おすすめクラウドPBX製品10選!
PBXとは「Private Branch eXchange」の略称で、電話交換機のことです。社内やコールセンターなどに設置されている電話回線を集約して、内線通話や外線通話を可能にします。
もともとPBXは、物理的に電話回線を集約する機器として、オフィスに設置されていました。しかし近年は、PBXのクラウド化が進んでいます。インターネットを介して電話の機能を利用できるため、インターネット環境さえあれば利用できるようになりました。固定電話だけでなくスマートフォンからでもPBXを利用できるので、スマホで固定電話番号での受発信ができるのです。
そこで、ここからはおすすめのクラウドPBXを10製品厳選して紹介します。
おすすめ1:MiiTel
「MiiTel」は、クラウドPBXとして利用するだけでなく、豊富な機能を活用して電話業務を効率化できるツールです。自動録音や通話中のモニタリング機能はもちろん、通話内容の文字起こし機能や自動音声対応機能など、電話営業やコールセンターなどの業務に最適な機能が充実しています。
料金プラン
初期費用 | 0円 |
月額料金(1IDごと) | 5,980円 |
おすすめ2:トビラフォン Cloud
スマホアプリをインストールするだけで、本社番号や050番号などの電話番号での電話業務が可能になる「トビラフォン Cloud」。
3万件のデータを基にした迷惑電話防止機能や、電話帳に載っていない電話番号でも約537万件の事業者番号データベースから該当企業を抽出する事業者名表示機能など、便利な機能が豊富に搭載されています。
料金プラン
プラン名 | 基本セット料金 |
---|---|
初期費用 | 33,000円 |
月額料金 | 3,300円+通話料 |
その他 | その他オプションあり |
おすすめ3:MOT TEL(モッテル)
27,000社以上の導入実績のある「MOT TEL」は、音声品質の高さに定評があるクラウドPBXです。東北、関東、東海、北陸、中国・四国、九州それぞれにデータセンターが設置されており、安定した通話が実現しています。
スマホアプリはインターフェースの操作性に優れているため、外出先やリモートワークでもスムーズに電話業務ができるでしょう。
料金プラン
プラン名 | スタンダード | ミドル | プレミアムA | プレミアムB | プラチナ |
---|---|---|---|---|---|
初期費用(税抜) | 29,800円~ | 39,800円~ | 59,800円~ | 89,700円~ | 149,500円~ |
月額料金(税抜) | 3,980円 | 8,500円 | 15,000円 | 38,000円 | 95,000円 |
詳細 | 20内線 | 50内線 | 100内線 | 100内線 | 200内線 |
おすすめ4:クラコールPBX
スモールスタートしたい方には「クラコールPBX」がおすすめです。1人からでも1カ月からでも利用可能なので、事業規模に合わせて導入できます。
スマホの専用アプリを使えば03や0120などの電話番号での受発信ができるため、コールセンターを持たなくても電話応対が可能です。
料金プラン
初期費用 | 0円 |
サービス基本料 | 月額980円/1ユーザー ※月額最大4,900円 |
その他 | 電話番号利用料や通話料も追加請求 |
おすすめ5:03plus
「03plus」は、全国の主要46局番を利用可能なので、北海道から九州まで利用できるクラウドPBXです。
10分かけ放題プランもあり、短時間の通話が多い組織におすすめ。通話内容の録音やFAXなどの機能もあるので、業務に合わせて柔軟に活用できるでしょう。
料金プラン
初期費用 | 0円 |
サービス基本料 | 月額980円 |
その他 | 通話料・オプション料金も請求 |
おすすめ6:VoiceX
「VoiceX」は、電話業務に関連するさまざまな業務をロボットが自動化する機能が充実しています。たとえば、不在着信をメールやチャットで通知したり、録音データをAIが文字起こししたりしてくれます。
また、音声自動対応機能やウィスパリングなど、コールセンターに便利な機能も豊富です。
料金プラン
プラン名 | ライト | スタンダード | プロフェッショナル |
---|---|---|---|
初期費用(税抜) | 150,000円 | 300,000円 | 600,000円 |
月額料金(税抜) | 15,000円 | 15,000円 | 15,000円 |
おすすめ7:ひかりクラウドPBX
NTT東日本が提供する「ひかりクラウドPBX」は、スマホひとつで内線・外線どちらも利用できるツールです。社外に対する電話業務だけでなく、社内での電話連絡も効率化するでしょう。
オプションの「まるらくオフィスサービス」を使えば、離れた拠点とのネットワーク構築や、24時間対応の故障サポートなども利用できます。
料金プラン
初期費用 | 4,950円~ |
サービス基本料 | 11,000円~ |
おすすめ8:Arcstar Smart PBX
「Arcstar Smart PBX 」は、NTTコミュニケーションが提供しているクラウドPBXサービスです。スマホやPCなどのデバイスを問わずに内線通話を利用できます。
