セキュリオとは
セキュリオとは、LRM株式会社が提供する情報セキュリティ教育クラウドです。
従業員のセキュリティ対策の教育や標的型攻撃メール訓練の効率化を図ります。
セキュリオの特徴は、下記の3つです。
- ISMSやPマークに特化した教材が豊富
- セキュリティの専門家が作成した70種類以上の教材を利用できる
- 自動でテスト採点・結果集計が行われる
1,300社以上の導入実績があり、約120,000人以上のユーザーから利用されています。(2023年6月時点)
そんなセキュリオの料金プランは、下記の通りです。
プラン名 | GRエンタープライズプラン | GRスタンダードプラン | GRライトプラン |
初期費用 | 100,000円(税抜) | 100,000円(税抜) | 100,000円(税抜) |
利用料(50ユーザー未満) | – | 月額15,000円(税抜) | 月額7,500円(税抜) |
利用料(50ユーザー以上) ※ユーザー追加は10単位 | 個別お見積 | 月額300円(税抜)/ユーザー | 月額150円(税抜)/ユーザー |
アカウントを追加する際は、10アカウント毎で利用できます。
セキュリオは、同時に情報セキュリティと業務効率化を図りたい企業に適しているでしょう。
こちらの記事では、ISMSの規格や認証に必要な審査、具体的な取り組みについて解説しているので、ぜひ参考にしてください。
セキュリオの主な機能
セキュリオの主な機能として、情報セキュリティ意識向上機能があります。
詳細を解説していきます。
情報セキュリティ意識向上機能
セキュリオの情報セキュリティ意識向上機能には、下記の5つがあります。
- eラーニング
- セキュリティアウェアネス
- 標的型攻撃メール訓練
- 社内アンケート
- ニュース
ひとつずつ解説していきます。
eラーニング
セキュリオのeラーニングを活用することで、社員研修や全社研修などの作業を効率化できます。
実際に従業員へ情報セキュリティ教育を行うステップは、下記の通りです。
- 70種類以上の教材のなかから自社に合う教材を選定
- 選んだ教材を自動メールで配信
- 自動で集計・採点結果を確認
パソコンやスマートフォンから受講できるので、場所を選ばないうえに、従業員の負担も最小限に抑えられます。
毎月新しい教材が1つ追加されるので、マンネリ化防止にもつながるでしょう。
そのため、「セキュリティ教育の運用・準備に負担を感じている」「最新の情報セキュリティを学んでほしい」と考えている企業に適しています。
セキュリティアウェアネス
セキュリオのセキュリティアウェアネスでは、従業員のセキュリティレベルの可視化と継続的なトレーニングによるレベルの底上げが可能です。
セキュリティウェアネスを活用する手順は、下記の3ステップのみです。
- 問題数と配信間隔、対象者を設定して配信
- 150問以上のランダムで主題される問題に答えて、回答者別のリテラシースコアを算出
- 回答結果を基に、全社・グループ・個人別でスコアを確認
従業員ごとの回答状況や苦手カテゴリーの確認、全社のスコア推移、グループごとのリテラシー状況は数値・グラフ化されるため、リテラシー状況を直感的に把握できます。
標的型攻撃メール訓練
セキュリオの標的型攻撃メール訓練では、パソコンやスマートフォンといった端末をマルウェアに感染させないための訓練を行います。
標的型攻撃メールの訓練の流れは、下記の通りです。
- 30種類以上のテンプレートのなかから文面を選択
- 従業員やグループごとで訓練メールを配信
- 開封率や報告人数などの訓練結果を確認
- eラーニング・セキュリティアウェアネスを活用して定期的にチェック
ちなみに訓練メールの配信数は無制限なので、配信者のタイミングで行えます。
また、攻撃者はさまざまな手口で攻撃を仕掛けてくるので、最新の文面で訓練を行いましょう。
こちらの記事では、デバイス別でマルウェアに感染するとどうなるか詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
社内アンケート
セキュリオの社内アンケートには情報セキュリティコンサルタントが監修した、セキュリティに関するさまざまなアンケートテンプレートが用意されています。
社内アンケートを行うためのステップは、下記の3つです。
