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決済サービスStripeとは?始め方やメリット・デメリットを徹底解説します

投稿日:2023年2月22日 /

更新日:2024年8月26日

決済サービスStripeとは?始め方やメリット・デメリットを徹底解説します
● 決済カートシステム

インターネットやIT業界の急速な進歩によって、オンライン上でデジタルウォレットや仮想通貨など、さまざまな支払い処理方法が誕生しています。そんな中、注目されているオンライン決済サービスを提供しているプラットフォームとして「Stripe」があります。今回は、Stripeの始め方やメリット・デメリットを解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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決済サービスStripeとは?

決済サービスStripeとは?

Stripe(ストライプ)とはアメリカとアイルランドに本社があるStripe,Inc.が提供する、インターネット決済サービスです。

Stripe,Inc.は、世界14ヵ国で事業所を展開しており、国内外を問わず下記の企業から利用されています。

  • Uber
  • Google
  • Amazon
  • トヨタ自動車株式会社
  • 株式会社日本経済新聞社

100万社以上の企業がStripeを導入しており、著しく成長を続けているインターネット決済サービスといえるでしょう。

ほかには小売業者や対面販売、ソフトウェアプラットフォーム、マーケットプレイスといったサービスの場でも、幅広く利用されています。

次に、Stripeの特徴や仕組み、料金プランを解説していきます。

Stripeの特徴

Stripeは、GoogleやAmazonといった有名企業でも利用されている決済サービスです。

そんなStripeの特徴として、下記の3つがあげられます。

  • 海外にビジネスを展開させたい時の決済システム
  • イベント集客する際の決済ページ
  • ECサイトや実店舗での決済

ひとつずつ解説していきます。

海外にビジネスを展開させたい時の決済システム

Stripeは、海外にビジネスを展開させたいときの決済システムとして活用できます。

現在は135カ国以上の通貨に対応しており、現地通貨での支払いもできます(2023年2月時点)。

海外向けのビジネスを取り入れて、売り上げが発生した際Stripeを活用するメリットは下記の通りです。

  • 自国の通貨に変えて受け取れる
  • 外国送金や為替のやりとりが容易になる

仮想通貨支払いに対応しているので、銀行口座を持っていないユーザーからの支払いも対応できます。

海外に向けてスピーディーなビジネス展開するためには、便利な決済サービスといえるでしょう。

イベント集客する際の決済ページ

Stripeは、SNSでイベント集客を行う際の決済手段として活用できます。

事前に決済リンクを作成・共有しておけば、参加者はクレジットカードなどで決済するだけで手続きは完了です。

モバイルカードリーダー「Stripe Reader」とスマートフォンを現地で接続すれば、現地でも決済できます。

これまでのイベント集客には、下記の手間がかかっていました。

  • 決済ページの制作
  • 現地で現金支払いしか対応できない

しかしStripeの登場によって、参加者が現金以外の決済方法を選べるようになり利便性が向上しました。

ECサイトや実店舗での決済

Stripeは、ECサイトや実店舗で決済もできます。

実店舗での対面決済を行う場合は、「Stripe Reader」が必要です。

Stripe Readerを1台設置しておけば、下記の決済方法が選べるようになります。

  • Apple Pay
  • Google pay
  • クレジットカード決済

またECサイトで「Payment Links」を利用すれば、誰でも簡単に支払いリンクを発行して決済フォームに移せます。

さらに支払いリンクをクリックさせて、下記の行動を促すことも可能です。

  • 利用したい決済方法を選択できる
  • クレジットカード登録画面に遷移させる
  • LINEなどのメッセージでリンクを送信する

支払いリンクをQRコードに変換してから送信もできるので、ユーザーの決済手段を簡易化させるメリットにつながります。

ちなみにこちらの記事では、ECサイトの構築方法や構築ポイント、おすすめの構築サービスを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

