決済代行とは
決済代行とは、各種決済サービスを提供する会社と、オンライン上でビジネスを展開する事業者との間に立ち、申込手続きや売上入金管理、セキュリティ対策などを行うことを指します。オンラインが急速に普及し、決済手段が多様化している中、あらゆる決済サービスを取り入れようと、1社ずつ導入手続きをするのは時間と手間がかかって大変です。
決済代行会社を利用することで、導入や運用にかかる手続き・管理業務をアウトソースできるので、迅速に、かつ安心して決済サービスを利用できます。
決済代行サービス・会社の比較表
ここでは、2023年におすすめな決済代行サービス・会社10選を紹介します。価格や決済方法から比較できるように表を作成しました。
サービス名 | 価格 | 決済方法 |
DGフィナンシャルテクノロジー | 初期費用:要問合せ 月額費用:要問合せ | クレジットカード決済、コンビニ決済、後払い決済、キャリア決済、口座振替 / 継続課金、電子マネー決済、多通貨クレジットカード決済、PayPal、Apple pay、Google pay、銀行決済 / Pay easy、ID決済、Alipay国際決済、銀聯ネット決済 |
STORES決済 | 初期費用:0円 月額費用:0円 | クレジットカード決済、電子マネー決済、QRコード決済、STORES 請求書決済 |
Square | 初期費用:決済端末購入費 月額費用:0円 | クレジットカード決済、QRコード決済、店舗決済、電子マネー決済、請求書決済、ブラウザ決済、ECサイト決済 |
ROBOT PAYMENT | 初期費用:要問合せ 月額費用:要問合せ | クレジットカード決済、銀行振込 / バーチャル口座、PR掛け払い決済、リンク決済、タブレット端末決済、チャット決済、法人間決済、口座振替、コンビニ決済、アプリ決済、募金 / 寄付決済、継続課金決済 |
SBペイメントサービス | 初期費用:要問合せ 月額費用:要問合せ | クレジットカード決済、電子マネー決済、コンビニ決済、キャリア決済、QRコード決済、口座振替、銀行振込 / バーチャル口座、PayPal、Alipay国際決済、銀聯ネット決済 |
Paid | 初期費用:0円 月額費用:0円 | コンビニ決済、銀行振込、口座振替 |
GMOペイメントゲートウェイ | 初期費用:要問合せ 月額費用:要問合せ | クレジットカード決済、コンビニ決済、後払い決済、キャリア決済、口座振替 / 継続課金、電子マネー決済、多通貨クレジットカード決済、PayPal、Apple pay、Google pay、銀行決済 / Pay easy、ID決済、銀聯ネット決済 |
Airペイ | 初期費用:0円 月額費用:0円 | クレジットカード決済、電子マネー決済、QRコード決済 |
PayPal | 初期費用:0円 月額費用:0円 | クレジットカード決済、デビットカード決済、口座振替 |
PAY.JP | 初期費用:0円 月額費用:プロプランのみ月額費用10,000円、その他すべて無料 | クレジットカード決済、Apple pay |
決済代行サービス・会社のおすすめ10選
ここでは、上記で挙げた決済代行サービスを1つずつ詳細に解説します。
1.DGフィナンシャルテクノロジー(旧:ベリトランス)
DGフィナンシャルテクノロジーは株式会社DGフィナンシャルテクノロジーが提供する決済代行サービスです。
項目 | 内容 |
価格・契約 | 要問合せ ※初期費用・月額費用あり |
決済手数料 | 要問合せ ※決済金額に対して定めた料率(%)に応じて発生 |
対応可能な決済 | クレジットカード決済、コンビニ決済、後払い決済、キャリア決済、口座振替 / 継続課金、電子マネー決済、多通貨クレジットカード決済、PayPal、Apple pay、Google pay、銀行決済 / Pay easy、ID決済、Alipay国際決済、銀聯ネット決済 |
公式URL | https://www.veritrans.co.jp/ |
- マルチ決済ソリューション「VeriTrans4G」を提供
- 70種を超える豊富な決済ラインナップ
- 万全のセキュリティ&サポートにも強みを持つ(PCI-DSSを取得)
- 不動産会社向け決済サービスや、葬祭事業者向けの決済サービスも提供
- 1997年に創業した老舗の決済代行サービス
上記がDGフィナンシャルテクノロジーの主な特徴や機能です。最大の特徴は、マルチ決済ソリューション「VeriTrans4G」。クレジットカード決済や銀行振込などの基本的な決済だけでなく、AliPay、PayPalなど海外向けの決済サービスにも対応しています。