- 基本的なセキュリティ内容とISMS認証企業向けのテンプレートを活用して、社内アンケートを作成
- 従業員はログインをして、アンケートに回答
- 全体の回答率や従業員ごとの回答結果を確認
また、自社に必要なアンケート内容を登録できます。
受講者の選択はユーザー・グループ単位の2種類があるため、目的に合わせた一括配信も可能です。
ニュース
セキュリオのニュースでは、下記に関する情報を閲覧できます。
- サーバー攻撃で注意するポイント
- 最新の情報セキュリティ事故事例
- ISMS・Pマーク審査傾向レポート
ほかには、「企業がやるべきセキュリティ対策の豆知識」「認証取得企業に役立つ豆知識」といった情報も得られます。
セキュリオを導入するメリット
ここまで、セキュリオの主な機能をお伝えしました。
続いて、セキュリオを導入するメリットを解説します。
- プロ監修の教材で学習できる
- 標的型攻撃対策サービスとしても併用できる
それぞれ解説していきます。
プロ監修の教材で学習できる
セキュリオを導入するメリットは、プロ監修の教材で学習できる点です。
アカウント作成日から70種類以上の教材が用意されているので、教材準備や講師依頼は必要ありません。
eラーニングを簡単に始められて、導入直後に利用できる教材が揃っている点は安心です。
ただし教材学習の利用は、プラン毎で別途料金が発生するので注意しましょう。
標的型攻撃対策サービスとしても併用できる
セキュリオの導入によって、標的型攻撃対策サービスとして併用できる点もメリットのひとつです。
標的型攻撃メール訓練を行った後、合格基準に満たなかった従業員の数と名前、所属部署などの情報を確認できます。
訓練で使用するメールは、「自社で作成する・テンプレートを活用する」といった2つの方法があります。
また訓練結果は、グラフで開封率や送信状況が表示される仕様です。
セキュリオを活用して、標的型攻撃への対策を整えておきましょう。
eラーニングサービスを選ぶときのポイント
ここまで、セキュリオを導入するメリットをお伝えしました。
続いて、eラーニングサービスを選ぶときのポイントを解説します。
- 特化型か汎用型か
- 利用頻度は多いか
- カスタマイズは柔軟にできるか
- コストは予算に収まっているか
ひとつずつ解説していきます。
特化型か汎用型か
eラーニングサービスを選ぶ際は、特化型か汎用型か確認しましょう。
「すでにeラーニングを利用しており、特定のコンテンツに満足していない」「効果の高い研修を行いたい」企業には、特化型のサービスが適しています。
情報セキュリティ以外にIT・ビジネススキルやマネジメントといった多様な研修を行いたい企業には、汎用型のサービスがおすすめです。
利用頻度は多いか
利用頻度の多さは、eラーニングサービスを選ぶ際の重要なポイントです。
実際にサービスを利用する際は、下記の点を意識しましょう。
- 期間:半年・1年なのか
- 利用ユニット:ユーザー・アカウント・企業ごとなのか
- ボリューム:無制限・データ容量に制限があるのか
利用頻度や利用規模に応じて、自社に合ったサービスを選ぶ必要があります。
カスタマイズは柔軟にできるか
検討しているeラーニングサービスは、カスタマイズが柔軟であるか確認しなければいけません。
提供会社によって、「オリジナルコンテンツをカスタマイズできずに利用する」「自社に合ったコンテンツにカスタマイズして利用できる」タイプがあります。
そのためセキュリティ研修を自社に合わせるには、カスタマイズに柔軟性のあるeラーニングサービスを選択しましょう。
カスタマイズ可能なサービスを選ぶことで、受講状況や従業員の理解度に合わせながら研修内容を改善して、長期的なセキュリティ教育を実現できるためです。
コストは予算に収まっているか
eラーニングサービスの料金プランや形態は、提供会社によって異なります。
具体的な例は、下記の通りです。
- 無料で利用できる機能の種類
- 月額支払いもしくはサブスクリプション
ほかには受講するたびに料金が発生するタイプや、初期費用だけ必要な買い切り型タイプもあります。
eラーニングサービスを選ぶ際は、予算と利用を検討しているサービスと料金プラン・形態が見合っているか確認しましょう。
【kyozon編集部おすすめ】あわせて活用したいeラーニングサービス
