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【2023年版】ストレスチェックサービスおすすめ12選!料金や特徴を紹介

投稿日:2023年5月18日 /

更新日:2024年8月26日

【2023年版】ストレスチェックサービスおすすめ12選!料金や特徴を紹介
● ウェルビーング● 健康経営● 従業員満足度向上● 福利厚生・人材定着・働き方改革・健康経営

企業経営にとって、従業員のストレスチェックは欠かせないものとなっています。しかし、どのストレスチェックサービスを選ぶべきか迷われている経営者の方も多いのではないでしょうか。

本記事では、2023年現在でおすすめのストレスチェックサービス12選を紹介します。それぞれのサービスの料金や特徴についても詳しく解説しています。経営におけるストレスチェックの重要性と、最適なサービス選びのポイントを押さえたうえで、ぜひご活用ください。

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目次

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ストレスチェックサービスとは

ストレスチェックサービスとは


ストレスチェックサービスとは、従業員のストレス状況を把握するためのサービスです。従業員のメンタルヘルス不調は、企業経営において深刻な問題となります。ストレスチェックサービスは、従業員のストレス状況を定量的に把握することで、メンタルヘルス不調の早期発見や予防に役立ちます。

また、ストレスチェックサービスを実施することで、従業員のストレスに対する理解を深め、ストレスマネジメントの取り組みの促進にもつながります。

 

ストレスチェック義務化の背景

1984年2月、日本ではじめて過労自殺が労災認定されたことからストレスチェックが始まりました。日本の自殺率は先進国(G7)の中ではトップに位置し、国際的にも自殺率が高いことが背景にあります。

また、厚生労働省「過労死等の労災補填状況」*によると、脳・心臓疾患に関する労災請求件数は減少していますが、精神障害に関する労災請求件数が増加。2020年の申請件数は2,051件でしたが、2021年は2,346件と295件増加しました。

精神疾患を発病した背景には「上司等から身体的攻撃、精神的攻撃等のパワーハラスメントを受けた」とする心理的負荷の割合が大部分を占めています。

こうした背景より、労働者のメンタルヘルス不調を未然防止する目的で労働安全衛生法が改正され、2015年12月から50名以上の従業員がいる事業所は年1回のストレスチェックの実施が義務づけられるようになりました。**

*参照元:令和3年度「過労死等の労災補填状況」
**参照元:厚生労働省 改正労働安全衛生法に基づく ストレスチェック制度について

 

ストレスチェックサービスの比較表

はじめにストレスチェックサービスにどのようなものがあるのかを把握できるように、大手ベンダーやメーカーが提供するストレスチェックサービスを厳選して12社紹介します。

サービス名価格無料トライアル外部連携有無
AltPaper

紙版57項目
・~60人:49,800円(税抜)

Web版57項目
・基本作業費:30,000円(税抜)
・利用料金:230円(税抜)/ 1ユーザー

ストレスチェッカーWeb57項目:0円
紙プラン
・基本料金:22,000円
・利用料金:450円(税抜)/1ユーザー
ORIZIN基本料金:104,500円(税込)/ 100ユーザー
STRESCOPE要問合せ要問合せ
LLax forest(リラクフォーレ)月額200円(税抜)/ 1ユーザー
リモート産業保健・初期費用:55,000円
・月額:30,000円~
要問合せ
ドクタートラスト要問合せ要問合せ
ラフールサーベイ要問合せ
Carely・初期費用:~1,000円
・月額:200円 / 1ユーザー
mediment要問合せ
WELSA要問合せ
バリューHR 健診予約システム要問合せ

※価格はそれぞれ一番安いプランを参照、他のプランは下記に記載

 

ストレスチェックサービスおすすめ12選

ここでは、上記の比較表で紹介したサービスの詳細を解説します。各ツールの機能や特徴を把握し、比較検討の参考に役立ててください。

 