Stripeの仕組み

Stripeの仕組みは、オンラインプロセッサーやクレジットカード処理端末を介している点です。

決済方法を一括で受け取れるAPIも開発されているので、企業側でシステムを開発する必要がなく、時間や費用を削減できるでしょう。

さらにカスタマイズの自由度が高いため、自社のスタイルに合わせた活用が可能です。

また、2011年に誕生したStripeですが、毎週のようにさまざまな新機能が追加されています。

これまで開発した機能の例は、下記の通りです。

  • Stripe Sigma
  • Stripe Radar
  • StripeInvoicing
  • Stripeダッシュボード

そのほかにも、機械学習モデルを活用して売り上げを伸ばすためのインサイトも提供しています。


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決済サービスStripeを導入するメリット・デメリット

決済サービスStripeを導入するメリット・デメリット

ここまで、Stripeの特徴や仕組みをお伝えしました。

続いて、Stripeを導入するメリット・デメリットを解説します。

それぞれ解説していきます。

Stripeを導入するメリット

まずは、Stripeを導入するメリットを解説します。

  • メリット1:審査が必要ない
  • メリット2:料金プランがシンプル
  • メリット3:購入者側に負担がない
  • メリット4:サブスクリプションプランを用意できる
  • メリット5:サポートが年中無休で提供されている

ひとつずつ見ていきましょう。

メリット1:審査が必要ない

Stripeを導入するメリットとして、審査が必要ない点があげられます。

一般的なインターネット決済サービスには審査期間が設けられており、利用開始までに時間がかかる場合がほとんどです。

しかしStripeは、最短1日でサービスを利用できます。

サービス開始にあたって必要な情報は、下記の通りです。

  • 電話番号
  • 登記番号
  • 本人確認書類
  • 銀行口座情報

中小企業やスタートアップ事業へECサイトを導入する際に、活躍するプラットフォームといえるでしょう。

また、手続きにかかる労力を最小限に抑えられるので、社員の負担も軽減できます。

メリット2:料金プランがシンプル

Stripeの料金プランは、他のインターネット決済サービスと比べてシンプルです。

料金プランは、下記の表をご覧ください。

 詳細
初期費用

0円

月額費用

0円

決済手数料

一律3.6%

返金手数料

0円

対応決済方法
  • クレジットカード
  • Apple Pay/Google Pay
  • 仮想通貨


発生する料金は決済手数料のみなので、ランニングコストを抑えながら運用できます。

取引明細書や払い戻しの際に発生する手数料も一切ありません。

長期的な視点で利用を考えている場合は、Stripeを活用するメリットは大きいといえるでしょう。

メリット3:購入者側に負担がない

Stripeを導入するメリットは、購入者側の負担がない点です。

ほとんどのインターネット決済サービスでは、利用前に購入者と販売者の双方がアカウント作成しなければいけません。

しかしStripeの場合は、アカウント作成は販売者のアカウントだけで運用できるので、購入者側での会員登録が不要です。

購入者側の負担を減らすメリットは、下記の通りです。

  • 決済時の離脱を防げる
  • 購入までの手続きがスムーズになる

ただし、クレジットカード情報とメールアドレスの入力は必須なので忘れないようにしましょう。

メリット4:サブスクリプションプランを用意できる

Stripeを継続して利用する場合は、サブスクリプションプランの運用が可能です。

サブスクリプションを導入するメリットには、下記の3つがあります。

  • サービスの計画を立てやすい
  • 企業業績のアップダウンが穏やかになりやすい
  • 経営陣が抱える売り上げ・売れ残りのストレスを軽減できる

また、請求期間を日次・月次・年次に設定したり、2ヶ月ごとの請求にしたり、さまざまな使い方が可能です。

一括支払いにも対応しているので、ビジネスに合わせて活用しましょう。

支払い回数や間隔を自由にカスタマイズできる点も、Stripeのメリットです。

メリット5:サポートが年中無休で提供されている

Stripeの利用にあたって疑問や不安が発生した場合、年中無休でサポートを受けられます。

申し込みから決済までの手続きが全てオンライン上で行われるため、サポートに関して不安を覚える人もいるでしょう。

なぜなら支払いトラブルは、ユーザーに不信感を与える要因になるからです。

しかしStripeは、電話・メール・チャットでの問い合わせに対応しています。

さらに下記の3つのポイントは、サポートが充実している要因といえるでしょう。

  • 6ヶ国語に対応している
  • 開発者向けのテクニカルヘルプがある
  • 日本語に対応している(メール・チャット)

