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クラウド型データベースの比較表
はじめに、クラウド型データベースにはどのようなものがあるのかを把握しましょう。
この記事では、数あるクラウド型データベースの中から厳選して7つのサービスを紹介します。
料金体系 | 価格 | 無料トライアル | |
楽々Webデータベース | 月額定額制 | 10,000円/月~ | 最大2か月間 |
kintone | 月額定額制 | 3,900円/月~ | 30日間 |
WaWa D-Be | 月額定額制 | 2,800円/月~ | 14日間 |
Google Cloud SQL | 従量課金制 | 要見積もり | 300ドルのクレジット |
Oracle Autonomous Database | 従量課金制 | 要見積もり | 30日間 |
Microsoft Azure SQL Database | 従量課金制 | 要見積もり | 12か月間の無料枠 |
Amazon RDS | 従量課金制 | 要見積もり | 12か月間の無料枠 |
※価格についてはそれぞれ一番安いプランを参照
※価格は税別表記です。
クラウド型データベースのおすすめ7選
次に、各クラウド型データベースについて、サービスの概要や特徴などを解説します。
楽々Webデータベース
料金プラン | スタンダードプラン | スターターパック |
料金体系 | 月額定額制 | 月額定額制 |
月額 | 10,000円 | 1,500円 / 1ユーザー ※ライトユーザー 500円 / 1ユーザー |
利用可能人数 | 10ユーザー | 10ユーザー以上から (ライトユーザー除く) |
アプリ数 | ~10個 | ~1,000個 |
データ件数 | 10,000件 / アプリ | 100,000件 / アプリ |
ディスク上限 | ~10GB | ユーザー数×2GB (ライトユーザー除く) |
主な機能 | ・Excelファイルのアプリ化 ・フォーム制限 ・帳簿出力機能 ・集計機能 ・ワークフロー機能 ・メール機能 ・ユーザー・組織管理 ・システム連携 ・データ移行 | |
無料トライアル | 最大2か月 | |
公式URL | https://www.sei-info.co.jp/webdatabase/ |
※ライトユーザーは一部制限あり
※価格は税別表記です。
※その他のオプションなどの詳細については公式URLをご参照ください。
楽々Webデータベースは、住友電工情報システム株式会社が提供しているExcel業務の効率化に特化しているクラウド型データベースで、Excelファイルを指定して取り込むだけでExcelファイルをアプリ化できます。
Excelファイルのアプリ化はワンクリックでできるため、ITスキルは不要で、自社にエンジニアがいなくても利用できる特徴があります。また、最大2か月間の無料トライアルが用意されており、実際に導入する前に体験できるため、失敗するリスクが低いです。
現在、顧客管理や棚卸管理などの業務をExcelで行っている場合は導入や無料トライアルの申込を検討してみると良いでしょう。
kintone
料金プラン | スタンダードコース | ライトコース |
料金体系 | 月額定額制 | 月額定額制 |
月額 | 1,500円 / 1ユーザー | 780円 / 1ユーザー |
利用可能人数 | 5ユーザー以上から | 5ユーザー以上から |
アプリ数 | ~1000個 | ~200個 |
スペース数 | ~500個 | ~100個 |
ディスク上限 | ユーザー数×5GB | ユーザー数×5GB |
主な機能 | ・アプリの作成 ・データの集計 ・データの検索 ・コミュニケーション機能 | |
無料トライアル | 30日間 | |
公式URL | https://kintone.cybozu.co.jp/ |
※価格は税別表記です。
※その他のオプションなどの詳細については公式URLをご参照ください。
kintoneはサイボウズ株式会社が提供しており、アプリ作成の自由度が高く、「ドラッグ&ドロップ」「エクセルを読み込む」「サンプルアプリから選ぶ」だけで特別なスキルや知識がなくてもアプリを作成できる特徴があります。
また、サンプルアプリは日報や案件管理、採用面接管理など部署別・業種別で100種類以上も用意されており、さらに、プラグインや外部サービスとの連携で機能を拡張できるため、あらゆる業務の効率化を図れます。
