クラウドソーシングとは
クラウドソーシングとは、インターネットを通じて、様々な業務をインターネット上のプラットフォームに登録している多数の人材に依頼するシステムです。フリーランスやアルバイト、専門家などの個人や企業に対して、場所や地域を問わずに仕事を頼めます。
クラウドソーシングを利用することで、専門的な知識やスキルを持つ人材を効率的かつ低コストで活用できます。コスト削減や業務の効率化の実現のためにも重要な選択肢となっています。
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内容 | |
価格・プラン |
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主な特徴 |
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海外企業や自社外国籍スタッフとのコミュニケーションをおこないたい場合、OCiETeのクラウドソーシング翻訳サービスはとても便利なものとなります。商談や会議、ビジネスセミナーで多言語による同時通訳または逐次通訳を依頼できます。
1時間単位でプロの通訳の力を借りることができるため、社内人材だけでおこなう場合よりも、効率的に複数の言語がかかわる業務をこなせるようになるでしょう。英語や中国語といったメジャー言語以外にも対応可能なため、対応の幅も大きく広がります。
日本語圏にもチャンスを見出したい企業や、外国籍スタッフをかかえる企業には非常におすすめのクラウドソーシングサービスです。まずは資料請求をおこない、利用を検討してみましょう。
クラウドソーシングサイトの種類
クラウドソーシングサイトには、2つの種類があります。
- 総合型クラウドソーシングサイト
- ジャンル特化型クラウドソーシングサイト
以下で、それぞれのサイトの主な特徴や内容を説明していきます。
総合型クラウドソーシング
総合型クラウドソーシングとは、多様な業務やタスクをインターネットを通じて一括して外部のフリーランスや専門家に発注し、作業を受注することができるクラウドサービスです。
Webデザインやマーケティング、プログラミングなどのIT業務から、翻訳やコピーライティング、データ入力などの一般的なオフィスワークまで、多岐にわたる業務の委託・受注を実現できます。
ジャンル特化型クラウドソーシング
ジャンル特化型クラウドソーシングサイトは、特定の業種や業界に特化したサービスを提供しています。そのため、企業は自社のニーズに合った専門的なスキルを持つクリエイターや専門家を見つけることが可能です。
主に、グラフィックデザイン、Webデザイン、プログラミング、動画制作、ライティングなどのジャンルに特化したサイトがあります。特に、デザインやIT系の業界では、専門性の高いクリエイターやエンジニアを必要とすることが多く、ジャンル特化型クラウドソーシングサイトの活用が有効な選択肢となるでしょう。
クラウドソーシングサイトのメリット
クラウドソーシングサイトのメリットは、総合型・ジャンル特化型で異なります。それぞれのメリットを見ていきましょう。
総合型クラウドソーシングのメリット
総合型クラウドソーシングは、専門性の低い業務を外部人材に任せることで、企業の内部リソースを有効活用し、業務効率化を図ることができます。
自社の社員は煩雑な業務から解放され、専門性の高いコア業務に集中することができるようになるでしょう。
ジャンル特化型クラウドソーシングのメリット
ジャンル特化型クラウドソーシングには、次のようなメリットが期待できます。
- 高品質な成果物を得られる
- 業務にスピード感がある
- 専門的な知見かた情報やノウハウを共有できる
登録しているフリーランスやワーカーは専門性が高いため、高品質な成果物の提出を期待できます。専門性が高いだけあり、総合型サイトよりもスピード感のある納品が行われやすいこともメリットといえます。
また、特定のジャンルに特化しているため、ユーザー同士の交流が活発で、情報共有やノウハウの共有がしやすい環境が整っていることも特徴的です。自社の業務効率化につながるアドバイスが得られないかどうかも打診してみるとよいでしょう。
【2023年版】クラウドソーシングサイトおすすめ一覧表
