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人材不足時代の採用活動のカギ「工数削減」と「歩留まり改善」を採用DXで実現!

特集 採用採用業務効率化採用管理
2024年2月27日
人材不足時代の採用活動のカギ「工数削減」と「歩留まり改善」を採用DXで実現!

人材不足の現代では、どの企業も「採用活動に工数を割けない」「優秀な人材を採用できない」など採用活動に関する課題を抱えている。そんな中で「採用DX」を掲げ、採用活動にデジタルを活用することで課題解決へと導いているのがHRクラウド株式会社だ。
今回は、同社の執行役員である岩本氏に、近年の採用活動の現状や課題を踏まえ、同社が提案する解決策を語っていただいた。

岩本 真実 氏
HRクラウド株式会社 執行役員


2009年 株式会社キャリアデザインセンター入社

2019年 HRクラウドに参画

2021年 HRクラウド執行役員に就任



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目次

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近年の採用市場の状況

<福谷氏>
本日はHRクラウド株式会社HRテック事業部執行役員の岩本真実様にお越しいただきました。他にもお越しいただいている方々もいらっしゃいますが、本日は主として岩本様に取材をさせていただく予定です。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

<岩本氏>
よろしくお願いいたします。

<福谷氏>
簡単で結構ですので自己紹介をお願いします。

<岩本氏>
ただいまご紹介にあずかりました、HRクラウド株式会社の岩本と申します。簡単に経歴ですが、2009年に新卒でキャリアデザインセンターという中途採用支援を行っている会社に入社しました。「千年に一度の不況」という時代を新卒1~2年目で過ごしてきました。そこでは中途採用の媒体を扱っていたのですが、新規開拓からリピートなどの営業を行っておりました。

そこで10年間勤めまして、次は営業のマネージャーでしたり、新規採用の研修責任者を経て、2019年にHRクラウドに入社をしました。当初は、まだまだ営業組織の体制が固まりきっていない状況でしたので、ザ・モデル式に営業プロセスを分離して専業体制に整え、営業、インサイドセールスを経て現在はカスタマーサクセスの担当執行役員を担当させていただいております。本日はよろしくお願いします。

<福谷氏>
ありがとうございます。岩本様のほか、市原様と佐々様にもお越しいただいております。
本日はいろいろなことをお聞きできればと思っております。
早速ではございますが、少子高齢化の影響でどの企業も人手不足に悩まされているかと思いますが、最新の採用市場の動向などをお聞かせいただいてもよろしいでしょうか?

<岩本氏>
なかなか壮大なテーマではありますが、端的にご紹介させていただければと思います。

最近の新卒の市場ですと、一番インパクトがあったのはコロナの影響だと思います。学生生活の多くの部分を、コロナによる緊急事態宣言やリモートなどによって大きく阻まれていた世代の学生さんが多いです。こうした方々には、一人ひとりに向き合い寄り添った選考活動である「パーソナライズドリクルーティング」が解決策であると考えております。こちら平たくお話をさせていただくと、今の若者たちは「評価されたい」「認められたい」といった承認欲求を強く持っている世代になっています。だからこそ、一斉に説明会をしたりグループディスカッションをしたりする一律の選考活動をしていると、刺さるものも刺さりません。一人ひとりの学生さんに合わせて、コミュニケーションのとり方、選考評価の仕方、フィードバックの仕方など、変化をさせていかなければいけない。1to1のコミュニケーションが非常に重要視されてきています。
しかし、どうしても準備とか対応に関わる工数がかかるため、企業側はなかなか実現が難しいのも実情です。特に中小企業は、人手不足の状況のため兼任で採用活動を回していることもあり、応募してくれた学生さんに向き合うより、目の前の業務に向き合っていく時間の方が多いのかと思います。なので、パーソナライズをしていきたいけれども、なかなか目の前の対応工数が多すぎて、一人ひとりの学生さんに対応できていないようです。学生さんに向き合う活動ができる企業様は、知名度が低くても入社につなげていらっしゃいます。その一方、パーソナライズができていない企業様は、大手や有名な企業様であろうと途中で選考辞退ということが起きています。
このパーソナライズリクルーティングというところが、1つのトレンドかなと思います。

<福谷氏>
今、本当に採用活動が難航しているという時代の中で、細やかにコミュニケーションをとっていかないと優秀な人材の採用にもつなげられないということですね。

採用活動の課題解決を促す「採用一括かんりくん」

<福谷氏>
採用活動は本当に時間がかかるものなので、いろいろな業務が発生します。その中で、人事担当者様はどのような課題を抱えていらっしゃいますか?

