【kyozon編集部おすすめ】人気の給与計算サービス
給与明細サービスや給与明細作成機能が付随した給与計算サービスを導入することで、大幅な業務効率化が見込めます。おすすめの給与計算サービスを4つ紹介します。
- ジンジャー給与
- SUPPORT+iA
- 給与奉行クラウド
- マネーフォワード クラウド給与
プランや特徴を含めて、自社にマッチするサービスを検討してみてください。
ジンジャー給与
・給与計算を自動化したい
・WEB明細の出力まで行いたい
・年末調整の業務を効率化したい
ジンジャー給与は給与計算の自動化やプロセスの簡易化に特長のあるサービスです。操作画面に表示されるステップに沿って進めるだけで、スピーディーに給与計算をおこなえます。
最新の電子帳簿保存法への対応や、申請・承認業務をオンラインで完結できるなど、ペーパーレス化を進めるための機能も豊富です。
詳細はこちら
SUPPORT+iA
・経理業務を社外に委託したい
・社内のリソースをコア業務に集中させたい
・安心して依頼できる外注先を探している
SUPPORT+iA(サポーティア)は、庶務、財務、経理、人事・労務、総務など、バックオフィス業務を支援するオンラインアシスタント・秘書サービスです。専門チームがオンラインでコミュニケーションを取りながら業務を行ってくれるため、自社で人材を採用したりリソースを確保したりする必要がありません。
公認会計士や税理士といった有資格者も多数在籍しているという信頼性もSUPPORT+iAの魅力です。人件費のコスト削減や自社の生産性アップにも役立つでしょう。

- 業種:エネルギー / 環境 / リサイクル系
- 会社名:株式会社サニックス
- 従業員規模:101〜300人
- 部署:営業・販売部門
- 役職:係長・主任クラス
給与奉行クラウド
・給与計算、賞与計算の処理を自動化したい
・社労士や税理士に処理を代行してもらいたい
・セキュリティが高いサービスを使いたい
給与奉行クラウドは、給与や賞与の処理を自動化できるほか、複雑で難しいルールが多い社会保険・労働保険の手続きを正確かつ簡単に行えるクラウドシステムです。自社の従業員がシステムを操作して業務を効率化できるのはもちろん、「専門家ライセンス」が無償で付属しており、専門家に給与計算などを代行してもらうこともできます。
また、勤怠データをはじめとしたさまざまなデータを取り込んだり、ほかのシステムと連携したりして、バックオフィス全体の業務効率化が目指せます。

- 業種:医療系
- 会社名:-
- 従業員規模:101〜300人
- 部署:総務・法務部門
- 役職:一般社員・職員
マネーフォワード クラウド給与
・複雑な保険料の計算まで自動化したい
・法改正へスムーズな対応をしたい
・毎月銀行での振込作業に手間がかかっている
マネーフォワード クラウド給与は、クラウドの強みを活かし、所得税率・厚生年金保険料率・健康保険料率など全ての税率や料率を自動で更新してくれるのが特徴です。従業員は場所や端末を問わずデータを管理、操作できるので、リモートで対応してもらうことも可能です。
また、料率や法令改正時は無料で自動アップデートしてくれるほか、給与の振り込みもマネーフォワードクラウド給与から行えるため、業務効率化が目指せます。

- 業種:サービス / 外食 / レジャー系
- 会社名:株式会社ピーエスエイ
- 従業員規模:11〜30人
- 部署:営業・販売部門
- 役職:係長・主任クラス

- 業種:IT / 通信 / インターネット系
- 会社名:-
- 従業員規模:2〜10人
- 部署:経営層
- 役職:役員(取締役)
Web給与明細システムとは?
