簡単WEB会議・テレビ会議システム「LoopGate」製品パンフレット
常時接続・テレビ窓口・オンライン会議を、オンプレミス・インターネット両環境で利用できます。
国内開発で、シリーズ累計販売台数10万台、2,600社以上の企業や官公庁に導入されています。
バーチャルオフィスツールとは?
バーチャルオフィスツール(仮想オフィス)とは、コンピューターによって創り出された仮想空間上にオフィス環境を構築するためのツールです。リモートワーク下でも対面と遜色のないコミュニケーションを実現します。
バーチャルオフィスツールで作るオフィス空間には「作業エリア(執務エリア)」「会議室」「カフェテリア(休憩スペース)」などが設けられています。利用者は自身のアバターやアイコンを移動させることで、仕事や会議、休憩といった作業の切り替えが可能です。
さらに、利用者はお互いにチャットやビデオ通話などで会話を交わせるため、物理的に離れていても気軽にコミュニケーションができます。
またアバターやアイコンの近くには「作業中」「会議中」「休憩中」などのステータスが表示され、勤務状況もひと目でわかるようになっており、業務管理ツールの機能も兼ね備えていることが特徴です。
バーチャルオフィスツールのタイプ
ひとくちにバーチャルオフィスツールといっても、利用者の目的や課題に応じて数種類のタイプが用意されていることに注意しましょう。大別すると、次のようなタイプが存在しています。
- 現実のオフィスの再現に特化したタイプ
- 業務のマネジメントを重視したタイプ
- 顔見せや音声通話を重視したタイプ
- イベントやセミナーの開催に向いたタイプ
- 面白さを盛り込んだユニークなタイプ
それぞれのタイプのツールから、自社に合ったものを選ぶことが大切です。バーチャルオフィスツールを使用することになるメンバーにどのようなタイプが良いかアンケートを取り、導入の検討材料にすることをおすすめします。
バーチャルオフィスツールの主な機能
バーチャルオフィスツールにはサービスによって多様な機能が搭載されていますが、ニーズの高い機能をリストアップすると、次のとおりになります。
- アバターによる“疑似出勤”をする機能
- 部署ごとや業務内容ごとにフロアを分ける機能
- 従業員の状況・進捗のリアルタイム管理機能
それぞれの詳細を解説します。
アバターによる“疑似出勤”をする機能
バーチャルオフィスツールがあれば“疑似的なオフィス出勤”ができ、離れた相手と体感的に近い距離感でコミュニケーションをおこなえます。バーチャルオフィスツールのもっとも基本的な機能といえるでしょう。
Web会議ツールと異なり、仮想オフィスでは利用メンバーが常にオンライン接続されています。チャットでは聞きづらいことや、ちょっとした雑談なども気軽に交わせます。物理的な距離によるコミュニケーションロスを可能な限り減らすことも狙えるでしょう。
テレワークで「相手の状況が分かりにくく、コミュニケーションが取りづらい」という課題を感じているとき、バーチャルオフィスツールは有効な解決手段です。
部署ごとや業務内容ごとにフロアを分ける機能
業務の内容や部署、個々人の仕事の内容によって、アバターの滞在スペースを部屋分けする機能は広く搭載されています。実際のオフィスと同じような使い分けを実現できるため、「同じチームの仲間と働いている」という感覚をバーチャルで再現しやすくなるでしょう。
普段の業務は執務スペースとして用意したフロアへ、会議をおこなう時は会議フロアへといった使い方もできるため、現実同様にメリハリをつけて働けるようにもなります。
従業員の状況・進捗のリアルタイム管理機能
従業員の状況・進捗をステータス化し、リアルタイムで確認できるバーチャルオフィスツールも少なくありません。相手が実際に作業をしているかどうかは通話やバーチャルオフィス越しでは分かりにくいものですが。こうした業務管理機能があれば稼働状態を厳密にチェックできるようになります。
管理職層の視点として、「バーチャルオフィスでもちゃんと仕事をしてくれるのだろうか」という不安がある場合には、業務管理機能のあるバーチャルオフィスツールを導入しましょう。
