「RoboTANGO」が制作したRPA導入検討中に確認すべきチェックリストです。
RPAの導入を成功させるために必要な、4つの観点からチェックできるようになっています。
ITアウトソーシングサービス(ITO)とは
ITアウトソーシングサービスは、企業が自社で運用しているIT業務の一部、または全部を外部の専門業者に委託することです。例えば、ITシステム開発や運用管理、サポートデスクなどが挙げられます。
ITアウトソーシングサービスを導入することで、IT業務の人件費削減や業務精度の向上など、さまざまなメリットが得られます。
ただし、アウトソーシングを導入する際は、セキュリティレベルやこれまでの実績、対応可能業務をしっかりと確認しておくことが大切です。また、IT業務で取り扱うデータは機密情報である場合が多いため、委託業者の情報管理にも注意を払いましょう。
ITアウトソーシングサービスを利用する際は、自社に合った適切な委託会社を選ぶことで、IT業務の効率化を成功させられます。
【kyozon編集部おすすめ】ITアウトソーシングの人気サービス
ここでは、kyozon編集部がピックアップしたアウトソーシングの人気サービスを4つ紹介します。
- e-KYC/本人確認APIサービス
- SUPPORT+iA
- アラームボックスパワーサーチ
それぞれの詳細を解説していきます。
TRUSTDOCK
・法律に準拠した本人確認を実施したい
・本人確認にかかわる人件費を削減したい
・顧客情報の管理についてセキュリティを強化したい
株式会社TRUSTDOCKが提供するe-KYC/本人確認APIサービスは、オンライン上で本人確認(eKYC/KYC)や証明書の発行を行うサービスです。
オンライン上で完結し、手続きが簡単でスピーディーに行えるため、ユーザーの離脱を防げます。システムによるチェックと専門センターでの目視確認を連携させた高い精度の本人確認が可能で、自社で対応するよりも業務効率が向上し、コスト削減にもつながるのが利点です。
金融機関や自治体でも導入され、セキュリティ面も高く評価されています。不動産会社やECサイトなど、さまざまな業種で利用されており、業界問わず幅広い企業に適したサービスです。
本人確認サービスの導入が必要な際は、TRUSTDOCKを検討してみてはいかがでしょうか。
- 業種:メーカー
- 会社名:回答なし
- 従業員規模:101〜300人
- 部署:営業・販売部門
- 役職:一般社員・職員
- 業種:コンサルティング
- 会社名:回答なし
- 従業員規模:31〜100人
- 部署:マーケティング部
- 役職:係長・主任クラス
SUPPORT+iA
・業務量に応じた依頼・活用をしたい
・専門性の高い人材にバックオフィス業務を委託したい
・社内の人手不足を解消したい
専門性の高い業務であっても、必要な稼働分だけ利用できるため、人件費を変動費として扱えます。人件費の削減を期待できるでしょう。また、独自の教育プログラムを受けたスタッフが1社につき3〜6名配置され、チームで業務を遂行します。
- 業種:エネルギー / 環境 / リサイクル系
- 会社名:株式会社サニックス
- 従業員規模:101〜300人
- 部署:営業・販売部門
- 役職:係長・主任クラス
アラームボックスパワーサーチ
・新規取引先の与信審査を効率化したい
・与信判断についてアドバイスをもらいたい
・新規取引先の開拓に注力している
反社チェックはワンクリックで最短数秒で調査可能です。登記チェックも原則数分で公的な企業情報を取得できるため、企業の信用リスクをリアルタイムで審査できます。「信用できる会社かどうか調べたい」「タイムリーに精度の高い情報が欲しい」といったニーズには、アラームボックスパワーサーチが適しています。
- 業種:エネルギー / 環境 / リサイクル系
- 会社名:株式会社サニックス
- 従業員規模:101〜300人
- 部署:営業・販売部門
- 役職:一般社員・職員
- 業種:エネルギー / 環境 / リサイクル系
- 会社名:-
- 従業員規模:31〜100人
- 部署:営業・販売部門
- 役職:事業部長・工場長クラス
ITアウトソーシングサービスの種類
次に、ITアウトソーシングサービスの種類を4つ紹介します。ITアウトソーシングサービスには、さまざまな種類があるため、自社の現状に合ったサービスを選びましょう。
【ITアウトソーシングサービスの種類】
- 運用アウトソーシング
