オトコルとは
オトコルとは、株式会社アイザックが提供する電話発信の自動化ツールです。
あらかじめ登録した音声データで指定の宛先に一斉送信することができるため、これまで従業員が電話発信していた業務を効率化できます。
使用用途は営業、確認電話、市場調査など、様々なビジネスシーンで活用されています。
なぜ今、コールセンターの効率化が求められるのか
チャットツールの普及により、一見コールセンターサービス市場は縮小しているように思いませんか?
実は、コロナを機にオンラインショップの増加や非対面での接客が求められるようになり、近年市場規模は拡大傾向にあります。
矢野経済研究所が昨年11月に発表した調査結果によると、2021年度のコールセンターサービス市場は前年度比3.4%増の1兆1,259億円に及ぶとのことです。
参考:コロナ禍を背景にクラウド型コンタクトセンターが急拡大、製品・サービス市場が堅調に成長─矢野経済研究所(2022年11月16日・IT Leadersより)
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP620858_S1A101C2000000/
電話業務が招く3つのデメリット
コールセンターや電話業務が抱える課題は、電話がつながらない、人手不足などがあり、コスト面や効率面で大きな負担がかかっています。
ここでは、電話業務の3つのデメリットをご紹介します。
業務が止まる
電話対応をしている間は他の業務が進まず、時間的なロスが発生します。特に、多数の電話対応が必要な場合、業務の優先順位を考え直す必要があるかもしれません。
また、電話対応が急がれる場合でも、業務に集中している最中に電話が鳴ると、その瞬間に注意を切り替えて対応することが必要になってしまいます。
集中力が低下する
電話応対中に他のことをしてしまったり、電話の内容に集中できなかったりすることがあります。例えば、電話を受けながら別の作業を行うと、ミスをしたり、相手の話を聞き逃してしまうこともしばしば。
また、長時間の電話応対が続く場合は、集中力の低下がより顕著になる可能性があります。さらに、相手が話す内容が難解であったり、感情的な内容であったりする場合は、集中力が奪われてしまうでしょう。
情報伝達に時間がかかる
電話では相手の反応が直接見えないため、思ったように伝わらず、何度もやりとりが必要になることがあります。特に、技術的な問題や複雑な内容を伝える場合は、電話での説明だけでは十分ではなく、メールなどの文書で補足する必要があるかもしれません。
また、電話応対中に情報が欠落している場合には、後で追跡する必要があり、時間が掛かります。そのため、メモを取ったり、録音したりして、情報を正確に伝達するようにする必要があります。
オトコルのメリット
オトコルを導入することで、次のようなメリットがあります。
基本的には、電話業務のDX化と同等のメリットを享受できると思って良いでしょう。
- 顧客の対会社満足度が上がる
- 人件費の削減
- 労働力の効率化
- 機器料金・回線料金のコスト削減
- テレワークに対応
- 社員教育・人材採用が不要
- BCP対策
顧客の対会社満足度が上がる
IT社会が急速に発展したことで、顧客は、24時間いつでも問い合わせに対応してくれる環境を求めるようになっています。特に、ビジネスにおいては、スピーディーかつ正確な対応を求める傾向があります。
オトコルを利用すれば業務を自動化できるため、顧客の問い合わせに対して即座に対応することが可能です。また、オペレーターが応対する際にも、顧客の情報を素早く確認できるため、顧客にとってストレスの少ない応対ができます。
これにより、顧客の対会社満足度が向上し、リピート率のアップにつながる可能性が高くなるでしょう。
人件費の削減
電話応対業務は、従来オペレーターが電話に出て応対することが主流でした。しかし、オトコルにより電話業務を自動化することで、オペレーターの人件費を削減できます。
また、オトコルは、一度仕組みを作ってしまえば24時間稼働できるため、オペレーターの人件費だけでなく、オペレーターを配置するための時間やスケジュール管理の手間も削減できます。
人件費の削減ができれば、他の事業領域への投資や、サービスの改善など、企業の成長戦略につなげることもできるでしょう。
労働力の効率化
オペレーターは、顧客が問い合わせをした際に、素早くかつ正確に対応する必要があります。そのため、オペレーターには高いコミュニケーション能力や専門知識が求められるのが一般的です。
しかし、オトコルを導入すれば、オペレーターが行っていた単純な応対業務を代替できるため、オペレーターはより高度な専門的な業務に取り組むことができます。