1.AltPaper

項目内容
提供会社株式会社情報基盤開発
価格

紙版57項目
・~60人:49,800円(税抜)
・~150人:89,800円(税抜)

Web版57項目
・基本作業費:30,000円(税抜)
・利用料金:230円(税抜)/ 1ユーザー
※詳細は公式サイトを確認ください

無料トライアル
外部連携
主な機能・57項目
・80項目
・57項目+独自設問
※実施者代行や医師面接代行のオプションあり
公式URLhttps://www.altpaper.net/sc/


AltPaperは、4,110社・110万人の利用を誇る業界トップクラスのストレスチェックサービスです。ストレスチェック項目は厚生労働省が推奨する調査票に準拠します。東京大学が開発した自動処理技術を使用しており、紙版のストレスチェックサービスを利用しても最短2週間とスピーディーに分析結果が届きます。

受検者リストを渡すだけでストレスチェックを完全代行するので、業務担当者の負荷軽減にもつながるでしょう。

 

2.ストレスチェッカー

項目内容
提供会社株式会社HRデータラボ
価格

Web57項目
利用料金:0円
※従業員1,000人以上の会社は1人120円(税抜)で対応

Web代行57項目
利用料金:250円(税抜)/1ユーザー
※200人以下の場合は一律55,000円

Web代行80項目
・基本料金:55,000円
・利用料金:250円(税抜)/1ユーザー

紙プラン
・基本料金:22,000円
・利用料金:450円(税抜)/1ユーザー

無料トライアル
外部連携
主な機能

Web
・ストレスチェック
・20年間データ保管
・集団分析レポート
・英語対応
・専任コンサルタント
・ワークエンゲージメント
・職場のハラスメント


・20年間データ保管
・専任コンサルタント
・13か国語約提供
・マークシート
・集団レポート

公式URLhttps://stresschecker.jp/


ストレスチェッカーは、日本最大級の5,400社が導入するストレスチェックサービスです。官公庁や従業員1万人以上の上場企業など、多数の業界・業種で利用されています。「中小企業への社会貢献のため」にと、自社で運営する場合に限り、57項目の無料プランを利用可能です。無料プランを利用すればコストダウン効果が期待できます。

 

3.ORIZIN

項目内容
提供会社ピー・シー・エー株式会社
価格

ORIZIN スタンダードプラン
基本料金:159,500円(税込)/ 100ユーザー

ORIZIN シンプルプラン
基本料金:104,500円(税込)/ 100ユーザー

ORIZIN スタンダードプランプラス
475,200円(税込)/ 100ユーザー

ORIZIN シンプルプランプラス
422,400円(税込)/ 100ユーザー

無料トライアル
外部連携
主な機能・57項目
・80項目
・追加設問
・メールアドレス不要
・実施者付き
・閲覧範囲制限可能
・14か国語以上の受検可能
・細かな配送ニーズに対応可能
公式URLhttps://pca.jp/area_product/mentalhealth.html


ORIZINは、メンタルヘルスの専門家集団がメンタル不調者の早期発見だけでなく、職場環境の改善提案まで提供するストレスチェックサービスです。ストレスチェックの事前準備から完了までをストレスチェック実施者が行うため、企業担当者の負担がありません。

また、ドリームホップ心理相関図で課題分析をする「ORIZIN スタンダードプランプラス」は、課題の可視化と対処法支援をするため、職場環境の改善に役立ちます。

 

4.STRESCOPE

項目内容
提供会社株式会社こどもみらい
価格要問合せ
無料トライアル要問合せ
外部連携
主な機能・57項目+独自の設問設定
・医療情報AIによるアドバイス
・労働基準監督署提出書類の提供
・医療統計による集団分析報告書の発行
・監修医や分析担当者によるレクチャー実施
公式URLhttp://strescope.jp/


