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SEOで上位表示したけど「売上げが伸びない」原因とは?解決方法と合わせて解説

投稿日:2023年4月22日 /

更新日:2023年5月15日

SEOで上位表示したけど「売上げが伸びない」原因とは?解決方法と合わせて解説
● CVR改善

SEO対策はあくまで自社サイトの認知度・集客力をUPさせるための施策に過ぎません。そこから売り上げが生まれるかどうかは別の施策が必要になります。本記事ではSEOで上位表示したけど「売上げが伸びない」原因を解説します。

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SEOをやれば売上げが”必ず”上がるわけではない

SEOをやれば売上げが”必ず”上がるわけではない

まず先に伝えておきたいのは、SEO対策はあくまで「自社サイトの認知度や集客力を上げるための対策」ということです。売上げアップを目指すための手段ではありますが、「SEO対策=売上アップ」という定義にはならないため、これを機に認識を改めておきましょう。

SEO対策の定義についておさらい

前項を踏まえた上で改めてSEO対策の定義についておさらいをしましょう。
SEO対策(Search Engine Optimization)とは、検索エンジンを使ったマーケティング手法のひとつです。GoogleやYahoo!の検索結果で自社サイトを上位に表示させることで、製品やサービスを知らないユーザーがページを見て検討する機会を増やします。

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売上げを伸ばすために見直すべきポイント

上位表示には成功しているものの、比例して売上げが伸びない場合、原因として考えられるのは以下の2つです。

  • アクセス数(PV)が集まっていない
  • ユーザビリティ―が低い

次項では、原因に対する対処法をお話しします。

対処法①アクセス数(PV)を改善する

上位表示に成功しているにもかかわらず思うようにアクセス数が集まらないときの原因は、クリック率(CTR)の低さが要因としてあがります。たとえ上位表示されていても、ユーザーの目をひくキーワードやタイトル、説明文になっていないとクリックはされません。
そのため、「キーワードが的確に選定できているか」「タイトルや説明文は適切なのか」を見直してみましょう。

キーワードを見直す

まず、「そのキーワードはコンテンツ内容と合致しているのか」を確認してみましょう。
検索エンジンは、Webサイト内の文字情報をもとに、サイトのテーマを判断しており、出現頻度が高いワードを重要視してテーマを認識します。つまり、出現頻度が高いワードほど、検索結果で上位表示されやすいということです。

悪い例として、何でもかんでもキーワードを狙おうとしたコンテンツは、ページ内にさまざまなカテゴリのキーワードが入ってしまう傾向があります。その結果、検索エンジンから「テーマが不明瞭なページ」として判断されてしまい、評価が付きにくくなるのです。

タイトル・ディスクリプションの見直し

タイトルとディスクリプション(description)は、適切に設定することでページのクリック率を高めることができ、SEO対策を行う上で重要な役割を持っています。
そのため、PV数が自社で設定している目標値より低いのであれば、必ず見直しましょう

以下でそれぞれのポイントをまとめていますので、ご自身のサイトでできているのか、確認してみましょう。

 

タイトル

  • 記事タイトルは30文字程度にする
  • 検索キーワードをタイトルの前半に入れる
  • 入れるキーワードは2~3個に留める
  • titleタグを入れる

 

ディスクリプション(description)

  • 文字数は100文字程度にする
  • キーワードを含める
  • 端的でわかりやすい内容にする
  • 各ページでdescriptionを設定する

 

対処法②ユーザビリティを高める

ユーザビリティとは、端的にいうと「ユーザーが使いやすいと感じるか」です。上位表示に成功しているにもかかわらず、コンバージョン(CV)やコンバージョン率(CVR)が伸びない場合、このユーザビリティを見直すことで改善が見込めます。

モバイルフレンドリー対応

モバイルフレンドリーとは、モバイル(スマートホン)用に表示を最適化し、ユーザーがモバイルで快適にWebサイトを利用できることを指します。

Googleは2015年4月よりモバイルフレンドリーアップデートを実施し、2016年5月にはさらなる強化を行っています。この導入の背景は、スマホユーザーからの検索数が増加したことにあります。

スマホで使いづらいサイトはユーザビリティが落ちるため、離脱増加やSEOにおいても大きな影響を及ぼします。

そのため、対策の際には以下に注意して改善を目指しましょう。

  • 文字を読みやすくする
  • フォーム入力(カートなど)の最適化
  • ボタン(リンク)やスクロールしやすくする
  • Flashを使用しない
  • モバイル用viewport