バーチャルオフィスツールのメリット
バーチャルオフィスツールを取り入れることによって、次のような多くのメリットが得られます。
- リモートワークの孤独感が解消される
- 管理者がマネジメントしやすくなる
- ツールによってはオンラインイベントにも使える
それぞれのメリットの詳細を解説します。
リモートワークの孤独感が解消される
バーチャルオフィスツールを通じてコミュニケーションが活性化することで、リモートワークの孤独感が解消され、従業員は安心や一体感を取り戻して業務に取り組めるようになります。
リモートワーク環境下では、「自宅等でお互い作業をしていると、会話をするのは朝礼や終礼、最低限の業務連絡のみ」といったケースも珍しくありません。オフィスに出勤していれば自然に発生していた雑談も失われがちです。結果、孤独感やストレスを感じる従業員が増えてしまいます。
しかし、バーチャルオフィスツールを導入していれば、お互いの状況を気軽に話せるようになります。ちょっとした疑問などもすぐに質問しやすく、業務を進めるうえでの不安感も解消しやすくなるでしょう。
管理者がマネジメントしやすくなる
バーチャルオフィスツールでお互いの状況がひと目で判別できるようになるため、管理職の目線でも効率的にマネジメントをおこなえるようになります。タスクの進捗機能があるとより効率的な業務管理も実現でき、効率的に仕事が進められるようになるでしょう。
リモートワーク下では、遠隔地の従業員の様子が分からず、仕事の進捗状況の共有も行いにくいため、管理職にとっては悩みの種になりがちでした。「画面の向こうで本当に仕事をおこなっているのだろうか?」という疑心暗鬼も生じてしまいます。
バーチャルオフィスツールを通じて声掛けによるカジュアルな確認と、データによる状況確認を併用することができれば、確実な業務管理を遂行できるようになります。人的リソースの割り当ても容易になり、仕事の行き詰まりの改善も対面と遜色なくおこなえるようになるでしょう。
ツールによってはオンラインイベントにも使える
バーチャルオフィスツールのフロアに十分な収容人数があれば、セミナーや交流会といったオンラインイベントに使用できます。普段は仮想オフィスとして利用し、外部の人を招いてセミナーや交流会をするときはイベント部屋を建てる、というような運用が実現できるでしょう。
身振り手振りを使ったレクチャーと資料を使った勉強会を同時におこなえれば、研修にも有効活用が可能です。一度に複数の新人を教育する、というような場面でも、バーチャルオフィスツールは有効な選択肢となるでしょう。
【厳選】バーチャルオフィスツールのおすすめ20選!
年々新たな製品がリリースされるバーチャルオフィスツール。ここでは、おすすめのバーチャルオフィスツール20選を紹介します。
それぞれの特長・機能を比較し、チームに最適なバーチャルオフィスツールを探してみてください。
VoicePing
VoicePing株式会社が提供している「VoicePing」は、テレワークの生産性を最大化するバーチャルオフィスツールです。社内コミュニケーションはもちろんマネジメントにも特化しており、最大5人まで無料で利用できます。
声かけのしやすさはさることながら、WEB会議に関する機能も充実。オンラインミーティングを頻繁に行うチームに最適のツールです。
| 内容 |
おもな特徴 | ・1クリックで声かけでき、相手は回答アクションが選べる |
料金 | ・5人(+ゲスト5人)まで無料で利用可 |
Web会議機能 | あり |
SpatialChat
SpatialChatは現実のオフィスに近い環境が作れる、英語ベースのバーチャルオフィスツールです。
アイコンを近づけると声が大きく聞こえ、遠ざけると声も遠く聞こえるなど、オンライン上にリアルなオフィス空間を形成できます。
シンプルなUI、必要な機能を完備していて使い勝手がよく、1つの部屋にいくつもの“スペース”を作成できるのも特長です。なお、フリープランでは5名まで無料で利用可能です。
| 内容 |
おもな特徴 | ・リアルなオフィス体験ができる |
料金 | ・5人まで無料で利用可 |
