リモートワークの見える化 | 株式会社アスマーク 奥津直樹
https://www.youtube.com/watch?v=WfzuznSNggo
多様な働き方が広がる影で見えてきた新たな課題とは
<福谷氏>
本日は株式会社アスマーク経営企画部Humap事業グループの事業マネージャーである奥津様にお越しいただきました。本日は「せきなび」というサービスについて詳しくお聞かせいただければと思います。
まずは簡単に自己紹介をお願いいたします。
<奥津氏>
株式会社アスマークの奥津と申します。現在、Humap事業グループという、人事管理や総務部などのご担当者様に向け、従業員満足度調査ツールや在席・フリーアドレス管理ツールを提供させていただいております。
私たちはそれらのサービスを提供することで「従業員総活躍」を実現したいと考えておりまして、そのために取り組んでおります。
<福谷氏>
まずは、今回取り上げる「せきなび」をご紹介いただく前に、昨今の働き方についてお話をうかがいたく思っています。
昨今、テレワークが普及しており、私自身もテレワークで働く機会が増えています。こうした、近年の働き方の変化の特徴などをお聞かせください。
<奥津氏>
福谷さんがおっしゃった通り、テレワークが一般化したことは大きな変化ですね。それに付随して、働き方の自由化・多様化という観点から「ABW」という、場所や時間を問わない働き方が注目を集めています。ABWでは、テレワークだけでなく、フリーアドレスやサテライトオフィス、フレックスタイム制などもありますね。
当社が調査したデータでは、週1回以下のテレワークの方がもっともエンゲージメントが高いという結果が出ていて、テレワークなど働き方の変化はエンゲージメントにも影響を与えるものになっています。
私の仮説としては「会社が好きだから出社して仕事をしたいけれど、週に1回程度はテレワークをして自分のペースで仕事をしたい」という方が、仕事に対する満足度が高く、そのような結果になったのではないかと思っています。
<福谷氏>
そうした変化が起きている中で、テレワークだと「誰が何の業務をしているのか見えにくい」「コミュニケーションを取りにくい」「従業員の顔と名前が一致しない」などの課題があると聞いています。
<奥津氏>
おっしゃる通りで、テレワークやフリーアドレスなどを導入していると、目の前の固定席に他のメンバーがいるわけではないので「あの人は今どこで何の仕事をしているのか」という可視化が難しくなります。また、フリーアドレスは固定席ではないため、なかなか顔を覚えられなかったり、顔と名前が一致しなかったりするといった課題もお聞きします。
<福谷氏>
そうした課題を抱えていても、企業側は多様な変化に対応していかなければいけないですよね。
性善説にのっとった情報伝達「せきなび」でコミュニケーション活性化
<福谷氏>
こうした不便さや課題などを解決できるソリューションが、御社の「せきなび」ですか?
<奥津氏>
その通りです。そうした課題に対応しているほか、近年重視されている心理的安全性の維持・向上にも貢献できます。
テレワークでは、従業員同士の物理的な距離が離れてしまうことは仕方ありません。しかし、心理的な距離は離れてはいけない。そうした心理的な距離が離れることがないように、在席管理などで「誰がどこにいるのか」を可視化することが重要だと思います。
<福谷氏>
なるほど。具体的には、どのように解決していけるのでしょうか?
<奥津氏>
「せきなび」では、一人につき一つのアイコンを付与しており、色分けで今何をしているのかというステータスを表現しています。たとえば、テレワークだと紫色、外出は黄色、ミーティング中は緑色、など、各従業員の状況が一目でわかるようになっています。さらに、アイコンにカーソルを合わせると、外出先や帰社時間などもわかります。
ちなみに、ステータスの色や文言は自由にカスタマイズできます。アイコンはGoogleカレンダーやOutlookカレンダーと同期しており、自動でステータスが変更になる仕様です。
各従業員に紐づいたプロフィール機能もあり、部署や連絡先だけでなく、スキルなどの情報を共有できるようになっています。
なお、「せきなび」はデバイス問わずにご利用いただける点も好評をいただいております。インターネット環境があればいつでもどこでもご利用できるので、パソコン、スマートフォン、タブレットなどマルチデバイスで利用可能です。外出先でも簡単に利用できるので便利です。
ステータスによって「いま連絡を取れるのか」「いま何をしているのか」という状況を把握でき、なおかつプロフィール機能により相手のことについて理解できるため、心理的安全性を維持した状態で連絡を取ることができます。
<福谷氏>
非常に便利ですし、社内のコミュニケーションが活性化しそうですね。他にも特徴的な機能はありますか?