- フルアウトソーシング
- ホスティング
- ハウジング(コロケーション)
運用アウトソーシング
運用アウトソーシングとは、自社で運用しているITシステムの運用業務を外部に委託することです。例えば、データセンターやネットワークのメンテナンス管理、バックアップ、セキュリティ対策などが挙げられます。
運用アウトソーシングで専門知識を持ったスタッフに任せることで、効率的にIT業務を運用でき、セキュリティ対策を万全にできます。
フルアウトソーシング
フルアウトソーシングとは、自社で運用するIT業務をすべて外部に委託することです。例えば、システム開発・保守、ネットワークの構築・運用、サポートデスクなどシステムの構築から運用までを委託業者に依頼します。
そのため、ITに関する知識や経験のない会社でも、安心してIT業務を導入できます。
ただし、フルアウトソーシングをする際は、導入したいIT業務を明確にしておかないと、ITアウトソーシングで失敗する場合があるため注意が必要です。
失敗しないためにも、申し込み前に具体的なIT業務や運用方法などを決めておき、認識の相違がないように委託業者と話し合っておきましょう。また、IT知識が少ないと高額なアウトソーシング費用を請求される可能性があるため、複数の委託業者を比較することが大切です。
ホスティング
ホスティングとは、委託業者からサーバーやストレージを借り、管理や運用を任せることです。任せられる業務には、システム管理やメンテナンス、セキュリティ対策などが挙げられます。
ホスティングの利点は、システム管理費などの運用費を削減でき、専門家がサーバーやネットワークを管理してくれるため、IT業務のコストを最小限におさえられることです。
ただし、リスクもあります。例えば、委託している外部先のデータセンターがダウンしてしまうと、自社のサービスやシステムに影響をおよぼす可能性があり、社内業務が一時的に止まってしまう可能性があります。
そのため、アウトソーシングする前に、このようなトラブルが発生した時の対処法などを話し合っておきましょう。
ハウジング(コロケーション)
ハウジングとは、自社で所有しているITサーバーなどの機器を委託先のデータセンターに設置することです。つまり、サーバーの運用は自社で管理し、IT機器を設置する場所だけを借りるということです。
自社で運用しているIT機器をそのまま使いたい方に、おすすめのITアウトソーシングサービスだと言えます。
ハウジングを利用することで、IT機器の電力や冷却設備、セキュリティ対策などの管理コストを大幅に削減できます。また、設置先の建物は、災害などのトラブルにも耐えられる頑丈な作りであるケースが多いため、災害対策に力を入れたい企業にもおすすめです。
ITアウトソーシングサービス10社比較
こちらでは、おすすめITアウトソーシングサービスを10社紹介します。
それぞれの特徴を比較して紹介しますので、自社に合ったITアウトソーシングサービスを見つけましょう。
費用 | 特徴 | |
Rick | 【基本プラン】 | ・これまでの経験やノウハウからIT業務を最適化してくれる |
FUJITSU マネージドインフラサービス | 【基本プラン】 | ・リモート出社などの多様な働き方を実現できる |
ユニアデックス | 【基本プラン】 | ・「攻め」と「守り」のITサポートを実施している |
社内ヘルプデスクサービス | 【基本プラン】 | ・情報システム部門の業務を簡略化してくれる |
IT-Guardians | 【基本プラン】 | ・ITシステムの設計から運用まで幅広くサポートしてくれる |
スマートオフィスコンシェルジュ | 【基本プラン】 | ・ヘルプデスクと端末サポートに特化している |
PCサポートオンライン代行サービス | 【基本プラン】 | ・PCに関する疑問を解決してくれる |
ITトータルケアサービス | 【基本プラン】 | ・コンピューターのライフサイクルをすべて任せられる |
KDDI | 【基本プラン】 | ・世界60カ国で運用されている |
セブITアウトソーシング | 【基本プラン】 | ・Webサイトの運用(運用代行)を請け負っている |
これまでの実績から最適なIT環境を整えてほしいなら「ITアウトソーシングサービス(Rick)」
おすすめITアウトソーシングサービス1社目は、これまでのアウトソーシング経験から顧客のニーズに合わせたIT環境を提供してくれる「Rick」です。