Web会議機能 | あり |
tandem
「tandem」は、デスクトップ・モバイルで利用可能な英語ベースのバーチャルオフィスツールです。4人までなら無料で利用でき、近くに座っている人の会話が聞こえてくるなど、臨場感のあるオフィスが再現できます。
話しかける際には回答アクション付きで通知を送信できるため、スムーズなコミュニケーションが実現します。日本語には対応していないため、英語でコミュニケーションを取っているチームにおすすめです。
| 内容 |
おもな特徴 | ・回答アクションが選べる通知の送信可 |
料金 | ・4人まで無料で利用可 |
Web会議機能 | あり |
FAMoffice
“離れていても一緒に働いているような一体感”をモットーに開発された「FAMoffice」は、自席設定ができる仮想オフィスツールです。
使用するアバターには好きな髪色、肌色、服の色を設定でき、今の気分や状況を「つぶやき」「ステータス表示」などでわかりやすく伝えられます。話したいときは相手のアバターに触れるだけなので、直感的に使えるのも魅力です。動作も軽く、PC環境がバラバラなチームでも快適に利用できるでしょう。
| 内容 |
おもな特徴 | ・自席設定/席札 |
料金 | ・初期費用:100,000円~ |
Web会議機能 | あり |
Sococo
「Sococo」はオフィスレイアウトが豊富に用意されているバーチャルオフィスツールです。レイアウトの種類はなんと200以上にものぼり、自社の雰囲気に似せた仮想オフィスを設けるのはもちろん、まったく違ったテイストのレイアウトにもできます。
会話する際には部屋に入るだけで参加ができるほか、ZoomやMeet、Microsoft Teamsなどの会議ツールとの連携も可能。ちょっとした会話から本格会議まで、活発なコミュニケーションが実現できるツールです。
| 内容 |
おもな特徴 | ・レイアウト変更機能 |
料金 | 要問い合わせ |
Web会議機能 | あり |
oasis
oasisは美しいグラフィックが特徴のバーチャルオフィスツールです。絵文字スタンプのリアクション機能や多彩なアイコンアバター、話しかけに気付きやすいプッシュ通知機能などが揃っているほか、ビデオ通話の際にはバーチャル背景機能も利用できます。
さらに外部のビジネスチャットツール、カレンダーツールとの連携機能も搭載。管理画面ではログイン位置情報や各従業員の状況ステータスの一覧表示機能もあり、管理者にとっても使い勝手の良いツールとなっています。
| 内容 |
おもな特徴 | ・立体感のあるフロアデザイン |
料金 | ・初期費用:33,000円~ |
Web会議機能 | あり |
せきなび
「せきなび」は在席管理に長けたバーチャルオフィスツールです。誰がどこにいるのかがひと目でわかるシステムになっており、「誰がテレワークで誰がオフィス出社なのか分かりづらい」という場合に重宝します。コミュニケーションを取りたいときは、メール機能も利用可能。
テレワークと出社が混在している会社や、フリーアドレス制の会社などに向いているバーチャルオフィスツールだといえるでしょう。
| 内容 |
おもな特徴 | ・自席設定/席札による一元管理 |
料金 | ・初期費用:150,000円 |
Web会議機能 | 要問い合わせ |
mycrew
シンプルで洗練されたUIデザインが特徴の「mycrew」。メンバーのアイコンがステータスと一緒に表示される形式で、「作業中」「離席中」などの状況が色分けされているため、今話しかけてもよいかがひと目でわかるようになっています。
また、フロアにはチャットスペースが設置されていて、「雑談しましょう」「質問があります」などの相談もかんたん。そのままmycrew内で音声通話やビデオ通話をすることもでき、コミュニケーションのハードルが大幅に下がります。
| 内容 |
おもな特徴 | ・アイコンステータス表示 |
料金 | ・月額料金:1人あたり500円~(最低利用人数あり) |
Web会議機能 | 要問い合わせ |
oVice