<奥津氏>
カスタマイズ性の高さも特徴です。たとえば複数拠点を展開している企業の場合でも、一画面で複数拠点のレイアウトを表示できます。そのため、支店や営業所などの拠点が多い企業や、複数フロアにまたがっている企業などでも、すぐにお互いの状況を確認できるため便利です。広義な意味でバーチャルオフィスのようにしてお使いいただけると思います。
またステータスやプロフィール項目も各社に合わせて設定することができます。
自社の特徴に合わせたプロフィールを設定することで、コミュニケーションを活性化させることが可能です。
実際、導入いただいている旅行代理店様では、「行ったことがある国」や「話せる言語」などをプロフィールに入れていただくことで、話すきっかけになっただけでなく、業務上でも外国語を話せる社員が見つかって助かったとのお声をいただいています。
<福谷氏>
非常に見やすいですね。
<奥津氏>
ありがとうございます。
また、従業員の「今」を可視化する、と聞くと「監視ツールなの?」といった不安を感じる方もいるかもしれませんが、まったくそんなことはございません。私としては、性善説にのっとって情報伝達をスマート化させたいという想いがあるため、監視ツールのように位置情報を追ったりパソコンの状態を見張ったりするツールとはまったく異なります。「せきなび」は自分からスケジュールや状況を発信するためのツールですので、こういったツールを活用して、お互いの状況を把握したうえでコミュニケーションを取ることが「新しい当たり前」になってほしいと思っています。
<福谷氏>
なるほどですね。私の感覚で言うと、「せきなび」は可視化できていることは当然なのですが、そこまで踏み込んでいないと感じました。あくまでも、コミュニケーションを活性化させるための一つの手段なのだな、と。
<奥津氏>
そうですね。「せきなび」をきっかけにしてあらゆるコミュニケーションを向上してほしいという想いがあります。
オンラインを活用するだけでなく、リアルなコミュニケーションも大切にしていただけると思います。
ユーザー数は1万人を突破! コミュニケーション円滑化を実感する事例も
<福谷氏>
利用料金はどのようになっていますか?
<奥津氏>
「せきなび」はシンプルな料金体系になっています。
まずは、初期費用として15万円。導入サポートも含まれた金額なので、初めて導入する方でも安心です。
そして、毎月の利用料金は月額課金制で、1人300円となっています。ただし、ご利用人数によって規定が変わるため、気になる方はお問い合わせください。
導入に際してご用意いただくのは、「お手元にある座席表などのレイアウト」と「従業員のアカウント情報」だけです。せきなびの画面に合わせた座席図は弊社にて作成させていただきますし、運用サポートとして、ステータス等の設定のご相談や従業員の皆様への説明会等も実施させていただいいているので、企業様の負担はほとんどございません。
<福谷氏>
すでに導入している企業様からも、好評なのではないでしょうか?
<奥津氏>
おかげさまでユーザー数も10,000人を突破し、多くの企業様に導入していただいています。
すでにフリーアドレスを導入している企業様は、管理ができておらず現場も混乱していたそうですが、「せきなび」を導入したことで誰がどこで何をしているか管理できるようになったとのことです。さらに、顔と名前が一致するため、コミュニケーションが取りやすくなったとおっしゃっていました。
また、導入企業の新入社員様にインタビューさせていただいた際には、「せきなび」があることで先輩とのコミュニケーションが円滑になったという声をいただきました。また、相手のことを知るだけでなく、自分が学生時代に何をやっていたのか、何が得意なのか、といったこともアピールできます。
<福谷氏>
今後のアップデート予定も教えていただけないでしょうか。
<奥津氏>
30名様まで無料でご利用いただけるフリーミアムのプランを用意する予定です。(※)先ほど申した通り、「新しい当たり前」を作りたいと思っているので、まずは手軽に導入していただいてどのくらい効果があるか実感していただけたらと思います。
また、勤怠管理ツールと連携し、「せきなび」上で出勤や退勤を選択すると自動で打刻させる仕組みも検討中です。
※インタビュー時点。
2023年10月末よりリリース。詳細はこちらからご覧ください。
https://humap.asmarq.co.jp/sekinavi_forfree/
<福谷氏>
そこまでいくと、企業のインフラになりますね。アップデートを楽しみにしています。
最後に今後の展望をお聞かせください。
<奥津氏>
現状、ご利用者数が10,000人となり、日本武道館は埋められているかなと(笑)。今後はさらにご利用者様を増やし、より多くの方のお役に立ちたいと思っています。
<福谷氏>
本日はありがとうございました。