登壇者プロフィール

川崎重工業株式会社のAIへの取り組み

そのなかでのAI事例として、ごみ焼却プラント、ロボット、モーターサイクル、この3つについてご紹介します。
ごみ焼却プラントのAI化

皆さまの家庭から出るごみは、自治体によって多少異なりますが、可燃、不燃、粗大、資源ごみに分けられます。
そのうちの可燃ごみは、一般的には清掃工場で焼却されます。ごみ収集車を見かけると思いますが、ごみ収集車で収集をしたごみは、清掃工場の中にある「ピット」と呼ばれる大きなプールの中に入れられます。
その後、UFOキャッチャーのようなものでつかんで奥の方に運ばれ、四角い穴に投入され、コンベアのようなものに運ばれながら徐々に燃えていくという流れになります。
当社は、こういった、ごみ焼却プラントと呼ばれる清掃工場で、AIの可能性を調査するため、三重県の松阪市にある松阪市クリーンセンターで試験を行いました。
具体的には、燃焼時の炎の大きさや色、揺らめきなどを見ながら、最適なタイミングと量でごみを投入するという、従来はベテランの運転員が行なっていた作業の自動化ができるかどうかの確認を行いました。
「あまり燃えていない」「ちょうど良い」「燃え過ぎ」これらは感覚的なものですが、そういったデータを1か月間かけて取得し、AIによる分析・分類と運転員の判断との間に、どのような関係があるかを分析しました。
その結果、両者は極めて近似していることが分かり、自動化ができると判断しました。それを活用して作った製品が「Smart-ACC」で、自動燃費制御と呼んでおります。いわゆる燃え方にブレを出さない、無駄を出さないというごみ焼却のノウハウの塊といっても過言ではありません。
こちらはもうすでに製品化しております。
ロボットのAI化

今後、高齢化が進んでいき人口も減っていく一方で、GDPは伸ばしていきたいという矛盾とも言える社会情勢にいかに応えるか、そのキーファクターのひとつとして、ロボットが挙げられると考えています。
産業用ロボットの適用が難しいとされてきた感覚的な作業、ばらつきが多い作業、明確な費用対効果が分からない、少量多品種という理由から、これまでは人が行っていた作業を、今後は、人とロボットで協調して行うというのが求められると考えてます。
人とロボットの協調のためにまず取り組んだのが、ロボットが感しているものを人に伝えるコミュニケーター、そして、人が操作しやすいコミュニケーターです。
これをフォアードといいます。そういったものを開発をしております。
そして作業員の技術、操作をAIで学習をして徐々に自動化を図っていくというようなことをしています。
ある例では成功率100%というところまで達成できました。このようなイメージで、ある部屋からのコントロールで、世界中のロボットがコントロールできる。
あるものは自動、あるものは人が複数のロボットを制御する、そういうことがAIによって可能となったと考えています。
まとめ

YouTube:https://youtu.be/IbMVPGihVTo?t=10089
【SNSフォローのお願い】
kyozonは日常のビジネスをスマートにする情報を毎日お届けしています。
今回の記事が「役に立った!」という方はtwitterとfacebookもフォローいただければ幸いです。
twitter:https://twitter.com/kyozon_comix