企業向けのクラウドソーシングサイトは数多くありますが、内容の充実さや在籍しているクリエイターなど、サイトに応じて特徴が全く異なります。
以下、2023年に利用できるクラウドソーシングサイトの一覧になります。
2023年版クラウドソーシングサイト一覧 | ||
総合型クラウドソーシング | 1.ランサーズ | |
2.クラウドワークス | ||
3.ココナラ | ||
4.シュフティ | ||
5.ママワークス | ||
6.Anycrew | ||
IT特化型クラウドソーシング | 1.Craudia | |
2.Bizseek | ||
デザイン特化型クラウドソーシング | 1.99designs | |
イラスト特化型クラウドソーシング | 1.MUGENUP | |
2.CroedGate | ||
3.TANOMUNO | ||
翻訳特化型クラウドソーシング | 1.Conyac | |
2.Gengo |
それでは一つずつ各サイトの特徴を解説していきます。
総合型クラウドソーシングのおすすめ
まず、総合型クラウドソーシングサイトの特徴を見ていきましょう。
- ランサーズ
- クラウドワークス
- ココナラ
- シュフティ
- ママワークス
- JOB-HUB(ジョブハブ)
- Anycrew(エニィクルー)
それぞれの詳細を解説します。
ランサーズ
| 内容 |
運営会社 | ランサーズ株式会社 |
設立 | 2008年4月 |
登録会員数 | 129万人 |
登録クライアント数 | 46万社 |
仕事依頼形式 | ・タスク形式 |
公式URL |
※その他、詳しい概要、仕事内容などの情報は、公式URLをご参照ください。
ランサーズは、企業が必要とする様々な業務を、フリーランスやクリエイターなどの専門家に委託できるクラウドソーシングサイトです。
その特徴としては、以下のような点が挙げられます。
- 多様なジャンルの専門家が登録している
ランサーズには、IT、Web制作、デザイン、ライティング、翻訳など、多様な業務に対応する専門家が登録しています。 - 業務内容に応じた柔軟な契約形態が選べる
プロジェクトごとに、単発の仕事や定期的な業務委託など、企業のニーズに合わせた契約形態を選択できます。 - コミュニケーションの手段が豊富
プロジェクトごとに、チャットやビデオ通話、メールなど、コミュニケーションの手段を自由に選択できます。 - 品質管理や納期管理がしっかりしている
ランサーズのシステム上で品質管理や納期管理が行われるため、クオリティの高い成果物を確実に受け取ることができます。
ランサーズは、特にIT・Web制作やデザイン業界で利用が多いですが、ライティングや翻訳などの業界でも需要があります。また、人手不足が課題となっている製造業や建設業などでも、外部の専門家に業務を委託することで生産性の向上が期待できます。
クラウドワークス
| 内容 |
運営会社 | 株式会社クラウドワークス |
設立 | 2011年11月 |
登録会員数 | 480万人 |
登録クライアント数 | 78万社 |
仕事依頼形式 | ・タスク形式 |
公式URL |
※その他、詳しい概要、仕事内容などの情報は、公式URLをご参照ください。
クラウドワークスは、企業が様々な業務をフリーランスに委託できるクラウドソーシングサイトです。多様なジャンルの専門家が登録しており、コスト削減や納期短縮、品質向上が期待できます。
クラウドワークスを企業が利用するメリットは、以下のようになります。
- コスト削減
社内で業務を行うよりも、外部の専門家に仕事を委託することで、コスト削減ができます。 - 納期の短縮
クラウドワークスのフリーランスは、即戦力となるスキルを持っているため、納期の短縮が可能です。 - 品質の向上
専門的なスキルを持ったフリーランスが仕事を行うため、品質の向上が期待できます。
おすすめな業界業種は、Web制作やデザイン、ライティング、翻訳などの業界です。特に、Web制作は高度なスキルが必要なため、フリーランスに仕事を委託することでコスト削減ができます。
また、ライティングや翻訳業務も、外部の専門家に委託することで、品質向上と納期短縮が可能です。
ココナラ
| 内容 |
運営会社 | 株式会社ココナラ |
設立 | 2012年1月 |
登録会員数 | 300万人超 |
仕事形式 | 自分のスキルを販売 |
公式URL |
