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【2023年版】1on1ツール徹底比較12選!メリットや費用・選び方を解説

投稿日:2023年5月12日 /

更新日:2023年12月21日

【2023年版】1on1ツール徹底比較12選!メリットや費用・選び方を解説
● 1on1● オフィス環境改善● コミュニケーション● チームワーク向上

1on1ツールは、上司と部下の相互理解に役立つアシスタントツールです。導入で職場環境の改善やチーム力の向上が図れるでしょう。本記事では、1on1ツールの機能や選び方、ツールを12社厳選して解説していきます。

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1on1ツールとは

1on1ツールとは


1on1ツールは、週1回や月1回の短いサイクルで行う「1on1ミーティング」を効率化するツールです。
通常の面談は上司から部下へ説明やフィードバックがあるのに対し、1on1ミーティングは部下が抱える仕事や人間関係の悩みを上司が一緒に支援解決する場となります。

そのため、1on1ミーティングは上司部下の相互理解や部下の能力向上が主な目的となり、コーチングやティーチングを補佐する機能を備えるのが1on1ツールなのです。

1on1ミーティングが注目される理由

1on1ミーティングが注目される背景には、労働人口の減少があります。

人材の流動化が激しい昨今、新卒入社した会社で定年を迎える時代は終わりを迎えました。社員の離職は会社の成長にも大きく関わっており、会社は離職率の低下に力を注がなければならなくなっています。

1on1ミーティングで部下が上司に本音を伝えられる環境を作ることは、離職率の低下にもつながるため注目されるようになりました。また、テクノロジーの進歩により、会社は社会環境の変化に柔軟かつ迅速な対応を求められています。

VUCA時代(Volatility/変動性、Uncertainty/不確実性、Complexity/複雑性、Ambiguity/曖昧性)と呼ばれる現代では、柔軟かつ迅速な対応ができる人材を求める会社が多く、社員教育の在り方を変えてきています。

これからは定型的な人材教育ではなく、職場や部署に合う人材教育が主流となるでしょう。

1on1ツールの比較表

はじめに1on1ツールにどのようなものがあるのかを把握できるように、大手ベンダーやメーカーが提供する1on1ツールを厳選して12社紹介します。

サービス名種類料金無料トライアル
カオナビタレントマネジメント型要問い合わせあり
HRMOSタレントマネジメントタレントマネジメント型要問い合わせ要問い合わせ
TeamUp1on1ミーティング特化型要問い合わせあり
HRBrainタレントマネジメント型要問い合わせあり
CYDAS PEOPLEタレントマネジメント型要問い合わせデモ画面の閲覧
Co:TEAM(コチーム)タレントマネジメント型要問い合わせあり
タレントパレットタレントマネジメント型要問い合わせあり
Wistant1on1ミーティング特化型

・1on1プラン
月額770円(税込)/1人

・フルパッケージプラン
月額1,550円(税込)/1人

あり
emochan1on1ミーティング特化型要問い合わせあり
COTOHA 1on1 Assistant1on1ミーティング特化型同時接続数とID数による要問い合わせ
カケアイ1on1ミーティング特化型要問い合わせあり
INSIDES1on1ミーティング特化型600円/1人要問い合わせ

 

1on1ツールのおすすめ12選

上記比較表の詳細を紹介しています。各ツールの機能や特徴を解説しているので、ぜひ参考にしてください。

1.カオナビ

カオナビは、株式会社カオナビが提供するタレントマネジメント型システムです。

項目内容
初期費用要問い合わせ
月額料金要問い合わせ
年間料金要問い合わせ
無料トライアルあり
サービスプラン・データベースプラン
・パフォーマンスプラン
・ストラテジープラン
公式URLhttps://www.kaonavi.jp/

 

  • 評価運用の効率化
  • 人材情報の一元化/見える化
  • モチベーション分析/離職分析
  • 人材配置/要員シミュレーション

上記がカオナビの主な機能と特徴です。約2,500社のカオナビユーザーとつながれる相互ネットワークを構築しており、気になる企業の人事とも情報交換できる仕組みを用意しています。

