【要素別】おすすめ適性検査徹底比較まとめ!
適性検査とは、個人の性格・能力・得意分野などを判定し、自社が求めている人物像と合致するかどうか判断するための材料とする検査です。
適性検査は、さまざまな角度から個人を測定するため、客観的な判断が求められます。そのため、ツールを用いて数値として結果を判定すると効率的です。
そこで、おすすめの適性検査サービスを、それぞれのジャンルで紹介します。
知的能力の適性検査サービス
知的能力とは、論理的な思考力や効率的な作業力など、仕事を行ううえで基礎的な能力です。どの業界・職種でも等しく求められます。 知的能力の適性検査ができるサービスは、主に以下のものがあります。
サービス名 | 提供会社 | 特徴 |
SPI3 | 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ | ・年間1万社以上が利用 |
Dll/PUREシリーズ/DBIT/DBIT-COM/Web-DBIT | 株式会社ダイヤモンド社 | ・3種類のシリーズの中から、目的に合ったものを選べる |
アッテル診断 | 株式会社アッテル | ・AI搭載 |
GMAP | 株式会社グロービズ | ・課題解決力や地頭力(論理思考力)を測定 |
CUBIC基礎能力検査分析 | 株式会社CUBIC | ・基礎編、応用編、総合編の計32種 |
TAP | 株式会社日本文化科学社 | ・スマホ受検対応 ・英語や事務適性のオプションもある |
SCOA-A | 株式会社日本経営協会総合研究所 | ・基礎能力だけでなく学力も測定可能 |
3Eテスト | エン・ジャパン株式会社 | ・スマホ受検対応 ・短時間で受験可能 |
eF-1G | 株式会社イー・ファルコン | ・応用力、創造力、数理力、言語力、基礎力をテスト |
GPS-Business | 株式会社ベネッセi-キャリア | ・批判的思考力、創造的思考力、協働的思考力をテスト |
性格の適性検査サービス
個人のパーソナリティな部分を分析し、その人の人となりを知ることができる適性検査サービスは、主に以下のものがあります。
サービス名 | 提供会社 | 特徴 |
SPI3 | 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ | ・Web受検可能 |
シンカ | 株式会社シンカ | ・スマホ受検対応 |
アッテル診断 | 株式会社アッテル | ・AI搭載 |
HRベース | 株式会社マネジメントベース | ・ビッグファイブ理論をベースにした性格診断 |
CUBIC個人特性分析 | 株式会社CUBIC | ・15分程度の検査時間 ・個人の資質を多面的に分析 |
TAP | 株式会社日本文化科学社 | ・スマホ受検対応 ・受検者の職務に関わる性格や特性を判定 |
SCOA-B | 株式会社日本経営協会総合研究所 | ・性格特徴、気質類型、意欲・態度などの深層面まで判定 |
3Eテスト | エン・ジャパン株式会社 | ・性格やキャリアに対する価値観をテスト |
玉手箱シリーズ | 日本エス・エイチ・エル株式会社 | 知的能力とパーソナリティの両面から測定 |
ミキワメ | 株式会社リーディングマーク | ・10分で検査できる ・自社の社風を分析した上で適性の人材を発掘 |
職場適応力の適性検査サービス
適性検査では、その人の得意・不得意などから自社が求めている人材かどうか判断できる、職場適応力のテストもあります。職場適応力の適性検査ができるサービスは、主に以下のものがあります。
サービス名 | 提供会社 | 特徴 |
SPI3 | 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ | ・メジャーな適性検査サービス |
DPI/DPI-COM/Web-DPI/DPI-C | 株式会社ダイヤモンド社 | ・態度能力(対人関係処理能力+意欲)を診断 |
ミツカリ | 株式会社ミツカリ | ・似ている社員が例示 ・相性の良い部署やチームが表示 |
GROW360 | Institution for a global society株式会社 | ・AI搭載 ・自社にいない強みを持つ人材をモデル化 |
PAT | パソナグループ | ・約400万人のデータを元に分析 |
ストレス耐性の適性検査サービス
入社してすぐに辞めてしまうという事態を防ぐため、応募者のストレス耐性のチェックをしている企業も増えています。ストレス耐性の適性検査ができるサービスは、主に以下のものがあります。
サービス名 | 提供会社 | 特徴 |
HRベース | 株式会社マネジメントベース | ・ストレス耐性の予測と発症リスクを分析 |
Compass | Thinkings株式会社 | ・入社後のリスクになりうる要因を分析 |
SKK式適性検査(V-CAT) | 株式会社エスケイケイ | ・隣り合った数字を足していくテスト ・メンタルヘルスや忍耐力を判定 |
DIST/DIST-COM/Web-DIST | 株式会社ダイヤモンド社 | ・ストレス耐性と対処資質を判定 |
HCi-AS | 株式会社ヒューマンキャピタル研究所 | ・多言語対応 |
適性検査サービスを利用するメリット・デメリットは?