※その他、詳しい概要や出品された仕事情報は、公式URLからご参照ください。
ココナラは、個人のスキルや知識を商品化して販売するマーケットプレイスです。出品者には、デザイン、ライティング、音楽制作、プログラミング、マーケティングなど、多様なスキルを持った人が登録しています。
価格も比較的低価格帯のものが多く、初心者からプロまで、多くの人が活用しています。また、取引手数料が低い点も特徴の一つです。
ココナラを企業が活用するメリットは以下の通りです。
- プロモーションツールとして活用できる
企業は、自社の商品やサービスを紹介するための動画制作やSNSマーケティングなど、多くの業務を外部の専門家に依頼することができます。ココナラの出品者には、これらの業務に必要なスキルを持った人が多数登録しており、企業のプロモーションツールとして活用できます。 - スキルのアップデートができる
企業内で行うことができないようなスキルアップを外部の専門家に依頼することができます。そのため、社員のスキルアップやチームの強化につながります。
おすすめな業界業種は、広告やマーケティング業界です。広告のデザインや制作、マーケティング戦略の立案、SNSマーケティングの運用など、多様な業務があり、それぞれに必要なスキルを持った出品者が多数登録しています。
シュフティ
| 内容 |
運営会社 | 株式会社うるる |
設立 | 2007年 |
登録会員数 | 43万人 |
システム手数料 | 一律10% |
公式URL |
※その他、詳しい概要や仕事情報は、公式URLからご参照ください。
シュフティは、アルバイトやパートの求人情報を掲載する求人サイトですが、企業が活用するメリットは以下の通りです。
- 早期採用ができる
シュフティは、企業が投稿した求人情報を最短で即日掲載することができます。そのため、急な人員不足の際にも素早く対応できます。 - 豊富な求職者にアプローチできる
シュフティは、アルバイト・パート求人に特化しており、多くの求職者が利用しています。そのため、幅広い年代や業種、経験を持つ人材にアプローチできます。 - コスト削減ができる
採用コストが安く抑えられるため、コスト削減ができます。
おすすめな業界業種は、飲食店や小売店、アミューズメント施設など、アルバイトやパートタイマーが求められる業界です。また、人員不足を補うために求人広告を出すことが多いので、シュフティの利用が有効です。
ママワークス
| 内容 |
運営会社 | 株式会社アイドマ・ホールディングス |
設立 | 2008年12月 |
登録会員数 | 24万人 |
公式URL |
※その他、詳しい概要や仕事情報は、公式URLからご参照ください。
ママワークスは、自宅でできる副業や在宅ワークに特化したマッチングサイトで、主に子育て中のママや主婦が活躍することができます。
以下に特徴や魅力をまとめます。
- 勤務時間が自由
ほとんどの求人が、時間帯や勤務時間が自由に設定できるため、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができます。 - 子育てと両立しやすい
ママワークスの求人は、基本的に自宅でできる副業・在宅ワークが中心で、子育て中のママでも安心して仕事ができます。 - 高い時給が期待できる
ママワークスの求人は、比較的高い時給が設定されているものが多く、効率よく仕事をこなせれば高収入を得られます。
おすすめな業界業種は、主婦向けの販売やコンサルティング、SNS運用やブログライターなどのライティング関連の仕事があります。また、商品の検品やカンタンなパッケージング作業などもあります。
ママワークスを活用することで、採用コストを抑えながら、自宅でできる副業や在宅ワークを通じて、優秀な人材を確保することができます。また、子育て中のママや主婦に対して、柔軟な働き方の選択肢を提供することができる点も魅力的です。
Anycrew(エニィクルー)
| 内容 |
運営会社 | エニィクルー株式会社 |
設立 | 2017年8月 |
登録会員数 | 非公開 |
公式URL |
※その他、詳しい概要や仕事情報は、公式URLからご参照ください。
Anycrewは、仕事での人脈をもとにしたフリーランス・副業マッチングサービスです。Anycrewを企業が利用するメリットは、高いスキルを持つクリエイターを探すことができる点です。