STRESCOPEは、睡眠医学と予防医学を専門にする医師がチームに加わり、仕事以外のストレスにも着目して従業員のストレスチェックを行うサービスです。高ストレス判定だけでなく、1年後のうつ病リスクを数値で算出したり、医療統計を用いてストレス原因のパーセンテージまで出したりします。健康経営に向けて施策を打ち出したい企業にはおすすめです。

 

5.LLax forest(リラクフォーレ)

項目内容
提供会社SOMPOヘルスサポート株式会社
価格

ベーシックプラン
月額200円(税抜)/ 1ユーザー

福利厚生付きプラン
月額550円(税抜)/ 1ユーザー

無料トライアル〇(無料デモ体験あり)
外部連携
主な機能・ストレスチェック
・組織分析
・個人結果フィードバック
・健康課題による損失金額の表示
公式URLhttps://www.sompo-hs.co.jp/llax_forest/


メンタルヘルス事業約850社、約100万名が利用する「LLax forest」※。組織の状態を可視化して健康経営に役立てるサービスです。産業医科大学で開発された『企業の健康経営ガイドブック(経済産業省)』および『健康経営度調査票』で推奨されているプレゼンティーイズム測定ツールを用い、健康課題による損失金額の表示をするのが特徴です。

※2020年度実績

 

6.リモート産業保健

項目内容
提供会社株式会社エス・エム・エス
価格

基本プラン
・初期費用:55,000円(税込)
・月額30,000円~

無料トライアル要問合せ
外部連携
主な機能・ストレスチェック代行
・産業医訪問
・産業看護職面談
・記録作成支援
・衛生委員会運用支援
・産業保健の実務相談
・衛生委員会コンサルティング
公式URLhttps://form.sanchie.net/forms/sanchie_002/p01


リモート産業保健は、法令義務に対応したサービスを提供しています。無料で「ストレスチェック代行」「衛生委員会立ち上げ・運営支援」「遠隔面談用iPad貸出」を行うのが魅力です。法的義務を網羅したフルパッケージを月額3万円から提供しているため、コスト削減と満足度向上が期待できます。

 

7.ドクタートラスト

項目内容
提供会社株式会社ドクタートラスト
価格要問合せ
無料トライアル要問合せ
外部連携
主な機能・57項目
・80項目
・6か国語対応
・集団分析
・職場環境改善支援サービス
公式URLhttps://doctor-trust.co.jp/


総受検者数が163万人を突破したドクタートラストのストレスチェックは、官公庁取引実績トップクラスを誇ります。実施企業のリピート率は90%以上です※。無料で提供する集団分析結果はプロが1社1社丁寧に分析しているため、社内の現状が把握できると定評があります。

※2019年、2020年自社調べ

 

8.ラフールサーベイ

項目内容
提供会社株式会社ラフール
価格要問合せ
無料トライアル
外部連携
主な機能・ショートサーベイ(19問)
・ディープサーベイ(154問)
・属性分析
・離職理由
・ハラスメントリスク把握
・導入他社比較
・業界比較
・価値観
・従業員マイページ
・対策レコメンド
・専門家紹介
公式URLhttps://survey.lafool.jp/


ラフールサーベイは、ウェルビーイング・人的資本経営を支援、実現する組織改善ツールです。サービス提供開始から4年半で1,800社もの企業が導入しました※。さまざまな業種や規模の企業がウェルビーイング経営の取り組みにラフールサーベイを活用しています。

組織と働く個人の可視化と行動変容を促すラフールサーベイは、組織のパフォーマンスを上げたい経営者におすすめです。

※2024年1月末時点

 

9.Carely

項目内容
提供会社株式会社iCARE
価格・初期費用:~1,000円
・月額:200円 / 1ユーザー
※健康管理必要なサービスはオプションにて提供
無料トライアル〇(1か月間)
外部連携
主な機能・健康診断の事後措置
・ストレスチェックの実施
・長時間労働の管理
・面談記録の記入、保管
・各種労基署報告書の作成
公式URLhttps://www.carely.jp/


