follow(SaaS版)とは?
follow(SaaS版)とは、パソコンやスマートフォンかなインターネットを介して利用する高機能な勤怠管理システムです。
NTTグループのNTTコムウェア株式会社が運営しています。
follow(SaaS版)を導入することで、「誰がいつどんな業務を行っているか」といった、社員の勤務状況をデータとして可視化できます。
企業にとって勤務状況を可視化するメリットは、下記の3つです。
- 内部統制を図れる
- 勤務管理を適正化できる
- 労働基準法対応が図れる
- コンプライアンスを強化できる
- 社員の出勤・退勤の管理ができる
大企業に向けてシステムインテグレーションしてきた勤怠管理ソリューションを、中小企業でも使いやすいように登場したシステムがfollow(SaaS版)です。
そんなfollow(SaaS版)の特徴と料金プランを、それぞれ解説していきます。
follow(SaaS版)の特徴
follow(SaaS版)の特徴は下記の通りです。
- 充実した基本機能
- さまざまな働き方に対応
- 国内最高レベルのセキュリティ体制
ひとつずつ見ていきましょう。
ちなみに、follow(SaaS版)の特徴を紹介している動画もあるので、併せてご覧ください。
充実した基本機能
follow(SaaS版)には、大手企業だけでなく中小企業にも利用しやすいさまざまな基本機能が充実しています。
搭載されている機能は、下記の通りです。
- 勤務・休暇管理
- シフトの作成機能
- PC打刻・Web打刻
- パソコンログ取得機能
- 有休残日数の確認機能
- フレックスタイムタイム制への対応
- ソフトタイムレコーダー(FeliCa対応)
また、作業内容や工数、出張費用を管理できるため、作業内容の分析だけでなく経営判断としても活用できるでしょう。
オプションサービスを利用すれば、上記の機能を外出や出張時のスマートフォンから申請・承認できます。
そのため、日々スピーディーに変わる業務の変更点や複雑な就業規則への対応が可能です。
さまざまな働き方に対応
follow(SaaS版)は正社員や契約社員といった勤務体系だけでなく、フレックスタイムやシフト制勤務、裁量労働制といったさまざまな働き方に対応しています。
近年は社内外を問わない働き方が浸透していますが、社外での打刻は信頼性に不安が残るでしょう。
しかしfollow(SaaS版)の導入によって、GPS情報を活用した打刻が可能になるので、不正リスクの少ない打刻を実現できます。
どこから打刻しているのかがわかる点は、管理者側にとって安心材料といえます。
さらに、スマートデバイスからも利用できるので、外出先でも勤務登録を行います。
国内最高レベルのセキュリティ体制
follow(SaaS版)は、国内最高レベルの信頼性を誇る「SmartCloudデスクトップ」で運用しているため、セキュリティ体制が整っています。
SmartCloudデスクトップとは、NTTコムウェア株式会社が提供するクラウド上にアクセスできるシンクライアント・サービスです。
主な特徴として、下記の2つがあげられます。
- パソコンやスマートフォンにデータを残さない
- 在宅時は在宅勤務やサテライトオフィスに利用を切り替えられる
上記の特徴から、勤怠データがハッキング被害を受けるリスクは極めて低いといえるでしょう。
大手通信会社が利用しているセキュリティーであれば、安心感や信頼感は大きいです。
ちなみに、こちらの記事ではサテライトオフィスを活用するメリットや注意点を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
follow(SaaS版)の料金プラン
follow(SaaS版)の料金プランは、下記をご覧ください。
項目 | 料金(税込) |
---|---|
初期費用 | 0円/契約 |
月額基本料金 | 0円/ID |
月額利用料金 | 385円/ID |
利用にあたっての最低使用ID数は、50IDです。
また、オプション機能として「出張旅費管理」「工数管理」が備わっており、毎月165円でそれぞれの機能を利用できます。
仮にすべてのオプションを追加申し込みした場合、55円の割引が適用されて、660円での導入が可能です。
最大60日間の無料期間も設けられているので、まずはお試しで導入をして自社に適したシステムか利用してもよいかもしれません。
ただし最低利用期間は、無料期間が満了した翌日から起算して6ヶ月目なので覚えておきましょう。
follow(SaaS版)の使い方
ここまで、follow(SaaS版)の特徴や料金プランをお伝えしました。
続いて、follow(SaaS版)の使い方を解説します。
- 使い方1:勤務管理
- 使い方2:各種申請・管理
- 使い方3:コスト・業務改善
1つずつ解説していきます。
使い方1:勤務管理
follow(SaaS版)の勤務を管理する方法には、社内やサテライトオフィス、外出先といった利用シーンに合わせて打刻管理方法をまとめる、もしくは組み合わせられます。
管理方法はパソコンとスマートフォン、ICカードリーダーから打刻が可能です。
それぞれの打刻方法は、下記の通りです。
- パソコン:パソコンからfollow(SaaS版)の打刻画面を開いて打刻する
- スマートフォン:スマートフォンからfollow(SaaS版)の打刻画面を開いて打刻する
- ICカードリーダー:タブレットもしくは共有パソコンにつないだICカードリーダーにICカードを打刻する
ICカードリーダーでの打刻は、パソコンとFelicaカードが必要なので覚えておきましょう。
