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ログ管理とは?必要な理由やおすすめログ管理システムをご紹介!

投稿日:2023年5月19日 /

更新日:2023年10月19日

ログ管理とは?必要な理由やおすすめログ管理システムをご紹介!
● セキュリティ強化● 情報漏洩対策● 情報管理● 業務データ● 組織の見える化

ログ管理とは、コンピューター上の記録を取得し、いつ・誰が・何をしたかという情報を管理することです。ログ管理を行うことで、不正アクセスや情報漏洩に対策したり、従業員の稼働状況を可視化したりすることができます。
本記事では、ログ管理の必要性や仕組み、さらにおすすめのログ管理システムについて紹介します。

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目次

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ログ管理とは?

ログ管理イメージ

ログ管理とは、コンピューター上に残っているログ(履歴/記録)を収集し、管理することです。

目的や業務内容などに応じて、以下のようなさまざまなログを管理します。

  • システムやアプリケーションへのログインログ
  • システムやアプリケーションでの操作ログ
  • ファイルへのアクセスやダウンロードのログ
  • Webサイトへのアクセスログ
  • エラーや不正アクセスのログ

こうしたログを確認することで「いつ」「誰が」「何をしたか」といった情報を把握できます。

 

なお、Windowsのイベントログに関しては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご参考ください。

ログ管理が必要な理由

企業や団体、学校などの組織では、多くの人物がコンピューターを利用します。そのためログも膨大な量になり、万が一、不正アクセスや情報漏洩などが起きたときにすべてのログを確認するのは、多大なリソースがかかり不可能とも言えるでしょう。

そこでログ管理を行うことで、自動でログを収集して解析できます。効率的にコンピューター上での動きが明らかになり、原因特定がスムーズになるでしょう。

また、ログからはさまざまなことがわかります。

たとえば、社内で利用している業務アプリケーションへのアクセスログを調べることで、テレワークでの残業の証明になります。従業員が不正なサイトにアクセスしていないか、社内システムを間違った使い方をしていないか、などを監視することもできるでしょう。

このように、適切なログ管理を行うことで、コンピューター上に記録されたあらゆる事実を解析できるのです。

ログ管理の仕組み

ログはどのように収集されているのか、仕組みを簡単に解説します。基本的には、端末からログを取得する方法と、サーバーからログを取得する方法があります。

クライアント端末からのログ取得

操作などのログを取得する場合は、クライアント端末を使用します。

クライアント端末とは、ユーザー側のパソコンやモバイルデバイス、サーバーやクラウドサービスなど、ログを収集・管理したい端末のことです。 クライアント端末にログ管理システムをインストールすることで、自動でログを収集します。

サーバーからのアクセスログ取得

アクセスログを取得する際には、ユーザー側のサーバーにログ管理システムをインストールします。

サーバーとデバイスの通信ログを取得し、アクセスやログインなどのログを解析します。

ログ管理システムのタイプ

ログ管理イメージ

ログ管理ができるシステムには、いくつかのタイプがあります。ここでは主に4つのタイプを紹介するので、それぞれの特徴を理解したうえで、自社に適したタイプのシステムを選定しましょう。

ログ管理に特化したタイプ

ログの取得や解析など、ログ管理に特化したシステムが開発・提供されています。

機能がシンプルなので、ログ管理以外の機能が必要ない場合におすすめです。

とはいえ機能が不足しているわけではなく、システムによっては、システムへのログインログやWebサイトへのアクセスログ、メールの送受信ログなど、さまざまなログを管理できるものもあります。

どのようなログを管理できるのか、リアルタイムで反映できるのか、など確認しましょう。

 

なお、メールセキュリティに特化したツールは以下の記事で紹介しています。ぜひご参考ください。

IT資産管理ツールにログ取得機能が搭載されているタイプ

IT資産管理ツールのなかに、ログ取得機能が搭載されているものがあります。ログ管理に特化しているわけではありませんが、IT資産管理に関するさまざまな機能をあわせて活用できる点がメリットです。

なお、IT資産管理ツールとは企業が保有するあらゆるIT資産を一元管理するためのツールです。たとえば、以下のようなデータを管理できます。

  • 従業員に付与しているパソコンやスマートフォンの型番・モデルなどの情報
  • 従業員のパソコンやスマートフォンのOSのバージョンやアップデートなどの情報
  • 従業員のパソコンやスマートフォンにインストールしているアプリ
  • 社内で利用している業務アプリケーションや社内システムなどの情報
  • ウイルス対策ソフトのバージョンやアップデートなどの情報

ITに関する情報を一元管理することで、適切に運用したり、不正利用を防止したりすることを目的としています。

統合的にログを管理できるタイプ

システムへのアクセスや操作のログだけでなく、社内のあらゆるログを統合的に管理できるタイプのシステムも登場しています。

パソコンやサーバーのログのほか、複合機や電子錠などのログも管理できるものもあります。

統合的にログを管理できれば、パソコンやサーバーではわからなかった事実が判明したり、トラブルが起きた際の証拠資料として提出したりできるでしょう。

従業員の業務を可視化できるタイプ

従業員一人ひとりの業務を可視化できるシステムの中には、ログ取得機能が搭載されているものもあります。

パソコンの稼働状況やアクセスしたWebサイトなどを解析し、勤務時間外に働いていないか、勤務時間内に業務に関係ないことをしていないか、などを把握します。

システムによっては、自動でパソコン画面のスクリーンショットを撮影したり、パソコンのカメラから従業員の様子を撮影したりできるものも。 特にテレワークを導入している企業にとっては利便性が高いですが、従業員が「監視されている」とストレスを感じないように運用することが重要です。