一度に複数の決済方法を導入したい、大手企業との取引実績が豊富で安心感・信頼感を強く求めたい場合、前向きに検討を進めてみるとよいでしょう。
2.STORES決済 (旧:Coiney)
STORES決済はSTORES株式会社が提供する決済代行サービスです。
項目 | 内容 |
価格・契約 | 初期費用・月額費用なし |
決済手数料 | ・クレジットカード3.24% ・電子マネー1.98% ・QRコード3.24% |
対応可能な決済 | クレジットカード決済、電子マネー決済、QRコード決済、STORES 請求書決済 |
公式URL | https://stores.jp/payments |
- 導入にかかる初期費用や月額固定費はなし
- QRコード決済はWeChat Payに対応
- STORES決済では請求書ページを顧客のメールアドレスに送信できる
- 国際的なセキュリティ基準である「PCI DSS」に準拠
- POSシステムと連動可能
上記がSTORES決済の主な特徴や機能です。クレジットカード決済だけでなく、電子マネーや、WeChat Payにも対応したQRコード決済が利用できます。WeChat Payとは、中国No.1シェアのメッセンジャーアプリ「WeChat」に備わったスマホ決済です。
今後インバウンド需要の回復が予想されているため、特に訪日中国人を顧客に想定している店舗におすすめといえるでしょう。
3.Square
SquareはSquare株式会社が提供する決済代行サービスです。
項目 | 内容 |
価格・契約 | ・決済端末(Squareリーダー / Squareスタンド / Squareターミナル)の購入費 ・申込手数料や月額費用なし |
決済手数料 | ・店舗決済3.25%〜3.95% ・オンライン決済3.6%〜3.95% ・請求書決済3.25%〜3.95% ・ブラウザ決済3.75%〜3.95% |
対応可能な決済 | クレジットカード決済、QRコード決済、店舗決済、電子マネー決済、請求書決済、ブラウザ決済、ECサイト決済 |
公式URL | https://squareup.com/jp/ja |
- 最短で申し込み当日に審査完了
- 最短翌営業日に売上代金を振込
- 企業だけでなく、個人事業主も利用可能
- 振込手数料、月額固定費、解約料などの費用は不要
- 売上と在庫がリアルタイムで更新され、お金の流れを可視化
上記がSquareの主な特徴や機能です。大規模に展開する企業だけでなく、個人商店などでも本格的な決済を導入できます。スマートフォンやタブレット端末を利用したクレジットカード決済ができるのも魅力です。
売上をできるだけ早く回収したい、最短で決済代行サービスを利用したい、また振込手数料や月額費用などを取られたくないと考える場合におすすめです。
4.ROBOT PAYMENT(ロボットペイメント)
ROBOT PAYMENTは株式会社ROBOT PAYMENTが運営する決済代行サービスです。
項目 | 内容 |
価格・契約 | 要問合せ |
提供サービス | ・サブスクペイ ・請求管理ロボ ・請求まるなげロボ ・1click後払い |
対応可能な決済 | クレジットカード決済、銀行振込 / バーチャル口座、PR掛け払い決済、リンク決済、タブレット端末決済、チャット決済、法人間決済、口座振替、コンビニ決済、アプリ決済、募金 / 寄付決済、継続課金決済 |
公式URL | https://www.robotpayment.co.jp/ |
- 20年以上サブスクリプションに特化した決済サービス
- サブスクの決済・請求書の自動化に強みを持つ
- 業界唯一の完全自動課金システムを提供
- 法人間取引向けに決済を一括導入できる
- 決済と請求管理クラウドを連携でき、面倒な作業時間を約80%削減
上記がROBOT PAYMENTの主な特徴や機能です。最大の特徴は、運営会社がSaaS事業者である点です。インターネット決済代行サービスに最適な請求管理システムを自社で開発しているため、「代金回収の仕組み」に強みを持っています。また、サブスクリプションに特化した機能を保有し、顧客管理データベースを提供していることも、サブスク事業者に選ばれる理由となっています。
サブスク事業に関連した決済代行サービスを探している場合には、まず比較検討する際の候補に入れておくとよいでしょう。
5.SBペイメントサービス
SBペイメントサービスはSBペイメントサービス株式会社が提供する決済プラットフォームです。