oViceは2,300社以上の導入実績を持つバーチャルオフィスツールです。会話をする際はアバターを近づけるだけ、会話を終わりたいときは遠ざけるだけ……と直感的なコミュニケーションができます。テキストの発言が会話形式で表示されるのも特長です。
フロアのテンプレートは200種類以上あり、カスタマイズ次第で個性を出すことも可能となっています。。リアルタイムでの会話感にこだわるチームや、オフィスの臨場感をバーチャルでも再現したいチームにおすすめです。
| 内容 |
おもな特徴 | ・アイコンリアクション |
料金 | ・月額料金:5,500円~55,000円 |
Web会議機能 | あり |
Kumospace
Kumospaceはビデオ通話機能を備えたバーチャルオフィスツール。 英語ベースではありますが、10人まで無料で利用できる点は魅力です。
俯瞰型のフロアには、会議室や執務スペースだけでなく、DJブースやパーティーゲームの場もあります。リアルなオフィスを再現しつつ、遊び心もたっぷりのバーチャルオフィスツールです。
| 内容 |
おもな特徴 | ・動画によるリアルタイムアイコン表示 |
料金 | ・10人まで無料 |
Web会議機能 | あり |
EventIn Workplace
EventIn Workplaceは、Web会議ツールで有名な「V-CUBE」が手掛けるバーチャルオフィスプラットフォームです。フロア内には共同作業用のオープンスペースや雑談スペース、会議室などを設定でき、実際のオフィスさながらの交流ができます。
在席状況も一覧表示からかんたんに確認でき、会話をしたいときはWeb会議、チャットツールなどで即時コミュニケーションが取れます。5,000人まで参加可能なため、小規模~大規模企業と幅広く利用できるのもうれしいポイントです。
| 内容 |
おもな特徴 | ・俯瞰型レイアウト |
料金 | 月額料金:30,000円~(100IDまで、以降は要問い合わせ) |
Web会議機能 | あり |
Remotty
「Remotty」は“人の存在感”をリアルに感じられるバーチャルオフィスツール。ログインするとPCカメラで撮影した写真を2分ごとに共有されるため、チームメンバーの“今の感情や状況”が体感しやすいのが特徴です。
アイコンが一覧表示されるシンプルな形式で、会話をしたいときはアイコンをクリックするだけとなっています。つぶやきをタイムライン表示することもできます。フットワークも軽いため、「テレワーク中にコミュニケーションの活性化を図りたい」というチームには特におすすめのツールといえます。
| 内容 |
おもな特徴 | ・自動撮影機能/カメラオフ機能 |
料金 | 要問い合わせ |
Web会議機能 | あり |
LIVEWORK
LIVEWORKは“リモートワークをもっと快適に、機能的に。”というコンセプトのもと開発されたバーチャルオフィスツール。
PCで自動撮影された写真を共有する「ワーカービュー機能」により、離れた場所でも側で働いているかのような一体感が生まれます。カメラオフ機能もあるため、プライベートを重視したいメンバーがいても安心です。
話しかけたい相手がいたら、アイコンをワンクリックで音声通話を始められます。もちろん、グループ通話も可能です。
メンバーは自分のプロフィール、スキルをタグ付けして表示することもでき、お互いの個性が可視化しやすいのも特長。コミュニケーションを活性化する機能が多数揃っています。
| 内容 |
おもな特徴 | ・自動撮影機能/カメラオフ機能 |
料金 | ・月額料金:5,478~21,560円(~100名まで) |
Web会議機能 | あり |
roundz
「roundz」は音声を常時接続できるバーチャルオフィスツールです。
部屋画像、アバター画像などもなく、画面にはアイコンのみが表示。すっきりとしたインターフェースで操作にも迷うことなく、話したいときにすぐ話しかけられるシンプルさが魅力です。
「カメラを使ったWeb会議よりも気楽に情報共有がしたい」「メンバーのプライバシーを尊重したい」という場合に最適なツールといえるでしょう。
| 内容 |
おもな特徴 | ・音声常時接続 |
