採用見える化クラウドとは
「採用見える化クラウド」とは、株式会社キャスティングロードが提供している採用分析ツールです。もともと同社は人材派遣・人材紹介を手がけており、長年培ってきた経験やノウハウをもとにして「採用見える化クラウド」が開発されました。
採用見える化クラウドは派遣社員やアルバイトの採用に特化したツールで、求人媒体にかけた費用に対してどのくらいの応募・採用につながったのかというデータだけでなく、それぞれの人材の稼働状況からも費用対効果を測定可能です。また、不採用や辞退の理由も分析できるため、求人条件の調整や選考フローの見直しなどにも活用できます。
なお、採用見える化クラウドの料金体系は以下の通りになっています。
プラン名 | トライアル | ベーシック | コンサル |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 300,000 円 | 300,000 円 |
基本料金 | 0円 | 48,000 円 | 148,000 円 |
また、実際のユーザーからは「社内の情報共有がスムーズになった」「客観的に分析できるので、効率よく募集広告を出せる」などの点で評判です。

「採用見える化クラウド」は、専門的な知識やITスキルは不要で、データを用意するだけで取り込み・システムの設計までおこなってくれるので、簡単に運用開始でき、指定した店舗やエリアの採用情報をスムーズに把握・分析することができます。
さらに、レポートを一つにまとめて管理することができるので、比較できるシステムになっています。
データの形式にかかわらず、採用に関するすべてのデータを統合することができ、面接や採用の情報・入社後の勤怠データも統合できるので、安心です。
設計から運用までを手厚くサポートしてくれるので、かなり助かっています。
ITに詳しい人材を配置する必要もありません。
求人から採用後の効果までが一目でわかるようになっています。
- 業種:メーカー / 製造系
- 会社名:サントリーホールディングス株式会社
- 従業員規模:101〜300人
- 部署:営業・販売部門
- 役職:部長・課長クラス
採用見える化クラウドの詳細は、以下の資料で紹介しています。詳しく知りたい方はぜひダウンロードしてくださいね。
採用見える化クラウドの主な機能
採用見える化クラウドは、採用活動だけでなく入社後の貢献度も可視化できる分析ツール。具体的にどのような機能が搭載されているのか気になる方も多いのではないでしょうか。そこで、主な機能を紹介します。
エリア別分析機能
エリア別の採用データを分析できるため、支店や店舗を多く有する企業におすすめです。エリアごとの予算に対して、どのくらいの応募数があったのか、どのくらい採用につながったのか、といったデータを分析できます。
たとえば、全国規模の求人媒体と地方媒体のどちらのほうが採用効果が高いか分析できるため、より効果の高い媒体にコストを投入することが可能です。
媒体別分析
求人媒体別の採用効果を分析できる機能は、複数媒体に求人情報を出稿している企業に最適です。求人媒体ごとに「学生層の採用に強い」「主婦層を多く採用できる」などの傾向があるため、自社の求める人材を効率的に採用できるでしょう。
また、媒体によって時期的な変動やエリアごとの強みなどもあるため、コストを無駄にせず採用活動を行えます。
競合分析
同じ業界の競合企業が採用見える化クラウドを導入している場合、自社と競合のデータを比較・分析できます。応募データだけでなく面接に進んだ割合なども分析できるため、自社の応募条件の見直しや広告文のブラッシュアップなどに活用できるでしょう。
NG理由の見える化
不採用や辞退の理由をグラフ化します。「応募数が多いのに、採用数が少ない」という場合に理由を分析することで、自社の課題を発見できます。
採用見える化クラウドを導入するメリット
採用見える化クラウドを導入すると、以下のようなメリットや効果が見込めます。
入社前・入社後のデータを連携できる
採用コストが適切だったか判断するために、採用した人材が入社後に貢献してくれているか分析したいと考えている企業も多いでしょう。しかし、採用管理ツールと労務管理ツールの連携が難しく、データを連携して分析できている企業はそれほど多くありません。