オペレーターが専門的な業務に専念できれば、顧客のニーズに合わせたカスタマイズされたサービスを提供することもできるようになります。
機器料金・回線料金のコスト削減
オトコルを導入することで、電話回線の使用料や機器料金を削減することができます。先述の通り、一度導入すれば24時間稼働できるため、無駄な人件費や機器料金を削減できるでしょう。
また、オトコルは、同時に多くの問い合わせに対応することができるため、オペレーターを増やすことなく、問い合わせ対応ができます。
これにより、企業はコスト削減を実現でき、商品やサービスの価格競争力を高めることができます。
テレワークに対応
オペレーターがオフィスに来る必要がなくなるため、テレワークに対応できます。オペレーターは、自宅などからインターネットを通じて問い合わせ対応を行うことができるため、交通費や通勤時間を削減できるでしょう。
また、オペレーターが自宅で働くことで、より柔軟な働き方を実現することができます。これにより、オペレーターの生産性向上やワークライフバランスの改善につながる可能性も期待できます。
社員教育・人材採用が不要
オトコルを導入すれば、新たなオペレーターを教育・採用する必要がなくなります。これにより、人材採用費用や時間を削減することができるでしょう。また、オトコルは、常に同じような応対を行うため、オペレーターによる対応の質のばらつきをなくすことができます。
これにより、顧客に対する信頼性を高められ、オペレーターが専門的な業務に取り組むことで、スキルアップを図ることも期待できます。
BCP対策
オトコルは、自然災害などの緊急時におけるBCPを支援します。通常の業務を止めずに、問い合わせ対応ができるため、企業のBCP対策を強化できるでしょう。
また、24時間稼働できるため、事業継続計画の一環としても活用できます。さらには、顧客への迅速な情報提供やサポートが行え、顧客の信頼性を高めることができます。
これにより、リスクマネジメントにおいて、より強固な体制を整えられるでしょう。
【kyozon編集部おすすめ】CTIシステムの人気サービス
ここでは、kyozon編集部が厳選したCTIシステムの人気サービスを4つ紹介します。
- スケッターズ
- CALLTREE
- Comdesk Lead
- SimpleConnect
それぞれの詳細を解説していきます。
【CTIの内製化と強化をサポート】スケッターズ
内容 | |
提供会社 | LIFE STYLE株式会社 |
価格 | 要問合せ |
無料トライアル | × |
主な特徴 |
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スケッターズは、マーケティングとセールス領域全体を支援する、BtoB向けのサービスです。新規事業の立ち上げフェーズと相性が良く、リード・商談・契約の獲得を得意としています。
特に、インサイドセールスを育成する「スケッターズ IS FORMATION」は、インサイドセールスの課題を解決に導く運用支援やシステム設計を行い、インサイドセールスの内製化と強化を全方面からサポートするのが特徴です。また、累計100万件を超えるコール数で培ったノウハウをトークスクリプトにし、アウトバウンドコール未経験や若年層でも成長できる環境を提供しています。
スケッターズは、自社でインサイドセールスをしたい場合におすすめです。
【秒課金で通話料を削減】CALLTREE
内容 | |
提供会社 | 株式会社ジーシー |
価格 | 要問合せ |
無料トライアル | 〇 |
主な特徴 |
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CALLTREEは、コールセンター運営歴10年以上のプロが使いやすさにこだわって開発した、クラウド型CTIテレマーケティングシステムです。
顧客情報や案件情報、対応情報など、必要な情報を必要な分だけフォルダ作成できるのが特徴です。また、オペレーターをサポートする機能が充実しているほか、稼働状況のモニタリングができるため、在宅ワークにも適しています。
インターネットを使った電話回線サービス(クラウドPBX)を利用するため、コストダウンにも貢献します。
【2つの回線を併用した国内唯一のCTIツール】Comdesk Lead
内容 | |
提供会社 | 株式会社Widsley |
価格 | 月額費用:6,000円 / ID |
無料トライアル | 〇(5営業日) |
主な特徴 |