料金 | ・月額料金:5,500円~40,000(5人~50人まで3プラン有り) |
Web会議機能 | – |
Teracy
Teracyはワンボタンで話しかけられる通話機能を備えたバーチャルオフィスツール。話しかけようとした相手が対応できないときは、テキストでの伝言やボイスメッセージも残せます。
ルーム内の会話は他のメンバーも把握可能で、会話に参加する場合はワンクリックで参加完了。他のメンバーがステータスを変更したときには、通知が来る仕組みになっており、話しかけるチャンスを逃しません。
とにかく声でのコミュニケーションを重視したいチームにおすすめです。
| 内容 |
おもな特徴 | ・フロアデザインカスタマイズ |
料金 | 要問い合わせ |
Web会議機能 | あり |
XR CLOUD
XR CLOUDはメタバースを活用したVR型バーチャルオフィスツールです。ゲームエンジンの開発で培った技術を活用し、10万人が同時に接続できる仮想空間が利用できます。
平面的な空間ではなく立体的な空間、アバターを使用するため、よりリアルのオフィスに近い感覚で過ごせるのも大きな魅力です。チャットはもちろん音声会話もでき、マルチデバイスにも対応しています。普段の業務はもちろん、社内外のイベント開催時にも活用可能です。
| 内容 |
おもな特徴 | ・3D空間のフロア設定 |
料金 | 要問い合わせ |
Web会議機能 | – |
RISA
メタバースの技術を活用した「RISA」は、かわいらしいアバターを仮想空間に在席させるバーチャルオフィスツールです。アバターデザインは自由にカスタマイズができ、エモートで感情表現をすることも可能となっています。
音声通話やビデオ通話、画面共有などの基本的な機能も完備されており、フロアの移動や入室制限も可能です。 現在の状況はアイコンと文字で表示されるため、誰が何をしているかもひと目で判別できます。
「動的なバーチャルオフィスツールがいい」というチームは必見のツールです。
| 内容 |
おもな特徴 | ・フロアデザインのカスタマイズ |
料金 | ・月額料金:4,000円~30,000円(5人~50人まで) |
Web会議機能 | あり |
Nework
NeworkはNTTコミュニケーションズ株式会社が提供するバーチャルオフィスツールです。フロア内のテーブルは「バブル」で表示されていて、シンプルで洗練されたUIが特徴です。利用者は3つのモードを使い分け、声掛けの可否を表示できます。
また、会議の内容を参加せずとも聞ける「聞き耳参加機能」があるのもユニークなポイントです。会話中のチャットやゲストの正体、呼び出し機能なども揃っており、ちょっとしたコミュニケーションが格段にやりやすくなります。
| 内容 |
おもな特徴 | ・3種類の会話状況表示 |
料金 | ・月額料金:27,500円~(50~300人まで) |
Web会議機能 | あり |
Viket Town
Viket Townはメタバースによるゲームのようなオフィス体験ができるバーチャルオフィスツールです。ユーザーは異世界を旅するような感覚で、装備を整えたり、メンバーとコミュニケーションを交わしたりできます。
コミュニケーションの多さや行動量によって「ビケ」というツール内通貨が獲得でき、アバターの装飾品購入に使えるのがユニークなポイントです。楽しみながらコミュニケーションを増やせます。
また仮想空間内でのやりとりだけでなく、ビデオ通話や音声通話、時間管理といったリアルのコミュニケーションも可能です。日報管理や勤怠管理、タイムカード機能など、従業員のマネジメントに便利な機能も完備されています。
| 内容 |
おもな特徴 | ・アバターカスタマイズ |
料金 | ・ビデオ・音声通話無し:無料 |
Web会議機能 | あり |
MetaLife
「MetaLife」は、RPGゲームのようなデザインが特徴のバーチャルオフィスツールです。人間やモンスター、動物など豊富なデザインから自分のアバターを作成できます。ゲーム感覚で出勤ができるので、堅苦しくなりがちな「オフィス」を楽しい空間へと変えられます。
