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インターフェースとは?
インターフェース(Interface)とは、日本語で「接合部分」や「接点」と訳されます。
このことから、異なる2つのものをつなぐ部分をインターフェースと呼びます。
たとえば、パソコンとモニターをつなぐ端子や、異なるソフトウェア同士での連携技術などは、異なるもの同士をつなげているためインターフェースに該当します。さらに広く言うと、ユーザーとコンピューターが接する部分もインターフェースとなります。
それでは、以下でそれぞれ詳しく解説します。
ハードウェアインターフェースとは
ハードウェアインターフェースとは、ハードウェア同士をつなぐ部分を指します。
先ほど挙げた「パソコンとモニターをつなぐ端子」も、ハードウェアインターフェースになります。
ほかにも
- パソコンとプリンターをつなぐHDMIケーブル
- パソコンとルーターをつなぐ有線LANケーブル
- キーボードとマウスをつなぐUSBケーブル
なども、ハードウェアインターフェースの代表格です。
ハードウェアインターフェースによって、ハードウェア同士がシームレスに連携でき、異なるハードウェアでも指示を出したり同期できたりするのです。
ソフトウェアインターフェースとは
ソフトウェアインターフェースとは、ソフトウェア同士をつなぐ部分を指します。
先ほど挙げた「異なるソフトウェア同士での連携技術」は、ソフトウェアインターフェースです。この連携技術は「API(Application Programming Interface)」と言います。
たとえば以下のようなものがAPIに該当します。
- SNSとWebサイトを連携させ、特定のタグがついたSNS投稿をWebサイトに反映させる
- メールソフトとチャットツールを連携させ、メールが届いたらチャットで通知が届くようにする
- CRMと会計システムを連携させ、CRMに蓄積された顧客情報や売上情報を会計システムに同期させて請求書を作成する
このように、ソフトウェアインターフェースを活用すると、情報共有や業務効率化などにつながります。
ユーザーインターフェース(UI)とは
近年、特に注目されているのが、ユーザーとコンピューターの接点を意味する「ユーザーインターフェース」です。
「UI」と略され、Webサイトやアプリケーションなどで「UIが優れている」などと使われます。
漠然としているので、わかりやすく例を挙げてみます。
- Webサイトのレイアウトやメニューバー
- アプリのボタン
- お問い合わせフォームの入力欄
つまり「UIが優れている」とは、操作性のよさや見やすさなどを意味しています。Webサイトやアプリを使い続けてもらうためには、デザイン性の高さや見栄えの良さではなく、ユーザーが使いやすく操作しやすいインターフェースをデザインすることが求められています。
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インターフェースに関する言葉は?
インターフェースに関連する言葉を紹介します。
アプリケーションプログラミングインターフェース(API)
前章でも紹介した「API」はソフトウェアインターフェースの代表と言えます。
アプリケーションやシステム、クラウドサービスなど、異なるソフトウェア同士をつなぐ技術で、データの同期や通知などを可能にします。
最近では、企業の業務効率化のためにさまざまなツールが活用されています。しかしながら、導入するツールが多すぎると、同じデータを複数のツールに入力しなければならずミスが生まれたり、必要な情報がどこに格納されているのかわからなくなったりして、かえって非効率になりかねません。
そのため、APIでツール同士をつなぐことで、データを同期したり、情報を一元管理したりできるのです。
ブレインマシンインターフェース(BMI)
ブレインマシンインターフェースとは、その名の通り「人間の脳と機械・コンピューターをつなぐ技術」を指します。近年、研究が進んでめざましく進歩している分野です。
病気や障がいなどで手足が不自由な人が、脳波を通じて動かなくなった手足を動かしたり、義手・義足を動かしたりできるようになる可能性があります。さらに、自動車の運転や家電の操作なども、脳波でできるようになると言われています。
オーディオインターフェース
オーディオインターフェースとは、パソコンとマイクや楽器、オーディオ機器などをつなぎ、音楽や音声を変換するインターフェースです。
オーディオインターフェースを活用すると「マイクで歌った音声をパソコンに取り込む」「パソコンで作成した音楽をスピーカーで流す」などが可能になります。
ユーザーインターフェースデザイナー
ユーザーインターフェースデザイナーとは、UIを意識したデザインができる職種を指します。Webサイトやスマホアプリ、クラウドサービスなど、さまざまなデジタル分野において重要度が高い職種です。
