登壇者プロフィール
1992年生まれ。広島県出身。
2016年、EAGLYS 株式会社を創業。
EAGLYS株式会社の強み
秘密計算技術が役立つ方とは
データの時代、「データをどう活用するか」は経営の重要アジェンダになっていると思います。
当社は、ヒト・モノ・カネに合わせて、情報・データ戦略に関係するところを行っています。
データを利活用する上でよくある課題
フォーマットの不整合やバラつきに関しては正せますが、データ不在や機密性に関する課題はソリューションがなく対応が難しかったのが従来の課題です。そこを、秘密計算という技術が解決してくれます。
秘密計算技術でできること
また、生データのまま見るため、機密性という課題は解決できません。
例えば、出荷日、顧客に対してどんなものを送ったかといったデータが入っていたとします。
自社では、裏のデータベースは暗号化されていても、目で見ると生データのまま見えてしまいます。ここに秘密計算技術を通すことで、仮に他社が共通基盤のデータベースにアクセスしても、暗号化されて見えることになり、情報漏洩が一切起こらない形を実現できます。
しかし、暗号化されたデータでも、他社は必要な情報を利用して分析ができます。
例えば、売上の集計をやりたいというシンプルな分析をする際、集計演算は暗号化した状態で計算をし、最終結果だけを生のデータに戻します。
そうすることで隠したいカラムは隠した状態で、活用したいデータはしっかり活用して分析ができる、これが秘密計算という技術です。
このように、データを秘匿化したまま、異なる部署間、会社間でセキュリティ高くデータを活用し、連携、統合するといったところでも活かせるようになっています。
リテールX社、メーカーY社がデータコラボレーションし、データを1つのデータ基盤に収集するケースを例に説明します。
メーカーY社がこのデータを使い、どんな顧客がどんな商品をどのエリアで買ってるのかという分析をしたいときにも、相手のデータを実際は目視することなく、ただのデータとして活用しながら分析を行えます。また、需要予測や共同配送、新商品のマーケティング、新商品の開発に使えたり、外部にデータEPIとして提供することで、データの収益化を行えたりするようになります。
秘密計算技術が注目されている
JR東日本さんや三菱UFJさんと我々の取り組みが事例として新聞に取り上げられています。このように秘密計算には、プライバシーを守れる、情報漏洩を防ぐ、データの共有や連携を容易にするとさまざまなメリットがあり、非常に有効な技術として近年のトレンドになっています。
最後に
YouTube:https://youtu.be/IbMVPGihVTo?t=8140
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