もちろん、アバター同士を近づけるとビデオ通話ができる機能や勤務状況・リアクションの表示、ファイルの共有や画面共有などの基本機能も完備。
従業員同士でリラックスしながら、気軽なコミュニケーションがしたいチームにはイチ押しのツールといえるでしょう。
| 内容 |
おもな特徴 | ・豊富なアバターカスタマイズ機能 |
料金 | ・スタンダードプラン:25人まで無料(機能制限あり) |
Web会議機能 | あり |
バーチャルオフィスツール比較のチェックポイント7つ
バーチャルオフィスツールを選ぶときはコスト面を重視しがちですが、搭載機能やPCへの負荷、操作感なども重要なポイントになります。また業務で使用するツールとの連携機能があると、より快適かつ便利に利用できるでしょう。
バーチャルオフィスツールを比較・選定する際には、次の7点をチェックしておくと安心です。
- 声かけしたときの通知や応答・拒否などの選択ができるか?
- 業務状況がどのレベルまで把握できるか?
- 共同作業がしやすい機能が備わっているか?
- PCへの要求スペックは?
- カメラオフ機能など、プライバシーへの配慮があるか?
- 操作が直感的で簡単か?
- 他の業務ツールとの連携ができるか?
バーチャルオフィスツールを選ぶ際には、いくつかのツールをリストアップし、上記7点を軸に比較検討してみてください。また、導入や操作に不安がある場合は「サポート体制の手厚さ」もチェックしておきましょう。
バーチャルオフィスツール選びの注意点
バーチャルオフィスツール選びの際には、次の3つの注意点があります。
- 仮想オフィスがストレスに感じる従業員もいる
- 使用するPCのスペックに対応していない場合がある
- オフラインの時間を設けないと窮屈に感じる可能性も
バーチャルオフィスには数々のメリットが存在していますが、これらの点を把握していないと思ったような効果を得られない可能性もあります。それぞれの詳細を把握して、正しくバーチャルオフィスを運用できるようにしましょう。
仮想オフィスがストレスに感じる従業員もいる
バーチャルオフィスツールはコンピューターを使用し、仮想空間でコミュニケーションを取るツールです。そのため、ITスキルが低い社員にとっては操作自体がストレスに感じるケースがあります。特に高齢の従業員が多い職場では、上手く使いこなせない可能性が高まります。
ITスキルが高くない職場でバーチャルオフィスツールを導入する際は、操作が直感的かつ簡単なツールを選定すると安心して利用できます。また、ITスキルに問題がなくとも、スムーズな運用のために、目的や使い方を十分に共有しておくことが大切です。
使用するPCのスペックに対応していない場合がある
導入するバーチャルオフィスツールによっては、使用しているPCでうまく作動してくれないことがあります。
従業員が自前で用意したPCのスペックが足りず、大きな負荷がかかってスムーズなコミュニケーションができなくなる、というケースはありがちなトラブルです。PCスペックには問題がなくとも、通信状況が悪いため動作が重くなりコミュニケーションが取りにくくなる場合もあります。
導入前にバーチャルオフィスツールの要求するスペック(グラフィックボードやCPU、メモリなどの性能)と、個々の利用環境を照らし合わせ、無理がないかどうかをチェックすることが大切です。
利用者の動作環境がバラバラな場合は、最低限の稼働環境でも使えるバーチャルオフィスツールを選んだ方がよいでしょう。
オフラインの時間を設けないと窮屈に感じる可能性も
バーチャルオフィスツールを導入すると、顔が見えなくてもお互いの状況が分かりやすく、円滑なリモートワークが実現できます。その一方で、常時オンラインでつながっている環境を「監視されている」と感じる従業員もいます。
“常につながっているストレス”を防ぐには、あらかじめ「休憩時間はオフラインにしてもよい」などのルールを設けておくとよいでしょう。リラックスタイムを設けることで、1人で気分転換をおこなえるようになります。
【kyozon編集部おすすめ】社内コミュニケーションツールの人気サービス
