散処理を行なっていると、下記のリスク・手間が発生します。
- 必要データの所在が不明になる
- 何度も同一データをほかのシステムに入力しなければならない
余計な情報処理や手間は、大きなミスを誘発する可能性もあります。
そのため効率的に情報を活用するために、外部システムと連携できるか確認しましょう。
連携できるシステムには、勤怠管理機能や分析ツール、ERPなどがあります。
こちらの記事では、ERPを導入するメリットや選定ポイント、おすすめのサービスを5つ紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
クラウド型かインストール型か
プロジェクト収支管理ツールは、クラウド型・インストール型の2種類から選択します。
それぞれの特徴は、下記の通りです。
詳細 | |
クラウド型 |
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インストール型 |
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そのため、「クラウド型=小規模から中規模の企業」「インストール型=セキュリティ面を重視する企業」に向いています。
コストは予算に収まっているか
プロジェクト収支管理ツールを選定する際は、コストが予算に収まっているか確認が必要です。
例えばクラウド型・インストール型では、下記の違いがあります。
- クラウド型:月額費用が発生するタイプ
- インストール型:買い切りタイプ
搭載機能が多くなるほど、利用料金も高くなるので覚えておきましょう。
また不要な機能は取り込まず、必要な機能だけを搭載できるオプションタイプを選択する方法もあります。
無料トライアルがあるか
無料トライアルがあるかどうかは、プロジェクト収支管理ツールを選ぶ際に確認すべき点です。
担当者が操作性を確認しないまま導入して自社のニーズに合わなかった場合、コストと時間を無駄にしてしまいます。
そのため「外部システムと連携できるか」「ツールの利便性・機能性」を比較するためにも、無料トライアルがあるプロジェクト収支管理ツールを選びましょう。
【kyozon編集部おすすめ】あわせて活用したい会計・財務・経理サービス
ここまで、プロジェクト収支管理ツールを選ぶときのポイントをお伝えしました。
続いて、kyozon編集部がおすすめする会計・財務・経理サービスを3つ紹介します。
- V-ONEクラウド | 入金消込・債権管理
- FUNDOOR | 株主・経営・財務管理
- SUPPORT+iA | バックオフィス業務アウトソーシング
それぞれ紹介していきます。
V-ONEクラウド | 入金消込・債権管理
内容 | |
提供会社 | 株式会社アール・アンド・エー・シー |
料金プラン | 要問い合わせ |
無料トライアル | あり |
機能 |
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販売管理側は締めて請求をしているので100万という金額で得意先さんに請求、ただしプロジェクト毎に入金されるので30万、30万、40万のような案件毎になっておりその突合に2日ほどかけていました。
製品導入する事で販売管理からの請求データと銀行からのデータを取り出して消し込みするのですが、ここで手数料負担の問題で誤差がでる(今まではベテランさんの勘で対応)ここについても差額が〇〇円なら手数料として認識と、AIに記憶させる事が出来るので『入金ミス』なのか『手数料負担分』なのかをある程度判断出来る。
最終的な導入要因としては販売管理及び会計を選ばないという点が良かった。バックヤードが柔軟に機能しているのか、現場で判断してくれて取り込み口を開発頂けました。
お勧めです。
- 業種:メーカー/製造系
- 会社名:非公開
- 従業員規模:101〜300人
- 部署:営業・販売部門
- 役職:一般社員・職員
V-ONEクラウドとは、債権管理を包括的に管理し、経理業務を効率化できるサービスです。
入金消込機能はAIの学習機能によって手作業が必要な部分を大幅に削減できます。
売掛金の債権管理業務と入金消込作業に特化しており、手動照会や二重入力の解消などの最も手間のかかる作業をアシストしてくれる点が利点です。
請求書発行機能については、インボイス制度に対応した請求書が簡単に発行でき、他のサービスとの連携で封入や送付の作業も必要ありません。
債権管理をまとめて業務の効率化を目指す場合、請求書作成や入金消込作業を含むV-ONEクラウドを検討してみるとよいでしょう。
FUNDOOR | 株主・経営・財務管理
FUNDOORとは、スタートアップのためのクラウド経営管理ソフトです。
プレ・シード、シード期、あるいはシリーズA・B期など、企業のステージに合わせた利用が可能で、経営管理に関わる煩雑な業務を一元化します。
ペーパーレスのやり取りが実現できるため、総会案内の発行や郵送業務は不要、議事録も自動で作成できます。
株主への情報提供はシステム上で共有でき、面倒な資料の分類や整理、メール送信も必要ありません。
セキュリティ対策も万全で、アクティビティログは全て自動記録、保存データは毎日、自動でバックアップされます。
SUPPORT+iA | バックオフィス業務アウトソーシング
内容 | |
提供会社 | グランサーズ株式会社 |
月額料金 | 75,000円〜 |
依頼可能な業務 |
|
専門性の高い業務であっても必要な稼働分だけ利用できるため、人件費を変動費として扱えるので人件費の削減が可能です。
こちらの記事では、おすすめの経営管理ツールや導入メリット、主な機能などを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は、プロカンの主な機能やメリット、活用すべきサービスを解説しました。
プロカンとは、株式会社シービーティーが提供するプロジェクト収支管理に特化したクラウド型基幹業務システムです。
主な機能として、下記の4つがあるとお伝えしました。
- 予算・経営管理
- ワークフロー機能
- 請求書・見積書作成機能
- その他機能
また導入メリットには、「データを一元管理でき業務が効率化される」「ダッシュボード機能で経営を見える化できる」などがあります。
本記事でお伝えしたプロジェクト収支管理ツールを選ぶ際のポイントや会計・財務・経理サービスを参考にして、プロカンの導入を検討してください。
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