<岩本氏>
課題としては、母集団形成と選考辞退の2点です。最近始まった話ではないのですが、2020年以降からこの課題を抱える人事担当者様が増えているように感じます。
自社が求めている学生さんがいるエリアや媒体などは多岐にわたっているので、「自社が求めている学生さんはどこにいるのか」「その学生さんたちが就活で大事にしている軸は何か」「その学生さんたちに対して自社がアピールできる武器はどこなのか」といった点を明らかにしなければなりません。そうした、採用戦略の策定や、応募してくれた学生さんたちの選考のケア、そういった部分が人事担当者様のコア業務になります。
また、選考辞退の課題で言うと、採用管理体制が原因となっている場合が多く見受けられます。「どのタイミングでどうケアをしていくべきか」「面接官はどう関わっていくか」という部分が重要です。ナイーブな学生さんも少なくないので、一つの言葉が学生さんに対してネガティブに刺さったりすることもありますし、そうなってしまうとSNSを介して広まってしまうリスクもあります。また、選考時のみでなく、内定後にも適切にフォローしなければ辞退されてしまいます。こうした採用管理体制も、人事のコア業務となりますね。
本来であればコア業務に時間をかけなければなりませんが、ノンコア業務が阻害してしまうために、コア業務へ投入できるリソースが減り大きな課題へとつながっています。

<福谷氏>
採用活動は一つのプロジェクトとして中長期的な取り組みになるので、業務を進行していくのがつらくなったり、入社予定の方々とのコミュニケーションが取れなくなってしまったりするなどは、さまざまな企業様にも起こりえるのかと思っております。

<岩本氏>
学生さんの志望度は、初めから高いわけではありません。最初は志望度が低い学生さんとどんどん円滑なコミュニケーションを取ったり、学生さんが求めている情報を提供してあげたりするなどして、やっと内定フェーズの時には志望度MAXの状態に引き上げていく必要があります。学生さんは、一カ月前に一回接触しただけの企業なんて忘れています。この間に他の企業さんとの接触もしているので、忘れられないように定期接触が必要です。他社も同じようなアクションをしているということを前提にしなければ、採用プロセスの途中での離脱を増やしてしまうでしょう。

<福谷氏>
こうした課題や不安要素を解決できるソリューションが、御社の「採用一括かんりくん」ですよね?

<岩本氏>
はい、そうです。ここで申し上げるのは、「工数削減」「コミュニケーション」「学生さんが求めている情報提供」の3点です。

工数の削減に関しては、先述の通りノンコア業務がコア業務の妨げになっているので、ノンコア業務を当社の採活一括かんりくんが代わりにやってくれるというイメージです。応募してくれた学生さんの情報管理、選考の進捗管理、学生さんとの連絡などの業務工数を、採用一括かんりくんで一括で行うことができます。そこで浮いた時間をコア業務に充てられます。

2点目のコミュニケーションという点。ここはもしかしてお察しの方もいるかと思いますが、ポイントはLINEです。現代の学生さんは電話に出なかったりメールを見てくれなかったりすることもあり、その代わりに日々のコミュニケーションはLINEになっています。そのため、採用活動でも学生さんに届きやすい可能性が一番高いのがLINEです。
採用一括かんりくんはLINEと連携できるので、LINEで一斉送信ができます。メッセージの下によく出てくるバナーのようなリッチメニューというものも、採用一括かんりくん上で簡単に設定ができるのです。人事担当者様がせっかくお金をかけて作った採用サイトや、時間をかけて作った社員インタビューなどが全然見られていないという課題も、LINEのリッチメニューで一発解決ですね。そこにあるだけで選考中の学生さんは「何これ?見てみよう」と思いタップしてそのまま飛んでくれるので、自社がアピールしたい情報に到達させる最強のツールだと考えています。

<福谷氏>
今回の取材に同席してくださっている市原様も、新卒で御社に入社したと聞いています。市原様も採用一括かんりくんを通じたコミュニケーションを体感されたかと思いますが、感想をいただくことは可能でしょうか?

<市原市>
LINEの方が早く通知に気づくことができるので、自分もスピーディに対応ができました。レスポンスを早められると、志望している企業に対しても自分の誠意を伝えられると感じました。

<福谷氏>
ありがとうございます。
それでは岩本様、3点目に関してご解説いただけないでしょうか。

<岩本氏>
採用一括かんりくんを活用してノンコア業務を削減でき、LINEを用いて学生さんにメッセージが円滑に取れるようになります。そのうえで、辞退されないようにするために学生さんに提供する情報をアップデートしていかなくてはいけないのが、3点目のポイントです。
神戸大学の採用学という学問を教えていらっしゃる服部教授が提唱している「内定承諾に至る20のポイント」というのがあります。この理論では、学生さんが入社段階で20のポイント全てを理解できていれば、辞退されない。この項目については我々も非常に共感をしていて、参考にしながら新しく歩留りに関するAI機能を実装しました。
この機能では、4つの質問を学生さんに投げかけることによって、学生さんが今その企業に対して知りたいと思っている項目を分析してくれます。「この学生さんには、次はこれをしてください」とサジェストを出し、人事担当者様をサポートします。
先ほども申した通り、学生さんは最初から志望度が高いわけではなく、選考が進むにつれてエンゲージメントが向上して志望度が高まっていきます。そのため、誰に何をどのように伝えていけばエンゲージメントが向上するのか、というヒントを採用一括かんりくんが提供させていただきます。

<福谷氏>
少し気になることがありまして、採用一括かんりくんのようなツールによるオンラインと、リアルのオフラインという形でハイブリッド性でも関係性構築をしていく必要性があると思います。リアルのコミュニケーションのとり方ってどのようなものがあるのでしょうか?