バーチャルオフィスに加えてほかのコミュニケーションツールも導入し、社内の交流や情報発信を促進することを検討してみましょう。kyozon編集部でピックアップした次の3つの社内コミュニケーションツールについて紹介します。
- ourly
- LoopGate
- お隣オフィス
それぞれのサービス内容や特徴について解説していきます。
Web社内報で情報発信】ourly
内容 | |
提供会社 | ourly株式会社 |
価格・プラン | 要お問い合わせ |
無料トライアル | ◯あり |
主な特徴 |
|
ourlyはWeb社内報の発信をサポートできるツールです。社内報の反響を確認、分析し、より読まれやすい内容の記事を発信することができます。社員のニーズに応じた社内報を提供できれば、会社の現況やビジョンを共有しやすくなるでしょう。
サポートも充実しており、月1回の定例レポーティングが開催されます。レポーティングではインナーコミュニケーション分野のプロフェッショナルが助言や提案をおこなってくれるため、社内交流のコンサルを受けたい場合にもおすすめのサービスです。
【信頼性の高いテレビ会議システム】LoopGate
内容 | |
提供会社 | ギンガシステム株式会社 |
価格・プラン | 要お問い合わせ |
無料トライアル | 〇あり |
主な特徴 |
|
LoopGateはセキュリティ性の高いテレビ会議システムです。オンプレミスや社内LAN、VPNやイントラネットなどに対応可能で、日本の金融機関や官公庁などのクローズドなネットワークを運用する環境で多数の採用実績を持っています。
国内製造・管理のため、国外からの物理・電子両面の不正アクセスに対して強く、通信方法もアメリカ軍などで採用実績のあるAES暗号化方式を使用しています。厳格なセキュリティが必要な企業でも安心して利用できる社内コミュニケーションツールです。
【離れたオフィスをリアルタイム接続】お隣オフィス
内容 | |
提供会社 | ギンガシステム株式会社 |
価格・プラン | 要お問い合わせ |
無料トライアル | ◯あり |
主な特徴 |
|
お隣オフィスはモニターやスピーカーを通じて遠隔地の拠点同士を常時接続できる社内コミュニケーションツールです。接続はリアルタイムとなっているため、モニター越しにお互いのオフィスの様子を見たり、コミュニケーションを取ることができます。
オフィス間で常にコミュニケーションの窓口が開かれている状態となるため、紙の書類を見せあうショートミーティングなども可能です。対面と遜色のないコミュニケーションを実現できる社内コミュニケーションツールとなっています。
バーチャルオフィスツールの導入でよくある疑問
バーチャルオフィスツールの導入時に疑問に思われがちなポイントについて、以下の6つをピックアップして紹介します。
- 無料のバーチャルオフィスツールに問題はない?
- バーチャルオフィスはメタバースと何が違う?
- バーチャルオフィスは不動産に関係する?
- バーチャルオフィスツールにデメリットはありますか?
- バーチャルオフィスツールで使われるアバターとは?
- テレワークとの違いは?
それぞれの詳細を解説します。
無料のバーチャルオフィスツールに問題はない?
セキュリティ性には問題がないものが多いですが、機能面での制限が気になる場合があります。
バーチャルオフィスツールのほとんどは無料・有料を問わず、セキュリティ性などの安全性にしっかりと考慮して設計されているため、安心して利用することができます。しかし、機能面での制限が気になるケースが生まれやすい点には注意が必要です。
無料のバーチャルオフィスツールは1フロアに収容可能な人数が1桁程度であったり、フロアの増設可能数が限られている場合が多くあります。せっかくバーチャルオフィスツールを導入したのに、自社の部署数・人員数に対応できない、という事態に見舞われる可能性も否めません。
バーチャルオフィスツールを導入する際には、無料か有料かだけでなく、自社に必要な機能が揃っているのかを確認することが大切です。フロアの収容人数や作成可能なフロア数はもちろん、業務管理などの便利な機能の必要性も十分に検討しましょう。
バーチャルオフィスはメタバースと何が違う?
