BASEとは?
「BASE(ベイス)」とは、簡単にネットショップを開設できるクラウドサービスです。
- 趣味のハンドメイド作品を販売したい
- 自分の畑で育てた野菜を、たくさんの人に食べてほしい
- 執筆した小説を読んでほしい
このように、自分の作品などを販売したい人が手軽にネットショップオーナーになることができます。
BASEの料金プラン
BASEには、スタンダードプランとグロースプランの2つの料金プランが用意されています。
【スタンダードプラン】
1回のご注文の総合計金額(送料ふくむ)に対して「BASEかんたん決済手数料3.6%+40円」と「サービス利用料3%」がかかる
【グロースプラン】
1回のご注文の総合計金額(送料ふくむ)に対して「BASEかんたん決済手数料2.9%」と「月額サービス利用料5,980円(税込)がかかる
売上規模が月商17万円を超える場合、スタンダードプランよりもグロースプランのほうがお得に運用できます。
BASEで制作されたショップ事例
さまざまなネットショップがBASEを活用して制作されています。BASEで制作されたショップの一例を紹介します。
事例1:藍包丁
「徳島の藍染め」と「大阪・堺の刃物」をかけあわせた「藍包丁」を販売するネットショップ。それぞれの商品ページでは、商品の詳細情報やこだわりなどが細かく紹介して、購買意欲を刺激しています。
事例2:旅のはじまりのビール
北海道十勝地方のHOTEL & CAFE NUPKAで作られたクラフトビールを販売するネットショップ。シンプルなデザインのため、写真が引き立っています。
事例3:ヤマノテ
熊本県山鹿市にあるお店「ヤマノテ」のネットショップ。600年続く和紙工芸「山鹿灯籠」で作られたオリジナル作品や、ヤマノテ実店舗で販売されている熊本の手仕事品を販売しています。
BASE利用者データ
BASEが2022年10月に実施した「オーナーズ調査」では、以下の調査結果が出ました。
【運営体制】
- 個人:73.3%
- 法人:26.7%
【運営人数】
- 1名:74.2%
- 2~4名:24.8%
- 5名以上:1.0%
法人の利用率は2年連続で増加していることから、スマートフォンの普及によりオンラインでの購買行動が促進されている現代の消費環境に、企業も適応してきていると言えるでしょう。 また、99%が4名以下のスモール体制で運営されていることから、ネットショップはそれほどリソースをかけなくても運営できることもわかります。
参照:BASEプレスルーム
BASEの特徴
多くのネットショップが活用しているBASE。BASEならではの特徴を紹介します。
特徴1:無料でネットショップを開設できる
BASEのスタンダードプランは、月額利用料金やサイト制作費などがかかりません。商品が売れたときのみ利用料金がかかるため、ネットショップの開設だけであれば無料で利用できます。
月額利用料金やサイト制作費などがかかると、商品が売れなければ赤字になってしまいます。しかしBASEは無料でネットショップを開設できるため、手軽に始めることができます。
特徴2:PCスキルが必要ない
サイト制作と聞くと、専門的な知識やスキルが必要なイメージが強く、なかなか始めにくいと感じている人も多いでしょう。しかもネットショップであれば、ショッピングカート機能や決済機能なども必要となり、一般的なWebサイト制作よりも難しいイメージが強く根付いています。
しかしBASEは、豊富なデザインテーマのなかから好みのデザインを選択でき、柔軟にカスタマイズも可能です。また、ネットショップに必要な機能も網羅しているので安心。
初めてネットショップを開設する人や、PCの扱いに慣れていない人でも、直感的な操作でネットショップを制作できます。
特徴3:機能を拡張できる
BASEには、キャンセルや返品などのネットショップに必要不可欠な機能が充実しています。またクレジットカードやPayPal、後払いや銀行振込などの決済方法も豊富です。
Appsを使うと、機能を拡張できるのでさらに便利です。一例として、以下のような機能を追加できます。
- 独自ドメイン
- 配送日指定
- キーワードでの商品検索
- クーポン
- メールマガジンの配信
- レビュー
- 定期便の設定
- SEO対策
- ブログ制作
- InstagramやTilTokとの連携
無料で利用できる拡張機能も多いので、自社ならではのオリジナルのネットショップにカスタマイズできます。
特徴4:デジタルコンテンツも販売できる
Appsを使うと、デジタルコンテンツも販売が可能になります。
- 音楽
- 写真データ
- 動画
- 電子書籍
- 書類データ
など、物理的に残らないデジタルコンテンツも販売できるため、クリエイターにも活用されています。
