MAツールとは
MAとは「marketing automation」の略称で、MAツールとはマーケティングに関する業務を自動化し、より効率的な営業活動を支援するツールのことです。
MAツールの一般的な機能には以下のようなものがあります。
- リード(見込み顧客)管理
- リードスコアリング
- アクセス分析
- メール配信機能
- SNS対応
各ツールにより料金プランや初期費用が大幅に異なるため、自社が優先すべき条件を選定してから選ぶとよいでしょう。
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BtoBにおすすめ!MAツール8選を紹介
本項では、Adobe社の「Marketo Engage」やチャット特化MAツールの「チャネルトーク」など、BtoBにおすすめのMAツール8選をご紹介します。
HubSpot(ハブスポット)Marketing Hub
コンテンツマーケティングに特化したMAツール「HubSpot Marketing Hub」。
他ツールでは少ないSEO対応やブログ、ランディングページ作成など、コンテンツマーケティングにアプローチしたい企業には必要不可欠な機能が確実に揃っています。
操作性が一貫していてわかりやすく、使いやすいと利用者からも高評価です。
機能
- Eメールマーケティング
- フォーム
- ランディングページ
- Facebook・Google・LinkedInの広告管理
- コンタクト管理
- ブログ
- SEO
- 広告トラッキングと管理
- ソーシャルメディア管理
- 動画
- ウェブチャット、など
料金プラン(税抜)
- 初期費用:0円
- 無料:0円
- Starter:5,999円(2ユーザーあたり)
- Professional:106,800円(5ユーザーあたり)
- Enterprise:432,000円(10ユーザーあたり)
チャネルトーク
シンプルで明快な操作性と安心のサポート体制が魅力のチャットツール「チャネルトーク」。
同画面で顧客情報を見ながらチャット対応ができ、対応と並行して社内連絡も可能です。
無料プランでは顧客とのチャット履歴が30日間まで、イベント履歴は7日間までのため、より長い履歴を活用したい場合は有料プランへの引き継ぎを検討しましょう。
機能
- 接客チャット(カスタマーサポートチャット)
- サポートbot(シナリオ型自動応答チャットボット)
- カスタマーマーケティング
料金プラン(税抜)
無料プランと有料プランから選択可能で、以下は年額払いの価格。
MAU(月間アクティブユーザー)数によって料金が異なり、1番安いプランでは3,000円から導入することができます。
月額払いは年額払いにプラス20%加算された価格です。
- 初期費用:0円
- 無料プラン:0円
- X-Small:3,000円〜
- Small:5,000円(MAU8,000人以下)
- Medium:7,000円(MAU20,000人以下)
- Large:15,000円(MAU80,000人以下)
- Enterprise:20,000円~(MAU80,000人超過)
ホットプロファイル Marketing
大企業から中小企業まで導入されている、国産MAツール「ホットプロファイル Marketing」は名刺管理、SFA、CRM、MA部門の4部門での受賞歴があり、多くのユーザーに支持されています。
専門的なマーケティング知識に不安がある企業も、テンプレート&ガイドにより効果的な施策を即座に実行することが可能。
初期導入から定着・運用まで、カスタマーサクセスが二人三脚で支援してくれる手厚いカスタマーサポートも特徴です。
機能
- HOT通知
- 名刺データ化
- オンライン名刺交換
- 人脈可視化
- 営業アプローチリスト
- 企業属性情報自動付与
- メール配信
- CSV取り込み
- Webフォーム/LP作成
- レポート
- スコアリング
- Web行動把握(企業/個人)
- セミナー管理
- キャンペーン管理
- IPアドレス制御、など
料金プラン
基本のホットプロファイルMarketingに、オプションとしてSalesforce連携、GPS報告、ウェビナーなどがあります。
詳細は要見積もり。各社の要件、要望に合わせた料金プランが提案されます。利用人数や名刺データ化枚数に応じてディスカウント価格も。
トライアル申し込みフォームから申し込めば、30日間の無料トライアルも利用可能です。
BowNow by Cloud CIRCUS(バウナウ バイ クラウドサーカス)
機能面をあえて限定することで初心者でも扱いやすいと高評価の「BowNow by Cloud CIRCUS」。
MAツールに触ったことがない担当者でもしっかり運用できるよう、1年間のアフターサポートも用意されています。
バウナウ独自のノウハウで作成されたABMテンプレートが使用できるため、リードナーチャリングに知見の少ない企業でも、リードへの実践的なアプローチが実現可能です。
機能
- 企業ログ
- アクセスログ解析
- フォーム作成
- 条件検索
- メール配信
- ABMテンプレート
- 追客アラート機能
- 商談履歴管理
- ユーザーアクション分析
- Cookie取得一覧表示、など
料金プラン
- 初期費用:0円
- フリー:0円(リード数 100)
- エントリー:12,000円(リード数 200)
- ライト:24,000円(リード数 1,000)
- スタンダード:36,000円(リード数 5,000)
- ビジネス:要見積もり(リード数 10,000)
Oracle Eloqua(オラクルエロクア)
セキュリティの堅牢さから、日本でもNECやダイキンなど名だたる大企業が利用する、クラウド型の多機能MAツール「Oracle Eloqua」。