Web給与明細システムとは、給与明細をデータ化することによって、従来社員へ配布していた給与明細をメールなどで配布することができるサービスです。
印刷代、紙代などのコストカットができ、PCやスマートフォン、タブレットなどでも閲覧できるようになり、テレワーク中の社員にもタイムラグなく配布できます。郵送の手間も費用もカットでき、近年では多くの企業で導入されるようになりました。
Web給与明細システムの種類
Web給与明細システムには、大きく分けて3つの種類があります。Web給与明細システムをどのように活用したいかによって、どの種類を選べばよいかが変わってくるので、それぞれの特徴を把握しておくとよいでしょう。
専用型
給与計算ソフトの情報をCSV形式などで取り込み、Web給与明細を発行・配布することに特化したシステムです。すでに給与計算ソフトを使っており、明細だけオンライン配信したいという場合は専用型で十分でしょう。
給与計算ソフト一体型
給与計算ソフトの機能としてWeb給与明細の発行ができるようになるシステム。給与計算ソフトと連携しなくていいので、給与計算から明細発行までスムーズに行えます。
労務管理システム一体型
Web給与明細システムとして独立してはおらず、労務管理システムの機能の一部としてオンライン明細を発行できるもの。入退社手続きや年末調整、マイナンバー管理といったさまざまな社内の手続きを、一元管理したい場合におすすめです。
Web給与明細システムのメリット・デメリット
Web給与明細システムを導入すると、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。デメリットを知った上で導入を検討することが大切です。
Web給与明細システムのメリット
まずは給与明細の印刷にかかるコストカットができます。社員数が多い、拠点や店舗数が多い企業ほど、効果があると言えるでしょう。最近ではテレワークも増加しているため、給与明細を郵送する費用もかかりません。また誤配布のリスクもなくなります。
担当者の業務負担も減り、給与計算ソフトでのミスも軽減できます。
また、受け取る社員にとっても紛失リスクがなくなり、手元のデバイスでどこにいても受け取れるというメリットがあります。過去の履歴を簡単に閲覧できるため、紙の給与明細を保管しておく必要もありません。
こちらの記事では、給料計算の方法や注意すべきポイント、ミスなく行う方法を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
Web給与明細システムのデメリット
1番大きなデメリットは、給与明細をWebに移行する際に全社員の同意が必要ということでしょう。万が一、電子明細を拒否する社員がいる場合には、その社員に対して従来通り紙の給与明細を配付する必要があります。
また、電子明細を受け取るには、受け取る側も対応するデバイスを持っていないといけないため、社員のシステムでは受け取り不可能ということも起こりえます。
せっかく導入したWeb給与明細システムが、自社にマッチしないことや、導入にはコストがかかることもデメリットとなります。業務効率アップとなるよう、自社に合ったシステムを導入することが大切です。
Web給与明細システムの選び方
Web給与明細システムの導入はコストがかかることなので、失敗しないためにはしっかりと導入目的を明確にしましょう。
何が必要で何が不要なのか把握しておくことが、自社にぴったりのシステムを選ぶことにつながります。
専用か一体型か
給与明細を電子化するには、既存の給与計算ソフトなどと連携して給与明細の電子化に特化したものと、労務管理や給与計算ソフトの機能の一部として一体化されたものがあります。
すでに利用しているシステムに給与明細電子化機能があれば、オプションとして追加できます。機能が追加できない場合には、連携できるWeb給与明細システムを導入します。
まずは現在の状況を確認して、どちらが必要か把握しておきましょう。
対応デバイスやメール配信の有無
Web給与明細では、社員が明細を確認する方法がいくつか考えられます。
- 支給日にメールで送付
- 専用給与明細サイトへログインする(通知あり)
- 支給日に各自がアプリにログインする(通知なし)
対応デバイスを持っていない社員がいる場合は、印刷して手渡すためにPDFファイルの出力機能があるシステムを選びましょう。
コスト
Web給与明細システムのほとんどは、クラウド環境でのサービス提供となります。そのため、導入費用、月額料金、単価×給与明細発行数のコストがかかります。
月額無料のシステムもありますが、帳票単価が高めに設定されていたりするので、1年間にトータルでどのくらいのコストがかかるのか算出してみましょう。
会社の規模によって大きく変わるため、現状との比較や総合的な判断が必要です。
自社給与ソフトに対応しているか?
