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ロギングとは?組織にとっての重要性やロギングの手順を解説!

投稿日:2023年4月1日 /

更新日:2024年2月14日

ロギングとは?組織にとっての重要性やロギングの手順を解説!
● セキュリティ● セキュリティ強化● データ活用● 情報管理

ロギングとは「ログを取ること」、つまり「データを記録すること」を指します。不正アクセス対策やトラブルの事前検知などにおいて重要な役割をもちます。
本記事ではロギングの意味と、ロギングの手順を解説します。ロギングに興味がある方はぜひご参考ください。

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ロギングとは?

ロギングイメージ

ロギング(Logging)とは「記録したデータ」を意味する『Log』に、「~すること」を意味する『ing』をつけて「データを記録すること」という意味です。

システムやソフトウェアの稼働状況、ユーザーのアクセス履歴などを定期的に記録して「いつ・誰が(何が)・どのような状態であったか」という事実を明確にします。

ログとは?

ロギングとは、簡単に表現すると「ログを取ること」と言えます。では「ログ」とは何を意味するのでしょうか。

「ログ」とは「記録したデータ」もしくは「記録すること」を指します。

日常的に使っている言葉として「ログイン」や「ログアウト」が馴染み深いのではないでしょうか。

ログインとは、会員サービスなどを利用する際にIDとパスワードなどで認証してサービスを利用できるようにすることですが、すなわち「自分のデータが記録された場所に入る」という意味合いをもっています。

組織にとってロギングはどれくらい重要なのか

ロギングは、組織運営において大きな意義があります。

不正アクセスや情報漏えいなどが起こった場合、時系列でアクセス履歴やアクセス元などを分析することができ、原因を特定したり対応策を考えたりできます。

また、システムトラブルやエラーなどが起きた際にも いつ 誰が どのデータを どのように追加・削除・修正したか といった履歴が記録されているため、原因を特定できます。

さらにロギングされた内容を逐一モニタリングしていれば、すぐに異常を検知できるため、トラブルに対して事前もしくは早急な対処が可能になるでしょう。

 

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ロギングの正しい手順は?

ロギングイメージ

ロギングは、利用状況やアクセス履歴などのデータを単に記録するだけでなく、ロギングされたデータを監視(モニタリング)することも重要です。

それでは、ロギングの具体的な進め方について紹介します。

手順1:ロギングの必要性を定義する

まずは、なぜ自社にとってロギングが必要なのか定義します。

コンプライアンス対策 セキュリティ対策 トラブルの事前予測 など、組織によってロギングの目的は異なるでしょう。

目的によってロギングの対象となるデータが変わるため、事前にロギングの必要性を定めましょう。

手順2:対象のデータとロギングの方法を設定する

目的に沿って、ロギングの対象となるデータ項目と、ロギングの方法を定めます。

目的やシステムなどによって、ロギングの対象となるデータ項目は異なりますが、基本的には以下の項目は最低限必要です。

  • いつ(実行日時、タイムスタンプなど)
  • 誰が(ユーザー名、ID、アカウント名、IPアドレスなど)
  • どこで(デバイス情報、ロケーション、ブラウザなど)
  • 何をした(アクセス、閲覧、作業内容など)

次に、これらのデータを、どのようなイベントやタイミングで記録するのか定めます。

たとえば「常に記録する」という場合もあるかもしれませんが、不正アクセスを検知したい場合には「ログイン時」や「ログインに失敗した時」などのタイミングのみロギングすることもあります。

手順3:監視対象のデータを特定する

ロギングされたすべてのデータを確認して解析するのは大変です。監視対象となるデータを特定し、効率的に監視を行いましょう。

手順4:ロギング・監視のソリューションを選定する

ロギングと監視ができるソリューションを選定します。

自社で開発・構築するリソースがない場合、ベンダーが提供しているログ管理システム(ロギングツール)から選びましょう。

機能面や料金面などを考慮し、自社に合ったソリューションを選定することが重要です。 また、単にロギングするだけでなく、それ以外の機能が搭載されているか比較しましょう。たとえば「この条件が揃ったらアラートを発動する」といったアラート機能があると、監視が効率よく行えます。

手順5:アラート・不具合への対応計画を立てる

アラートや不具合が検出された際、素早い対応が求められます。

少しでもタイミングが遅れると、悪意をもった第三者が不正にログインしてしまったり、システムトラブルに気づかずに使い続けたりしてしまい、大きな損失を招きかねません。

そのため、あらかじめアラートや不具合が検出された際の対応計画も立案するとよいでしょう。対応計画を立てたら、シミュレーションを行って万が一に備えておくことも重要です。


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まとめ

ロギングイメージ

「データを記録すること」を意味する「ロギング」。アクセス履歴や利用状況、システムの稼働状況などをモニタリングする際に活用できます。

また、ロギングしておくことで、不正アクセスやシステムエラーの際にも原因を特定できるので便利です。

改めて自社のロギングの状況を見直し、適切にロギングできているか確認してみましょう。

 

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