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PM(プロジェクトマネージャー)とは?求められるスキルや仕事内容を解説!

投稿日:2023年3月22日 /

更新日:2023年6月17日

PM(プロジェクトマネージャー)とは?求められるスキルや仕事内容を解説!
● プロジェクト管理● マネジメント● 情報管理

「技術者としてキャリアアップしたい」「PMになりたい」などと考えている方も多いのではないでしょうか。まずはPMの役割や仕事内容をしっかりと理解し、必要なスキルを身につけることが重要です。
そこで本記事では、PMとはどのような役割の存在なのか解説し、仕事内容や求められるスキルを紹介します。役立つ資格も紹介するので、ぜひご参考ください。

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目次

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PM(プロジェクトマネージャー)とは?

PMイメージ

PMとは「プロジェクトマネージャー(Project Manager)」の略称で、プロジェクト全体の責任者として円滑に遂行する役割です。

主にシステム開発などのIT系プロジェクトで配置される役割で、クライアントとのやり取りやメンバーの管理、スケジュールの管理などを行います。

PMは「QCD」を重視し、プロジェクトを成功させなければなりません。QCDとは、以下の3つの要素を言います。

  • Quality(品質)
  • Cost(予算)
  • Delivery(納期)

たとえば、高い品質の成果物を作るために、予算がオーバーしたり納期が遅れてしまったりしては、プロジェクトは成功とは言えません。また、予算内に品質の高い成果物を作れても、納期が遅れてしまうと、クライアントの不満につながるでしょう。

このようにQCDは、一つでも欠けてしまってはいけません。そのためPMは、QCDすべてを満たせるよう、プロジェクトを管理・進行していく必要があるのです。

PMとPL(プロジェクトリーダー)の違い

PMと混同されやすい役割に「PL」があります。

PLとは「プロジェクトリーダー(Project Leader)」の略称で、プロジェクトを先導して進めていく役割です。

PMとPLの違いについて明確に定義されていないため、同じように感じる方も多いかもしれません。

大きく分けると、PMは「管理者」の視点が強く、プロジェクト全体の責任を担って遂行する役割と言えます。一方のPLは現場を主導してプロジェクトを進行していく役割のため、PMが定めた管理項目に沿ってメンバーやスケジュールを調整し、ときには自ら業務を行います。

このように、PMとPLは仕事内容や役割が異なるため、それぞれを配置するプロジェクトが多いようです。

PMとPdM(プロダクトマネージャー)の違い

PMと混同されやすいもう一つの言葉が「PdM」です。

PdMとは「プロダクトマネージャー(Product Manager)」の略称で、製品やサービスなどの自社プロダクトの企画・開発・流通・販売・改善などの一連のプロセスを統括する役割です。

市場のニーズを捉え、競合他社には真似できない唯一無二のプロダクトを提供し、改善・ブラッシュアップしてプロダクトの価値を向上させ、収益向上につなげます。

PMはプロジェクトを遂行させる存在のため、プロジェクトが完了すると役目が終わり、また新たなプロジェクトのマネジメントに移ります。一方、PdMはプロダクトが存在する限り、永続的にプロダクトに対して責任を持ち続ける役目があります。

ただし、メンバーをまとめたり、スケジュールや品質を管理したりするなど、PMとPdMで似通った仕事内容もあります。

PM(プロジェクトマネージャー)の役割とは?

PMイメージ

PMはプロジェクトを円滑に進め、完遂するために欠かせない存在です。それでは、PMの具体的な役割を見ていきましょう。

役割1:意思決定

PMは、プロジェクトを進行するにあたって必要な意思決定を行います。

PMが行う意思決定の場面はさまざまです。迅速かつ的確な意思決定ができないと、プロジェクトがスムーズに進行しないだけでなく、失敗につながる可能性もあります。

そのため、適切な意思決定を行うためには、以下のスキルが求められます。

  • 状況を見極める力
  • 意思決定に必要な情報を収集する力
  • メンバーに伝える力

PMの意思決定次第でプロジェクトの成功が左右するといっても過言ではありません。

役割2:プロジェクト進捗管理

プロジェクトの進捗を管理することもPMの重要な役割のひとつ。

納期までにプロジェクトが完遂できるよう、人員配置や予算配分、スケジュール設定などを行います。必要があれば外部企業に外注することもあり、全体を把握していなければなりません。

そして、計画通りにプロジェクトが進んでいるか管理します。途中でスケジュールが遅れていたりトラブルが起きたりした場合も、PMが状況を見極めて適切に判断します。

また、システム開発などのプロジェクトでは、進行途中で仕様変更などが起きることもあるでしょう。そうした場合にも、クライアントとの交渉やスケジュールの組み直し、メンバーが納得できるような説明なども、PMが行います。

 

なお、プロジェクトの進行管理で役立つツールはこちらの記事で紹介しています。ぜひご参考ください。

役割3:メンバーの管理

プロジェクトには複数のメンバーが参加します。プロジェクト規模が大きくなるほど関わるメンバーも増えるため、管理が行き届かなくなるとミスやトラブルを引き起こしかねません。

そのため、PMが一人ひとりのメンバーのタスク内容やスケジュールを把握し、プロジェクトチーム全体を統括する必要があります。

トラブルが起きた際には適切にフォローするだけでなく、メンバーのモチベーションを高めるために1on1ミーティングを行ったり、ノウハウやコツを教えてメンバーを育成したりすることも、PMの重要な役割です。