採用活動に適性検査サービスを導入することで、以下のメリットとデメリットがあります。
適性検査サービスを利用するメリット
適性検査サービスを利用するメリットは、以下の通りです。
- 応募者を客観的に評価できる
- 採用活動が効率化する
- 書類や面接では見えない部分まで評価できる
- 応募者に関するデータを定量的に蓄積できる
- 人によってバラつきが生じていた評価の基準を統一できる
- 一人ひとりの得意・不得意を把握できるため、入社後の配属や研修に活かせる
- 応募者のことを詳しく知ってから採用できるため、入社後のギャップが少ない
- 自社の従業員も利用できるため、改めて個々のスキルや得意分野を把握できる
適性検査サービスを利用するデメリット
適性検査サービスを利用することでさまざまなメリットがありますが、その一方でデメリットもあります。
- サービス利用に際して利用料金が発生する
- 虚偽の回答をする場合もある
- ペーパーテストのみ対応しているサービスだと、リモートで受検できない
なお、採用活動に課題を抱えている方は、こちらの記事もご参考ください。
適性検査サービスを比較・検討するポイントは?
適性検査ができるサービスは、1章で紹介したように非常に多くの種類があります。
その中から自社に適したサービスを選定するためには、以下のポイントを意識しましょう。
ポイント1:利用目的に沿っているか
サービスによって、検査できる内容が異なります。
知的能力や性格などに特化したサービスもあれば、総合的に検査できるサービスもあります。また、受検形態に関しても、リモートでも受けられるWebテストや、自社で会場を用意するペーパーテスト、受検者が受検会場に行く必要があるテストセンターでの受検など、多岐にわたります。
そのため、自社の利用目的に合ったサービスを選ぶことが重要です。
ポイント2:品質が高いか
設問内容や検査結果などの品質の高さも、選定時に注目すべきポイントです。
たとえば、難易度の高すぎる設問だと、回答できない受検者も出てきてしまうでしょう。また、同じ回答をしても1回目と2回目で異なる検査結果が出たら、検査結果の正確性が疑わしいため信頼できません。
事前にトライアルで試してみたり、導入実績を確認したりして、品質の高さをチェックしてから選定しましょう。
ポイント3:分析ができるか
分析機能も重要です。検査結果の分析を重ねることで、部署ごとに適した人物像を把握できたり、面接での質問内容をブラッシュアップしたりできます。
サービスによって、面接時に聞くべき項目を自動抽出したり、受検者一人ひとりへのアドバイスやフィードバックが提案されたりするものもあります。
多様な分析機能があるので、それぞれのサービスの機能を比較して検討しましょう。
適性検査サービスを比較・検討するときの注意点は?
適性検査サービスは非常に便利ですが、注意すべきポイントもあります。以下の注意点を意識して、サービスを利用しましょう。
注意点1:データだけで100%判断しない
適性検査は、あくまでも数値上のデータです。適性検査だけで100%判断しないようにしましょう。
人間は、その時々で感情が変化したり、時期によってモチベーションが異なったりします。そのため、同じ人が受けても、タイミングによって異なる結果が出ることもあります。
また、虚偽の回答をして、結果を意図的に操作する受検者がいないとは言い切れません。
適性検査のデータはあくまでも1つの判断材料として、相手と実際に会って話してみてから、総合的に判断しましょう。
注意点2:集客目的で利用しない
応募者を集めるために「適性検査を受けられます」「検査結果をフィードバックします」といった謳い文句でアピールしている企業もまれにあります。しかし、適性検査を受けたい人や結果を知りたい人は、その企業へ入社したいという気持ちはそれほど強くありません。
そのため、最初は応募者が多くても、次々と辞退する人が増えていき、結果として良い人材を採用できなかったという事態にもなります。
適性検査を集客目的で利用せず、しっかりと自社のアピールをして応募者をつのりましょう。
まとめ
応募者の性格や得意分野を知ったり、入社後のギャップをなくしたりするために、採用活動に適性検査を取り入れることは有効です。また、採用担当者それぞれの採用基準にバラつきがあっても、適性検査で応募者を定量的に測定できれば、採用基準のバラつきを解消できるでしょう。
ただし、適性検査はあくまでも1つの判断材料なので、総合的に判断することをおすすめします。 当メディア「kyozon」では、採用活動を効率化するサービスやツールを多数掲載しています。それぞれを比較し、気になるものがあれば資料をダウンロードすることも可能なので、ぜひお役立てください。
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