おすすめのウェビナーツール5選を比較
この記事で紹介するウェビナーツールの基本情報を一覧表で紹介します。
ツール名 | 料金 | 無料プラン | 接続可能人数 |
V-CUBE セミナー | 35万円~ | デモ体験あり | 26,000人 |
Cocripo | 30,000円〜70,000円 / 月 | 初月無料 | 100人〜300人 |
ネクプロ | 要問い合わせ | 無料デモあり | 2,000人 |
Zoom ウェビナー | 10,700円~872,300円 / 月 | 無料デモあり | 500人~10,000人以上 |
LiveOn | ・ASP版 | 無料トライアルあり | 150人 |
V-CUBE セミナー
V-CUBEセミナーは、2年連続稼働率100%(定期メンテナンス以外のシステム停止がない)と、配信トラブルに強いサービスです。
内容 | |
ツール開発・提供会社 | 株式会社ブイキューブ |
接続可能人数 | 最大26,000人 |
料金体系 | 35万円~ システム利用料、配信スタジオ利用料、配信スタッフ含む 現地出張、システム利用のみなどカスタマイズ可能(要見積もり) |
主な機能 | ・マルチデバイス対応 ・資料の配布/ダウンロード ・ライブ配信 ・オンデマンド配信 ・追っかけ再生 ・チャット機能 ・アンケート機能 ・視聴ログ機能 |
公式URL | https://jp.vcube.com/eventdx/seminar |
参加者の視聴環境に配慮されており、あらゆるデバイスで視聴できます。アプリのダウンロードも必要ないため、気軽に参加できる点もメリットです。専用スタジオを東京と大阪に完備しており、配信に必要なすべての機材が揃い、専門スタッフがサポートしてくれます。比較的大規模なウェビナー向けのサービスといえるでしょう。
※導入実績 「東洋経済新報社」「横浜銀行」「伊予銀行」「静岡新聞SBS」
Cocripo(コクリポ)
Cocripoは、「とにかく簡単に」ウェビナーを開催できる専用ツールとして定評があります。
内容 | |
ツール開発・提供会社 | 株式会社Innovation X Solutions |
接続可能人数 | ・ビジネスプラン100人 ・エンタープライズプラン300人 |
料金体系 | ・ビジネスプラン月額30,000円(10時間利用可能) ・エンタープライズプラン月額70,000円(20時間利用可能) ※別途延長料金有 ※初月無料(無料期間のみの利用も可、無料相談あり) |
主な機能 | ・動画配信 ・PDF配信/画面共有 ・チャット ・共同主催者(5人) ・参加者音声発言(PCのみ) ・アンケート ・録画 ・参加者情報の追加取得 ・管理機能 ・集客機能 ・視聴閲覧分析 ・データダウンロード ・オンデマンド配信 ・資料事前配布 |
公式URL | https://promote.cocripo.co.jp/ |
簡単な操作でウェビナーが成立します。主催者は必要事項を入力するだけで簡単にウェビナー集客・予約ページが作成可能です。参加者は、URLをクリックするだけで参加でき、顔出しがないため安心して参加できます。分析機能も優れており、参加者の入退場やチャットの履歴、アンケート結果の集計も簡単におこなえます。初月無料で試せることも大きな魅力です。
※導入実績「ブックオフ」「アルバイトタイムス」「PCA」「セガサミー」
ネクプロ
ネクプロは、グローバル企業や上場企業、官公庁などを含む400社以上に導入され、管理ID数が85万を超えるウェビナーツールです。
内容 | |
ツール開発・提供会社 | 株式会社ネクプロ |
接続可能人数 | 2,000人 |
料金体系 | 要問い合わせ |
主な機能 | ・会員管理/申込管理 ・申込ページ作成 ・自動メール送信 ・有料セミナー/多言語対応 ・ライブ配信/録画配信 ・チャット ・ライブ投票 ・個別商談機能 ・アンケート ・ログ分析/レポート出力 ・動画アーカイブサイト ・ターゲティングメール |
公式URL | https://nex-pro.com/ |
マーケティング機能が充実しているツールです。申込者の参加状況や視聴履歴・視聴行動を分析することで、分析結果から視聴者の関心度に応じた個別のアプローチが可能です。また、録画したウェビナーを集めたメディアサイトの構築も提供しており、集客や顧客エンゲージメント向上にも高い効果が期待できます。