モバイル版のアプリもあるため、スマホやタブレットなどのモバイル端末からも利用しやすいです。もしも、導入のサポートやプロに開発を頼みたい場合は、サイボウズ株式会社公認の代理店を利用することもできます。
さまざまな業務にクラウド型データベースを活用したい、自社にエンジニアはいないが業務システム作成したい場合におすすめです。
WaWa D-Be
内容 | |
料金体系 | 月額定額制 |
月額 | 基本料金2,500円+300円/ID |
利用可能人数 | 1IDから |
主な機能 | ・顧客・案件管理 ・問い合わせ管理 ・デスクトップ機能・モバイル環境 ・マスタの連携と検索 ・アクセス制限 ・検索機能 ・気づき機能 |
無料トライアル | 14日間 |
公式URL | https://www.wawaoffice.jp/product/db/ |
※価格は税別表記です。
※その他のオプションなどの詳細については公式URLをご参照ください。
WaWa D-Beは株式会社 アイアットOECが提供しており、プログラムの知識がなくてもデータベースの構築が可能で、顧客情報や商品情報など、業務に合わせて自由にフォーム作成し共有できます。また、自分が知りたい情報のみ更新されたことを通知する気づき機能も搭載されているため、更新された情報の見逃しを防ぐことが可能です。
特徴としては、低コストで導入できることが挙げられます。他の月額定額制のクラウド型データベースではサービスの利用に複数ユーザーでの契約が必要ですが、WaWa D-BeはID1つから契約が可能です。そのため、基本料金と合わせて最低月額2,800円で利用できます。
また、1IDにつき月額300円で、10人規模の会社でも月額5,500円と、他のクラウド型データベースよりも低コストで導入することが可能です。
低コストでクラウド型データベースを利用したい場合に導入を検討したいサービスです。
Google Cloud SQL
内容 | |
料金体系 | 従量課金制 |
価格 | 要見積もり |
料金計算ツールURL | https://cloud.google.com/products/calculator?hl=ja |
主な機能 | ・フルマネージド ・インテグレーション ・自動バックアップ機能 ・ストレージ容量の管理 ・データベース移行機能 |
無料トライアル | 300ドルのクレジット |
公式URL | https://cloud.google.com/sql?hl=ja |
※その他のオプションなどの詳細については公式URLをご参照ください。
Google Cloud SQLは、検索エンジンで有名なGoogleが提供しており、MySQL、PostgreSQL、SQL Serverのデータベースを簡単にセットアップ、維持、管理できるフルマネージドサービスといった特徴があります。
従量課金制のため、データ容量や業務によってかかるコストが変わり、さらに、データベースのプロビジョニング、ストレージ容量の管理、バックアップを自動化できるため、リソースや保守費用の削減が見込めます。また、24時間365日対応のSREチームのサポートを受けることが可能です。その他にGoogle Cloud SQL内外のサービスと連携して、機能を拡張することができます。
MySQL、PostgreSQL、SQL Serverなどのデータベースをすでに利用している場合やこれから利用する予定の場合は、導入を検討しても良いでしょう。
Oracle Autonomous Database
内容 | |
料金体系 | 従量課金制 |
価格 | 要見積もり |
料金計算ツールURL | https://www.oracle.com/jp/cloud/costestimator.html |
主な機能 | ・自立運転機能 ・自己保護機能 ・自己修復機能 ・コンバージド・エンジン ・ワークロード最適化 |
無料トライアル | 30日間 300ドルのクレジット |
公式URL | https://www.oracle.com/jp/autonomous-database/ |
※その他のオプションなどの詳細については公式URLをご参照ください。
Oracle Autonomous Databaseは、Oracleが提供している世界初のクラウド上の自律型データ管理システムで、パッチ適用、アップグレード、チューニングなどのメンテナンス作業が自動化できる特徴があります。
また、データベースのセキュリティやバックアップ、リカバリなども自動化でき、データベースへの攻撃や障害の対策が可能です。
その他にも、多様なデータ型をサポートし、モデリングやコーディングからETL、データベースの最適化、データ分析、ワークロードの最適化ができます。