導入実績が多数あるため安心して利用できます。人材情報から評価運用まで一貫して行いたい場合はおすすめです。

2.HRMOSタレントマネジメント

HRMOSタレントマネジメントは、株式会社ビズリーチが提供するタレントマネジメント型システムです。

項目内容
初期費用要問い合わせ
月額料金要問い合わせ
年間料金要問い合わせ
無料トライアル要問い合わせ
サービスプラン要問い合わせ
公式URLhttps://hrmos.co/hr/

 

  • 組織シミュレーション
  • 評価管理/評価調整
  • 1on1レポート/支援
  • 組織/個人診断

上記がHRMOSタレントマネジメントの主な機能と特徴です。MBO(Management by Objectives)、OKR(Objectives and Key Results)、コンピテンシーなど複数の評価方法に対応しており、目標評価シートは等級や職種によってカスタマイズ可能となっています。

HRMOSでは、採用や勤怠の別システムを用意しているため、人材マネジメントに力を入れたい場合はおすすめです。

3.TeamUp

TeamUpは、チームアップ株式会社が提供する1on1ミーティング特化型システムです。

項目内容
初期費用要問い合わせ
月額料金要問い合わせ
年間料金要問い合わせ
無料トライアルあり
サービスプラン要問い合わせ
公式URLhttps://www.teamup.jp/

 

  • ミーティング内容情報の共有者設定
  • 所属をまたいだ社員への1on1ミーティング依頼可能
  • 予約の一括作成
  • ミーティング内容へのコメント
  • テンプレート作成
  • 分析
  • 外部ツールとの連携(Slak/Googleカレンダー/Outlook)

上記がTeamUpの主な機能と特徴です。管理者以外の社員へ1on1ミーティングを申し込むことができ、ミーティング内容は指定した方へ共有できるようになっています。

部門長・人事・経営者の垣根を越えて、社員のフォロー・育成をしたい場合はおすすめでしょう。

4.HRBrain

HRBrainは、株式会社HRBrainが提供するタレントマネジメント型システムです。

項目内容
初期費用要問い合わせ
月額料金要問い合わせ
年間料金要問い合わせ
無料トライアルあり
サービスプラン・タレントマネジメント
・データベース
公式URLhttps://www.hrbrain.jp/talent-management

 

  • 1on1ミーティング内容のテンプレート化
  • フィードバックの記録
  • 社員のコンディション推移を可視化

上記がHRBrainの主な機能と特徴です。自社に合ったカスタマイズが可能で、離職率防止・育成・人材配置に活用できます。社員のスキルを分析し、コンディションが下がっている社員へのフォローに活用したい場合はおすすめでしょう。

5.CYDAS PEOPLE

CYDAS PEOPLEは、株式会社サイダスが提供するタレントマネジメント型システムです。

項目内容
初期費用要問い合わせ
月額料金要問い合わせ
年間料金要問い合わせ
無料トライアルなし(デモ画面の閲覧)
サービスプラン・パフォーマンスモジュール
・キャリアデベロップメントモジュール
・コミュニケーションモジュール
・アナリティクスモジュール
公式URLhttps://www.cydas.com/

 

  • 育成プランの作成
  • スキルチェック
  • 1on1サポート
  • 評価フィードバック
  • バリュー評価
  • 360度評価

上記がCYDAS PEOPLEの主な機能と特徴です。基本機能には、人材データ・組織図・人材検索の情報データベースが備わっています。自社に必要な機能を組み合わせてプランを作れるため、目的に合ったカスタマイズを行えます。

6.Co:TEAM(コチーム)

CO:TEAM(コチーム)は、株式会社O:(オー)が提供するタレントマネジメント型システムです。

項目内容
初期費用要問い合わせ
月額料金要問い合わせ
年間料金要問い合わせ
無料トライアルあり
サービスプラン要問い合わせ
公式URLhttps://coteam.jp/

 

  • 社員の心身ケア、業務や目標進捗のサポート、キャリア開発
  • 360度評価
  • チームの枠を超えた称賛やフィードバック、コメント可能

上記がCo:TEAM(コチーム)の主な機能と特徴です。フォーチュン500にランクインする企業の約30%が採用する新しい人事評価モデルを採用しています。高頻度な1on1ミーティングで社員へフィードバックをし、部下の人事評価に対する納得感醸成と能力開発に注力したい場合はおすすめです。