Anycrewには、Web制作、アプリ開発、デザイン、コンテンツ制作、マーケティングなど、様々な分野の専門家が登録しています。また、企業はプロジェクトに合わせて、必要なスキルを持ったクリエイターを選ぶことができるため、プロジェクトの品質や効率性を向上させることができます。
おすすめな業界業種としては、上述の通り、特にWeb制作やアプリ開発などの分野で活用されています。
これらの分野では、クリエイターが持つ高いスキルが求められるため、Anycrewを利用することで、プロジェクトの品質向上やスムーズな進行が期待できます。
IT特化型クラウドソーシングのおすすめ
次に、ITジャンル特化型のクラウドソーシングサイトを2つ解説していきます。
- Craudia(クラウディア)
- Bizseek(ビズシーク)
Craudia(クラウディア)
| 内容 |
運営会社 | 株式会社エムフロ |
設立 | 2004年9月 |
登録会員数 | 100万人 |
仕事依頼形式 | ・タスク形式 |
公式URL |
※その他、詳しい仕事内容は、公式URLからご参照ください。
Craudiaは、クラウドソーシング型ビジネスマッチングサービスです。
特にIT分野を中心に多くのプロジェクトを手掛けており、プログラマーやWebデザイナー、コンサルタントなど、幅広い分野の人材を取り扱っています。そのため、特にIT業界において人材不足に悩む企業にとって、貴重な人材リソースとなるでしょう。
Bizseek(ビズシーク)
| 内容 |
運営会社 | 株式会社ビズシーク |
設立 | 2013年12月 |
登録会員数 | 6万人 |
仕事依頼形式 | ・コンペ形式 |
公式URL |
※その他、詳しい仕事内容は、公式URLからご参照ください。
Bizseek(ビズシーク)は、企業が求めるさまざまな業務に対して、専門的なスキルを持つフリーランスや個人事業主をマッチングするクラウドソーシングサイトです。
Bizseekの特徴は、高いスキルを持つフリーランスが多数登録している点です。特に、プログラミングやデザイン、翻訳などのIT系の業務に強みを持っており、大手企業から中小企業まで幅広い業界で利用されています。
ビズシークは、IT系の業務に特化したジャンル型クラウドソーシングサイトとして、プログラマーやWebデザイナーなどのスキルを持つ人材のマッチングに強みを持っています。そのため、IT系の企業や制作会社、広告代理店などの業界で利用されることが多いと言えます。
デザイン特化型クラウドソーシングのおすすめ
デザインに特化したクラウドソーシングは、99designs, Inc.が提供している99designsがおすすめです。
2008年にアメリカで創業され、2015年4月にリクルート出資のもと、日本への進出を果たしました。その規模は世界最大と言われており、様々な国のデザイナーが登録されています。
以下、99designsの特徴をわかりやすく解説します。
99designs(ナインティナインデザイン)
| 内容 |
運営会社 | 99designs, Inc. |
設立 | 2008年 |
登録会員数 | 113万人 |
仕事依頼形式 | ・コンペ式 |
公式URL |
※その他、詳しい仕事内容などの詳細は、公式URLからご参照ください。
99designsは、デザインに特化したグローバルなクラウドソーシングサービスです。このサービスを利用することで、企業は世界中の優れたデザイナーにアクセスし、ロゴやWebサイトのデザイン、広告素材などの制作を依頼することができます。
99designsでは、コンテスト方式を採用しており、デザイナーたちが参加して、企業からのデザイン依頼に対して、最高の作品を提供することを目指します。
企業は、提供された作品から最も好みのデザインを選ぶことができ、そのデザインを採用することになります。このように、99designsを利用することで、世界中のデザイナーによる競争が生まれ、優れたデザインをリーズナブルな価格で手に入れることができます。
イラスト特化型クラウドソーシングのおすすめ
続いては、イラストに特化したクラウドソーシングサイトを3つ解説していきます。
- MUGENUP(ムゲンアップ)
- CrowdGate(クラウドゲート)
- TANOMUNO(タノムノ)
MUGENUP(ムゲンアップ)
| 内容 |