※導入実績 「電通」「富士フイルム」「Adobe」「マイナビニュース」
Zoom ウェビナー
Zoomウェビナーは、Zoomのプラットフォーム上に構築されたウェビナーツールです。使い慣れたZoomのUIで、抵抗なく参加できるメリットがあります。
内容 | |
ツール開発・提供会社 | Zoom Video Communications, Inc. |
接続可能人数 | 500人~10,000人以上 |
料金体系 | ・500人:10,700円 ・1000人:45,700円 ・3000人:133,100円 ・5000人:334,700円 ・10000人:872,300円 ・10000人以上:要問い合わせ ※1アカウントあたり月額(年単位の契約で割引あり |
主な機能 | ・バーチャル背景 ・イベント分析 ・レポート作成 ・Q&A ・クイズ ・チャット ・投票 ・メールリマインダー ・セッションアンケート ・ライブトランスクリプション ・言語通訳者サポート ・クラウドレコーディング ・文字起こし |
公式URL | https://explore.zoom.us/ja/products/webinars/ |
Zoomは、国内で利用率の高いオンラインコミュニケーションツールです。馴染みがあるため、比較的導入しやすいツールといえるでしょう。参加者にURLを送付し、クリックするだけでウェビナーに出席してもらえます。デバイスやOSを選ばないことも、気軽に参加できる大きな理由です。
※導入実績 国内導入実績はホームページ記載なし
LiveOn
Live Onは、Web会議ツールですがウェビナー機能も充実したサービスです。クラウドアワードなど、複数の受賞実績があります。
内容 | |
ツール開発・提供会社 | ジャパンメディアシステム株式会社 |
接続可能人数 | 150人 ※多人数モード利用で無制限 |
料金体系 | ・ASP版(クラウド) 初期費用:78,000円 月額利用料: 3,000円 ・イントラパック版(オンプレミス) サーバーソフト:1,000,000円 クライアントソフトライセンス:78,000円 ・Live Onスポットプラン:要問い合せ |
主な機能 | ・資料共有 ・ホワイトボード ・メディア再生 ・録音/録画 ・招待機能 ・マジックビュー ・ファイル送信 ・チャット ・メッセージ送信 ・アンケート ・グルーピング ・ネットワークカメラ対応 ・ハード型テレビ会議接続対応 ・プレゼンス機能 |
公式URL | https://www.liveon.ne.jp/ |
Web会議システムとして定評のあるLive Onですが、ウェビナーツールとしての機能も優れています。音切れや音声遅延が少なく、高音質・高画質でストレスなく開催できる点が特徴です。スマートフォンやタブレットからも利用可能なため、場所を選ばず参加できます。Live Onスポットプランも用意されており、短期間の利用も可能です。
※導入実績 「神戸トヨペット」「日本薬剤師会」「ビィズ・クロコ」
ウェビナーツールとは
ウェビナーツールとは、オンライン上のセミナー開催を実現するための手法です。ウェビナーとは、Webとセミナーをかけ合わせた造語で、コロナ禍を機に急速に需要が高まり、一般的なビジネス用語として定着しました。多くのビジネス分野で活用が進んでおり、導入する企業が増加しています。
ウェビナーの開催形態
ウェビナーの開催形態には、以下の2種類があります。
- リアルタイム配信
- オンデマンド配信
詳しく解説します。
リアルタイム配信
現在進行しているセミナーを中継し、配信する形態です。実際の会場からオンライン中継する「会場ライブ配信型」は、雰囲気が伝わりやすく、質疑応答など双方向のコミュニケーションがとりやすくなります。一方、専用スタジオから配信する「スタジオライブ配信型」は、配信に最適な環境でウェビナーを開催できる点がメリットです。
オンデマンド配信
撮影したウェビナーを配信する形態です。主催者はウェビナーの内容を作りこむことができ、参加者は好きな時に何度でも視聴できるため、双方にメリットがあります。会場で実施したセミナーを撮影し配信する「会場オンデマンド撮影型」と、専用スタジオで撮影する「スタジオオンデマンド撮影型」の2タイプがあります。
