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Gemini 1.5 proって何がすごいの?特徴や特におすすめの活用シーンをご紹介

投稿日:2024年9月3日 /

更新日:2024年9月9日

Gemini 1.5 proって何がすごいの?特徴や特におすすめの活用シーンをご紹介
● AI

Googleが提供するGeminiの上位モデル「Gemini 1.5 Pro」が、Geminiの有料版にて提供されています。
Gemini 1.5 Proは登場早々に「すごい」と話題になっていましたが、どのようなことができるのでしょうか。

本記事では、Gemini 1.5 Proの特徴や特におすすめの活用シーンを紹介します。

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目次

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Geminiとは?

まずは「Gemini」とは何なのか、Geminiの基礎知識からご紹介します。

Geminiの概要

Gemini(ジェミニ)とは、Googleが開発・提供しているマルチモーダル生成AIです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Googleアカウントがあれば無料で利用することができます。

 ブラウザ版アプリ版
 PC
  1. Geminiの公式サイトにアクセスする
  2. Googleアカウントでログインする
  3. 画面下部の入力欄に質問や指示を入力する
  4. Enterキーを押すか送信ボタンをクリックして回答を得る
スマートフォンPCと同様にウェブブラウザからアクセス

【iOSの場合】

  1. GoogleアプリをApp Storeからインストール
  2. Googleアプリ内のGeminiタブから利用

【Androidの場合】

  1. 専用のGeminiアプリをGoogle Playからインストール
  2. アプリを起動してGeminiを利用


Googleは以前「Bard」という名称のAIチャットを提供していましたが、2024年2月に「Gemini」へと統合しました。

チャット形式で簡単に指示を出すことができ、文章だけでなく画像・音声・動画・PDFなどのファイルもアップロードできます。精度や処理能力の高さや、Googleが提供している他サービスとの連携機能などから、非常に注目されている生成AIです。

他の生成AIとの比較

Geminiと同じように注目されている生成AIが「ChatGPT」や「Claude」です。

 ChatGPTClaudeGemini
開発元OpenAI社Anthropic社Google社
モデル
  • GPT-4o
  • GPT-4 など
  • Claude 3.5 Sonnet
  • Claude 3 など
  • Gemini 1.0 Ultra
  • Gemini 1.5 Pro
  • Gemini 1.5 Flash
  • Gemini 1.0 Nano
特徴とにかく機能が豊富。特に日本語文章生成の精度が高く、ニュアンスをくみ取った回答が可能。Googleサービスとの連携が強み。検索エンジンを活用した回答も精度が高い。
画像生成×
インターネット検索
(リアルタイム)
×
(リアルタイム)
音声会話×

※2024年8月現在


いずれも開発している企業や異なるため仕組みや学習内容なども異なり、精度や回答内容にも違いが見られます。

使い勝手も異なるため、実際に使用して自分の好みに合ったツールを選んだり、目的に合わせて使い分けたりすることをおすすめします。

Geminiのモデル

2024年8月現在、Geminiは複数のモデルが提供されています。

 価格説明
Gemini 1.0 UltraGemini Advanced(月額 2,900円)を通じて利用可能。Geminiシリーズの最上位モデル。高度で複雑なタスクにも対応できる、最もパワフルなモデルです。
Gemini 1.5 Pro

【無料枠】
2 RPM(1 分あたりのリクエスト数)
32,000 TPM(1 分あたりのトークン数)
50 RPD(1 日あたりのリクエスト数)

【有料枠】
従量課金制
料金モデル|Google参照)

幅広いタスクを高いパフォーマンスで対応する上位モデル
Gemini 1.5 Flash

【無料枠】
15 RPM(1 分あたりのリクエスト数)
100 万 TPM(1 分あたりのトークン数)
1,500 RPD(1 日あたりのリクエスト数)

【有料枠】
従量課金制
料金モデル|Google参照)

速度と効率性に最適化された軽量化モデルです。リアルタイムな応答や、リソースの限られた環境での使用に適しています。
Gemini 1.0 Nano
(スマートフォンに搭載)
スマートフォンでの使用に最適化されたモデルです。モバイルデバイスでもスムーズな動作を実現します。

参照:Gemini Models|Google
   料金モデル|Google

なかでも注目されているのが、Gemini 1.5 Proです。

Gemini 1.5 Proの特徴は?使い方もご紹介

Gemini 1.5 Proの概要

Gemini 1.5 Proとは、日本語を含む35以上の言語におけるGemini Advancedで提供されている生成AIモデルです。Gemini 1.0 Proからアップデートし、性能が飛躍的に向上したことで大きな話題を集めています。

Gemini 1.0 Ultraに匹敵するほど高性能だと発表しており、具体的には「最大1,500ページの複数のドキュメントを理解」「100件の電子メールを要約」などが可能なほどだと言います。

また、使用したデータなどは学習に利用されません。通常、AIは学習することで精度が高まるため、ユーザーからの受け取ったデータなどを基に学習していきますが、Gemini 1.5 proはデータを学習に利用しないためセキュリティ面でも安心と言えるでしょう。