特徴5:初心者向けのサポート体制がある
ネットショップの制作や運営が未経験の人に向けたサポートがあります。
お問い合わせフォームからの相談だけでなく、ショップ未作成状態の場合に限り電話サポートも受け付けています。開設前の疑問やショップアカウント作成までの流れなどを相談できるので、初心者にとっては心強いですよね。
また、オウンドメディアの「BASE U」ではお役立ち情報が発信されているので、ショップ運営のヒントを入手できます。成功事例なども紹介されていて、非常に役立つのでぜひ参考にしましょう。
BASEでショップを開設するまでの流れ
ここからは、BASEでネットショップを開設する基本的な方法について紹介します。
なお、BASEの詳しい使い方は下記の記事で紹介しているので、ぜひご参考ください。
流れ1:アカウントを作成する
まずはBASEのアカウントを作成します。
- BASE公式サイト右上の「ショップ開設」をクリックする
- メールアドレス、パスワード、ショップURLを入力する
- 「今すぐ無料ではじめる」をクリックする
- 誓約書に同意する
これでBASEを利用するためのアカウントが作成できました。
なお「ショップURL」は半角英数字3~12文字で設定でき、あらかじめ用意されている複数種類のドメインのなかから任意のドメインを選択できます。拡張機能を使えば独自ドメインの設定も可能なので、必要に応じて活用しましょう。
流れ2:メール認証を行う
アカウント登録後、入力したメールアドレス宛に認証メールが送信されます。メール本文にあるURLをクリックするとメール認証が完了するので、メールが届いたら速やかに対応しましょう。
メール認証後、ショップ運営に関する情報や決済方法などの設定があるので、そちらも忘れずに対応してくださいね。
BASEからメールが届かない場合は、迷惑メールやプロモーションに振り分けられている可能性があるので、受信ボックス以外も確認することをおすすめします。それでもメールが届いていない場合は、再度登録し直すか、BASEに問い合わせしてみましょう。
流れ3:商品を登録する
一通りの設定や手続きが完了したら、いよいよ商品を登録します。
- ホーム画面上部の「商品管理」から「商品を登録する」をクリックする
- 商品名、商品画像、価格、商品説明などを入力する
- 「登録する」をクリックする
なるべく写真の点数を多くしたり、説明文を充実させたりして、商品についてアピールしましょう。ネットショップでの購入は、ユーザーが直接見たり触ったりできないため、なるべく多くの情報を提供して商品について知ってもらうことが重要です。
流れ4:ショップの設定を行う
ユーザーの購買意欲を刺激するためには、見栄えがよくわかりやすいサイトデザインも重要です。そこで、ショップの設定も欠かさずに行います。
「ショップ名」「ショップ説明」のほか、ショップデザインにもこだわりましょう。ショップテーマのなかからイメージに合うデザインを選択し、デザインパーツなどを組み合わせてオリジナルのネットショップにカスタマイズします。
なお、無料で利用できるデザインテーマだけでなく、「BASE デザインマーケット」にはより高品質なデザインが揃っています。利用するためには料金がかかりますが、よりデザインにこだわりたい場合には活用するのも一つの手です。
流れ5:ショップを公開する
基本的な設定や商品登録が完了したら、いよいよショップを公開します。 慣れてきたら拡張機能なども活用し、よりショップを充実させましょう。
ただし、ネットショップを開設しただけでは集客にはつながりません。SEO対策をして検索エンジンに表示させたり、SNSやWeb広告などで販促したりする工夫が必要です。
BASEの拡張機能にもSEOやSNS連携などがあるので、ぜひ活用しましょう。
まとめ
自分の作品を販売したり、自分が気に入った商品を多くの人に広めたりしたいとき、ネットショップは非常に役立ちます。ネットショップ開設・運営を効率化できるBASEを活用すると、よりネットショップ運営が身近なものになるでしょう。
ただし、ネットショップが手軽に運営できるということは、それだけライバルも多いということ。SEO対策やSNSでの宣伝など、売上につなげるための工夫も必要です。
また、以下の記事も参考になります。あわせてこちらもご覧ください。
参考:売れないネットショップの見直すべきポイントと対策のコツ|NIPPON AGENCY
当メディア「kyozon」では、ネットショップ運営や販促などに役立つツールを多数紹介しています。資料のダウンロードも可能なので、ぜひお役立てください。
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