「Rick」では、以下のIT業務をサポートしてくれます。
- インフラ構築、運用サービス
- アプリケーション開発、運用
- ヘルプデスク、カスタマーサービス
- キッティング
これらのIT業務を最適化したい方は、「Rick」に問い合わせましょう。
| 内容 |
提供会社 | 日本リック株式会社 |
費用 | 【基本プラン】 |
特徴 | ・これまでの経験やノウハウからIT業務を最適化してくれる |
こんな会社におすすめ | ・幅広いIT業務を任せたい会社 |
新たなテクノロジーの運用を任せたいなら「FUJITSU マネージドインフラサービス」
おすすめITアウトソーシングサービス2社目は、最新のテクノロジーを企業に導入してくれる「FUJITSU マネージドインフラサービス」です。
「FUJITSU マネージドインフラサービス」は、エッジデバイスというクラウドシステムなどの末端機器の運用をサポートしてくれます。例えば、デバイス運用のデジタル化や、働き方改革によるクラウドサービスの導入などに必要なIT業務です。
そのため、リモート出社などのテレワーク業務を今後増やしていきたい方におすすめのITアウトソーシングサービスだと言えるでしょう。
| 内容 |
提供会社 | 富士通株式会社 |
費用 | 【基本プラン】 |
特徴 | ・リモート出社などの多様な働き方を実現できる |
こんな会社におすすめ | ・多様な働き方を導入したい会社 |
IT領域で「攻め」と「守り」を支えてほしいなら「ユニアデックス」
おすすめITアウトソーシングサービス3社目は、「攻め」と「守り」の両面でIT業務を支えてくれる「ユニアデックス」です。
「ユニアデックス」は、ビジネスの成功へと導く「攻め」と、それを支える「守り」からIT業務を支えてくれます。
そのため、業務精度や人材不足、柔軟性などのIT業務に関する幅広い課題を解決してくれるでしょう。また、優秀なエンジニアを全国規模で採用しているため、トラブルが発生した場合でもすぐに対応できるサポート力も魅力的です。
| 内容 |
提供会社 | ユニアデックス株式会社 |
費用 | 【基本プラン】 |
特徴 | ・「攻め」と「守り」のITサポートを実施している |
こんな会社におすすめ | ・IT業務でビジネスを成功させたい会社 |
情報システム部門をサポートしたいなら「社内ヘルプデスクサービス」
おすすめITアウトソーシングサービス4社目は、情報システム部門を助けてくれる「社内ヘルプデスクサービス」です。
「社内ヘルプデスクサービス」では、顧客や社内からのさまざまな問い合わせに対応してくれます。
そのため、情報システム部門に在籍している従業員は、本来の仕事に集中して取り組める環境にできます。また、情報システム部門の勤務時間外にトラブルが発生した場合でも、「社内ヘルプデスクサービス」が問い合わせに対応してくれるため、顧客満足度の向上や社内業務の効率化にも期待できるでしょう。
| 内容 |
提供会社 | NEC VALWAY株式会社 |
費用 | 【基本プラン】 |
特徴 | ・情報システム部門の業務を簡略化してくれる |
こんな会社におすすめ | ・ヘルプデスクサービスを委託したい会社 |
IT技術を活用して働き方を変えたいなら「IT-Guardians」
おすすめITアウトソーシングサービス5社目は、IT技術を活用して働き方を変えられる「IT-Guardians」です。
「IT-Guardians」は、設計、導入、保守、運用をすべてパッケージ化して提供してくれます。
そのため、これからIT技術を会社に導入したい方でも安心して任せられます。また、「IT-Guardians」では、進化するサイバー攻撃対策にも力を入れているため、情報漏洩のリスクを最小限におさえられると言えるでしょう。
| 内容 |
提供会社 | コニカミノルタジャパン株式会社 |
費用 | 【基本プラン】 |
特徴 | ・ITシステムの設計から運用まで幅広くサポートしてくれる |
こんな会社におすすめ | ・新しくIT技術を導入したい会社 |
ヘルプデスク・端末運用を任せたいなら「スマートオフィスコンシェルジュ」
おすすめITアウトソーシングサービス6社目は、ヘルプデスク・端末運用を任せられる「スマートオフィスコンシェルジュ」です。
「スマートオフィスコンシェルジュ」は、IT技術を導入している会社向けのITアウトソーシングサービスです。