産業保健業務従事者の86%が推奨すると回答した「Carely」。ストレスチェックと健康診断業務が一元管理できるため、担当者の業務効率化に期待できます。さらに、使いやすさにこだわったシンプルな画面と操作性のよさが特徴です。

また、一部の人事管理システムや労務管理システム、勤怠管理システムとの連携機能は、従業員の状況可視化に役立ちます。

※2022年ゼネラルリサーチ調べ

 

10.mediment

項目内容
提供会社メディフォン株式会社
価格要問合せ
無料トライアル〇(デモ体験)
外部連携
主な機能・受検結果の自動判定
・産業医面談の管理
・集団分析
・安全衛生委員会の日程、議事の管理
・こころの相談、健康よろず相談窓口
・抗体管理
・多言語対応
・健康診断結果のデータ管理
・受診勧奨メールの一斉送信
・就業判定の管理
・労働基準監督署への報告書自動作成
・紙の健康診断結果のデータ化代行
公式URLhttps://mediment.jp/


medimentは、業務効率化に導入したいクラウド健康管理システムNo.1に選ばれました※。「ストレスチェック」「産業医面談」「安全衛生委員会」「健康診断」のデータを一元管理することにより、人事労務担当者のパフォーマンス向上に貢献します。健康管理業務の業務効率化を促したい場合はおすすめです。

※2022年 日本マーケティングリサーチ機構の調査

 

11.WELSA

項目内容
提供会社インフォコム株式会社
価格要問合せ
無料トライアル
外部連携
主な機能・従業員ごとの健康カルテ生成
・健康診断結果の自動判定
・再検査対象者管理
・就業判定管理
・面談記録管理
・産業医の意見書等のファイル保存
・労働基準監督署への報告書作成支援
・ストレスチェック
・受検結果の自動判定
・集団分析
・健康リスク評価
・重大疾病の発症リスク予測
・組織分析レポート
公式URLhttps://welsa.biz/


産業保健業務をかんたんにした健康管理システム「WELSA」。データ収集から一元管理を行い、担当者の生産性向上に役立ちます。また、健康リスクの分析・予測機能では、従業員の重大疾病発症リスクを予測します。健康経営ができているか可視化したい経営者に魅力的なサービスです。

 

12.バリューHR 産業保健関連サービス

項目内容
提供会社株式会社バリューHR
価格要問合せ
無料トライアル
外部連携
主な機能・57項目
・80項目
・産業医、保健師にて管理
・面談実施
・経年保管
公式URLhttps://www.valuehr.com/service_sangyo.html


バリューHRの産業保健関連サービスは、労働安全衛生法に基づく企業内の健康対策全般をサポートするサービスです。株式会社バリューHRは、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する「健康経営銘柄」に3年連続選定。さらに、経済産業省が認定する「健康経営優良法人2023 ホワイト500」に計6回認定されました。

中小規模法人向けに、健診予約や健診結果管理、ストレスチェック等をパッケージにした健康経営支援サービスを行っています。健康経営の実績をもつ企業からメンタル・フィジカルの両面でアドバイスをもらいたい場合はおすすめです。

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ストレスチェックサービスの主な機能

ここでは、ストレスチェックサービスの主な機能を解説します。

 

ストレスチェック

ストレスチェックは、従業員のストレス状況を定量的に測定するための機能です。

具体的には、アンケートや質問紙を用いて、従業員のストレス要因やストレス反応を調査します。さらに、ストレスチェックの結果を分析することで、従業員のストレス状況を把握し、必要に応じてストレスマネジメントの取り組みを行うことができます。

ストレスチェックサービスでは、ストレスチェックの設問や解析方法が様々なものがあります。一部のストレスチェックサービスでは、個人のストレス状況を診断するための専門的なアセスメントも提供しています。

企業がストレスチェックサービスを導入する際には、自社のニーズに合わせたサービスを選ぶことが重要です。

 