外線通話サービスやクラウド電話帳サービスなどの組み合わせも可能なので、自社の運用に合わせて柔軟にカスタマイズして使えます。
料金プラン
初期費用 | 11,000円~ |
サービス基本料 | 5,500円~ |
おすすめ9:BIZTELモバイル
場所を選ばずに内線通話ができる「BIZTELモバイル」。docomoやauの回線を使うキャリアFMCタイプと、スマホアプリをインストールするアプリFMCタイプがあります。
録音機能や音声データのテキスト化機能など、コールセンターに便利な機能も搭載。また、ファイアウォールやウイルス対策なども充実しているので、セキュリティ面も安心です。
料金プラン
プラン名 | キャリアFMCタイプ | アプリFMCタイプ |
---|---|---|
初期費用(税抜) | 60,000円~ | 60,000円~ |
月額料金(税抜) | 30,000円~ | 30,000円~ |
おすすめ10:モバビジ
「モバビジ」は、音声品質にこだわったクラウドPBXです。クラウド型の電話は電波状況により音声品質が悪化しますが、モバビジは回線や通信網を調整しているため、高い音声品質が実現しています。
操作性のよさにもこだわっているので、操作に迷うことなくスムーズに業務ができます。
料金プランはお問い合わせください。
クラウドPBX製品のおすすめの選び方
クラウドPBXにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴も異なります。
顧客との対応や社内での連絡でクラウドPBXを利用する機会が多いため、自社に合わない製品を選ぶと、トラブルやミスの原因ともなりかねません。 そのため、自社に合った製品を見極めることが重要です。
そこで、クラウドPBXのおすすめの選び方を3つの視点から解説します。
選び方1:コストパフォーマンスは良いか
クラウドPBXは、毎月の利用料金が発生します。また、製品によっては初期費用がかかるものもあります。製品によって料金が異なるため、自社の運用体制との兼ね合いからコストパフォーマンスを算出しましょう。
クラウドPBXは、離れた拠点をつないだり、スマホで電話業務をしたりできるため、複数拠点を持つ企業やテレワークを導入している企業におすすめです。
言い換えると、上記に当てはまらない企業は、クラウドPBXの導入の必要性を見直し、コストパフォーマンスを算出してみましょう。
選び方2:他社製品と連携ができるか
すでに社内で業務用のツール・製品を利用している場合は、クラウドPBXと連携できるかどうかも確認しましょう。
クラウドPBX製品によっては、録音データやテキスト化したデータをCRMに同期したり、Zoomなどのビデオ会議ツールと連携したりできるものもあります。
どのような外部製品と連携できるのか確認し、業務効率化につながるかどうか確認しましょう。
選び方3:音質・安定性がよいか
クラウドPBXはインターネットを介するという特性上、音声品質が通信状況に左右されます。特に顧客対応をする業種の場合、顧客の問い合わせ内容が聞き取れなかったり、クレーム中に電話が途切れたりすると、顧客満足度にも影響するでしょう。
そのため、クラウドPBX製品を選定する際には、通信が安定して音声品質を維持できるかどうかが重要です。
おすすめクラウドPBX製品を導入するときの注意点
クラウドPBX製品は業務効率化や社内コミュニケーション活性化などのメリットが多いですが、導入に際して注意すべきポイントもあります。
注意点1:正式な導入には時間がかかる
製品によっては、導入までに時間がかかる場合もあるので注意しましょう。
申込み後に、ベンダー(提供会社)からのヒアリングや現地調査などを経てから回線の手配や設定などを行うため、申し込んですぐに利用できるわけではありません。
余裕をもって導入時期を見て、スケジュールを組みましょう。
注意点2:ネット環境を改善する必要がある
クラウドPBXはインターネットを介するため、社内のインターネット環境を改善しなければならない場合もあります。回線が不安定だと、音声が途切れたりざらついたりする可能性があるためです。
テレワークのため自宅でクラウドPBXを利用する場合には、従業員の自宅のインターネット環境まで確認する必要があります。
注意点3:既存電話番号を変更しなければならないケースがある
一般的なクラウドPBX製品は現在利用している電話番号を継続して利用できますが、製品や条件によっては電話番号を引き継げないこともあります。
今までの電話番号を継続して利用したい場合には、製品や条件を確認しましょう。
まとめ
クラウドPBXは、離れた拠点でもシームレスに電話業務を行ったり、スマートフォンで内線・外線通話をしたりできるため、テレワークや外出が多い企業におすすめのツールです。
しかし製品によって機能や料金体系が異なるため、自社に合った製品を選ぶことが重要となります。今回紹介したおすすめのPBX製品や選び方を参考に、自社に最適な製品を選定しましょう。
また、当メディア「kyozon」では、電話業務を効率化するツールやサービスを多数紹介しています。資料のダウンロードも可能なので、ぜひご活用ください。
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