著者ベン・ホロウィッツのプロフィール
ベン・ホロウィッツ(BenHorowitz)
シリコンバレーにあるベンチャーキャピタル「アンドリーセン・ホロウィッツ」の共同創業者兼ゼネラルパートナー。オプスウェア(元ラウドクラウド)の共同創業者兼CEOとして、2007年に同社を16億ドル以上でヒューレッド・パッカード社へ売却した。現在はTwitter、Facebook、Airbnb、GitHub、Pinterestなど次世代の最先端テクノロジーを生み出す企業に投資している。
ベン・ホロウィッツによる「事業継続に必要な要素」
企業は成長ステージに応じてさまざまな壁に直面します。創業時の文化を残そうと努力しても、社員数が1,000人を超えたら、10人の頃とはいろいろなことが変わってくるでしょう。
「正しい成長は、企業の成長に伴う変化が不可避であることを認め、混乱を抑えることに積極的に取り組むことから生まれる」と本書では述べられています。
成長に伴ってどんな変化が生じるか、それに対してどんな対策を取るべきかをそれぞれ具体的にお伝えします。
社内政治を最小限に抑える
社内政治とは、ベン・ホロウィッツによると「自分の能力による会社への貢献以外の要素で、地位向上を得ようとするすべての行動」を意味します。政治的行動を防ぐためには、実はCEOの直感とは正反対の行動を取らねばならないことが多々あるとのこと。その代表例が以下になります。
正しい野心を持った人材を採用する
正しい野心家とは「会社の成功を第一の目標とし、その副産物として自分の成功を目指す」人物です。一方「間違った野心家」は、「会社の業績がどうあろうと自分個人の成功が第一」というタイプです。あらかじめ後者ではなく前者を採用しなければなりません。
社内政治につながりそうな問題に関してあらかじめ厳格なルールを決める
特に「実績評価と給与査定」「会社組織のデザインと責任分野」「昇進」に関する問題は、社内政治につながりやすい傾向があります。これらの問題に関して、統一的な基準を持たずに場当たり的に判断していると、社内政治による揉めごとの原因となります。
- kyozon主催イベントおよび名刺交換会に優先ご招待
- SaaS製品情報や活用ノウハウをメルマガでお届け
- 気になったSaaSサービスはマイページで比較することが可能
- 会員向けのSaaSに関するプレゼントやキャンペーンのご案内