高リスク者の特定

高リスク者とは、ストレスが原因でメンタルヘルス不調に陥っている可能性が高い従業員のことを指します。高リスク者を特定することで、早期に個別対応を実施でき、従業員のメンタルヘルス不調を未然に防止できます。

一般的に、ストレスチェックサービスでは、以下のような指標を用いて高リスク者を特定します。

  • ストレス反応の強さ
  • 精神的・身体的な不調の有無
  • コミュニケーション能力の低下
  • 職場でのモチベーションの低下

 

分析機能

分析機能は、ストレスチェックの結果を分析し、従業員のストレス状況を把握するための機能です。多くのストレスチェックサービスでは、グラフやチャートを用いて、従業員のストレス状況を視覚的に表現できます。

また、一部のストレスチェックサービスでは、従業員のストレス状況をグループ別に分析できるため、組織全体のストレス状況についても把握可能です。

 

産業医との面談管理

ストレスチェックサービスでは、面談の日程調整や面談の実施状況を管理する機能も提供されています。産業医との面談を計画的に実施することで、従業員のストレス状況をより詳細に把握できます。

また、産業医のアドバイスを受けることで、ストレスマネジメントの取り組みについての具体的なアドバイスを得ることも可能です。

 

労働基準監督署への報告書作成

労働基準監督署への報告は、労働安全衛生法に基づき、ストレスチェック実施の報告が義務付けられています。報告書には、ストレスチェックの実施状況や結果についての情報を記載する必要があります。

報告書の記入項目は以下の通りです。

  • 対象年
  • 検査実施年月
  • 事業の種類
  • 事業場の名称 / 所在地
  • 在籍労働者数
  • 検査を実施した者 / 検査を受けた労働者数
  • 面接指導を実施した医師 / 面接指導を受けた労働者数
  • 集団ごとの分析の実施の有無
  • 産業医
  • 事業者職氏名

一部のストレスチェックサービスでは、報告書作成の機能を提供しており、報告書作成に必要な情報を自動的に収集し、報告書を自動生成できます。

 

労務管理システムや勤怠管理システムとの連携

労務管理システムや勤怠管理システムとの連携により、ストレスチェックの結果をより具体的に分析可能です。たとえば、長時間労働が原因でストレスを抱える従業員がいる場合、その従業員の勤務時間や休憩時間を調整することで、ストレス緩和につなげられます。

また、労務管理システムや勤怠管理システムにストレスチェックの結果を反映することで、従業員のストレス状況を総合的に把握できます。

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ストレスチェックサービスを導入するメリット

ストレスチェックサービスを導入するメリット
ここでは、ストレスチェックサービスの導入により期待できるメリットを紹介します。

 

労働安全衛生法に準拠した経営ができる

ストレスチェック実施後には労働基準監督署へ報告書の提出が必要です。

本記事で紹介するストレスチェックサービスには、厚生労働省推奨の「職業性ストレス簡易調査票(57項目)」に準じたチェックテストが用意されおり、ストレスチェックサービスの導入で、労働安全衛生法に準拠した企業経営が可能となります。

労働安全衛生法に準拠した取り組みは、投資は株主や投資家からも歓迎される取り組みとなるでしょう。また、従業員の健康は企業の持続可能な経営にもつながります。

 

従業員一人ひとりが正しくセルフケアできる

ストレスチェック実施後は本人が診断結果を確かめるため、自分のストレス状態を把握できます。ストレスチェックサービスの中には、ストレス原因を特定して改善案を提示してくれるものもあり、セルフケアが可能です。

ただし、ストレス原因が職場環境にあり、従業員本人が解決できない場合もあります。そのときは部署や組織単位での環境改善が必要です。

ストレスチェックは、正しくセルフケアを行えるとともに、ストレスフルな職場環境の改善に役立てられるでしょう。

 