ここまで、eラーニングサービスを選ぶときのポイントをお伝えしました。
続いて、kyozon編集部がおすすめするeラーニングサービスを3つ紹介します。
- etudes(エチュード) | コンテンツアップロード無制限
- TechAcademy IT研修 | 現役エンジニアから学べる
- manebi eラーニング | 他ジャンル教材が5,000以上
それぞれ紹介していきます。
etudes(エチュード) | コンテンツアップロード無制限
内容 | |
提供会社 | アルー株式会社 |
初期費用 | 0円 |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 |
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etudes(エチュード)とは、社内教育に必要な機能が集約されたクラウド型eラーニングシステムです。
初期費用が発生せずID数に応じた月額課金制によって、社内教育のコスト削減を実現します。
またMicrosoft Azureを採用しており、強固なセキュリティ対策が施されています。
さらに動画はストリーミング方式のため、ファイル漏洩の心配がありません。
Zoomやeラーニングを活用したオンライン研修も、一元で管理できます。
TechAcademy IT研修 | 現役エンジニアから学べる
内容 | |
提供会社 | キラメックス株式会社 |
料金プラン | 119,900円〜 |
研修一覧 |
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- 業種:IT/通信/インターネット系
- 会社名:エヌ・ティ・ティレゾナント株式会社
- 従業員規模:301〜1,000人
- 部署:営業・販売部門
- 役職:部長・課長クラス
TechAcademy IT研修とは、未経験でも1からITスキルを学べるオンラインIT研修です。
専門スキルのある現役の実務経験者が一人ひとりにアサインされるほか、チャットサポートや回数無制限の課題レビューなど、個人に合わせた適切なフォローを実現できます。
「Java」「Python」などエンジニア向けの研修をはじめ、「AI」「業務効率化」などDX化に欠かせない知識を学ぶことも可能です。
また合格率10%の選考を通過したプロのメンターから、マンツーマンでサポートを受けられます。
manebi eラーニング| 他ジャンル教材が5,000以上
内容 | |
提供会社 | 株式会社manebi |
月額料金 | 19,800円〜 |
機能 |
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操作も直感的でわかりやすいです。
- 業種:IT/通信/インターネット系
- 会社名:非公開
- 従業員規模:31〜100人
- 部署:情報システム部門
- 役職:一般社員・職員
manebi eラーニングとは、はじめての研修でも簡単に導入できる人材育成ツールです。
5,000以上のeラーニング教材や自社教材を組み合わせた研修、確認テストの実施などもオンライン上で完結できます。
新人研修からステップアップを目指す研修まで、さまざまな研修に対して必要なカリキュラムの策定をサポートしてくれるのが利点です。
人材育成にかかるコストを削減したい場合や、人材育成ツールの導入が初めてで自社のリソースだけでは不安な場合は、playse. がおすすめです。
\ サービスの詳細はこちら /
こちらの記事では、企業向けeラーニングシステムのおすすめ10社を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は、セキュリオの主な機能やメリット、eラーニングサービスの選び方を解説しました。
セキュリオとは、LRM株式会社が提供する情報セキュリティ教育クラウドです。
また、「プロ監修の教材で学習できる」「標的型攻撃対策サービスとしても併用できる」といったメリットがあります。
本記事でお伝えしたeラーニングサービスを選ぶときのポイントも参考にして、セキュリオの導入を検討してください。
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