採用見える化クラウドは、プログラミングなしで採用データと労働データを連携できるため、ツールをまたいで多角的にデータを分析できます。
採用コストを最適化できる
エリアや求人媒体ごとの採用データを分析できるため「どのエリアに注力すべきか」「どの媒体での出稿を続けるか」などの意思決定をしやすくなります。また、採用データのみならず労働データも分析することで「媒体Aは採用数が多いのに、すぐに辞めてしまう」「媒体Bで採用した人材は週1稼働が多い」といった課題発見にもつながります。
こうしたデータ分析により、コストをかけるべきエリアや求人媒体を判断でき、採用コストを最適化できるでしょう。
レポートを自動的に作成できる
ExcelやGoogleスプレッドシートなどで分析を行う場合、フォーマットを作成したり各ツールからデータをインポートしたりする必要があり、手間も時間もかかります。
また、関数を間違うと正確に分析できません。一方、採用見える化クラウドを使うと、採用管理ツールや労務管理ツールなどのデータを取り込み、自動でレポーティングしてくれます。1日1回、前日までの更新データが反映されるため、データの取り込みや加工などの手間がなくなり、採用活動が効率化するでしょう。
採用見える化クラウドの導入に向いている企業の特徴
ここまで、採用見える化クラウドの機能や導入メリットなどを紹介してきました。それでは、具体的にどのような企業に向いているのでしょうか。おすすめの企業の特徴を紹介していきます。
非正規雇用の従業員が多い
採用見える化クラウドは、派遣社員やアルバイト、パートタイマーなどの採用に特化したツールです。そのため、非正規雇用の従業員が多い企業にはおすすめのツールといえます。
大規模な採用を行っている
採用人数が多いと、採用に関する業務が煩雑になったり、費用対効果を分析しきれなかったりする場合もあります。採用見える化クラウドを活用すると膨大な採用データを集計・分析できるため、大規模な採用活動を行っていても効率的に業務を回すことができるでしょう。
採用活動の成果が見えていない
エリアや求人媒体ごとのデータ分析や、入社後データとの連携なども可能のため、採用活動がどのくらいの成果につながっているのか可視化しやすくなります。店舗ごとに採用活動を行っていると各店舗の採用効果を把握できませんが、採用見える化クラウドは全店舗のデータを可視化できるため、採用活動の成果が一目で把握できます。
採用管理システムを選ぶときのポイント
採用見える化クラウドのような採用分析ツールや採用管理システムなどは、どのようにして選ぶべきなのでしょうか。選定時のポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
必要な機能が搭載されているか
採用管理システムによって機能が異なるため、それぞれのシステムの機能をしっかりと確認してから選定しましょう。自社の採用活動の課題を解決するためにはどのような機能が必要か考えてから、各システムの機能を比較することをおすすめします。
担当者が使いやすいか
せっかく導入しても、現場担当者にとって使いにくいシステムであれば活用につながらず失敗しかねません。インターフェースの見やすさ、操作性、入力のしやすさなど、使いやすさを重視しましょう。選定時に現場担当者に各システムの使い勝手を確認してもらうことも有効です。
コストは適切か
システムによって初期費用や利用料金も異なるため、自社の予算内におさまっているかどうかもポイントです。どれだけ良いシステムでも予算におさまっていなければ、今までよりも採用関連のコストが増えてしまいます。システムによってはオプション費用などもあるため、気になるシステムがあれば見積もりを依頼してみましょう。
セキュリティは万全か
採用管理システムは、応募者の個人情報や自社の採用情報などの機密情報を扱います。そのため、セキュリティ面は重要視すべきポイントです。ログイン時の認証機能や、通信内容の暗号化、システム内での権限設定など、各システムのセキュリティ面を確認してから選定しましょう。
サポート体制は充実しているか
どのようなサポート体制か確認することも重要です。システムトラブルが起きたり、使い方がわからなかったりする際に、スピーディに解決できなければ採用活動が遅延してしまう可能性もあります。「チャットで相談できる」「電話やメールでサポートしてくれる」「月に1度ミーティングをしてくれる」など、システムによってサポート体制が異なるため、事前の確認が必要です。