データベースの運用や管理を自動化し、時間やコストを削減したい場合やデータベースの機能やセキュリティを向上させたい場合におすすめのサービスです。
Microsoft Azure SQL Database
内容 | |
料金体系 | 従量課金制 |
価格 | 要見積もり |
料金計算ツールURL | https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/calculator/ |
主な機能 | ・高速なデータ処理 ・AIを利用した自動チューニング、インデックス管理 ・暗号化や監査などのセキュリティ機能 ・自動バックアップ ・ポイントインタイム復元 ・ゾーン冗長構成 |
無料トライアル | ・200ドルのクレジットを30日間無料で利用可能 さらに、以下の条件の12か月間無料枠あり ・1 S0 データベース ・データベーストランザクションユニット10個 ・ストレージ250GB/月 |
公式URL | https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/azure-sql/database |
※その他のオプションなどの詳細については公式URLをご参照ください。
Microsoft Azure SQL Databaseは、Windowsで有名なMicrosoftが提供しており、フルマネージドのサービスで、アップグレードや修正プログラムの適用、バックアップや監視などの業務を自動的化できます。
はじめの30日間は200ドルのクレジットが利用でき、さらに、特定の制限下であれば12か月間無料での利用が可能といった特徴があります。また、12か月の無料枠を超えたの利用もでき、その場合は無料枠から超えた使用量の料金のみしかかかりません。
他のクラウド型データベースと比較しても無料で利用できる期間やストレージ容量が多く、機能面で見ても他に劣らないため、クラウド型データベースを試してみたい場合や無料分を超えずに運用できる場合は導入をおすすめします。
Amazon RDS
内容 | |
料金体系 | 従量課金制 |
価格 | 要見積もり |
料金計算ツールURL | https://calculator.aws/#/addService |
主な機能 | ・プロビジョニング ・パッチの適用 ・バックアップ ・リカバリ ・障害検知 ・リペア |
無料トライアル | 以下の条件の12か月間の無料枠 ・750 時間/月 ・20GBの汎用 (SSD) DB ストレージ ・20GBのバックアップストレージ |
公式URL | https://aws.amazon.com/jp/rds/ |
※その他のオプションなどの詳細については公式URLをご参照ください。
Amazon RDSは、オンラインショッピングサービスで有名なAmazonが提供しており、7つのデータベースエンジンから選択できるマネージドリレーショナルデータベースサービスです。
選択できるデータベースエンジンが7つもあるため、既存のデータベースで現在使用しているコードやアプリケーション、ツールをAmazon RDSでも利用できる特徴があります。また、レプリケーションを簡単に使用でき、本番ワークロードの可用性と信頼性を向上できます。
既存のデータベースで使用しているアプリケーションやツールをそのまま利用したい場合に、導入を検討すると良いです。
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クラウド型データベースとは
次に、クラウド型データベースについて、クラウド型とオンプレミス型の違いや注目されている理由から解説します。
クラウド型とオンプレミス型の違い
サーバーを自社に設置して構築するデータベースをオンプレミス型、クラウド上のサーバーに構築するデータベースをクラウド型と呼びます。
オンプレミス型は、サーバーの設置やメンテナンスにコストがかかるだけでなく、社内ネットワークに接続していなければ、データベースにアクセスできませんでした。しかし、クラウド型であれば、サーバーの設置やメンテナンスをする必要がなく、さらに、社外でもインターネット環境があれば接続できます。
オンプレミス型の代わりにクラウド型データベースを導入することで、コストの削減や業務の効率化に繋げられます。
サーバー管理の負担を減らせることで注目されている
クラウド型データベースはオンプレミス型と比較して、サーバー管理の負担を減らせるため、現在注目されています。