リードの属性情報、オンライン行動履歴、オフライン行動などをもとに正確なスコアリングで優良な顧客の情報を抽出します。
以前は不明瞭なインターフェースで不満があがることもしばしばでしたが、昨今は大幅に改善され「技術的なスキルがなくても使いやすい!」と高評価。
少人数でも運用できますが、コストの面から見て大企業での導入が望ましいでしょう。
機能
- セグメント機能
- コンテンツ作成・管理
- キャンペーンシナリオ作成(メール施策)
- 効果測定(レポート)
- スコアリング
- 効果検証(A/Bテスト)
- プロファイラ(営業支援ツール)、など
料金プラン
要見積もり。メールを配信したいコンタクト数(登録人数)、利用する機能によって価格が変動します。
コンタクト数10,000人の場合、年間6,000,000円で提供された例もあり。
SATORI(サトリ)
すでに自社で情報を得ているリード以外に“匿名のリード”にもアプローチができる国産MAツール。
メールテンプレートが豊富で、メール配信の際に発生するクリエイティブの労力をぐんと減らせる点も好評を得ています。
他ツールに比べてコストがかかる印象ですが、パッと見ただけで扱える明快なUIや、気配りの行き届いたサポートやウェビナーなど、料金以上の価値はあると考える利用客が多く満足度も高いツールです。
機能
- アクセス企業リスト
- 商品情報管理
- カスタマー情報閲覧
- Webページ制作
- フォーム作成
- メール配信
- ポップアップ表示
- パーソナライズ
- スコアリング
- 自動メール配信
- ホットアラート通知
- キャンペーン作成・管理、など
料金プラン(税抜)
- 初期費用:300,000円
- 月額費用:148,000円
月額費用は年間契約、すべて前払い一括請求なので要注意。また、従量課金が発生する可能性があります。
Kairos3 Marketing(カイロス)
カイロスマーケティング株式会社が提供するクラウド型国産MAツール「Kairos3 Marketing」。
導入日数は最短1日、最低利用期間は半年と導入ハードルは低め。初期費用はかかるものの10,000円とリーズナブルなため、リソースに余地のない中小企業でも負担を抑えて導入することができます。
メールマーケティングに特化しており、マーケティング機能は他社ツールに比べて少なめですが、そのぶん一つのマーケティングに集中して運用ができるという大きなメリットも。
機能
- リード管理
- メール配信
- フォーム作成
- シングルページ作成
- スコアリング
- ホットリード
- セミナー管理
- 独自ドメイン、など
料金プラン(税抜)
- 初期費用:10,000円
- 月額費用:15,000円〜
月額費用は従量課金制で、保有リード数・月間PV数・月間メール送信数のうち、該当する最大の月額費用が適用されます。
月額費用で利用できるユーザー数は25ユーザーまで。以降は25ユーザーごとに月25,000円が加算されます。
Marketo Engage(マルケト エンゲージ)
「マルケト」の呼称で有名な、Adobe株式会社が提供するMAツール。
圧倒的な機能数、AIによる学習・予測機能を駆使したコンテンツ提案が最大の特徴です。
反面、UIの使いづらさを指摘する声もあり、導入の際は、コンサルティングサービスによる初期支援サポートを受ける必要性も留意しましょう。
機能
- コンテンツパーソナライゼーション
- Webパーソナライゼーション
- 予測コンテンツ
- デジタル広告
- モバイルマーケティング
- ソーシャルマーケティング
- 電子メールマーケティング
- クロスチャネルエンゲージメント
- セールスインサイト
- ターゲットアカウント管理
- アカウントプロファイリング
- リードジェネレーション
- セグメンテーション
- ターゲティング
- マーケティングアナリティクス、など
料金プラン
要見積もり。料金プランはSelect、Prime、Ultimateの3種類で、リード数によって金額が変動します。
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MAツールを導入するメリットとは?
MAツールを導入した方がいい、と思い立ったものの、MAツールを導入することによって得られるメリットとは一体何なのでしょうか?
MAツール導入によって得られる3つのメリットについてご紹介します。
メリット①:マーケティング業務自動化により工数が削減できる
MAツールを導入すれば、本来手動で行わなければいけないあらゆるマーケティング業務を自動化、工数を削減することが可能です。
余剰リソースは自動化できない別業務に回すなど、全体的な業務の効率化にもつながります。
メリット②|見込み顧客の発掘、育成、選別
MAツールでは「リードジェネレーション」「リードナーチャリング」「リードクオリフィケーション」という、見込み顧客の発掘、育成、選別を行います。
一連の流れを「デマンドジェネレーション」と呼び、このデマンドジェネレーションを行うことで、より精度の高い目的に沿った顧客が抽出可能になります。
メリット③|ミスの少ない高度な分析が可能に
自社で蓄積した顧客情報を分析しようとすると、分析の過程でミスが生じる可能性も。MAツールの分析機能を使えば、そういったヒューマンエラーを極力抑え、ツール運用に集中することができます。
まとめ
MAツールを導入することにより、今まで手動で管理していた煩雑なタスクが整理され、より効率的なリード獲得を見込めることでしょう。
CRMやSFAと連携して運用すれば、さらに顧客のニーズを深掘りした、精度の高いマーケティング活動が可能になります。
自社に合った最適なMAツールを導入しましょう。