ヘルプデスクでは、24時間365日電話やメールでIT業務に関する問い合わせに対応してくれます。また、端末運用では、端末のキッティング作業や修理、廃棄業務などを依頼できます。
IT業務においてのヘルプデスクや端末運用を任せたい方は、「スマートオフィスコンシェルジュ」がおすすめです。
| 内容 |
提供会社 | 株式会社TOKAIコミュニケーションズ |
費用 | 【基本プラン】 |
特徴 | ・ヘルプデスクと端末サポートに特化している |
こんな会社におすすめ | ・IT担当の業務を減らしたい会社 |
社内のPC業務をオンラインサポートしてほしいなら「PCサポートオンライン代行サービス」
おすすめITアウトソーシングサービス7社目は、社内のPC作業をオンラインでサポートしてくれる「PCサポートオンライン代行サービス」です。
「PCサポートオンライン代行サービス」は、PCに関する悩みが発生した際に、PCのプロフェッショナルが解決してくれます。
そのため、総務や財務などの専門分野の知識はあるけどPC作業が苦手、だと感じている従業員が多い会社におすすめです。
| 内容 |
提供会社 | アプライド株式会社 |
費用 | 【基本プラン】 |
特徴 | ・PCに関する疑問を解決してくれる |
こんな会社におすすめ | ・PCを使用する作業が多い会社 |
コンピューターのライフサイクルをすべて任せたいなら「ITトータルケアサービス」
おすすめITアウトソーシングサービス8社目は、社内のコンピューターライフサイクルをすべて任せられる「ITトータルケアサービス」です。
「ITトータルケアサービス」は、ヘルプデスクやシステム運用、テクニカルサポートなど幅広いIT業務をサポートできます。
そのため、IT業務を導入したことがない方や、導入して間もない方でも安心して運用できるでしょう。また、システム障害などが発生した場合は、必要に応じてサポートスタッフが現場に駆けつけてくれるため、現場で直接システムの復旧作業を手伝ってくれます。
| 内容 |
提供会社 | アビリティ株式会社 |
費用 | 【基本プラン】 |
特徴 | ・コンピューターのライフサイクルをすべて任せられる |
こんな会社におすすめ | ・IT業務の運用歴が少ない会社 |
コスト削減とガバナンス強化を目指したいなら「ITアウトソーシング(KDDI)」
おすすめITアウトソーシングサービス9社目は、IT業務をアウトソーシングしてコスト削減やガバナンス強化を目指せる「KDDI」です。
「KDDI」では、IT業務担当者が請け負っている問い合わせ対応や、各種ITシステムの運用や保守業務を依頼できます。
また、世界60カ国で運用されており、各国のIT技術に特化した専門スタッフが在籍しているため、システム不具合などの緊急対応が発生しても、迅速に解決してくれるでしょう。
| 内容 |
提供会社 | KDDI株式会社 |
費用 | 【基本プラン】 |
特徴 | ・世界60カ国で運用されている |
こんな会社におすすめ | ・世界レベルのITスキルを持った委託業者に依頼したい会社 |
オフショアでITアウトソーシングをしたいなら「セブITアウトソーシング」
おすすめITアウトソーシングサービス10社目は、オフショアでITアウトソーシングを依頼できる「セブITアウトソーシング」です。
「セブITアウトソーシング」は、主にオフショア拠点と連携し、CMSを活用したWebサイトの運用・運用代行をしているITアウトソーシングサービスです。
海外運用ならではの高い技術力に期待できます。
| 内容 |
提供会社 | 株式会社サイバーテック |
費用 | 【基本プラン】 |
特徴 | ・Webサイトの運用(運用代行)を請け負っている |
こんな会社におすすめ | ・ITアウトソーシングサービスのコストをおさえたい会社 |
ITアウトソーシングサービスの選び方
最後に、ITアウトソーシングサービスの選び方を3つ紹介します。
【ITアウトソーシングサービスの選び方】
- 対応可能業務で選ぶ
- セキュリティレベルで選ぶ
- これまでの実績で選ぶ
対応可能業務で選ぶ
ITアウトソーシングサービスの選び方1つ目は、対応可能な業務で選ぶことです。ITアウトソーシングサービスは、提供会社によってシステム開発や保守運用、セキュリティ対策、ヘルプデスクなど担当できる業務が異なります
そのため、簡略化したい業務に合わせて、適切な提供会社を選ぶ必要があります。また、依頼する業務を決めるため、IT部門の現状を把握しておきましょう。