7.タレントパレット

タレントパレットは、株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供するタレントマネジメント型システムです。

項目内容
初期費用要問い合わせ
月額料金要問い合わせ
年間料金要問い合わせ
無料トライアルあり
サービスプラン要問い合わせ
公式URLhttps://www.talent-palette.com/

 

  • 人材データ分析/見える化
  • 採用管理/ミスマッチ防止
  • テレワークでの人材活用

上記がタレントパレットの主な機能と特徴です。自由な分析軸でダッシュボードを構築し、組織状態のリアルタイムモニタリングが可能。データに基づく意思決定を支援します。人事にマーケティング思考を取り入れ、科学的に人事戦略を練るタレントパレットはジョブ型雇用を目指す会社と相性がよいでしょう。

8.Wistant

Wistantは、株式会社フルートが提供する1on1ミーティング特化型システムです。

項目内容
初期費用要問い合わせ
月額料金・1on1プラン:770円(税込)/1人
・フルパッケージプラン:1,550円(税込)/1人
年間料金要問い合わせ
無料トライアルあり
サービスプラン・1on1プラン
・フルパッケージプラン
公式URLhttps://www.wistant.com/

 

  • 組織マネジメントの状態を6項目のスコアで可視化
  • マネージャーは全体の状況をかんたんに把握可能
  • 外部ツール連携可能(Slak/Microsoft Teams/Chatwork)

上記がWistantの主な機能と特徴です。メンバーに寄り添い、意欲や成長を引き出す1on1ミーティングを実現。法令順守をしながらマネジメントに力を入れられます。無料トライアル期間が30日と長期のため、シンプルな1on1ミーティング機能を試しに使ってみたい方はおすすめです。

9.emochan

emochanは、株式会社KOUが提供する1on1ミーティング特化型システムです。

項目内容
初期費用無料
月額料金要問い合わせ
年間料金要問い合わせ
無料トライアルあり
サービスプラン要問い合わせ
公式URLhttps://emochan.jp/

 

  • 話したいトピックを選べるので話題作りに困らない
  • お互いに感情をシェアできるので相手の視点に立つことができる
  • 音声入力機能で議事録を取る必要がなく対話に集中できる
  • 対話内容の要約、分析、提案などをAIがサポート

上記がemochanの主な機能と特徴です。会話のトピックを選択できるため、部下との会話に困っている上司に役立つツールとなっています。
1on1ミーティングがうまく行っておらず、上司の一方的な会話で終わってしまっている場合はemochanにするとよいでしょう。

10.COTOHA 1on1 Assistant

COTOHA 1on1 Assistantは、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が提供する1on1ミーティング特化型システムです。

項目内容
初期費用55,000円(税込)
月額料金同時接続数とID数による
年間料金要問い合わせ
無料トライアル要問い合わせ
サービスプラン要問い合わせ
公式URLhttps://www.ntt.com/business/services/cotoha-1on1.html

 

  • AIで表情や音声を分析
  • コミュニケーションタイプ診断あり
  • アプリのインストールは不要

上記がCOTOHA 1on1 Assistantの主な機能と特徴です。上司のしゃべりすぎを可視化してくれる機能を搭載。また、1on1ミーティング前に上司と部下、両者のコミュニケーションタイプを診断し、上司には部下のタイプに応じたアドバイスが提示されます。

双方のコミュニケーションに重点を置きたい場合や、円滑に1on1ミーティングを行いたい場合はCOTOHA 1on1 Assistantを利用するとよいでしょう。

11.カケアイ

カケアイは、株式会社KAKEAIが提供する1on1ミーティング特化型システムです。

項目内容
初期費用要問い合わせ
月額料金要問い合わせ
年間料金要問い合わせ
無料トライアルあり
サービスプラン要問い合わせ
公式URLhttps://kakeai.co.jp/

 

  • スケジュール連携
  • ミーティング前に部下の状況を把握できる
  • メモはリアルタイムで共有可能/非公開も可能

上記がカケアイの主な機能と特徴です。1on1ミーティング前後のフォローをツールで完結。上司の苦手分野に備えて、参考助言を提供します。上司と部下の気持ちのすれ違いをなくしたい場合は、シンプルな機能のみとなったカケアイがおすすめです。