また、自社サイトがモバイルフレンドリーに対応しているかのチェックは、Googleが無料で提供している「モバイルフレンドリーテスト」で確認できますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

ページスピードの改善

ページスピードとは、ユーザーがサイトへアクセスした際に、ページ読み込みから表示されるまでの速度を指し、ページ表示速度とも呼ばれています。
「読み込みに3秒かかるページは、53%のモバイルサイト訪問者が離脱している」とGoogleでは公表されているため、スマートホンでは特にこの「ページスピード」が重要になるのです。

モバイルページのスピードに関する新たな業界指標
引用元:モバイルページのスピードに関する新たな業界指標

そのため、ページスピードを向上させるためには以下に注意して改善を目指しましょう。

  • CSS、JavaScriptの最小化
  • 画像ファイルを圧縮
  • サーバーの応答時間を短縮
  • ブラウザのキャッシュを活用
  • 画像の遅延読み込み
  • 次世代フォーマットでの画像配信

また、自社サイトのページスピードを知りたい方は、Googleが無料で提供している「Page Speed Insights」で確認できますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

常時SSLを利用する

SSLとは、Webサイトの通信を暗号化(HTTPS)し送受信させる仕組みを指します。以前は個人情報を扱うカートや問い合わせフォームにのみSSLにする形式が一般的でしたが、現在はすべてのページを暗号化する「常時SSL」が主流となりました。

また現在では、常時SSLに対応していないサイトはGoogleから「安全性の低いサイト」として評価を下げられてしまい、ChromeなどのブラウザではURLの横に「保護されていない通信」などの警告も表示されます。

このように、個人情報を扱うサイトはユーザー側も安全性の低さへ懸念を持ち、離脱してしまう可能性が高いため、SEO対策や売上げ対策、どちらの観点からも常時SSLは必ず対応しておきましょう。

アクセス解析ツールを活用して改善を目指そう

アクセス解析ツールを活用して改善を目指そう

アクセス解析ツールでは、CVRを向上させるためにサイトやページのアクセス状況を分析し、課題の見える化をすることが可能です。
活用する場合、自社サイトのアクセスデータをレポート化して終わりではなく、レポート結果から「コンバージョンにつながる施策を推測する」ところまでが主な業務内容となります。

ここでは、無料で活用できるツールをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)

グーグルサーチコンソール
日本では通称「サチコ」と呼ばれている、Webサイト分析ツールです。
WebサイトでGoogleがどのように認識されているかを把握できるため、サイトを最適化するための改善に役立ちます。

Google Analytics(グーグルアナリティクス)

グーグルアナリティクス
通称「GA」と呼ばれている、こちらもWebサイト分析ツールです。前述のツールと同じようですが、違いとしてサチコは「ユーザーがページに訪れる前の検索エンジンの状況」、GAは「ページに訪れたユーザーの反応」を分析します。
GAはサチコとも連携できるので、Webサイトからの集客をより確実なものにするための改善が行いやすくなります。

社内で対応が難しければ外部に頼んでみよう

社内で対応が難しければ外部に頼んでみよう

いざ改善に向けて取り組もうとしても、「知識が足らない」「リソースが足らない」といった人的課題を持つ企業は少なくありません。そこで、目を向けるべきは外注先に依頼するということです。
当然ながら費用は発生しますが、社内のSEO初心者よりもプロの担当者に任せた方がより短期間で成果を出せます。また、SEOでやるべきこと・やらなくていいことを明確に分けてくれるため、余計な時間や労力を自社で担う必要がなくなるのです。

ただし、あいまいな目標や予算を決めずに依頼してしまうと、いざ始めたときに業者間との齟齬が発生してしまう可能性もあるため、何を基準にSEO対策業者を選ぶのかを明確に定めた上で進めていきましょう。

まとめ

売上げ

今回は、SEO対策でサイトが上位表示されても売上げが伸びないときの原因と対策方法についてお話ししました。
SEO対策自体がなかなか短期間で結果の出る施策ではないため、効果を感じられないと止めてしまう会社も多々あります。しかし、Web広告と違って直接的な費用がかからないため、しっかりと対策を練れば費用対効果の高い施策となるでしょう。
ぜひ今回の記事を参考にしていろいろ試してみてはいかがでしょうか。

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