例えば、担当スタッフのITスキルが高く、自社で業務を遂行できる場合は一部業務のみをアウトソーシングで依頼できます。一方で、担当スタッフのITスキルが不足している場合は、幅広い業務をアウトソーシングする必要があります。
このように、IT部門の現状を把握して依頼したい業務を明確にしておくことが大切です。
セキュリティレベルで選ぶ
ITアウトソーシングサービスの選び方2つ目は、セキュリティレベルで選ぶことです。というのも、IT業務をアウトソーシングする際のセキュリティレベルは重要であるからです。
例えば、委託業者のセキュリティに不備があると、企業の機密情報が漏れてしまったり、サイバー攻撃により一部顧客情報が破損したりする危険性があります。
そのため、アウトソーシング先がどのようなセキュリティ対策を実施しているかを事前に確認し、安心した任せられる委託業者を選びましょう。
これまでの実績で選ぶ
ITアウトソーシングサービスの選び方3つ目は、これまでの実績で選ぶことです。例えば、これまでにどのようなITシステムを運用していたのか、どのような成果を出してきたのかを参考にしましょう。
過去に運用した実績があれば、その分野の専門知識を持っている可能性が高いため、失敗するリスクを最小限におさえられます。また、実績だけでなく、技術やサービスについても調べておきましょう。というのも、最新技術を導入していないと、最新のサイバー攻撃に対応できない可能性があるからです。
ITアウトソーシングのよくある質問
ITアウトソーシングに関するよくある質問と回答をご紹介します。
- なぜITアウトソーシングが注目されているのか?
- 業務を委託するときにトラブルはない?
- ITアウトソーシングを利用する際の注意点は?
1つずつ詳しく解説していきます。
ITアウトソーシングはなぜ注目されている?
ITアウトソーシングは、「外部の知見を活用できる」「最新のIT技術に対応できる」「コストを削減できる」という3つのメリットがあるため注目されています。
IT関連の業務は、日々新しい情報や技術に対応しなければならないため、常に人材育成に時間とコストを投じなければなりません。しかし、ITアウトソーシングを利用すれば最新のIT技術に対応できるだけでなく、自社には無いノウハウを提供してもらえます。
さらに、自社の従業員はより優先度が高い業務に時間を割けるため、社内の生産性向上も図れるでしょう。
業務を委託するときにトラブルはない?
ITアウトソーシングは外部の事業者に業務を委託するため、責任範囲の認識に齟齬が生じてしまうケースがあります。
そのため、SLA(Service Level Agreement)という取り決めを両者の間でおこなうことをおすすめします。
SLAによって、「内容と範囲」「品質」「運用にあたってのルール」を取り決めるため、ITアウトソーシング委託時に生じたトラブルの責任範囲を明確に規定できます。サービス提供者・利用者の双方が具体的に打合せをおこなう機会にもなるため、より高い信頼性を築いたうえで業務を委託できます。
ITアウトソーシングサービスを活用して業務委託をする際にも、業務範囲の取り決めについて注意しましょう。
ITアウトソーシングを利用する際の注意点は?
ITアウトソーシングを利用する際は、「コストが高くなってしまう場合がある」「情報が漏洩するリスクがある」という注意点をおさえておく必要があります。
ITアウトソーシングはコスト削減できる点が特徴的なメリットですが、契約内容や期間によって、かえってコストが高くなってしまうケースもあります。委託中に追加コストが発生する可能性もあるため、委託先との事前打ち合わせは入念におこないましょう。
また、業務委託にともなって社内の個人情報や機密情報が外部に漏れるリスクが十分考えられます。事前に情報の取り扱いに関する取り決めを厳しくおこない、書面に残しておきましょう。
まとめ
今回は、ITアウトソーシングサービスについてさまざまな委託業者を比較しました。
ITアウトソーシングサービスとは、自社のIT業務を他社に委託することです。また、ITアウトソーシングサービスを提供している会社によって、依頼できる業務や特徴などが異なります。
そのため、アウトソーシングする前に、IT部門の現状を把握しておきましょう。そして、これまでの実績などから、安心して任せられる提供会社を選ぶことが大切です。