12.INSIDES

INSIDESは、株式会社リクルートマネジメントソリューションズが提供する1on1ミーティング特化型システムです。

項目内容
初期費用無料
月額料金600円/1人
年間料金要問い合わせ
無料トライアル要問い合わせ
サービスプラン要問い合わせ
公式URLhttps://www.ms.recruit-insides.net/

 

  • 1on1ミーティング実施管理
  • パーソナルレポート
  • ダッシュボード機能で人事によるモニタリング可能

上記がINSIDESの主な機能と特徴です。約3分で回答できるアンケートをミーティング前に実施し、部下のメンタルを可視化させられます。刻々と変わる部下のメンタルやコンディション把握を重視し、上司と部下の良好な関係作りをしたいならINSIDESがおすすめです。

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1on1ツールの主な機能一覧

次に、1on1ツールを導入したら何ができるのか、ツールの主な機能を紹介していきます。

カレンダー機能

カレンダーは1on1ミーティングの予定をスケジュール管理できる機能です。上司と部下がお互いのスケジュールを把握し、ミーティングの希望を出せる機能が備わっています。ミーティング日時のリマインダやアラート設定をすることで、ミーティングのスケジュールを守ることができるでしょう。

主にGoogleカレンダーやOutlook予定表と連携できるサービスがあります。

面談シート作成・事前アンケート

面談シート作成・事前アンケート機能は、1on1ミーティングを効果的に行うための機能です。

管理者が事前に部下へアンケートを送信すれば部下の意見や要望を把握でき、ミーティングの課題項目を決定できます。また、面談シートを事前に作成し、ミーティングで必要な情報を整理することができます。

これにより、より効果的な1on1ミーティングを実施することができます。

目標管理・人事評価システムとの連携

1on1ツールによっては目標管理や人事評価システムとの連携が可能です。上司と部下が定めた目標を管理し、進捗状況の把握ができます。また、目標達成度合いを人事評価システムに反映すれば部下のモチベーション向上や業務効率化に期待が持てるでしょう。

過去の記録や部下の目標・評価が見られるため、異動した上司は部下の情報をすばやく手に入れられます。

1on1ミーティング内容の記録

1on1ミーティング内容の記録機能は、ミーティングの内容を正確に把握するための機能です。

上司は、ミーティングでの会話や決定事項を記録でき、必要に応じてアクションプランを立てられます。また、部下とのコミュニケーション履歴を残すことで、組織運営においても役立ちます。

事前アンケートから自動的に記録を作成したり、チェックボックスでミーティング内容を記録したりする1on1ツールもあるので、上司の負荷軽減に役立つ機能となるでしょう。

1on1実施率の把握

部下との定期的な1on1ミーティングは、部下のモチベーションや生産性に大きな影響を与えます。しかし、1on1ミーティングが定期的に実施されているかどうかの把握は、従業員数が多くなるにつれて難しくなるでしょう。

ミーティング対象者の実施状況をデータ化することで、全体の1on1ミーティング実施率を把握可能です。また、1on1ミーティングが実施されていない場合、人事にかかわる方がその理由を探り、改善策を考えることができます。

1on1実施率の把握は、会社としても従業員との関係性を改善するのに欠かせない機能なのです。

目標進捗管理

1on1ツールで設定した目標に対して、進捗状況を管理する機能となります。

目標達成に向けて必要なアクションや課題が可視化できるため、部下は目標達成に向けて取り組めるでしょう。また、上司から進捗度合いに応じたフィードバックやアドバイスをもらうことで、部下は目標達成へのモチベーションを高められるでしょう。

1on1ツールを導入するメリット

1on1ツールを導入するメリット


ここでは、1on1ツールの導入により期待できるメリットを紹介していきます。

上司と部下の信頼関係が築ける

1on1ミーティングは上司が部下の悩みを聞き出し、お互いに対話をして信頼関係を築いていく場です。短いスパンで何度もコミュニケーションをとることで、就業中だけではわからない部下の仕事の悩みや性格、特徴が把握できるようになります。