オンプレミス型のようにサーバーを自社に設置すると、サーバーのメンテナンスやサーバートラブルの際は専門の業者を呼ば必要があるなど、サーバー管理にコストやリソースが多くかかっていました。しかし、クラウド型ではオンプレミス型の問題を解決した上でコストを削減できるため注目されているのです。
クラウド型データベースの主な機能
次に、クラウド型データベースを導入した際に利用する主な機能について解説します。
会社で扱うデータを整理する機能
クラウド型データベースには、業務ごとのデータベースの作成や削除、バックアップの取得など、会社で扱うデータを整理して管理する機能があります。
オンプレミス型データベースであれば、扱うデータが増えると、データの整理をする際のサーバーにかかる負担が大きくなっていました。しかし、クラウド型データベースでは、クラウド上でデータを整理することできるため、サーバーにかかる負担を気にせずに業務を行えます。
データ共有機能
クラウド型データベースでは、アクセス権限さえあれば、誰でもデータベースにアクセスできるため、社内のメンバーとデータを共有することができます。
データ共有ができることで、メンバー同士でスムーズなデータのやり取りが可能です。また、社外の環境でもデータベースにアクセスできるため、どこにいてもインターネット環境さえあれば、その場でデータを共有できます。
データの検索機能
クラウド型データベースには、データの検索機能があります。表計算ソフト単体ではデータを検索しづらいですが、データベースでデータを整理して、さらにデータベースの検索機能を使うことで、効率的に必要なデータを見つけられます。
データの分析・加工機能
クラウド型データベースを利用することで、データの分析や加工を効率化が可能です。
クラウド型データベースではデータベースに保存した複数のデータを組み合わせて分析・加工することが少ない動作でできます。そのため、データの分析・加工機能を使うことで業務効率の向上に繋げられます。
他のシステムとの連携機能
クラウド型データベースでは、他のシステムと連携させて機能を拡張することができます。そうすることで、より使いやすく、自社に合った業務システムの構築が可能です。
クラウド型データベースのメリット
次に、クラウド型データベースを導入するにあたって、どんなメリットがあるのかを解説します。
導入コストが低い
クラウド型データベースは、専用のサーバーを自社に設置する必要がなく、導入からシステムの構築までインターネット上で完結するため、導入コストが低いです。また、無料トライアルを設けているサービスも多く、失敗するリスクも下げられます。
導入コストが低いことは、クラウド型データベースの一番のメリットです。
短期導入ができる
前述の通り、クラウド型データベースは、サーバーを設置する必要がなく、導入からシステムの構築までインターネット上で完結するため、導入までの期間が短いメリットがあります。
サーバーを設置するとなると、数週間~数カ月の期間が必要ですが、クラウド型データベースであれば、このサーバーを設置する期間を削減することができます。
メンテナンスの手間を削減できる
サーバーを設置した場合、サーバーのメンテナンス作業が必要でした。しかし、クラウド型データベースであれば、サーバーのメンテナンスはサービスの提供元が行うため、自社でサーバーのメンテナンスする必要がありません。
そのため、サーバーメンテナンスに使っていたリソースを他の業務に回すことができるメリットがあります。
セキュリティ管理にかかる負担を軽減できる
クラウド型データベースでは、セキュリティ対策や問題がないかの監視をサービスの提供元が行います。そのため、自社サーバーに必要であったセキュリティ管理にかかる負担を軽減できます。
サーバーには、マルウェアなどからのサイバー攻撃を防ぐためのセキュリティ対策が必須でした。しかし、クラウド型データベースを導入することでその負担がなくなるため、メリットが大きいです。
場所や機器に関係なく、いつでも利用できる
クラウド型データベースは、クラウド上のサーバーを利用するため、インターネット環境があればどこからでもアクセスできます。
オンプレミス型の場合は、会社に行って社内ネットワークに接続する必要がありましたが、クラウド型であれば、外にいてもインターネット環境があればデータベースに接続でき、どこからでも情報の確認が可能です。また、どこからでもアクセスできるため、テレワークを導入する際にも役立ちます。
データベースの規模や仕様を柔軟に変えられる
クラウド型データベースでは、データベースの規模を柔軟に変えられます。
例えば、データベースの容量を増やしたり、使用していない分の容量を減らしてコストを削減したりと、規模や仕様を柔軟に変更することが可能です。