 

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ログ管理システムの正しい選び方

ログ管理イメージ

ログ管理システムには、上記のように複数のタイプがあります。

また、このほかにも選定基準となるポイントがあるため、自社に合ったシステムを選ぶ際には以下のポイントを意識しましょう。

詳細なログを取得できるか

ログ管理システムによって、取得できるログの粒度が異なります。

たとえば、システムのログインや操作のログのみ取得できるものもあれば、ファイルを開いたり印刷をしたりしたログまで取得できるものも存在します。また、オフラインでもログを収集できたり、外部ツールを連携して豊富なログを取得できたりするシステムもあります。

かと言って、管理できるログの種類が多いほど良いわけではありません。自社の目的に合った種類のログを管理できることが重要です。

たとえば不正アクセス対策が目的であれば認証ログを取得できるシステムがおすすめですが、従業員の稼働状況の可視化が目的であれば業務アプリケーションの稼働状況を取得できるシステムが適しているでしょう。

このように、目的によって取得すべきログの種類が異なるため、肝心なのは「自社が必要なログを取得できるか」だということを理解しておきましょう。

自社環境とマッチしているか

ログ管理システムによって、提供形態が異なります。

クラウド型で提供されているシステムもありますが、パッケージ型で提供されているシステムもあります。企業によっては「クラウドサービスは利用しない」などのセキュリティポリシーが設けられている場合があるため、自社の環境に適しているシステムなのか確認する必要があります。

また、対応しているアプリケーションも異なります。 たとえば、社内でGoogle Workspaceを利用している場合、Google Workspaceと連携できるシステムでなければログを取得できません。

ログ管理システムによって利用できる条件が設けられている場合があるため、事前に確認しましょう。

アラート機能が搭載されているか

不正ログインや情報漏洩を防ぐために、アラート機能が搭載されていると安心です。

ログ管理システムのアラート機能とは、ログイン時にエラーが起きたり、ウイルスに感染する恐れのあるWebサイトにアクセスしようとしたりすると、アラートが通知される機能です。

従業員が増えるほど、すべての端末での操作を人の目で監視することは不可能になります。そこでログ管理システムを活用し、不正な利用を未然に防ぐ体制作りが必要なのです。

どのくらいのログを蓄積できるか

ログ管理システムを選ぶ際には、どのくらいの量のログを蓄積できるかも重要です。利用人数と容量が見合っていなければ、必要なログを蓄積できません。

容量が足りないと、万が一情報漏洩が起きてしまったとき、当時のログが消えてしまっていることもあるのです。

従業員が多いほどログの量も膨大になるため、自社のログの量と、ログ管理システムの容量が見合っているか確認しましょう。

リアルタイムでログを取得できるか

ログ管理システムによっては、一定時間ごとにログを取得するシステムもあります。ログ取得のタイミングが遅くなるほど、不正利用に気づくのが遅れてしまい、状況が深刻になるリスクも考えられます。

したがって、リアルタイムでログを取得できるシステムを選ぶと良いでしょう。

リアルタイムでログを取得できるだけでなく、リアルタイムで解析してアラートを通知してくれるシステムであれば、即座に対応ができるためなおさら安心です。

おすすめログ管理システム3選

ログ管理イメージ

ログ管理システムはさまざまな種類が開発されていますが、おすすめのシステムを3製品紹介します。

AssetView

IT資産管理システム「AssetView(アセットビュー)」には、ファイルのコピーや削除など操作のログ収集、メール情報の収集、パソコン画面の録画などのログ取得機能が搭載されています。

ほかにもアプリケーションの配布やウイルス対策などの機能が充実しているため、ログ管理以外にも多用途に活用できるでしょう。

必要な機能のみ導入できるため、コスト削減にもつながります。

料金プランはお問い合わせください。

AssetView公式サイトはこちら

MCore

IT資産管理とセキュリティ管理を統合的に備えたシステム「MCore」。 パソコンの操作ログを取得するのみでなく、統合ログ管理ツールとの連携により膨大なログを効率的に取得・解析できます。

サポートも充実しており、機能面での問い合わせやトラブルの対処法などに迅速に対応してもらえます。

料金プランはお問い合わせください。

MCore公式サイトはこちら

MylogStar

「MylogStar」は、ログ管理に特化したシステムです。

「いつ」「誰が」「どのファイルを」「どうした」といった情報を蓄積できるため、個人情報ファイルの持ち出しやアクセスを防いだり、従業員の稼働状況を可視化したりすることが可能。

Windowsのイベントログや、メールの送受信履歴なども取得できます。

料金プラン

  
MylogStar Cloud月額800円~
MylogStar FileServer販売価格198,000円
MylogStar Desktop販売価格24,000円
MylogStar Enterpriseお問い合わせ

MylogStar公式サイトはこちら

まとめ

ログ管理イメージ

不正アクセスや情報漏洩などの万が一に備え、企業のログ管理は非常に重要です。しかし、人手によるログの取得や監視には限界があるでしょう。

そこで、ログ管理システムを活用することで、ログの取得を自動化し、怪しいログを未然に検知することが可能です。

ぜひログ管理システムを導入して、自社のセキュリティ基準の引き上げに臨みましょう。

 

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