部下との会話で、得意な業務や不得意な業務が見えてくるかもしれません。仕事に対する気持ちを理解し、サポートできるようになれば部下のパフォーマンスは上がるでしょう。

1on1ツールは記録が残るので、部下の状況変化を把握しやすくなります。1on1ツールを導入すれば適切なタイミングでフォローできるようになるでしょう。

部下の成長や自立につながる

1on1ミーティングは高頻度で上司と部下の会話が行えるようになるため、部下の成長にも役立ちます。

上司は部下にヒアリングしながら客観的なフィードバックを与えて、部下の自立を促します。また、仕事での失敗談を振り返り、部下だけでは導くのが難しかった対策案を一緒に考えてあげれば、部下の成長につなげられるでしょう。

支援ツールには、部下の業績や評価を見られるものがあるので、過去の実績を活用しながらフィードバックするのも可能です。

部下のコンディションを可視化できる

性格診断や定期アンケートによる結果では、部下の特徴やモチベーション、心理状態を可視化できます。

部下の仕事に対するモチベーションや心理状態を可視化できれば、上司は部下のフォローアップに入ったり担当業務の変更も可能です。また、部下の特徴にあった業務を割り振りできれば、部下のコンディションもよくなっていくでしょう。

目標設定・評価管理の効率化

目標設定や評価管理業務は上司の負荷を増やしてしまいます。しかし、1on1ミーティングで収集したデータは部下の評価査定のみならず、目標設定や目標管理のサポートができるため、1on1ツールは上司の負荷を減らすのに効果的です。

また、1on1ツールによっては、管理職間のあいまいな評価基準を見直すことができるようになっています。

人員配置の最適化

離職の原因には「上司が部下の適性を把握できていない」や「部署と部下の適性が不一致」が挙げられます。こうした人員配置のミスマッチを防ぐには1on1ミーティングが有効です。

1on1ミーティングを通して部下の適性が可視化できれば、人員配置の最適化に役立つでしょう。

1on1ツールの注意点

1on1ツールの注意点


1on1ツールを導入する際は数点の注意が必要です。これから解説していくので、事前に把握しておきましょう。

工数や負担が増える

1on1ツールはミーティングの負担を減らせるツールとはいえ、もともと1on1ミーティングを行っていなければ、上司も部下もミーティング時間の捻出が必要となります。

また、部下の人数が多ければ、上司は部下の状態把握やミーティングに時間を取られ、業務とのバランスを取るのが難しくなるでしょう。そのため、業務効率化や仕組化を行い、1on1ミーティングの時間づくりに工夫が求められます。

ミーティングの質が属人的になりやすい

1on1ミーティングは部下の話を引き出し、課題を見つけて成長につなげるのが狙いです。

上司が一方的に話して忠告や指導が常態化されると、部下はプレッシャーを感じてしまい、本音を言いづらくなってしまいます。また、内容が雑談だけになり、部下の成長につながらないのは避けたいところ。

1on1ミーティングの質は上司のコーチング・ティーチングスキルによって異なるため、ツール導入とは別に上司のスキルアップの場を設けるのがよいでしょう。

実施状況を把握しづらい

1on1ミーティングは月1回、週1回と定期的に行いますが、ミーティングによる部下の成長は第三者には把握しづらい傾向にあります。ミーティングを行う上司は部下の成長を感じていても、客観的に効果を感じにくい場合があるでしょう。

結果が出るまで時間を要しますが、1on1ミーティングを継続すれば部下の意識変革や上司と部下の関係作りには効果が期待できます。

1on1ツールを導入する流れ

1on1ツールを導入する流れ
1on1ツールは社員数や必要な機能によって費用が変わります。そのため、1on1ツールの導入には提供会社へ問い合わせるのが一般的です。

問い合わせ後、ツール説明や見積もりをし、契約となります。提供会社によってはデモンストレーションを行っている場合があるので、活用してみましょう。

契約後は情報登録や操作説明が設けられているのでご安心ください。

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1on1ツールを選ぶ際の4つのポイント

1on1ツールを選ぶ際の4つのポイント


1on1ツールを選ぶ際、気を付けるポイントがあります。ここからは1on1ツールの選び方について解説するので、参考にしてみてください。

1.ツールが自社の目的に合っているか

1on1ツールには「1on1ミーティング特化型」と「タレントマネジメント型」の2種類あります。

1on1ミーティング特化型とは、1on1ミーティングを円滑に進めるだけにフォーカスしたもので、ミーティング予定作成やフィードバックなどのミーティング支援に特化しています。