どんなに優れたサービスでも、支払いトラブルの対応によっては今後一切使用されない可能性もあります。

ただStripeのサポートは、年中無休で提供されており安心して利用できるでしょう。

Stripeを導入するデメリット

次に、Stripeを導入するデメリットを解説します。

  • デメリット1:決済手数料の返金がない
  • デメリット2:カスタマーサポートの質が低い声がある

ひとつずつ解説していきます。

デメリット1:決済手数料の返金がない

Stripeを導入するデメリットは、決済手数料の返金がない点です。

ユーザーから返金対応の問い合わせがあった場合は、全額返金もしくは一部を返金できます。

その際の返金手数料は0円ですが、徴収された手数料は事業者に返金されません。

また、下記の2点についても注意が必要です。

  • 一度申請された返金はキャンセルできない
  • 返金時は決済手数料を差し引いた金額が返金される

ちなみに不正請求があった際に発生する手数料1,500円に関しては、異議が認められた場合に返金されます。

デメリット2:カスタマーサポートの質が低い声がある

Stripeでは、カスタマサポートの質が低いといった口コミがありました。

実際の口コミは、下記の通りです。

支払い済み請求書の反映が遅いときが多い。1週間かかるときがあったので3日程度にしてほしい

出典:オンライン決済を安心、簡単、スピーディーに実現するプラットフォーム

また、入金手続きには一部の国や業種によって7〜14日ほどかかる場合があり、着金まで一定の日数を要するでしょう。

Stripeの入金サイクルは毎週金曜日をデフォルトに設定されているため、上記の日数がかかるようです。


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こちらの記事では、さまざまな場面におけるデフォルトの意味や使い方を解説しているので、ぜひ参考にしてください。

決済サービスStripeの始め方

決済サービスStripeの始め方

ここまで、Stripeを導入するメリット・デメリットをお伝えしました。

続いて、決済サービスStripeの始め方を解説します。

  • 始め方1:登録準備をする
  • 始め方2:アカウントを作成する
  • 始め方3:アカウントをアクティベート化する

ひとつずつ解説していきます。

始め方1:登録準備をする

Stripeを始めるにあたって、あらかじめ必要なものを準備しておきましょう。

一部の必要なものは前述しましたが、改めて確認しておきましょう。

  • 電話番号
  • 登記番号
  • 本人確認書類
  • 銀行口座情報
  • WebサイトのURL

スムーズに始められるように、準備を整えておきましょう。

始め方2:アカウントを作成する

登録準備ができたら、アカウントを作成していきましょう。

アカウント作成の手順は、下記の通りです。

  1. トップ画面にある「今すぐ始める」をクリック
  2. 事業者情報(会社名や所在地、法人番号など)やメールアドレスなどを入力
  3. メールアドレス宛に認証確認メールが届くので、承認手続きを行う
  4. 「本番環境利用の申請」を行う

画面に「Stripeアカウントを有効にしました。」と表示されれば完了です。

ちなみに個人事業主の場合は、法人番号が必要ないので覚えておきましょう。

始め方3:アカウントをアクティベート化する

アカウントを作成できたら、アクティベート化を行いましょう。

Stripeのアカウントは、アクティベートされるまでテストAPIキーしか取得できません。

そのため、決済機能を利用するにあたって下記の手続きが必要です。

  1. Stripeにサインインする
  2. 「アカウントを有効化」もしくは「開始」をクリック
  3. 事業者情報と銀行口座情報を入力

画面に案内に従い、本人確認が完了すればアクティベート化は完了です。

Stripeで本人確認が承認される期間は、3〜5営業日とされています。


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こちらの記事では、企業間決済サービス「Paid」の概要やメリット、よくある質問について解説しているので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

まとめ

今回は、Stripe始め方やメリット・デメリットを解説しました。

Stripeは、世界14ヵ国で事業所を展開しているインターネット決済サービスです。

ほかの決済サービスとの違いとして、下記の特徴があります。

  • 海外にビジネスを展開させたい時の決済システム
  • イベント集客する際の決済ページ
  • ECサイトや実店舗で決済できる

決済手数料の返金はありませんが、料金プランがシンプルで審査が必要ない点は大きなメリットといえるでしょう。

本記事でお伝えしたStripeの始め方を参考にしたうえで、自社への導入を検討してください。


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