メタバースとは、コンピューター上に構築された3次元空間を指す言葉です。
仮想空間を用いることから、バーチャルオフィスはメタバース技術を活用したサービスといえます。
しかしメタバース自体は2023年6月現在で発展途上の概念です。バーチャルオフィスツールのような限られた空間を形成するものから、現実世界を完全に代替するような構想まで全てがメタバースと呼ばれるケースも多く、定義が混乱していることは否めません。
バーチャルオフィスツールについて社内で検討する時など、メタバースという言葉が出る機会は少なくないことかと思われます。そうした際には、認識を上手く擦り合わせることができるように、「どのような規模感・機能感を持ったメタバースなのか?」というポイントを確認することが大切です。
バーチャルオフィスは不動産に関係する?
コンピュータ上で動作するバーチャルオフィスツールに関しては、不動産は関係しません。
バーチャルオフィスというキーワードで検索をおこなうと、登記や住所といった不動産用語が並び、混乱したことはないでしょうか?法人が登記に使用するための仮の住所として用いるオフィスもバーチャルオフィスと呼ばれていることが原因です。
バーチャルという言葉には「仮想」という意味があり、これはインターネット上に構築されたものを示すだけでなく、実態のない物事を「存在する」と仮定する場合で広く使われています。
「会社の機能がその住所に存在するわけではないが、法人登録をおこなうためにそこにあることにする」ために利用されるのが、不動産としてのバーチャルオフィスとなっているのです。「バーチャルオフィスツール」というキーワードで検索すれば、不動産関係を回避できるためおすすめです。
バーチャルオフィスツールにデメリットはありますか?
バーチャルオフィスツールを利用するデメリットとして、以下のものが挙げられます。
- 常に監視されてている気分になる
- パソコンへ過剰な負荷がかかる
- 慣れるまでに時間がかかる
リアルタイムで状況がモニタリングできるため、社員の中には監視されているようでストレスに感じる人もいます。また、常時インターネットに接続している状態でもあり、動画編集などの作業をしているとパソコンへの過負荷になる可能性もあるでしょう。
バーチャルオフィスツールは新しいサービスですから、操作に慣れるまでに時間がかかる点もデメリットです。
バーチャルオフィスツールで使われるアバターとは?
アバターとは、仮想オフィス内で動かせる自分の分身となるキャラクターです。
バーチャルオフィスツールの中には、髪、服装、肌の色などを自由にカスタマイズできたり、足音が出せたりするものもあります。
ただし、すべてのバーチャルオフィスツールでアバター機能が搭載されているわけではないので、ツールを選ぶ際には注意してください。
まとめ
バーチャルオフィスツールには気軽にコミュニケーションが取れる機能が備わっており、ステータスや作業の進捗状況、ツールの利用状況なども共有されます。こうした機能を活用すれば、リモートワークをスムーズにしてくれるでしょう。
また、バーチャルオフィスツールにはさまざまなタイプがあり、目的に応じて選ぶとより便利に利用できます。よってまずは「実際のオフィスのように過ごしたい」「イベント開催にも使いたい」など、目的を明確にするところからスタートしましょう。そのうえでコスト、機能、サポート体制などを考慮し、自社やチームに最適なツールを選ぶと失敗を防げます。
各バーチャルオフィスツールには無料トライアルも用意されているので、実際に使ってみて操作感をチェックしてみるのもおすすめですよ。
本記事を参考にしていただき、ベストなバーチャルオフィスツールを見つけてみてくださいね。
また、フリーランスでバーチャルオフィスを検討されている方は以下の記事も参考になります。あわせてご覧ください。