項目 | 内容 |
価格・契約 | 要問合せ ※初期費用や月額費用など複数の費用あり |
決済手数料 | 要問合せ |
対応可能な決済 | クレジットカード決済、電子マネー決済、コンビニ決済、キャリア決済、QRコード決済、口座振替、銀行振込 / バーチャル口座、PayPal、Alipay国際決済、銀聯ネット決済 |
公式URL | https://www.sbpayment.jp/ |
- ソフトバンク株式会社100%出資のグループ企業
- 年間5兆円を超える取扱高で信頼感・安定性に定評
- 店舗端末決済・オンライン決済どちらも提供
- 集客支援や不正防止など決済以外のオプションも充実
上記がSBペイメントサービスの主な特徴や機能です。店頭でのクレジットカード決済や電子マネー決済に加え、様々なシーンでオンライン決済も利用できるのが特徴です。2023年4月現在、すでに14万社以上の導入実績があり、年間取扱高は5兆円を超えます。
豊富な決済方法と、信頼性を裏付ける導入実績を重視したい際には、前向きに導入を検討するとよいでしょう。
6.Paid
Paidは株式会社ラクーンフィナンシャルが運営する企業間決済代行サービスです。
項目 | 内容 |
価格・契約 | 初期費用・月額費用なし ※但し、保証料率と事務手数料あり |
決済手数料 | 決済手数料なし |
対応可能な決済 | コンビニ決済、銀行振込、口座振替 |
公式URL | https://paid.jp/ |
- 「請求代行」と「未払い時の保証」がセットになった決済サービス
- 与信審査から請求、代金回収までの手続きを全て代行
- 対面や店舗、EC、SaaSなど、さまざまな取引形態に対応
上記がPaidの主な特徴や機能です。2021年の調べでは、国内で最も導入されている企業間決済サービスです。Paidを利用する最大のメリットは、与信審査から代金請求までの面倒な手続き業務をすべてアウトソーシングできる点にあります。また、督促業務の代行はもちろん、遅延・未回収時の支払いも100%保証してくれます。
企業間の後払い決済サービスを探している、請求業務の手間と未回収リスクをゼロにしたいという場合におすすめです。
7.GMOペイメントゲートウェイ
GMOペイメントゲートウェイはGMOペイメントゲートウェイ株式会社が運営する決済代行サービスです。
項目 | 内容 |
価格・契約 | 要問合せ ※初期費用や月額費用など複数の費用あり |
決済手数料 | 要問合せ |
対応可能な決済 | クレジットカード決済、コンビニ決済、後払い決済、キャリア決済、口座振替 / 継続課金、電子マネー決済、多通貨クレジットカード決済、PayPal、Apple pay、Google pay、銀行決済 / Pay easy、ID決済、銀聯ネット決済 |
公式URL | https://www.gmo-pg.com/ |
- 豊富な決済方法を一括で導入できる総合決済サービス
- 決済システムや事務代行などを行なうパートナー70社以上と提携
- NHKや各自治体など、公的機関も多く採用している
- 請求書の発行や売上金回収業務の代行が可能
- 決済の締め日や入金日を統一できる
上記がGMOペイメントゲートウェイの主な特徴や機能です。複数の決済方法を一括で導入できるだけでなく、決済の締め日や入金日を統一して取引情報を一元管理できるため、面倒な手続き業務の効率化が期待できます。
業界屈指の大手のソリューション提案を受けながら、これから海外進出を実現したい、事業を拡大したいきたい際には、特におすすめの決済代行サービスといえます。
8.Airペイ
Airペイは株式会社リクルートが運営する決済代行サービスです。
項目 | 内容 |
価格・契約 | 初期費用・月額費用なし |
決済手数料 | 3.24%もしくは3.74% |
対応可能な決済 | クレジットカード決済、電子マネー決済、QRコード決済 |
公式URL | https://airregi.jp/payment/ |
- iPadまたはiPhoneとカードリーダーですぐに利用できる
- 決済手数料は業界最安水準の3.24%
- 振込手数料はすべての銀行で0円※但し、ゆうちょ銀行は利用不可
- 「レジ周りをシンプルに」を実現
上記がAirペイの主な特徴や機能です。iPadまたはiPhoneとカードリーダー1台だけで多様な決済を可能とします。決済手段が豊富で手数料は業界最安値ですが、一方Androidやゆうちょ銀行に対応していない点は、事前に気をつけておきましょう。
