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IP電話を利用する際の注意点は?今すぐ導入するべきケースを挙げながら解説

投稿日:2023年10月16日 /

更新日:2023年10月16日

IP電話を利用する際の注意点は?今すぐ導入するべきケースを挙げながら解説
● コスト削減● 業務効率化

コストを削減を目的に、従来の固定電話からIP電話への乗り換えを検討している企業は少なくありません。通話料金や初期費用を抑えることができるIP電話ですが、導入する際の注意点をよく確認しておかないと想定外のトラブルになる可能性もあります。本記事では、IP電話を導入する際に、事前に確認しておきたい注意点について解説します。

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目次

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IP電話の注意点

IP電話には、通話料金が安く、初期費用がかからないといったメリットがあります。しかし、導入する前に確認しておきたい注意点もあります。

まずは、IP電話の注意点について解説します。

インターネット回線が必要

IP電話は、インターネットを介して音声通話を行います。そのため、インターネット回線を引いていない状態でIP電話のみを使用することはできません。

IP電話を使用する際は、必ずインターネット回線が必要になります。また回線の安定性が通話品質に影響する可能性もあるため、導入する前に必ずインターネット回線の品質について確認をしておきましょう。

IP電話への乗り換え時に電話番号が変わる可能性がある

従来の固定電話からIP電話へ乗り換える際に、今まで使っていた電話番号が変わる可能性があります。
通信環境を再構築する際に契約する電話サービス事業者を変更する場合や、引っ越しや移転でNTTの収容局が変わってしまう場合などが例に挙げられます。

法人など、顧客からの着信がある場合は、電話番号が変わることで顧客に対応を求めたり、顧客が電話番号を忘れた場合に取引先を変えられたりしてしまうデメリットも考えられます。IP電話へ乗り換えを検討している場合は、電話番号が変わる可能性があることに注意してください。

乗り換え時に電話番号が変わらないケースもある

従来の固定電話で使用していた電話番号を変えずにIP電話へ乗り換えるケースもあります。

  • 電話番号ポータビリティを使う
  • ゲートウェイを設置する

上記の方法で、乗り換え時に電話番号を変えずにIP電話へ乗り換えることができます。おすすめは電話番号ポータビリティを使う方法です。

ゲートウェイの設置は専用機器の導入にコストが掛かってしまいます。電話番号ポータビリティが利用できる条件としては、NTT東日本/西日本の加入電話で取得した電話番号を使用している。もしくはISDNで取得した電話番号となっています。

他には、番号ポータビリティできる条件はやや複雑であり、分かりにくい部分があるため事前に確認をしておきましょう。

通話品質が低いIP電話も存在する

IP電話はインターネット回線を介して通話をおこないます。提供しているサービスや企業によって通話品質が異なる場合もあるため、通話品質が低いIP電話があります。

通話品質が低いと、顧客からの電話対応において悪い印象をもたれる場合があります。さらに、回線が混雑している状況であればさらに通話品質が悪化する可能性もあるため、通話品質については事前に確認が必要です。

通話品質は総務省によってランク付けしている

IP電話の通話品質は総務省によってランク付けされています。
A~Cまでの3段階でランクが分けられており、Aは従来の固定電話と同等の通話品質と定義されています。

通話品質のランク付けをする項目は以下の通りです。

  • R値:ノイズ、エコー、遅延を計測した数値
  • MOS値:多数の評価者による音声品質の評価
  • 遅延値:音声通話に置いて、発信した音声の到達速度

これら3つの項目からランク付けがされています。IP電話を導入する際は、通話品質が業務に支障をきたさないのかが重要になるため、AランクのIP電話から選ぶことをおすすめします。

警戒心を持たれる可能性もある

IP電話はビジネスフォンとして050が多く利用されていますが、着信側に警戒心を持たれる可能性もあります。050番号自体は、便利で安全なサービスですが、悪用されているケースも確認されています。

050から電話が掛かってきた際、顧客が警戒心を持つ可能性があります。あらかじめ伝えておくことができる場合には、伝えてから電話連絡を行うようにするなどの対策が求められます。

停電などの緊急時に使えなくなる

IP電話は停電時に音声通話を行うことが出来なくなります。停電が短時間で計画的なものであれば、事前に周知するなどして対応できます。

しかし、災害や設備トラブルによる停電が起こった場合、ビジネスにおいて機会損失をする可能性が高くなります。

IP電話を導入する際には、UPS(無停電電源装置)を導入し、VoIPゲートウェイとONUに電源を一定時間供給できるようにすることで、災害などの停電時の対策ができます。

IP電話の導入をおすすめするケース

ここからは、IP電話の導入をおすすめするケースについて解説を行います。導入をおすすめするケースは以下の通りです。

  • すでに安定したインターネット回線がある
  • 支店や人員が変動する見込みがありコストを抑えたい
  • オペレーターのテレワークに活用したい

すでに安定したインターネット回線がある

すでに安定したインターネット回線がある企業は、IP電話の導入をおすすめします。IP電話の音声通話は、サービス自体の通話品質とインターネット回線に左右されます。IP電話は総務省がランク付けしている通話品質がAランクであれば、従来の固定電話と同等の通話品質です。

さらに、従来の固定電話よりも通話料金が安く、初期費用も安価なため、すでに安定したインターネット回線がある場合はIP電話の導入をおすすめします。

支店や人員が変動する見込みがありコストを抑えたい

支店や人員が変動する見込みがありコストを抑えたい企業は、IP電話の導入をおすすめします。

IP電話は電話番号の増減にかかるコストが従来の固定電話と比較して安価です。さらに、手続きも容易なため、支店や人員の増減に対応しやすくなります。

デメリットなどを加味すると、アナログ回線の固定電話を残しつつIP電話を利用することで、IP電話のコスト面のメリットと、固定電話の安定性のメリットを同時に活かすことができます。

オペレーターのテレワークに活用したい

インサイドセールスを行っている企業でオペレーターのテレワーク目的であれば、IP電話の導入をおすすめします。

IP電話のメリットは、導入コストの削減と工事などの手間が掛からないことです。インサイドセールスを積極的に行っている企業であれば、従来の固定電話と比較してコストを抑えることができ、通話料も安価なためIP電話の導入をおすすめします。

まとめ

IP電話を導入する注意点として、以下が挙げられます。

  • インターネット回線が必要
  • IP電話への乗り換え時に電話番号が変わる可能性がある
  • 通話品質が低いIP電話も存在する

一方で、IP電話への乗り換えはメリットも大きく、場合によってはコスト削減に大きく貢献します。IP電話の導入を検討している場合は、注意点を事前に確認しておきましょう。

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