運営会社 | 株式会社MUGENUP |
設立 | 2011年6月 |
登録会員数 | 4万人 |
公式URL |
※その他、詳しい仕事内容などの詳細は、公式URLからご参照ください。
株式会社MUGENUPが提供しているMUGENUPのイラスト制作には、以下のような特徴やメリットがあります。
- プロのイラストレーターによる制作
MUGENUPに登録するイラストレーターは、プロのクリエイターによって構成されています。高い技術力を持つイラストレーターが多数在籍しており、多様なイラストスタイルを提供しています。 - 高品質なイラスト制作
MUGENUPでは、イラストジャンル別に特化したアートディレクターを社内に多く在籍させることで、クオリティの担保を行っています。そのため、高品質で魅力的なイラストを提供できます。 - 手軽なオンライン制作依頼
制作依頼は、オンラインで手軽に行えます。クラウドソーシングサイトのように、手間がかかる契約手続きや報告業務は不要です。 - コストパフォーマンスが高い
クラウドソーシングを活用することで、他の制作方法に比べてコスト削減が可能です。また、MUGENUPでは、制作依頼内容や納期に応じた柔軟な料金設定を行っています。
これらの特徴やメリットにより、企業は手軽に短納期で高品質なイラストを制作でき、費用対効果の高い制作が可能となります。
CrowdGate(クラウドゲート)
| 内容 |
運営会社 | クラウドゲート株式会社 |
設立 | 2000年3月 |
仕事依頼形式 | ・コンテスト形式 |
公式URL |
※その他、詳しい仕事内容などの詳細は、公式URLからご参照ください。
CrowdGateは、イラストに特化したクラウドソーシングサイトです。
企業は、イラストのクリエイターに対して、ロゴデザインやアプリのアイコン、パッケージのイラスト、キャラクターデザイン、Webサイトのトップ画像など、様々なイラスト作品を依頼することができます。
CrowdGateの特徴は、高品質なイラスト作品を低コストで手軽に依頼できる点です。また、依頼に応じて複数のクリエイターから提案を受け取ることができ、多様なアイデアから選ぶことができる点も魅力的です。
TANOMUNO(タノムノ)
| 内容 |
運営会社 | 株式会社クロスバズ(X BUZZ.Inc) |
設立 | 2020年7月 |
公式URL |
※その他、詳しい情報の詳細は、公式URLからご参照ください。
株式会社クロスバズが提供する「TANOMUNO(タノムノ)」は、会員登録不要で簡単にできるイラストコミッションサービスです。
クラウドソーシングプラットフォームの1つで、企業が求める業務(イラスト制作)をワーカーに依頼して効率的に処理できる仕組みを提供しています。
TANOMUNOの特徴としては、選定やコミュニケーションが必要なく、手軽かつ短時間で業務をアウトソーシングできることが挙げられます。また、TANOMUNOは、スマートフォンでも利用できるため、外出先や自宅など場所を選ばずに業務委託ができます。
翻訳特化型クラウドソーシングのおすすめ
最後に、翻訳特化型のおすすめクラウドソーシング2選を解説していきます。
- Conyac(コニャック)
- Gengo(ゲンゴ)
Conyac(コニャック)
| 内容 |
運営会社 | 株式会社エニドア |
設立 | 2009年5月 |
登録会員数 | 500万人 |
仕事依頼形式 | ・Light依頼 |
公式URL |
※その他、詳しい情報や仕事内容の詳細は、公式URLからご参照ください。
Conyac(コニャック)は、翻訳特化型クラウドソーシングサービスで、株式会社エニドアが運営しています。Conyacでは、プロの翻訳者による翻訳はもちろん、一般のユーザーによる翻訳も可能で、多言語翻訳にも対応しています。
Conyacでは、クラウドソーシングの仕組みを活用しているため、多数の翻訳者が登録しており、24時間体制で対応しています。翻訳品質にも配慮しており、翻訳者のスキルや実績によって評価を行っているため、品質の高い翻訳を提供しています。
※2023年現在は翻訳以外の仕事も取り扱っています。
Gengo(ゲンゴ)
| 内容 |
運営会社 | 株式会社Gengo |
設立 | 2009年6月 |
登録会員数 | 2万人 |
仕事依頼形式 | オンライン発注 |