Airペイは申し込みや利用方法も簡単で、導入にかかる費用が発生しないことから、特に小規模事業者におすすめです。
9.PayPal
PayPalはシンガポール法人PayPal Pte. Ltd.が運営する決済サービスです。
項目 | 内容 |
価格・契約 | 初期費用・月額費用なし |
決済手数料 | 1件あたり2.9%~4.1% + 40円 ※但し、1か月あたりの売上で変動 |
対応可能な決済 | クレジットカード決済、デビットカード決済、口座振替 |
公式URL | https://www.paypal.com/jp/business |
- 4億以上の全世界ユーザーに利用されている決済プラットフォーム
- 開設費、初期費用、月額固定費、銀行口座への引き出しは基本無料
- 好きなタイミングで銀行口座へ出金でき、着金は最短3日
- 銀聯をはじめ各国ローカルブランドに対応※JCBにも対応
上記がPayPalの主な特徴や機能です。全世界4億人以上、3,000万以上の企業に導入されています。初期費用や月額固定費は一切かからず、クレジットカード、デビットカード、銀行振込から好きな支払い方法を登録するだけで、手軽に導入できます。
Paypalは世界的に導入している店舗・事業者が多いため、特に海外サイトを利用しているなど、国際取引をしている場合は前向きに導入を検討するとよいでしょう。
10.PAY.JP
PAY.JPはPAY株式会社が提供する決済代行サービスです。
項目 | 内容 |
価格・契約 | 【基本プラン】 ・ベーシックプラン ・プロプラン 【提携プラン】 ・PAY.JP Seed 【業種向け特別プラン】 ・PAY.JP Travel ・PAY.JP NPO |
決済手数料 | 1.5%〜3.6% ※プランに応じて変動 |
対応可能な決済 | クレジットカード決済、Apple pay |
公式URL | https://pay.jp/ |
- クレジットカード決済に特化した決済サービス
- 専用のAPIを埋め込むだけで利用可能
- 業種業態に応じたプランを選択できる
- EコマースやSaaSなど、様々なシーンで豊富な導入実績
上記がPAY.JPの主な特徴や機能です。大手ECサイトである「BASE」のグループ会社が運営しているため、特にEC分野での導入が目立ちます。自社の方針に応じて柔軟に料金プランを選べるだけでなく、最短で2〜3営業日ほどで審査が完了するのも魅力です。
ECサイトに業界最低水準の安さで決済サービスを導入したい、審査をスピーディに済ませたい場合は、比較検討の候補に入れておくのをおすすめします。
決済代行サービスの機能
ここでは決済代行サービスの代表的な機能を2つ紹介します。
各決済会社との契約手続き
決済代行サービスを利用する際には、当然各決済会社との契約が必要です。この契約手続きには、手続きの煩雑さや期間の長さなど、事業者側にとってさまざまなデメリットがあります。
決済代行サービスを利用すれば、各決済会社との申し込み手続きや審査、契約解除手続きなど、契約に関する全ての手続きを代行してくれるため、事業者側は手続きにかかる手間や時間を削減できます。
決済と入金処理
決済代行サービスでは、利用者からの決済金額を一時的に代行会社が受け取り、手数料を差し引いた後、事業者に入金します。また、代行会社によっては、各種ポイントの付与や、前払い決済機能の提供、大口決済に対応した入金処理など、オプションサービスを提供するところもあります。
これにより、事業者は自社内での入金管理や手数料計算、税務処理などを行う必要がなくなり、煩雑な手続きを省くことが可能です。
決済代行サービスを導入するメリット
ここでは決済代行サービスを導入するメリットを3つ紹介します。
- 多様な決済手段を一括で導入できる
- 導入手続きや運用の効率化
- 売上管理の一元化
多様な決済手段を一括で導入できる
決済代行サービスを利用することで、多様な決済手段を一括で導入できます。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済、銀行振込、代金引換など、多種多様な決済手段を導入できるため、顧客にとっても利便性が高くなります。また、これらの決済手段を一括で導入することで、事業者側の手間や時間を削減できるのも大きな利点です。
導入手続きや運用の効率化
決済会社との契約はさまざまで、海外の決済サービスを利用する場合には、英語やその他言語での契約締結や、契約締結に至るまで複数の書類を用意しなければいけません。