ストレスチェック実施後に迅速な対応ができる

従業員本人がストレスを認識しておらず、気づいたときには出勤できない状況だったというケースもあります。

ストレスチェック診断結果で高ストレス者と判定された従業員は、産業医との面談を受けられます。産業医面談で、より詳しく症状を把握でき、精神疾患にかかる前に気づけるでしょう。また、面談の中で産業医が従業員の就業は難しいと判断すれば休職するよう会社へ伝えてくれます。

ストレスチェックには、従業員の健康をモニタリングする機能が備わっているので、健康経営やウェルビーイング経営を目指す会社は必須といえるツールの1つでしょう。

 

ストレスチェックサービスを導入・実施の流れ

ストレスチェックサービスを導入してから実施するまでは、一般的に以下の流れです。

  1. 自社でサービスを導入する目的の明確化
  2. ストレスチェックサービスの選定
  3. 実施準備・環境整備(実施方法や社内ルールの策定、スケジュール調整など)
  4. ストレスチェック実施
  5. 集計・担当医による判定
  6. 個人結果(ストレスプロフィール)の通知、並びに面談指導の勧奨
  7. 面談指導の実施
  8. 労働基準監督署への報告・集団分析

なお、ストレスチェックサービスを導入する前に、会社は「労働安全衛生法に則り、制度を整える」と従業員への方針表明が必要です。

従業員50名以上の会社の場合、衛生管理者・安全衛生管理者と産業医を選任し、月1回以上の衛生委員会・安全衛生委員会を設置しなければなりません。50名以上のなかには常時雇用のパート社員も含まれます。

上記要件を満たす会社で委員会設置がされていなかった場合は、50万円の罰則が課せられるので注意しましょう。

また議事録作成、周知、保管ができていない場合も同様に50万円以下の罰則が課せられる場合があります。詳細は、下記リンクを参照ください。

参照元:厚生労働省 ストレスチェック制度導入ガイド

 

ストレスチェックサービスを選ぶ際のポイント

ストレスチェックサービスを選ぶ際のポイント
ストレスチェックサービスを選ぶ際は目的別に沿ったシステムで、職場環境にあったサービスを選びましょう。

サービス導入をする目的別に選ぶ

ストレスチェックサービスを利用する目的は以下3つに分類されます。

  • ストレスチェック業務を効率化したい
  • 産業医面談まで委託したい
  • 職場環境の改善に活用したい

それぞれについて、順に解説します。

 

ストレスチェック業務を効率化したい

業務担当者の負担を減らしたい場合は、紙ではなくWeb上で完結できるストレスチェックサービスがおすすめです。

パソコンやモバイル・タブレット端末から受検でき、結果も管理画面から閲覧可能です。また、ストレスチェック受検者へメールを送付でき、テンプレートが充実しています。

ほかにも、ストレスチェック実施後の「労働基準監督署への報告書」作成サポートやテンプレートがあると、さらに業務の効率化が図れるでしょう。

 

産業医面談まで委託したい

ストレスチェック実施者の産業医を自社で手配できない場合は「産業医選任」と「高ストレス者の面談実施」まで委託できるストレスチェックサービスがおすすめです。

ストレスチェックで高ストレス者となった従業員には、産業医との面談を行うフォローが必要となります。

適切なアフターフォローを希望している場合は、産業医やカウンセラー、保健師との面談をサービス提供しているものを選ぶとよいでしょう。

 

職場環境の改善に活用したい

ストレスチェック結果で職場環境の問題把握、改善をしたい場合は「集団分析機能」が充実しているものを選びましょう。

集団分析は、部署ごとや組織ごとのストレス具合を可視化できるため、業務の偏りや人員不足などの原因が特定可能です。

なお、ストレスチェックサービスを活用した職場環境改善方法は下記リンクを参照ください。

参考:厚生労働省 これからはじめる職場環境改善~スタートのための手引き~

 

自社に合ったサービスを選ぶ

ストレスチェックサービスを利用する際は職場環境に合ったサービス選びが重要です。

  • 職場に合った受検方法か
  • ストレスチェック設問の数
  • 多言語対応か

順に解説します。

 

