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エンゲージメントサーベイとは?実施の目的や流れを解説します

投稿日:2023年8月22日 /

更新日:2023年8月22日

エンゲージメントサーベイとは?実施の目的や流れを解説します
● 従業員満足度向上● 従業員満足度調査

近年はリモートワークの普及によって、価値観や働き方が多様化して、企業と従業員の間にさまざまな変化が表れています。そこで今回は、企業側が従業員に働きやすい環境づくりを行うために注目されている「エンゲージメントサーベイ」の特徴を解説します。実施する目的や流れも解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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エンゲージメントサーベイとは?

エンゲージメントサーベイとは?

エンゲージメントサーベイ(engagement survey)とは、企業と従業員の心のつながりをスコアリングするための調査です。

従業員が自社の商品・サービスに対して、どれくらいの愛情や熱意を持っているか測定できます。

エンゲージメントサーベイを実施するメリットは、下記の3つです。

  • 人材確保につながる
  • 離職率の低下につながる
  • 組織としてのパフォーマンスを上げられる

また一般的な手法としては、インターネットによるアンケート調査が挙げられます。

つまりエンゲージメントサーベイは企業の課題を明確にして、具体的な人事施策へつなげる手段として注目されています。

そもそもエンゲージメントとは

エンゲージメント(engagement)とは、「約束」「誓約」「婚約」「契約」などの意味を持つ英単語です。

ビジネスシーンにおいては、下記に挙げる2つの意味で使用されています。

  • 従業員エンゲージメント:愛社精神、愛着心、思い入れの強さ
  • ワーク・エンゲージメント:熱意を持って仕事に取り組める、仕事から活力を得ている

実際に従業員エンゲージメントを高める方法として、下記の5つがあります。

  • 教育・研修の実施
  • 働きやすい環境づくり
  • 企業理念やビジョンの発信
  • 社内コミュニケーションの活発化
  • 現状の従業員エンゲージメントを把握する

エンゲージメントの向上は企業の成長や競争力アップにつながるので、上記で挙げた5つの施策は覚えておきましょう。

従業員満足度とエンゲージメントの違い

従業員満足度とは、「現状の労働条件に従業員がどれくらい満足しているか」を図る指標です。

つまり、エンゲージメントの指標である愛社精神や思い入れは、従業員満足度には含まれません。

従業員満足度の指標に挙げられる項目は、下記の通りです。

  • 仕事内容
  • 職場環境
  • 人間関係
  • 給与待遇
  • 福利厚生

そのため「自分のスキルに適した仕事が割り当てられている」「休暇が取りやすく、仕事とプライベートのバランスが取れている」といった状態は、従業員満足度の高い状態といえるでしょう。

エンゲージメントサーベイ実施の目的は?

エンゲージメントサーベイ実施の目的は?

ここまで、エンゲージメントサーベイの概要や従業員満足度の違いをお伝えしました。

続いて、エンゲージメントサーベイ実施の目的を解説します。

  • 経営課題を見える化するため
  • 人事施策に活かすため
  • 企業と従業員のギャップを明確にするため

それぞれ解説していきます。

経営課題を見える化するため

エンゲージメントサーベイを実施する目的は、経営課題を見える化するためです。

本来であれば、数値化できない従業員のエンゲージメントを見える化できます。

見える化できる項目は、下記の通りです。

  • ビジョンの浸透度合い
  • 上司や同僚といった周囲との関係性
  • 従業員が企業に抱いている期待や現状とのギャップ

さらに、職場の人間関係の悪化やモチベーションの低下などの課題も見つけられるでしょう。

そのため適切にデータを収集するには、エンゲージメントサーベイを実施する前に、従業員への十分な説明や回答しやすい環境を整えることが必要です。

人事施策に活かすため

エンゲージメントサーベイの実施目的は、収集したデータを人事施策に活かすためです。

定期的にエンゲージメントサーベイを実施することで、従業員のコミュニケーションやモチベーション、マネジメントに対する人事課題を発見して、明確に提示できます。

また調査結果を分析して、組織開発や環境整備、評価制度の見直しや改善にも活かせるでしょう。

企業と従業員のギャップを明確にするため

エンゲージメントサーベイには、企業と従業員のギャップを明確にする目的があります。

エンゲージサーベイの実施によって、従業員が企業に求める期待と現状のギャップを把握できます。

また回答結果から、上司・同僚との関係性や自己成長に関する現状とのギャップにも気づけるでしょう。

エンゲージメントサーベイの選び方は?

エンゲージメントサーベイの選び方は?