公式URL |
※その他、詳しい情報や仕事内容の詳細は、公式URLからご参照ください。
Gengoでは、翻訳者とクライアントをマッチングするプラットフォームを提供しており、翻訳の品質を確保するために、翻訳者は専門的なスキルを持つ人々が登録しています。
翻訳の種類は、一般文書からビジネス文書、ウェブサイト、アプリなど多岐に渡ります。また、GengoはAPIを提供しており、翻訳機能を自社サービスに組み込むことが可能です。
翻訳の価格は言語や用途によって異なりますが、多言語に対応しているため、グローバル展開している企業にとっては非常に便利なサービスと言えます。
クラウドソーシングサイトの注意点
クラウドソーシングサイトはとても便利なサービスですが、次のようなポイントに注意して利用しましょう。
- 総合型はクオリティとセキュリティに注意
- ジャンル特化型は比較的費用が高い
- 依頼の前にテストをおこなう
- 依頼後はしっかりとコミュニケーションを取る
それぞれの詳細を解説します。
総合型はクオリティとセキュリティに注意
総合型クラウドソーシングに登録している人材は安価に依頼をおこなえますが、クオリティ面での注意が必要になるケースも少なくないことに注意しましょう。専門性の高い業務であればあるほどリスクは高くなります。
また、セキュリティ面にも注意しましょう。機密性の高い「総合型で安く済ませる」リスク情報を任せる場合、情報漏洩のリスクが高くなることは否めません。契約時には、機密情報の用途外使用や第三者への公開を禁ずるNDA(秘密保持契約)締結を結ぶことも重要です。
業務の品質についてクレームやトラブルが発生する可能性も否定できないため、評判や実績などから十分なリサーチや情報収集を行い、信頼できるクラウドソーシングサービスと人材を選択することが大切です。
ジャンル特化型は比較的費用が高い
ジャンル特化型クラウドソーシングは比較的費用が高くなる傾向にあります。クオリティやセキュリティといった面では総合型より信頼して依頼をおこなえますが、専門家に依頼をおこなう以上は相応の出費が必要です。
例えば、オンライン通訳のOCiETe(オシエテ)を利用する場合には1時間25,000円からの料金がかかることになります。1時間単位での通訳を依頼できるため、半日~1日パッケージのサービスよりも安価に依頼できますが、あくまで「比較的安い」という点に気を付けましょう。
ジャンル特化型クラウドソーシングで費用を抑えて依頼するためには、依頼前に見積もりを取ったり、費用を比較するなどして、なるべく安い人材を選択することが有効な選択肢となるでしょう。
依頼の前にテストをおこなう
クラウドソーシングサービスに登録している人材の質には幅があるため、本格的な依頼の前には実力を図るためのテストをおこなうことが大切です。自己PRや参考資料などからではわからない実力を図ることができます。
また、クリエイターやエンジニアなどの、成果物を公開できる人材へ依頼をおこなうのであれば、テストの代わりにポートフォリオ(実績を確認できる成果物集)の提出を求めることも有効です。ポートフォリオから人材の成果物の特徴を観察し、自社のニーズに合うかどうかを検討しましょう。
依頼後はしっかりとコミュニケーションを取る
クラウドソーシングサービスの人材に依頼をした後も、納品や提出までコミュニケーションをしっかりと取ることが大切です。納期を厳守してもらえるか、レスポンスが早いかなどから、人材の信頼性を確認できます。
お互いが直接対面して仕事をおこなうことはまれであるため、チャットサービスやWeb会議などのコミュニケーションツールを導入し、いつでも連絡を取り合える体制を構築しておきましょう。
まとめ
以上、企業向けにおすすめなクラウドソーシングサイトをご紹介しました。
クラウドソーシングサイトを選ぶ際には、サイトの特徴や利用者数、サポート体制、利用料金などを比較することが重要です。また、自社の業務に適したジャンル特化型クラウドソーシングサイトを選ぶことで、より効率的な業務運営が可能となります。
一方で、クラウドソーシングサイトを利用する場合は、業務委託契約書の取り交わしや、クラウドソーシングサイトに掲載される作業の品質管理に注意する必要があります。
特に、プロジェクトの要件や目的が明確でない場合や、機密性の高い情報を扱う場合は、慎重に検討しましょう。