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クラウド型データベースを導入する流れ
次に、クラウド型データベースの導入に困らないように、導入する流れを解説します。
導入する目的を明確にする
まず始めに、クラウド型データベースを導入する目的を明確にしましょう。目的が明確でなければ、サービスの比較や必要な機能のピックアップができません。
目的を明確にするためには、以下の3点を軸に考えられると良いでしょう。
- 導入する理由(コスト削減したい、業務を効率化したいなど)
- どの業務で利用したいのか(顧客管理、商品管理など)
- どんな機能があったら嬉しいのか(チャット機能、既存システムとの連携機能など)
「導入してみたけど欲しい機能がなかった」などの失敗にも繋がるため、しっかりと目的を明確にしましょう。
目的に合った機能があるクラウド型データベースを選ぶ
次に、目的に合った機能があるクラウド型データベースを選びます。目的に合った機能がなければ、クラウド型データベースを導入するメリットが半減してしまいます。
目的に合った機能があるクラウド型データベースを選ぶためには、サービスの公式サイトを確認するとともに、公式サイトだけでは判断できない場合があるため、資料請求や問い合わせをしましょう。
また、運営元によっては、オンラインセミナーでサービスの説明を行っている場合があるため、公式サイトを確認してみてください。
さらに、機能だけでなく使いやすさの口コミや使える容量なども忘れずに確認できると良いでしょう。
無料期間があれば試してみる
この記事で紹介しているサービスにもありましたが、クラウド型データベースでは無料期間を設けている場合があります。無料期間を利用することで、自社に合うサービスなのかを判断できるため、導入後に失敗するリスクを減らせます。
データベースの作成や既存データの移行
利用するデータベースを選べたら、データベースの作成や既存データの移行をします。データベース作成やデータ移行の方法はサービスによって異なるため、それぞれのサービスの指示に従って行いましょう。
また、データベース作成やデータ移行が自社でできない場合は、データベース作成の支援や代行しているサービスや企業もあるため、利用を検討しても良いでしょう。
テストして問題がないか確認する
データベースの作成やデータ移行ができたら、動作テストを行って問題がないかを確認しましょう。運用開始してから修正するとなると手間がかかるため、細かくテストして確認することが重要です。
運用開始
テストをして問題がなければ運用開始します。運用開始の際は社内周知のためにデータベースに関するマニュアルなどを用意しておくと、トラブルを減らせます。
問題が合った際は修正したり、自社で解決できない場合はサービスの運営元へ問い合わせたりしましょう。
クラウド型データベースを選ぶ際の注意点
最後に、クラウド型データベースを選ぶ際に意識しておきたい注意点について解説します。
自社でもセキュリティ対策をする
クラウド型データベースはサービスの運営元がセキュリティ対策をしていますが、社外でデータベースへアクセスした際に、端末の画面を他人に見られてしまうなどのリスクはあります。
そのため、外でデータベースにアクセスした際は、端末を常に自分のそばに置いておく、電車などの至近距離に他人がいる場所でデータベースにアクセスしないなど、見られないためのルールを決めるなどの対策が必要です。
既存システムとの互換性を確認する
クラウド型データベースによっては既存システムとの互換性がなく、連携できない場合があります。連携ができないと、既存システムで補っていた部分を一から構築する必要があるため、手間が増えてしまいます。
資料や公式サイトに既存システムとの互換性についての記載がない場合は、運営元に問い合わせて確認しましょう。
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【kyozon編集部おすすめ】クラウド型データベースとあわせて検討したいデータ管理サービス
ここでは、kyozon編集部がピックアップした、クラウド型データベースとあわせて検討したいデータ管理サービスを2選紹介します。
- 漏洩チェッカー
- Brushup
データベースを取り扱う際のセキュリティ対策に役立つサービスと、制作物に対してフィードバックを円滑にできるサービスを紹介します。
【内部のセキュリティ管理】漏洩チェッカー
・コストを抑えながらIT資産管理のセキュリティを強化したい