Gemini 1.5 Proの始め方

Gemini 1.5 Proは、Google AI Studio にログインすることで利用できます。

Google AI Studio

Google AI Studioには、Googleアカウントがあれば誰でもログイン可能です。

ログイン後、画面右側の[Run settings]メニューの[Model]から[Gemini 1.5 pro]を選択することで使うことができます。

なお、Geminiのモデルでも記載したとおり、無料枠と有料枠があります。

利用規約や機能の制限は予告なく変更される可能性があるため、最新の情報を常に公式サイトで確認することをおすすめします。

参照:料金モデル|Google

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Gemini 1.5 Proのすごいポイント4点

Gemini 1.5 Proは登場してすぐに「すごい」と評判になっていましたが、どのような点ですごいと言われているのでしょうか。

4つのポイントを紹介します。

ポイント1|一度に100万以上のトークンを処理できる

Gemini 1.5 Proのコンテキストウインドウは、最大100万トークン以上にも対応。この数は、一般ユーザー向け対話型AIチャットツールのなかではトップクラスの長さとのことです。

100万トークンは、テキストにすると70万単語以上、動画だと約1時間であると言われているため、膨大な文章量の資料や会議などの動画などにも対応できるようです。

ChatGPTの最新モデルGPT-4oでも最大12万8,000トークンということからも、Gemini 1.5 Proの処理能力の高さがわかるのではないでしょうか。

ポイント2|ドキュメントや PDFなどのデータ整理・分析を依頼できる

Gemini 1.5 Proは、Googleドライブに保管されているGoogleドキュメントやPDFなどのファイルを直接アップロードできます。アップロードできるのは、1ファイル100MBまでで、最大10ファイルまで対応可能です。

「デバイスにダウンロードしてからGeminiにアップロードする」という手間がなくなるため、作業の効率化につながります。

Gemini 1.5 Proは、アップロードしたデータから分析、フィードバック、要約が可能なため、人間の目では気づかないような洞察が得られる可能性もあるでしょう。

ポイント3|スプレッドシートのデータクリーニング、グラフ作成、情報分析ができる

GeminiはGoogleスプレッドシートとも連携できるため、シートに入力されているデータのクリーニングや分析、データを基にしたグラフ作成などが可能です。

また、Googleスプレッドシートだけでなく、Googleドライブに保存されているExcelやCSVなどのファイルにも対応しており、さまざまなデータの効率的な処理・整理・検索などができます。

ポイント4|Pythonコードを直接編集・実行できる

Gemini Advanceのインターフェースからプログラミング言語「Python」のコードを直接編集・実行できる機能が搭載されています。

コードソースが出力にどのように影響するかチェックしたり、正しく動作するか事前に確認したりできるため、開発時間の短縮にもつながるでしょう。

特におすすめのGemini 1.5 Pro活用シーン

Gemini 1.5 Proは多様なビジネスシーンで活用できる生成AIモデルですが、kyozon編集部がおすすめする活用シーンを紹介します。

膨大な量の資料や文献から、必要な情報だけを素早く抽出・要約

他の生成AIと比較して、Gemini 1.5 Pro の強みは、膨大なデータ量を扱えること。Gemini 1.5 Proは、最大1,500ページのドキュメントを理解できるとされています。そのため、膨大な文章量の資料や文献などから、必要な情報を素早く抽出して整理する能力が非常に高いです。

特におすすめなのが、膨大なデータを構造化してまとめるシーンです。

具体的な活用シーン

  • 膨大なテキスト量の論文や研究レポートを要約する、または必要箇所を抜粋して要約する
  • 大量の顧客フィードバックやレビューデータを分類して整理する、傾向をまとめる
  • 複数年分の財務報告書や市場分析レポートを統合してまとめる
  • 膨大な量の法律文書や規制文書から、自身のビジネスに関係がある部分を抜粋して要約する  など

具体的な活用方法

  1. +ボタンから資料やデータをGoogleドライブへアップロード


  2. プロンプトを実行


Gemini 1.5 Proの圧倒的なデータ処理能力を活用することで、ビジネスにおける情報整理の効率を大幅に向上させることができるでしょう。

まとめ:生成AIを活用するコツは、各AIの得意分野を理解すること

Gemini 1.5 Proは、その卓越したデータ処理能力により、大規模かつ複雑なデータセットの分析や構造化において真価を発揮します。膨大な情報を整理し、洞察を導き出す場面で、このAIは強力な助けとなるでしょう。

一方で、各生成AIにはそれぞれ得意分野があります。例えば、高品質な文章生成にはClaudeが優れており、リアルタイムの情報検索や最新のウェブコンテンツの分析にはPerplexityが適しています。

これらのAIを効果的に使いこなすには、各ツールの特性を深く理解し、適材適所で活用することが重要です。実際にこれらのAIを使用し、自身のニーズや目的に最も適したツールを見極めることで、業務効率の向上や創造性の拡大が期待できるでしょう。

組織全体でAI活用を促進するには、AI人材の確保が鍵

組織全体でAIの活用を促進するために重要となるのが、AI人材の確保です。
自身のスキルアップだけでなく、組織全体でAIリテラシーの向上と、ビジネス価値を創出できる実践的なAI活用能力の向上が必要です。

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ご自身の組織に適した方法を見つけるヒントになれば幸いです。



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