【kyozon編集部おすすめ】あわせて活用したい採用サービス
ここからは、kyozon編集部がおすすめする採用関連のサービスを紹介します。
- トルー
- 適性検査クラウド ミキワメ
- デジパラ
それぞれ見ていきましょう。
トルー | 採用サイト構築CMS
「トルー」は、採用サイトを簡単に制作できるCMSツールです。専属担当者がサイト制作をサポートしてくれるため、初めてのサイト制作でも安心。
採用サイトからの応募だけでなく、LINEからの応募も管理できるうえ、Indeedなどの求人検索サイトとの連携もでき、多角的に求人を募ることができます。
項目 | 情報 |
提供会社 | 株式会社ダトラ |
初期費用 | 11万円 |
利用料金 | 月額1.65万円~ |
特徴 | ・企業のデジタル化を採用の側面から実現 採用のお悩みをトータルサポート ・誰でもすぐに採用サイトが作れる かんたん操作のCMS ・作成した採用サイトに多くの求職者を集める 強力な6サイトに自動接続 |

- 業種:小売 / 流通 / 商社系
- 会社名:目黒商会
- 従業員規模:11〜30人
- 部署:人事部門
- 役職:係長・主任クラス
適性検査クラウド ミキワメ | 適性検査
受検1回500円で、候補者が自社に対する適性があるか判断できる「適性検査クラウド ミキワメ」。従業員の分析に基づいて「活躍社員の性格傾向」を明らかにし、候補者に適性があるか判断できます。面接官ごとに基準が異なっていたり、入社後のミスマッチが多かったりする場合などにおすすめのツールです。
項目 | 情報 |
提供会社 | 株式会社リーディングマーク |
基本料金 | 3万円/月(年間契約) |
特徴 | ・自社の社風を分析し採用基準を策定 ・活躍する人材がひと目でわかる ・コンサルタントが組織を成功に導きます |

自身も試しに受けたことがあるのですが、性格診断のみの場合は大体10分程度で受検は終わります。
そのため、候補者様の負担になることもないと考えます。
採用においては、自社のカルチャーにおいて求める人物像(ペルソナ)はある程度明確にしておいたほうがいいので、
性格診断を受けていただいて、候補者様の考え方や性格、そして何を優先されるタイプなのかを把握しておくことはとても重要かと思います。
裁量権や決済者ではないのでシステムの金額については不明ですが、性格と社内の求める人材の性格が一致しているのか見るには使いやすくてよかったです。
- 業種:医療系
- 会社名:非公開
- 従業員規模:31〜100人
- 部署:人事部門
- 役職:一般社員・職員
デジパラ | 課題解決への参画
「デジパラ」は、マーケティング専門のプロのフリーランサーを起用できるサービスです。CMO的な役割、マーケの上流設計、マーケのディレクション、toB・toC対応など、さまざまな得意分野をもつマーケターが在籍しています。
マーケティングを強化したい企業や、マーケターの採用に悩んでいる企業におすすめです。
項目 | 情報 |
提供会社 | 株式会社コミクス |
特徴 | ・マーケの様々な経験を持つプロが多数在籍! ・複数の候補者から人選可能! ・最短3ヶ月から契約可能! |

- 業種:小売 / 流通 / 商社系
- 会社名:非公開
- 従業員規模: 2〜10人
- 部署:経営層
- 役職:係長・主任クラス
まとめ
採用見える化クラウドは、採用に関するデータ分析を効率化・自動化できるツールです。派遣社員やアルバイトなどの非正規雇用に特化したツールのため、支社・店舗を多く有する企業や、大規模な採用活動を行っている企業などにおすすめといえます。
採用に関する分析ツールや管理システムは多数存在するため、自社に合わせたものを選定することが採用活動を加速させるポイントです。機能面やセキュリティ面など、総合的に確認してから自社にマッチしたツールを選びましょう。
また、採用見える化クラウドとあわせて採用関連サービスも活用することで、より効果が見込めます。当メディア「kyozon」では、採用関連のツールやサービスを多く掲載しており、資料ダウンロードもできるのでぜひお役立てください。
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