そのほかには複数のシフトを含んだシフト表を作成したり、さまざまな勤務パターンに合わせてカスタマイズできたりします。
また、国内の主要な給与計算ソフトとの連携実績もあるので、今までの紙媒体よりも勤務管理が楽になるはずです。
使い方2:各種申請・管理
follow(SaaS版)では、交通費や出張旅費、休暇などを申請・管理できます。
公共交通機関の出発地点と到着地点の最適経路を検索する「駅すぱあと」との連携によって、交通費と出張旅費はそのまま申請が可能です。
各種申請・管理を活用するメリットには、下記の4つがあります。
- 不適切な申請を防げる
- 集計チェックの時間を大幅に削減できる
- オンライン上で申請できるので、紙を大幅に削減できる
- 申請状況は自動でチェックされるので、コスト削減につながる
また、作業内容の時間や工数を管理したり、そのデータをCSV形式ファイルに出力できたりします。
さらにfollowチャットボットを活用すると、社員の体調や体温、勤務場所を把握できるので、リモートワーク環境においても社員とのコミュニケーションの活性化を図れるでしょう。
ただし、交通費と出張旅費、工数の入力・管理は有料オプションになっています。
使い方3:コスト・業務改善
follow(SaaS版)を活用すると勤務管理がシステム化されて、コスト・業務改善が図れます。
例えば、会社の中で残業代が発生してはいますが、「どの部署の誰がどれくらい」発生しているかを把握するのは大変です。
そのためfollow(SaaS版)の申請フローにより、残業申請・承認をシステムでフロー化できるようになります。
フロー化のメリットは、下記の3つです。
- 残業コストを抑制できる
- 適切な残業命令・指示によって、残業時間を是正できる
- 残業時間の視える化によって、社員のワークライフバランスへの意識を高められる
また残業や勤務時間といった、勤務情報をリアルタイムで把握・集計できます。
さらに、労働法改正に自動で対応しているため、システム変更した際に対応が漏れたり間違えたりする心配がありません。
ちなみに、こちらの記事では人事や労務などを一元管理できる人事管理システムを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
follow(SaaS版)の導入までの流れは?
ここまで、follow(SaaS版)の使い方をお伝えしました。
続いて、follow(SaaS版)の導入までの流れを解説します。
- 60日間無料トライアルの流れ
- 本申し込みの流れ
ひとつずつ解説していきます。
60日間無料トライアルの流れ
follow(SaaS版)にある60日間無料トライアルを利用するまでの流れは、下記の通りです。
- NTTコムウェア公式サイトにアクセス
- 「ソリューション・プロダクト>followシリーズ>follow(SaaS版)>導入フロー」に遷移する
- ページ下部にある「資料請求・お問い合わせ」をクリック
- 氏名や会社名、問い合わせ内容を入力して申し込む
- 要望やスケジュールなどをヒアリングして後、60日間無料トライアルが始まる
無料トライアルの際も、自社の就業規則に合わせて設定できます。
また、操作方法や設定内容を変更したい場合は、サポート担当者へ相談が可能です。
無料トライアルが終了して導入を行う場合のみ、本申し込みの手続きに移ります。
本申し込みの流れ
本申し込みの流れは、下記の通りです。
- NTTコムウェア公式サイトにアクセス
- 「ソリューション・プロダクト>followシリーズ>follow(SaaS版)>導入フロー」に遷移する
- ページ下部にある「資料請求・お問い合わせ」をクリック
- 氏名や会社名などを入力して、本申し込みを行う旨を記載する
本申し込み時の初期設定は、企業側で行います。
申し込みから5営業日以内で、利用環境が整う流れになっています。
また無料トライアルを利用せず、そのまま本申し込みもできるので覚えておきましょう。
ちなみに、こちらの記事ではクラウド型の勤怠管理システムの選び方や選ぶ際に注意点、おすすめの勤怠管理システムを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
follow(SaaS版)に関するよくある質問
ここまで、follow(SaaS版)の導入までの流れをお伝えしました。
最後に、follow(SaaS版)に関するよくある質問を紹介します。
- 市販給与計算ソフトとの連携はできますか?
- 利用開始後にID数を変更することはできますか?
- 帳票の出力には対応していますか?
ひとつずつ紹介していきます。
市販給与計算ソフトとの連携はできますか?
follow(SaaS版)では、市販給与計算ソフトとの連携が可能です。
それぞれの師範給与計算ソフトの特徴は、下記の表をご覧ください。
名称 | 特徴 |
---|---|
給与奉行 |
|
PCA給与 |
|
弥生給与 |
|
そのほかにも対応している市販給与計算ソフトはありますが、詳細は、問い合わせてみましょう。
利用開始後にID数を変更することはできますか?
follow(SaaS版)は利用開始後でも、ID数を最短5営業日で変更できます。
まずは、変更依頼の問い合わせを行いましょう。
帳票の出力には対応していますか?
follow(SaaS版)では、帳票の出力に対応しています。
出力できる帳票例は、下記の通りです。
- 勤務票
- 有休記録簿
- 労働時間一覧表
- 勤務時間報告書
上記の帳票は、PDF形式のファイルとして出力できます。
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