すでに給与ソフトを利用している企業であれば、自社ソフトに対応しているWeb給与明細システムかどうか確認しましょう。
CSVインポートに対応しているWeb給与明細システムが多いとはいえ、中には対応していなかったり、データを加工する必要があったりするため、大切なポイントです。
セキュリティ対策
給与明細をインターネット経由で配信するなら、セキュリティ対策は重要です。クラウド型であってもしっかりしたセキュリティ対策はとられていますが、選ぶ際には以下の点を確認してください。
- ネットワークが暗号化通信、Firewallを使用したアクセス制限かどうか
- データベースの個人情報などが、暗号化され厳重に保管されているか
- アプリケーションはIDとパスワードによる認証アクセス、IPアドレスによるアク制限かどうか
サポート体制があるか?
Web給与明細システムの初期設定や、自社カスタマイズが必要な場合など、サービス会社によるサポートが受けられるのかどうか、また別に費用がかかるのかを確認しましょう。
またログインできない、パスワード忘れなど、社員からの問合せにもサービス提供会社が直接対応してくれるサポートがあると便利です。
おすすめ10選!Web給与明細システム一覧
おすすめのWeb給与明細システムを10種類選び、それぞれの特徴、機能、費用などを一覧できるようまとめました。
【専用型】Web給与明細システム
まずはじめに、給与明細機能に特化したシステム、サイトについて以下を取り上げ解説します。
- ジョブカン給与計算
- WEB給
- ポケット給与
ジョブカン給与計算
ジョブカンシリーズ導入数が15万社を超える給与明細に特化したシステムです。ジョブカンシリーズの勤怠管理や労務管理と1クリックで連携できるため、ジョブカンシリーズを利用しているならおすすめ。条件付きの無料プランもあるため、お試しすることもできます。
- メール配信:○
- Web閲覧:○
- 無料トライアル:○
- 料金体系:初期費用無料 月額400円/人数
- 公式サイトURL:https://market.jobcan.ne.jp/jbc-pay/
WEB給
給与計算ソフトで作成したデータを取り込み、Web給与明細を簡単に作成できるシステムです。データ取り込みから給与明細発行まで3分ででき、勘定奉行や弥生会計などの主要な給与計算ソフトにも対応しています。
- メール配信:○
- Web閲覧:○
- 無料トライアル:○
- 料金体系:要問合せ
- 公式サイトURL:https://www.webimpact.co.jp/web_q/
ポケット給与
初期導入から設定や操作に関して、手厚いサポートが受けられるのが特徴です。給与明細の受取方法も12パターンあり、PC・スマートフォン・タブレットでいつでも閲覧可能です。年末調整やマイナンバー収集、オリジナル帳票なども幅広く電子化できます。
- メール配信:○
- Web閲覧:○
- 無料トライアル:要問合せ
- 料金体系:初期費用別途見積り 月額30円〜/人数
- 公式サイトURL:https://www.ics-solutions.co.jp/contents/pocket/
【給与計算ソフト一体型】Web給与明細システム
ここから給与計算ソフトと一体型になっている以下の給与明細システムについてご紹介します。
- やよいの給与明細オンライン
- ジンジャー給与
やよいの給与明細オンライン
弥生会計シリーズのWeb給与明細システムです。給与の自動計算から給与データを従業員台帳に反映でき、明細の発行まで行えます。給与明細のテンプレートも複数用意されているので、使いやすいものを選ぶことができます。最大1年間無料で使えるのも魅力です。
- メール配信:○
- Web閲覧:○
- 無料トライアル:あり
- 料金体系:セルフプラン5,940円/年(税込)、ベーシックプラン17,380円/年(税込)、トータルプラン29,590円/年(税込)
- 公式サイトURL:https://www.yayoi-kk.co.jp/products/payroll-ol/index.html
ジンジャー給与
シリーズ累計18,000以上の導入実績があり、わかりやすい画面や操作性で誰でも使えるシステムです。月額500円〜という低コストで導入でき、給与計算が自動化できるため担当者の業務負担軽減とコスト削減につながります。
- メール配信:○
- Web閲覧:○
- 無料トライアル:あり
- 料金体系:500円〜/月
- 公式サイトURL:https://hcm-jinjer.com/payroll/
