被リンクとは？
被リンクとは、外部のサイトが自身のサイトのリンクを貼られたリンクのことを指します。
外部のサイトが何らかの形で自身のサイトを紹介してくれたり、SNSなどでシェアされたりすることが、被リンクに該当します。
被リンクはSEOに効果があるのか
被リンクに関するSEO対策効果については賛否両論あるものの、基本的にはSEO対策に効果があるといえます。
外部のサイトから自分のサイトに対して向けられたリンクがあるだけで、SEOにさまざまな方面から良い効果を生み出します。
具体的には、以下のような効果が挙げられるでしょう。
上位表示がしやすくなる
被リンクにSEO対策効果がある理由としては、上位表示のしやすさが挙げられます。
Googleそのものはコンテンツの品質についての評価が難しいのが現状であり、ユーザーによって多くリンクをシェアされていることで、質の高いコンテンツとして判断している側面があります。
そのため、被リンクが多いほどに品質の高いコンテンツであると評価されやすくなり、結果的にGoogleで上位表示されやすくなるのです。
ドメインパワーが向上する
ドメインパワーの高さは、被リンクの数に比例すると言っても過言ではありません。
ドメインパワーとは、特定のコンテンツだけではなく、webサイト全体の信頼性や実績などを数値化した仕組みのこと。被リンクを多く獲得していると、ユーザーのニーズにマッチした有益なwebサイトであると判断がされるので、ドメインパワーが強くなります。
webサイトの評価が高くなるため、必然的にSEO対策としても良い効果をもたらすと言えるでしょう。
サイト・ページ評価が向上する
被リンクの獲得は、サイトやページの評価が高くなる傾向にあります。多くの被リンクを獲得していれば、Googleから「ユーザーのニーズを満たす有益なコンテンツ」と判断されます。
高い評価を得たサイト・ページは、SEO評価に基づいて表示されやすくなることから、結果的に効果的なSEO対策につながります。
クローラビリティが向上する
クローラビリティの向上は、被リンクを獲得することで得られるメリットです。クローラビリティとは、Googleのクローラーと呼ばれるロボットが、コンテンツを巡回する際の見つけやすさを指します。
クローラーは世界中で公開されているページを巡回してコンテンツの情報を取得しています。しかし、クローラーは大量のページを毎日巡回している状況であることから、すぐに巡回してもらえるとは限りません。
被リンクを獲得しておけば、設置ページから自身のページへと移動できる動線となることから、クローラーに見つけてもらいやすくなり、クローラビリティが向上します。
良質な被リンクを獲得する方法
被リンクには、良質な被リンクと品質の低い被リンクがあります。
良質な被リンクは、自然な形で設置されたリンクであり、SEO対策のために不自然に設置されたリンクではありません。
一方、品質の低い被リンクは、悪質なサイトや低品質なサイトに設置されたり、SEO対策目的で故意に設置されたリンクを指します。SEO対策として効果が期待できるのは、良質なリンクに限るため、以下の方法で質の良いリンクの獲得を目指しましょう。
拡散されやすいコンテンツを制作する
良質な被リンクを得るための方法として、まず挙げられるのが拡散されやすいコンテンツを作ることです。
そのコンテンツを読んだ（見た）ユーザーが、他の人にもおすすめしたいと感じるようなコンテンツは拡散されやすい傾向にあります。
また、単純に拡散されやすいコンテンツを企画するだけではなく、「見やすさ」にも配慮することが大切です。レイアウトや配色なども工夫してユーザーの満足度を高められるようにしてみましょう。
SNSなどで露出を図る
作成したコンテンツは、より多くの人に見てもらえるようにSNSで露出を図りましょう。
webサイトを作成して間もないうちや、知名度が低いwebサイト・コンテンツの場合、多くの被リンクを獲得するのは難しいのが現状です。
しかし、SNSで自身のコンテンツを取り上げ、シェアを促すことによって、多くのユーザーの目に触れやすくなります。
また、SNSでの共有をさらに促すためのコツとして、コンテンツ下部に各SNSへのシェアができるようにボタンを設置する方法があります。ワンタップでSNSに移動でき、シェアが完了するので、共有されるチャンスが高まります。
他サイトへ記事を寄稿する
他サイトによる協力が必要ではありますが、他サイトへ記事を寄稿して被リンク獲得につなげる方法があります。