ウェビナーツールを活用するメリット
ウェビナーツールを活用することは、主催者と参加者の双方にとってメリットがあります。参加者は会場に足を運ぶことなく気軽に受講でき、オフラインのセミナーに比べ質問もしやすくなるでしょう。主催者にも以下に挙げるメリットが期待できます。
- 開催にかかるコストを抑えられる
- 集客がしやすくなる
- 参加者の管理がしやすくなる
開催にかかるコストを抑えられる
セミナー開催に必要なコストを抑制できる点が大きなメリットです。大人数の参加者を見込んだセミナーを数日間開催するような場合、会場費だけでも相当な金額になります。そのほかスタッフの人件費や交通費、資料の作成費用など大きな手間とコストの発生は避けられません。
ウェビナーであれば、こうしたコストを限りなく抑えることが可能です。撮影・編集したアーカイブをオンデマンド配信するなど、費用を抑えつつ高い効果を期待できます。
集客がしやすくなる
オフラインのセミナーでは、「開催地が遠い」「スケジュールが合わない」といった理由で参加を断念する人が多くいたはずです。その点、ウェビナーはインターネット環境と視聴できるデバイスがあれば参加できるため、広範囲からの集客が可能です。
参加者の多くは興味を持っているため、ウェビナーを視聴します。購買や成約につながる可能性の高い、優良な見込み客が集められるのです。
参加者の管理がしやすくなる
申込時の登録で参加者の連絡先など、情報を取得できる点も大きなメリットです。オフラインセミナーのように、名刺交換を経て情報を集約するといったこともなく、参加者情報の管理コストが大幅に削減できます。
アンケート機能を活用すれば、高い確率で回答が得られ、参加者(見込み客)の興味・関心やニーズといった貴重な情報を収集できるでしょう。
ウェビナーツールを比較する際のポイント
ウェビナーツールを比較・選定する際は、開催したいウェビナーの目的や形態、開催規模を明確にすることが必要です。評価の高いツールだからと安易に決めてしまうと、必要な機能が実装されていないということにもなりかねません。そのうえで費用対効果を検証し、適正なコスト感のツールを選ぶとよいでしょう。
参加者にとって使いやすいツールであるか
参加者の視点に立ち、チェックすべきポイントです。アカウント登録やアプリのインストールなどが必要な場合、登録をためらう参加者は多くいます。登録時に入力する情報が多すぎる場合も、抵抗を感じるでしょう。参加申込の手続きは、可能な限りシンプルなほうが多くの参加者を集められます。
コミュニケーション機能は充実しているか
リアルタイム配信を計画している場合は、コミュニケーション機能の実装は不可欠です。リアルタイムのウェビナーは、質疑に応えながら進めていくことで、参加者の満足度を高められます。
挙手機能やチャット、コメント機能など、参加者が手軽に質問できる機能を備えているかを確認しましょう。また、アンケート機能があれば終了後すぐに実施できるため、高い確率で回答してもらえます。
各種機能は充実しているか
自社のウェビナー運用に必要な機能が備わっているかという点も、重要な確認ポイントです。
ライブ配信や録画配信に対応しているか、画面や資料の共有は可能かなど、必要な機能を確認しましょう。開催後の検証を実施する予定であれば、視聴履歴や視聴行動を分析する機能や、レポート機能が必要です。
サポート体制が充実しているか
音声や映像が途切れるといった配信トラブルは、起こりうるものです。トラブルは顧客離れの原因となるため避けなくてはいけません。開催当日に対応してもらえるかどうかは確認しておきましょう。また、メールや電話・訪問でのサポートは可能か、対応してくれる時間帯など、サポート体制は十分に確認しておく必要があります。
開催目的にマッチしたウェビナーツールを導入し参加者の満足度を高めよう
ウェビナー参加者の満足度を高めることは、購買や成約といった成果に直結します。ウェビナーを開催する場合は、必ず成功させなくてはなりません。そのためには、参加者がストレスを感じることなく、集中して受講できる環境を整えることが必要です。ウェビナーの目的を明確にし、必要な機能を網羅したツールを選択することで、有意義なウェビナーが実現できるでしょう。