【労務管理システム一体型】Web給与明細システム
給与明細システムと労務管理が一体型になっていると、勤怠管理などをはじめとした業務まで一括で対応ができるため業務効率化の実現に寄与します。
ここからは、以下のサービスについてご紹介します。
- SmartHR
- Workcloud
- 人事労務freee
- オフィスステーション
SmartHR
クラウド労務管理ソフトとして高い導入実績と知名度のあるシステムです。人事労務関連手続きや従業員情報を一元化し、給与明細や賞与情報もCSV化してオンライン上で配布する機能を搭載。30名までの企業なら無料利用もできます。
- メール配信:○
- Web閲覧:○
- 無料トライアル:あり
- 料金体系:要問合せ
- 公式サイトURL:https://smarthr.jp/
Workcloud
人事労務をはじめ、勤怠管理や給与計算などの業務を一元化できるシステムです。中小企業から数千人規模の大企業でも活用でき、Workcloudのみでさまざまな業務を管理することができます。時間短縮や業務削減が実現可能となります。
- メール配信:×
- Web閲覧:○
- 無料トライアル×
- 料金体系:要問合せ
- 公式サイトURL:https://workcloud.jp/
人事労務freee
中小企業向けのクラウド給与計算システムです。人事・労務業務を一元管理し、勤怠管理やマイナンバー管理、給与計算、給与明細発行などを効率化。給与計算においては、社会保険料、雇用保険料も計算できます。
- メール配信:○
- Web閲覧:○
- 無料トライアル:あり
- 料金体系:初期費用無料、1,980円〜/年
- 公式サイトURL:https://www.freee.co.jp/hr/
オフィスステーション
労務管理に必要な機能が揃ったオールインワンのクラウド型労務管理システムです。必要な機能だけを利用可能で、給与データのインポートができます。年末調整や社会保険など、118種類の帳票に対応しています。
- メール配信:○
- Web閲覧:○
- 無料トライアル:あり
- 料金体系:登録料110,000円 保守費用無料 1人あたり最大660円/年
- 公式サイトURL:https://www.officestation.jp/
Web給与明細システムのよくある質問
Web給与明細システムのよくある質問と回答をご紹介します。
- 導入する前に確認するべきことは?
- 給与情報の漏洩リスクはある?
- 賞与や源泉徴収票に対応していますか?
1つずつ解説していきます。
導入する前に確認するべきことは?
Web給与明細システムを導入する前に、自社の体制や設備が整っているか事前に確認する必要があります。
設備に関しては、導入するシステムによって準備が異なるため、事前に提供会社へ問い合わせて確認しておきましょう。
また、すべての従業員がパソコンやスマホを所持しているわけではないので、ガラケーに対応しているのか確認しておくことをおすすめします。
給与情報の漏洩リスクはある?
Web給与明細システムでは従業員の給与情報がネット上で管理されているため、ログイン情報の不正利用によって情報漏洩するリスクがあります。
以下3つのポイントで情報漏洩を予防しましょう。
- 従業員のセキュリティ意識向上
- セキュリティ対策が高いシステムを選択
- ISO 27001を取得している提供元を選択
ISO 27001とは、情報セキュリティに関する国際規格の1つです。
取得している提供元は、情報の機密性・安全性・可用性が客観的に証明されているので、選択する際の大きな判断材料となるでしょう。
賞与や源泉徴収票に対応していますか?
Web給与明細システムのサービスによって、賞与や源泉徴収票への対応可否は異なります。
導入する前に予算を含めてサービス提供元に確認しておきましょう。なお、2020年分の確定申告から源泉徴収票の添付が不要になりました。
源泉徴収票を電子交付する障壁が1つ無くなったため、Web給与明細システムの導入は企業・従業員ともにメリットがあるといえるでしょう。
まとめ
Web給与明細システムは、従来の紙の給与明細からWeb配信などに電子化するためのシステムです。主に3つのタイプがあるので、すでに利用している自社のシステムとマッチしたものや、課題となっている業務を解決できるものを選ぶ必要があります。
おすすめのWeb給与明細システムを10種類紹介したので、自社に合うシステムを導入し、業務とコストをスリム化しましょう。