たとえば、人材採用に関する自身の記事の被リンクを獲得したいとき、同業の他サイトにて寄稿を行い、そのコンテンツ内で自身の記事を紹介するような流れでまとめるのです。
つまり、他のサイトに自身のサイトのリンクを貼る理由を作るということになります。
他サイトの協力や寄稿の承認が必要ではあるものの、もし可能であれば掲載を希望するメディア先に交渉してみるといいでしょう。
専門性を強化する
専門性を強化することで、被リンクが獲得しやすくなる傾向にあります。
現代のインターネットはさまざまな情報が溢れ、信憑性の怪しいものから、フェイクニュースに至るまで存在している状況です。
専門性の高いコンテンツは、信頼性が高いと評価されやすくユーザーが安心して読める記事でもあります。
あらゆるジャンルの情報を浅く広く取り扱うのではなく、特定の分野に特化させて深堀していくような進め方をおすすめします。
被リンクを獲得するときの注意点
被リンクを獲得するにあたり、いくつか注意点があります。具体的に、どのような注意点があるのかは以下を参考にしてみてください。
被リンクを購入しない
被リンクを獲得するにあたり、購入して設置してもらうことは避けましょう。
国内外を問わず、被リンクを設置する代わりに、費用を得る組織や募集を募る人が少なくありません。しかし、有料で被リンクを設置してもらうことは、Googleが提示しているガイドラインに違反します。検索で上位表示がされにくくなってしまうなど、SEOの面でさまざまな問題が生じてしまうので注意しましょう。
関連性が低いページからは獲得しない
被リンクを獲得するにあたり、関連性の低いページからの獲得は避けた方が無難です。Googleは基本的に、ユーザーから見てこの情報が有益であるかを基準にして、検索結果に反映させています。関連性の低いコンテンツがリンクされていたところで、高評価にはつながりにくいのが事実。
被リンクを獲得する際には、なるべく関連性の高いページに絞ることが重要です。
低品質なページからも獲得しない方が良い
SEO対策に影響を及ぼさないためにも、低品質なページからの被リンク獲得は避けましょう。
低品質なページとは、Googleのガイドラインに違反しているページを指します。具体的には、隠しリンクを利用していたり、自動生成されたコンテンツなどが挙げられます。
リンクの貼り方を選ぶことはできない
被リンクは自分で貼り方を選べないのが注意点です。
一口に「リンク」といっても、テキストリンクや画像リンク、バナーリンクなどさまざまなものがあります。被リンクは、そのリンクを貼る側の判断で貼り方を選ぶことから、こちらから指定するのは難しいといえます。
被リンクを獲得しているかを確認する方法
コンテンツ制作やwebサイトの運営を行っている方としては、被リンクの獲得状況は気になるところでしょう。
ここからは、被リンクを獲得しているかを確認するための方法をご紹介します。
Googleサーチコンソール
被リンクの獲得方法として、比較的一般的な方法として知られているのが「Googleサーチコンソール」です。Googleが提供しているツールであり、無料で利用することができます。
利用方法は以下の通りです。
- Googleサーチコンソールにアクセスする
- 左側のメニューにある「リンク」をクリック
- 外部リンク下部の「詳細」を選択
- ターゲットページの下部に表示されるリンクから確認したいページを選ぶ
上位のステップで被リンクの数を確認することができます。
Ahrefs
Ahrefs（エイチレフス）は自身のサイトだけではなく、競合サイトの被リンクの状況も確認できるのが魅力です。
操作方法も非常に簡単で、被リンクを確認したいリンクを検索欄に入れ、入力するだけです。URLを入力後に「被リンク」をクリックすると、獲得状況の確認が可能です。
SEOチェキ！
SEOツールとして、多くの現場で導入されているSEOチェキ。こちらは、被リンクではなく発リンク（別のサイトへ移動するためのリンク）の確認が可能です。
利用方法は以下の通りです。
- SEOチェキのページにアクセスする
- URLの入力バーに調査したいリンクを貼り付ける
- 「チェック」のボタンをクリック
入力バーの下に、結果が表示されます。
まとめ
本ページでは、SEO対策に効果的とされる被リンクの概要や獲得方法、注意点などに至るまで幅広くご紹介しました。
被リンクは、一部ではSEO対策における効果は期待できないといった声が挙がっていますが、良質な被リンクを獲得できれば十分に効果があると考えられます。
今回ご紹介した注意点や、質の低い被リンクの獲得には十分気を付けながら、被リンクの獲得を目指してみてはいかがでしょうか。