<岩本氏>
コロナ真っ只中だった時は全部オンラインになっていたため、人事担当者様は会場を押さえなくて良かったわけです。しかし今は、オフラインでの接近戦をいかに選考に盛り込んでいくかが重要になってきます。
それを改めて設計・構築するために必要なのが、コア業務ですね。再三の話にはなってしまいますが、ノンコア業務を削減しなければそちらの方にリソースを割けません。
私が参考にしている情報で、学生さんの志望度向上に寄与したコンテンツは何か、というデータがあります。面談や座談会、懇親会や会食など、リアルコミュニケーションを行えば行えるほど学生さんたちは「こういう人たちが働いてるんだ」というイメージを抱きやすくなっています。さらに、今の学生さんはそこまでフィードバック慣れしていないため、「君のこういう点が良いね。でも、今後社会に出ていくうえではこういった部分も注意していけるとさらに良いよ」という話を社会人の先輩からしてもらえると、嬉しいと感じるのではないでしょうか。リアルな情報を伝えられる場を設けていただくことが、オフラインのなかでは非常に有効かなと思います。

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<福谷氏>
ほかに、例えば今の進捗状況や歩留まりなどの分析もできるのでしょうか?

<岩本氏>
もちろんできます。学生さんの応募総数、合格・内定・辞退それぞれの選考ステータスにおける属性など、分析できる項目は多岐にわたります。どの大学の学生さんが多く応募してくれているか、どのチャネル経由の学生さんが内定につながりやすいか、なども分析できます。
また、学生さんのエントリーから説明会、グループディスカッション、一次面接、二次面接と選考のフェーズがありますが、採用一括かんりくん上でもちろん確認することができます。場合によっては、大学や時期による歩留まりの変化なども分析が可能です。
こうしたデータを次々と溜めていって、分析結果を翌年の採用活動に活かしていただけます。たとえば、ヒット率の高いチャネルがあらかじめ分かっていれば、翌年以降はそこに集中して取り組めます。ちなみに、データの蓄積量にかかる従量課金はないので、安心してご利用いただけるかと思います。

<福谷氏>
さまざまな媒体やチャネルに投資をする必要がなくなるため、コスト削減にもつながりますね。もちろん、ノンコア業務を削減できるので、人件費といった意味でのコスト削減にもつながりそうです。
たくさんの企業様が導入をされていると思いますが、実際の導入事例などもご紹介いただけないでしょうか?

<岩本氏>
媒体コストを3分の1にまで削減し、採用費のコストを大きく削減された事例がございます。さらにLINEをうまく活用することによって、採用率を4倍に改善された企業様もいらっしゃいます。また、バックオフィス1名分のコスト削減に成功された企業様は、そのぶん別の施策やコミュニケーションにコスト投下できるようになったそうです。
採用一括かんりくんを導入してくださっている企業様には、このように工数削減やLINE活用、学生さんの辞退軽減などの効果をおっしゃっていただくことが多いです。「ノンコア業務に忙殺されてしまってなかなかやりたいことができない」「残業が多すぎる」という人事担当者様や、「学生さんにコミュニケーションがつながらない」「学生さんが知らぬ間に辞退していく」という人事担当者様などに、最適なソリューションとしてご提供できるのではないかと考えております。

<福谷氏>
今後新しくアップデートなどのご予定はありますか?

<岩本氏>
現場でお使いいただいている企業様の声を反映して機能に実装していったり、社内でも「もう少しこうなれば良い」というポイントを話し合って実装したりしているので、ここは我々の強みかなと思います。

直近の特筆すべき改善やアップデートの情報に関しては、画面のリニューアル。他に、媒体連携や、連携する外部ツールとの強化などです。ほかにも多くのアップデートを行っており、挙げるとキリがないくらいです。

企業様から好評だったのは、LINEで友達追加をされた相手にメッセージが送れる機能です。今までは正式にエントリーしてくださった方としかコミュニケーションが取れませんでしたが、こちらのアップデートによって、より幅広い層にアプローチできるようになりました。


<福谷氏>
日頃から御社とは親しくさせていただいていましたが、サービスのことをしっかり聞けたので、本当に良かったです。
最後に今後のビジョンをお聞きしてもよろしいでしょうか?

<岩本氏>
「明日の仕事が楽しみな世の中を創る」というのが我々のメインのミッション・ビジョンになっているので、ここを実現していきたい。世の中の方の大体は、明日の仕事は楽しみじゃない方が多いと思いますが、その原因は業務上のさまざまなミスマッチが発生して楽しくなくなっていると思っています。いま我々がご提供させていただいている採用一括かんりくんは、そういったミスマッチを生まないように相互理解を深めていくことができます。
おかげさまで導入企業様も増えてきてはおりますが、まだまだ貢献できる企業様は世の中にたくさんいらっしゃるだろうと考えております。導入企業様が増えれば増えるほど、明日の仕事が楽しみだと思える方々が増えていくんじゃないか、と思っています。そんな世の中を創っていけるようにしていくのが、我々のビジョンです。

<福谷氏>
本日はありがとうございました。

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