一方、タレントマネジメント型は、人事評価や社員データベースも備えたツールとなっており、あくまで1on1ツールはデータベースの1つの機能です。

もし1on1ミーティングの改善や定着を狙うのであれば、1on1ミーティング特化型の利用をおすすめします。社員の情報をデータベース化し、目標管理や評価管理に役立てたければ、タレントマネジメント型を選ぶとよいでしょう。

2.人員増減への対応

事業成長やビジネスの環境変化に適応するための人員増減は、会社にとって重要です。ツールに利用人数の制限があると、部署の状況と社員情報にズレが生じて管理できなくなってしまいます。

1on1ツールを選ぶ際は、人員増減に合わせてツールの利用人数を変えられたり、カスタマイズできたりするツールを選びましょう。

3.部下の状態を把握する分析機能の充実度

1on1ミーティングで話す内容の準備を行う「トピック分析機能」や「過去の記録機能」は、部下の状態を把握するのに役立ちます。機会の多い1on1ミーティングだからこそ、分析機能や記録で部下の状態を知り、現状把握に努めなければなりません。

自動で分析結果を質問項目にしてくれる1on1ツールがあります。この機能があれば面談シートの作成を効率化できるでしょう。

 4.会話サポート機能の充実度

「部下と何を話せばいいかわからない」と上司が1on1ミーティング実施のハードルを高く感じている場合、トピックやテンプレートを用意しているツールを選ぶとよいでしょう。

上司が1on1ミーティングで積極的になれる環境づくりも大切です。

1on1ツールの導入でよくある質問

1on1ツールを導入する際、3つのよくある質問と回答を紹介します。

  • 1on1ツールを導入するデメリットは?
  • 料金が無料の1on1ツールはある?
  • 1on1ミーティングを導入したらどのようにミーティングを進めるべき?

1on1ツールは本当に必要なのか検討している方や、1on1ミーティングの実施方法にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

1on1ツールを導入するデメリットはある?

対応する人数によっては、上司にかかる業務の負担が大きくなってしまう点が挙げられます。

1on1ツールを導入するハードルはそこまで高くないものの、1on1ミーティングは定期的に行うのが一般的です。また、部下の話を丁寧にヒアリングし、適切なアドバイスを行うなど、上司にコーチングのスキルがないと、ミーティングの効果がなかなか実感できないケースも少なくありません。

上司の負担を減らし、部下のモチベーションを上げて生産性アップにつなげるためにも、1on1ツールのサポート機能を上手に活用することが大切です。

料金が無料の1on1ツールはある?

料金が無料だったり、有料のツールながら無料プランがあったりなど、無料で利用できる1on1ツールもあります。

しかし、無料で利用できる1on1ツールは、通話可能時間や使える機能に制限があるケースが多く、せっかくの1on1ミーティングの機会を有効活用できないケースも少なくありません。

1on1ミーティングは実施することがゴールではなく、従業員のモチベーションアップや現状把握をすることが目的です。もちろん導入・運用コストを重視することは大切ですが、費用対効果が見込めるツールを選びましょう。

1on1ミーティングを導入したらどのようにミーティングを進めるべき?

1on1ミーティングを行う日程が決定したら、限られた時間でミーティングがスムーズに進められるよう、話す内容を決めておきましょう。
ミーティングが始まったら、まず部下に業務で起こった出来事を話してもらいます。

良かった点や悪かった点を共有したら、部下自身で評価すべき点や課題を考察してもらい、次に上司がフィードバックを行います。大切なのは上司が部下に一方的にアドバイスするのではなく、部下が自らを評価して能動的な行動を促すことです。

1on1ツールのなかには、ミーティングをサポートする機能が豊富なツールもあるので、検討材料の一つとして覚えておいてください。

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まとめ

1on1ツールは上司と部下の関係構築に役立ちますが、ツール導入が目的となっては本来の目的を達成できません。

働きやすい職場環境づくりや離職率改善の切り札となれるよう、上司部下ともに1on1ミーティングのあり方について考える必要があるでしょう。

VUCA時代を生き残るためにも、自社の課題を洗い出し、自社に合ったツールの導入を検討してみてください。

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