ここまで、エンゲージメントサーベイ実施の目的をお伝えしました。

続いて、エンゲージメントサーベイの選び方を解説します。

  • 適切な調査ができるか
  • 測定尺度は適切か

それぞれ解説していきます。

適切な調査ができるか

エンゲージメントサーベイを選ぶ際は、適切な調査ができるか確認しましょう。

実際に導入する前には、下記の2点を意識する必要があります。

  • なぜエンゲージメントサーベイを実施する必要があるのか
  • 実施後にどういったことを実現したいのか

明確な目的・ゴールが決まったら、自社に適したサーベイを選定します。

選定の際は、妥当性・活用性・信頼性を重視して選びましょう。

測定尺度は適切か

エンゲージメントサーベイを選ぶにあたって、測定尺度は適切であるか確認しておきましょう。

一般的なエンゲージメントサーベイは、エンゲージメントスコアと影響要因で成り立っています。

エンゲージメントスコアは、エンゲージメント状態が「高い・低い」で企業の現状を把握します。

一方の影響要因では、人間関係や労働環境、マネジメントなど、「どうして現在のマネジメント状態なのか」を測定するので覚えておきましょう。

エンゲージメントサーベイを活用する流れ

エンゲージメントサーベイを活用する流れ

ここまで、エンゲージメントサーベイの選び方をお伝えしました。

続いて、エンゲージメントサーベイを活用する流れを解説します。

  • 従業員への説明を行う
  • 調査を実施する
  • 結果を分析する
  • 継続の有無を判断する

ひとつずつ解説していきます。

従業員への説明を行う

エンゲージメントサーベイを行うにあたって、まずは対象となる従業員へ説明を行います。

説明すべき内容は、下記の通りです。

  • どういった形で活用されるのか
  • 誰にフィードバックされるのか
  • 誰が回答結果を見るのか

適切な説明がされていない場合は、従業員から十分な理解を得られず、正確に回答や診断結果が出ない可能性があります。

また従業員の回答が上司の目に触れてしまい、人事評価への影響を懸念して、率直な回答が得られない恐れもあります。

そのため個人の回答は、上司・同僚に見られない点を説明しておきましょう。

調査を実施する

アンケートを作成できたら、対象者に回答画面URLを送付して調査を実施します。

サーベイツールを活用すれば通知を自動化できるため、担当者の労務コストを削減できます。

また調査を開始した後は、締め切りまでの回答状況を確認しながら必要に応じてリマインドしましょう。

結果を分析する

調査結果から、内容を分析します。

分析ポイントは、下記の通りです。

  • スコアの高低を見る
  • スコアの軸を質問事項や部署などに変える

またほかのデータとクロス集計することで、成功パターンや悪い要因を見出せるでしょう。

ただし、あくまでひとつの結果にすぎないのでスコアに依存しすぎずに、ヒアリングやディスカッションと組み合わせる必要があります。

継続の有無を判断する

結果を分析できたら、継続の有無を判断しましょう。

エンゲージメントサーベイの目的は、実際のアクションに活かすことです。

そのため調査による効果を測定して、PDCAを回しましょう。

エンゲージメントサーベイ実施前のチェックリスト

エンゲージメントサーベイ実施前のチェックリスト

ここまで、エンゲージメントサーベイを活用する流れをお伝えしました。

続いて、エンゲージメントサーベイ実施前のチェックリストを紹介します。

  • 目的は明確か
  • 実施するタイミングは適切か
  • 頻度は適切か
  • フィードバックをリアルタイムで行えるか
  • サーベイ慣れを防止できるか
  • 回答拒否・ハレーションを防止できるか

それぞれ解説していきます。

目的は明確か

エンゲージメントサーベイを実施するにあたって、目的を明確にする必要があります。

企業によって目的が異なるので、自社にあったものを策定しなければいけません。

具体例は、下記の通りです。

  • 離職率を改善する
  • 人事施策の立案に役立てる
  • チームの生産性を向上させる
  • 人材開発・人材育成につなげる
  • 施策の効果測定・改善に役立てる

目的を明確にできれば、今後のアクションを行いやすくなります。

実施するタイミングは適切か

エンゲージメントサーベイを実施するタイミングが適切であるかは、重要なポイントです。

組織やチームが始動したばかりのタイミングでは、正しいデータを集計できません。

また年末・年度末などは回答が雑になる傾向があるため、データの有効性に欠けます。

季節要因で回答結果が左右される可能性を考慮すると、同じタイミングでの実施が望ましいです。

頻度は適切か

エンゲージメントサーベイは、規模や頻度によって2つのタイプに分類されます。

それぞれの特徴は、下記の通りです。

 特徴
センサス
  • 年に1度実施される、規模の大きな調査
  • 質問項目は50問〜70問
  • 外部に依頼する場合は、コストが発生する
パルスサーベイ
  • 月に1度の短い期間で行う調査
  • 質問項目は3問〜10問
  • 定期的に実施することで、タイムリーに現状を把握できる


自社の目的や状況に合わせて、最適な頻度を決定しましょう。

こちらの記事では、パルスサーベイの概要や実施するメリット、実施手順について解説しているので、ぜひ参考にしてください。

フィードバックをリアルタイムで行えるか

エンゲージメントサーベイを実施する前には、フィードバックをリアルタイムで行えるか確認しましょう。

仮にサーベイ実施後にフィードバックがない場合、形骸化してしまう恐れがあります。

特にパルスサーベイの場合、把握した課題に対してタイムリーで対策することで効果を発揮するため注意しましょう。

サーベイ慣れを防止できるか

エンゲージメントサーベイでは、正しく目的や意義を伝えられない場合に「サーベイ慣れ」が発生する危険性があります。

いつも同じ定型業務になってしまうと、回答内容が雑になったり結果を不正にコントロールしたりする可能性もあります。

そのため前回の振り返りを行いながら、サーベイの目的・意義を正確に伝えましょう。

またサーベイ後にはフィードバックを行い、チームで議論することで、参加意識も強化されるはずです。

回答拒否・ハレーションを防止できるか

サーベイの際には、回答拒否・ハレーションが発生するケースがあります。

つまりサーベイの有効性に悪い影響を及ぼす可能性があるため、目的や意義、従業員のメリットを正しく伝えましょう。

そのためには、現場と人事が連携できる環境作りが重要です。

まとめ

まとめ

今回は、エンゲージメントサーベイの概要や実施の目的、具体的な流れについて解説しました。

エンゲージメントサーベイとは、企業と従業員の心のつながりをスコアリングするための調査です。

実施の目的は、下記の3つです。

  • 経営課題を見える化するため
  • 人事施策に活かすため
  • 企業と従業員のギャップを明確にするため

また選ぶ際には「適切な調査ができるか」「測定尺度は適切か」を判断基準にしましょう。

本記事でお伝えした活用する際の流れも参考にして、エンゲージメントサーベイを活用してください。

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