その点、決済代行サービスを利用すれば、複雑な導入手続きをすべて代行してもらえます。また、複数の決済会社と契約すると、当然ながら支払日や入金日のサイクルなどが異なるため、決済会社ごとに対応するのは非常に大変です。
決済代行サービスには、それらを一元化する機能が備わっているため、処理業務の負担が軽減され、管理を効率化することができます。
売上管理の一元化
決済代行サービスを導入することで、売上管理を一元化できます。決済代行会社が決済業務を代行するので、事業者は各決済会社ごとに売上管理を行う必要がなくなります。
代行会社から提供される売上集計サービスを利用すれば、簡単に、かつ正確に売上を把握できるようになるでしょう。また、代行会社から提供される各種レポートを活用すれば、より詳細な売上分析や顧客分析も行えるようになります。
決済代行サービスの導入する流れ
決済代行サービスを導入する際の流れを事前に把握しましょう。はじめに、自社のニーズに合いそうな決済代行会社へ問い合わせや資料請求を行います。その際、必ず直接決済代行会社に問い合わせるようにしてください。
なぜなら、時代の変化のスピードが早く、Web上の情報と実際の提供内容がズレている可能性があるためです。また、Webの情報だけでは自社が求める要件を満たしてのかわからないので、正確に確認するためにも直接相談をするようにしましょう。
問い合わせ後、決済代行会社から折り返し連絡があり、そこでヒアリングを受けます。ヒアリングでは、構築したいシステムの要件や課金形態などについて聞かれるため、事前に要件を明確にしておくとよいでしょう。ヒアリング後、担当者から内容に応じたサービスの提案を受けます。
最後に、決済代行会社から提案の内容に沿った見積が提示されます。初期費用や月額費用、決済手数料など、どこにどの程度費用が発生しているのかを確認するようにしてください。ここでしっかりと内容を詰めることで、その後のトラブル防止や効率的な運営につながります。
決済代行サービスを選ぶ際のポイント
最後に、決済代行サービスを選ぶ際の3つのポイントを紹介します。
手数料が適切か
決済代行会社を選ぶ際に重要なポイントの1つが手数料です。手数料は、使用する決済手段や売上高、月次使用量などによって変わってきます。
手数料が高すぎると、利益が減ってしまうため、手数料が適切であることは非常に重要です。しかし、手数料だけで決定するのは危険です。手数料が安いからといって、セキュリティ性やサポート体制が不十分だった場合、トラブルが発生した際に支払いがストップすることになります。
そのため、手数料だけでなく、セキュリティ性やサポート体制なども踏まえた上で、自社のニーズに合った決済代行会社を選ぶようにしましょう。
決済方法が豊富か
決済代行サービスを選ぶ際には、提供される決済方法が豊富かどうかも重要なポイントです。事業者が提供する商品やサービスによっては、クレジットカード決済だけでなく、銀行振込や代金引換などの決済方法を取り入れる必要がある場合もあります。
そのため、決済代行会社が提供する決済方法が豊富であることは、事業者にとって大きなメリットとなります。また、利用者にとっても、自分にとって使いやすい決済方法が選べるため、利便性が向上します。
ただし、決済方法が豊富であることだけが全てではありません。利用者の安心感やセキュリティ性なども重要なポイントとなるため、総合的に判断することが必要です。
セキュリティ面が充実しているか
決済代行サービスを利用する場合、個人情報の漏えいや不正アクセスなどのセキュリティリスクが懸念されます。そのため、決済代行会社が提供するセキュリティ対策が充実しているかどうかも、選択する際のポイントとなります。
セキュリティ対策が充実している決済代行会社では、利用者から送信されるデータを暗号化したり、不正アクセスを検知するシステムを導入したりしています。また、定期的なセキュリティ対策の強化や、社内教育なども行っている会社もあります。
充実したセキュリティ対策を提供している決済代行会社を選ぶことで、利用者の個人情報や取引情報を守ることができるため、セキュリティ対策が充実しているかどうかも、必ず選定基準に入れるようにしてください。
まとめ
決済代行サービスは、オンラインビジネスにおいて不可欠な存在です。多様な決済手段を一括で導入できることや、導入手続き・運用の効率化、売上管理の一元化など、数多くのメリットがあります。
決済代行サービスを選ぶ際には、手数料が適切かどうか、決済方法が豊富かどうか、セキュリティ面が充実しているかどうかなどを考慮することが重要です。
それぞれの決済代行会社の特徴や強みを比較し、自社に最適な決済代行会社を選びましょう。