職場に合った受検方法か

ストレスチェックサービスは「Web上で受検回答するもの」と「紙のマークシートで受検回答するもの」の2通りがあります。

Web受検に対応しているストレスチェックサービスは、スマートフォンやタブレットで受検できるものが多く、回答後すぐに診断結果を確かめられる特徴があります。また、紙受検よりも安い料金設定となっているのも特徴的です。

Web受検が万能のように思われますが、端末支給していない現場作業者やパートやアルバイトなどは設定するメールアドレスを個人所有のアドレスで設定する必要となるため、紙での受検がよい場合もあります。

Web受検と紙受検を併用したい場合は、併用可能とするストレスチェックサービスを選ぶとよいでしょう。

 

ストレスチェック設問の数

従業員が回答する項目数において、厚生労働省が推奨している「職業性ストレス簡易調査票」では57項目としています。そのため、多くのストレスチェックサービスが57項目を標準としています。

57項目よりも簡易版の23項目を提供するストレスチェックサービスがありますが、ストレス分析に向いていないため事業者の利用には向いていません。

職場環境の改善を目的とする場合は、80項目ある「新職業性ストレス簡易調査票」がおすすめです。従業員の仕事に対する意欲、組織や部署のハラスメント、上司や職場環境についての設問が追加され、より詳しい集団分析が可能となっています。

健康経営、ウェルビーイング経営を重視する企業では、80項目のストレスチェックサービスを積極的に利用しています。

 

多言語に対応しているか

外国人労働者は日本語を話せても、文字を読めない方もいる可能性があります。そのため、外国人が勤務している、あるいは勤務の可能性がある場合、多言語対応しているストレスチェックサービスを選びましょう。

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ストレスチェックサービス導入の注意点

ストレスチェックサービス導入の注意点
ストレスチェックサービスを導入する際の注意点は3つです。

  1. 従業員の心理的負担につながる可能性がある
  2. ストレスチェックが形骸化されやすい
  3. 個人情報取扱の管理義務が発生する

 

従業員の心理的負担につながる可能性がある

ストレスチェックは従業員のストレス状況を確かめるために行われますが、仕事が忙しい場合はストレスチェック自体が従業員に心理的負担を与える場合があります。

導入背景と活用方法を従業員に説明し、理解してもらいましょう。

 

ストレスチェックが形骸化されやすい

ストレスチェックの結果を活用せず、従業員の声や意見を反映しない場合、ストレスチェックは単なるチェックボックスの作業となってしまう可能性があります。形骸化されれば、従業員の健康やメンタルヘルス改善には役立たないでしょう。

たとえば、課題の見つかった組織や部署にアンケート調査や面談などを実施し、ストレス症状や原因を把握します。しかし、アンケート調査や面談実施後に改善活動がされなければ、従業員は課題に対する不安解消ができず、逆にストレスが増大してしまう場合があります。

そのため、ストレスチェックの導入には、会社全体が意図を理解し、ストレスチェック実施後に出た課題に対して取り組むことが大切です。

 

個人情報取扱の管理義務が発生する

ストレスチェック結果に基づく対応には、個人情報の取り扱いに関する法令や規制が適用されます。

例えば、個人情報保護法や労働安全衛生法、労働基準法などが該当します。ストレスチェックを実施する企業は、従業員のプライバシーや個人情報を守るために適切な情報管理を行いましょう。

 

まとめ

従業員が高いストレスを感じ続けて働けば、職場の雰囲気や生産性に影響を与えかねません。従業員1人ひとりのメンタルをチェックし、迅速な対応を行えば離職率の低下につながるでしょう。

ストレスチェックで明らかになった職場の課題に取り組めば、従業員も安心して働けます。産業医の協力を得て解決するのもポイントです。

ストレスチェックサービスを導入して、健康経営やウェルビーイング経営を目指せると良いでしょう。

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