たとえば、文字のサイズひとつでもユーザーの利便性は大きく異なります。また「ボタンが押しにくい」「知りたい情報が見つかりにくい」といった不便さがあると、ユーザーのストレスになり顧客満足度が低下しかねません。
近年ではスマホユーザーも多いため、Webサイトがモバイルデバイスでも見やすいか、といったスマホユーザー目線も重視されています。
そのため、通常のWebデザイナーに比べて、よりユーザー目線に立ってデザインが求められ、使いやすさや見やすさ、入力のしやすさなどをデザインします。
ゲームユーザーインターフェースデザイナー
ユーザーインターフェースデザイナーの中でも、ゲーム領域に特化しているのがゲームユーザーインターフェースデザイナーです。
ユーザーが快適にゲームをプレイできるように、ゲーム画面に表示される以下のような項目をデザインします。
- ホーム画面のレイアウト
- メニュー項目
- HPなどのゲージ
- アイテム欄
ゲームの場合、「見やすさ」「操作のしやすさ」だけでなく、ユーザーの「ドキドキ感」も意識する必要があります。ユーザーが快適、かつ楽しくゲームをプレイするために、ゲームユーザーインターフェースデザイナーが欠かせないのです。
近年、重要度を増しているユーザーインターフェース
近年、ユーザーインターフェース(UI)を意識したデザインのWebサイトやソフトウェアが増えています。
UIとは、先述の通り「Webサイトのレイアウト」「アプリのボタン」など、ユーザーとの接点となる要素すべてを指します。
優れたUIはユーザビリティ(ユーザーにとっての利便性)を高め、顧客満足度にもつながります。
UXとの違い・関係性
UIとセットで紹介されることが多い「UX」。
「User eXperience」の略で「ユーザー体験」と訳されます。
具体的には、そのサービスや製品を使用したことでユーザーが得られる体験そのものを指します。「このWebサイトは役に立つ情報がたくさん掲載されているから、非常に満足だ」「この商品が使いやすいから嬉しい」などのポジティブなUXだけでなく「このWebサイトは見にくいから不満だ」といったネガティブなUXもあります。
UIとUXは異なるものですが、優れたUIは優れたUXにつながります。UXを高めるために、UIは不可欠な要素です。 ただし、UXを向上させるには、UIだけでは足りません。顧客への対応品質や、商品発送のスピードなど、多様な要素が組み合わされてUXが向上します。
企業がユーザーインターフェースを重視すべき理由は?
企業がUIを重視すべき理由として、主に以下の3点が挙げられます。
理由1:UXが向上する
上記のように、UIはUXに大きく影響します。UIが優れていると「便利だ」「満足だ」といったUXにつながりますし、UIが優れていない場合は「もう使いたくない」といったUXにつながります。
UXを向上させることで、顧客満足度も高まり、自社のファンとなってくれる可能性もあります。リピート購入やアップセル・クロスセルを引き起こし、売上にも影響するでしょう。
UX向上の第一歩として、UIを重視しなければならないのです。
理由2:コンバージョンが最大化される
WebサイトのUIを工夫すると、コンバージョンにも影響が出る場合があります。
たとえば「商品購入」をWebサイトのコンバージョンとしている場合、
- 商品画像の見やすさ
- 購入ボタンのクリックしやすさ
- フォームの入力のしやすさ
などで、ユーザーの購買意欲を後押しすることができます。 コンバージョン率が低い場合、UIが問題となっている可能性があるため、UIを見直してみるとよいでしょう。
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理由3:ユーザー層の幅が広くなっている
スマホ普及率が高まっている中で、アプリやクラウドサービスのユーザー層も幅広くなっています。
実際、総務省の調査では60歳以上でもインターネットやSNSを利用しているユーザー層が多いことが明らかになっています。(※)
こうした時代の流れに合わせ、企業はあらゆるユーザーに対応したサービス提供が求められています。
そのうちの一つがUIであり、属性に関わらず誰でも便利に利用できるようなUIが必要になっています。
※令和3年版情報通信白書|総務省
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まとめ
インターフェースは、異なるもの同士をつなぐことで、ハードウェア同士をつなぐ「ハードウェアインターフェース」や、ソフトウェア同士をつなぐ「ソフトウェアインターフェース」があります。
さらに、近年注目されている「ユーザーインターフェース(UI)」は、Webサイトやアプリとユーザーの接点となる部分です。優れたUIは、UX向上やコンバージョンにもつながるため、これからはUIを意識したデザインをしましょう。
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