役割4:外部との折衝

円滑にプロジェクトを進めるためには、外部との折衝も必要です。

PMが関わる外部は、主に以下の2つです。

  • クライアント(顧客)
  • 外部の協力企業や外注先のフリーランス

クライアントに関しては、クライアントの課題やニーズをヒアリングし、要望を取り入れたシステムを提案します。また、納期や予算を交渉することもあるでしょう。

外部の委託先に関しては、依頼する業務内容や納期などを折衝し、期日通りに成果物が納品されるように進捗を管理していきます。

役割5:プロジェクト評価・改善

プロジェクトが完遂できたら、そのたびに内容を評価しましょう。

トラブルは起きなかったか 問題点はなかったか QCDを満たすことができたか もっとスムーズに進むためにはどうしたらよかったか このような視点からプロジェクトを評価します。

そして評価内容を基に、次回に活かすための改善点も見つけます。こうしてプロジェクトを重ねるごとにマネジメントの精度を高めていくことが重要です。

 

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PM(プロジェクトマネージャー)に求められるスキルは?

PMイメージ

プロジェクトの成功を左右するPMの存在。重要度が高い役割だからこそ、さまざまなスキルが求められます。 特に重要なスキルを3つ挙げて紹介します。

スキル1:リーダーシップ

プロジェクトを牽引していく立場として、リーダーシップは欠かせないスキルです。各メンバーの能力を最大化してチームとしての成果を高め、プロジェクトを成功へと導きます。

ただし、リーダーシップが必要だからと言って、PMの意志決定をメンバーに落とし込む「トップダウン型」で進めなければならないわけではありません。現場のメンバーの声を吸い上げて意思決定を行う「ボトムダウン型」が適したプロジェクトもあります。

したがって、一人ひとりのメンバーの特性や、プロジェクトの目標などを考慮して、どのようにリーダーシップを取るべきか見極める必要があります。

スキル2:コミュニケーションスキル

プロジェクトを進行するうえで、メンバーやクライアントなどとのコミュニケーションは必須です。メンバーが意見を言いやすい環境を作ってチーム内を活性化させたり、クライアントと信頼関係を構築したりすることで、プロジェクトが円滑に進みます。

「コミュニケーション」と一口に言っても、相手と話したり仲良くなったりするだけではありません。相手の意見をヒアリングすることや、お互いの納得するかたちに折衝することも、適切な関係性を築くためには必要なコミュニケーションです。

スキル3:マネジメントスキル

PMの主たる役割は、プロジェクト全体のマネジメント業務です。そのためマネジメントスキルも必ず持ち合わせていなければなりません。

PMがマネジメントする対象は、以下のように多岐にわたります。

  • 人員
  • 外部企業
  • スケジュール
  • 予算
  • 成果物の品質

全体を俯瞰的に見て、それぞれの状況を即座に把握し、適切にフォローやアドバイスができるスキルが必要です。

PM(プロジェクトマネージャー)の仕事に役立つ資格

PMイメージ

PMは資格がなくてもなることができますが、PMとしてスキルアップしたいのであれば資格を取得することがおすすめです。 資格取得の学習を通じてスキルを身につけることができます。また、資格はスキルの裏付けなので、クライアントやメンバーの信頼感にもつながるでしょう。

それでは、PMの仕事に役立つ資格を3つ紹介します。

資格1:プロジェクトマネージャ試験

「プロジェクトマネージャ試験(PM試験)」は、日本の国家資格です。高度なIT知識と、プロジェクトを成功させるためのマネジメント力があることが証明できる資格となります。

選択式・記述式・論述式の問題があり、合格率は15%程度(12%代の年もある)のため、難易度が高いと言えます。

プロジェクトマネージャ試験に関する詳しい情報はこちら

資格2:PMP

プロジェクトマネジメントに関する国際資格が「PMP(Project Management Professional)」です。アメリカのPMI(プロジェクトマネジメント協会)が認定する資格で、法的な資格ではありませんが、プロジェクトマネジメントに関する資格として広く認知されています。

資格取得後は、3年ごとに更新手続きが必要です。

PMPに関する詳しい情報はこちら

資格3:NPMO認定PMO-S™シリーズ

プロジェクトマネジメントを支援する構造システムであるPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)についての資格が、NPMO(日本PMO協会)が認定している「PMO-S™シリーズ」です。

  1. ★(シングルスター):基礎知識をもつ
  2. ★★(ダブルスター):PMOの知識と技術をもつ
  3. ★★★(トリプルスター):PMOの知識・技術・経験をもつ

これら3つの区分がありますが、★★★は2023年3月現在策定中となっています。

NPMO認定PMO-S™シリーズに関する詳しい情報はこちら

まとめ

PMイメージ

プロジェクトの成功を左右するPM。プロジェクトにおいて非常に重要な存在のため、仕事内容や求められるスキルは多岐にわたります。

しかし、プロジェクトが完遂したときの達成感はひとしお。メンバーとともに成功を喜ぶ時間は、大きなやりがいを感じられるでしょう。

PMの仕事内容やスキルを理解して、PMへのキャリアアップにつなげましょう。

 

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