・セキュリティ対策の人的リソースを減らしたい
・退職者による情報の持ち出しを防ぎたい
漏洩チェッカーは、IT資産のセキュリティ対策ツールです。必要な機能を選べる料金体系で、各機能を1台100円と低価格で提供しています。
漏洩チェッカーでは、主に内部からの情報漏洩対策に力を入れています。ハードウェアやソフトウェアの管理に加え、フォルダー、USB、スクリーン監視も可能です。クラウド型であるため、テレワーク中でも端末の利用状況を把握できる点が強みです。
データベースのクラウド化と同様に、セキュリティ対策もクラウド型で行ってみるのもよいでしょう。
- 業種:エネルギー / 環境 / リサイクル系
- 会社名:株式会社サニックス
- 従業員規模:101〜300人
- 部署:営業・販売部門
- 役職:一般社員・職員
- 業種:小売 / 流通 / 商社系
- 会社名:-
- 従業員規模:31〜100人
- 部署:総務・法務部門
- 役職:係長・主任クラス
【制作物のフィードバック&工程管理】Brushup
・デザインやドキュメントなど納品物へのフィードバックを効率化したい
・制作物単位の1つのファイルで修正のやりとりを完結させたい
・各種サービスと連携できる校正ツールを導入したい
Brushupは、制作物のフィードバックや工程管理をスムーズに行うためのツールです。イラストやグラフィックデザイン、動画、チラシ・パンフレットなどの制作物に対し、ファイルの形式を意識することなくフィードバックが行えるのが特徴です。
蓄積されたデータの検索や絞り込み機能を搭載しているほか、工程管理はガントチャートやカレンダー、リストなどで確認できます。また、セキュリティ対策も施され、IPアドレスによってアクセス制限できるため、データの管理を安心して行えます。
制作物データ管理と生産性向上を同時に実現させたい場合におすすめです。
- 業種:マスコミ / 広告 / デザイン / ゲーム / エンターテイメント系
- 会社名:-
- 従業員規模:11〜30人
- 部署:マーケティング部
- 役職:部長・課長クラス
クラウド型データベースのよくある質問
クラウド型データベースのよくある質問と回答をご紹介します。
- クラウド型はオンプレミス型より安価ですか?
- なぜクラウド型データベースが注目されている?
- クラウド型データベースを導入すればエンジニアは不要ですか?
1つずつ解説していきます。
クラウド型はオンプレミス型より安価ですか?
クラウド型データベースの利用料金は、オンプレミス型データベースよりも必ず安価になるとは限りません。
なぜならクラウド型データベースは、利用した分だけ費用が増える従量課金制を採用しているケースが多いためです。
クラウド型データベースは導入コストや人件費が削減できるメリットがあるので、トータルコストが安くなりそうですが、長期間かつ大規模な利用になる場合は事前に料金シミュレーションをしておきましょう。
なぜクラウド型データベースが注目されている?
クラウド型データベースは、コロナ禍によるテレワークの普及や情報のデジタル化が急速に進んだため注目され始めました。
テレワークの普及によって、従業員は会社以外の場所で働く機会が増えたため、社内に設置しているサーバーでは業務に支障が出てしまいます。また、情報のデジタル化が進んだことによってサーバーへの負担が増えてしまい、新たなハードウェアやソフトウェアの準備が迫られました。
このような課題に対する解決策としてクラウド型データベースが採用されており、働き方の変化や情報管理の変化への対応が進められています。
クラウド型データベースを導入すればエンジニアは不要ですか?
クラウド型データベースを導入しても、セキュリティ面を考慮するとエンジニアの存在は欠かせません。
また、クラウド型データベースの性能を使いこなすためにも、専門的な知識や経験を持ったエンジニアの力が必要です。
企業向けにサービスを提供しているクラウド型データベースの中には、「エンジニアが不要」と記載されているものもあります。しかし、あくまで一部の機能を利用する場合と捉え、必ずエンジニアを配置しておきましょう。
まとめ
クラウド型データベースを導入することで、コストの削減や業務効率を向上させることができます。
クラウド型データベースの導入を検討している場合は、複数のサービスの無料トライアルを利用して比較してみると自社に合ったサービスを見つけられます。
また、現在オンプレミス型データベースを導入している場合は、見積を依頼したり、資料を請求したりして、クラウド型データベースを導入することでどれくらいメリットがあるかを調べるだけでもやってみると良いでしょう。