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Comdesk Leadは、IP回線と携帯回線を併用できる国内唯一のCTIツールです。携帯回線との連携やAI技術を活用した革新的なCTIシステムとして開発されました。
導入実績は国内で600社以上を誇り、導入後の実績としても、通話料金70%削減、架電効率70%向上、つながり・折り返し率20%向上と高いパフォーマンスを発揮しています。高精度AIを活用し、両回線で通話した内容を文字起こしできるほか、録音データを確認せずに通話内容を把握でき、トークスクリプトの改善にも役立ちます。
案件・商材ごとに表示画面を切り替えられるため、特に営業代行や複数事業を行う企業で活躍するツールです。
【コンタクトセンターDXを低価格で実現】SimpleConnect
内容 | |
提供会社 | Cloopen株式会社 |
価格 | 要問合せ |
無料トライアル | × |
主な特徴 |
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SimpleConnectは、電話、チャット、メール、SMS、チャットボットなどを一元管理・運用できるクラウド型オムニチャネルのコンタクトセンターシステムです。コールセンターやBPOに限らず、運送・物流やEC・小売業界でも導入されています。
クリックコールや着信ポップアップ、通話履歴・録音データ機能などに加え、既存のナレッジベースやCRMと連携して使用することも可能です。
交換機(PBX)は不要で、最短2営業日から利用でき、1か月単位・1IDと迅速で柔軟に利用できるのが最大の魅力です。
List Navigator.
List Navigator.
内容 | |
提供会社 | 株式会社Scene Live |
初期費用 | 100,000円 |
料金プラン(月額) | 10,000円 |
機能 |
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List Navigator.は累計導入者数2,400社を誇るクラウド型アウトバウンドコールシステムです。
発信リスト管理、ステータス・見込み管理、自動分析機能、プレディクティブコール(多回線同時発信機能)など、アポイントの獲得効率を底上げするために必要な機能が搭載されています。
オトコルで自動化できること
オトコルを導入すれば、どのように電話業務の自動化が実現できるのでしょうか。その内容を紹介していきます。
まず、オトコルを導入したら、「1.録音 or 音声入力」を行います。録音したメッセージをアップロードし、オトコルに登録。
登録時は、直感的な操作で簡単に操作を終えることができます。
オトコルにメッセージを登録したら、「2.アップロード」に移ります。登録した音声を再生したい順番にセットしていく工程です。番号入力による案内内容の分岐が自由に行えるだけでなく、ショートメッセージ(SMS)の送信や指定の番号への転送も可能なため、希望に適った形を構築できるでしょう。
そして最後は「3.自動発信」です。作成したスクリプト(メッセージ)を発信します。発信ターゲットと開始時間を設定するだけで発信の設定が完了します。設定にかかる所要時間はおよそ1分。
オトコルを導入すれば、架電業務をシンプルに、そして効率化を図れます。
オトコルの機能
ここでは、オトコルの機能を紹介します。
オトコルには、大きく12の機能が備えられています。
- 一斉架電
- 自動音声読み上げ
- 再電話
- コンタクトの作成
- 通話転送
- 通話結果の録音
- 通話結果作成
- アカウント管理
- ショートメッセージ送信
- 複数電話番号登録
- Webhook通知
- 領収書発行
詳細が気になったら、オトコルに「資料請求」してみてください。
オトコルの使い方
オトコルは、架電業務を「シンプルに」「より効率的に」をテーマに、これまで人が行っていた電話業務をすべて自動化できます。オトコルの調査によれば、1時間に5,000件の電話発信が可能とのこと。
ここでは、オトコルの使い方を紹介します。
- STEP1.メッセージを録音する
まずは自動化するためにメッセージを録音します。 - STEP2.分岐メッセージの設定
番号プッシュで回答可能な質問を用意し、設定します。 - STEP3.オトコルが一斉に自動送信
- STEP4.顧客が質問に回答
オトコルのデータベースにナレッジが蓄積されます
オトコルの導入事例
オトコルを既に利用している導入事例をいくつか見ていきましょう。
ぜひ導入の検討材料にしてみてください。
ーオトコル導入後に業務において変わったことがあれば教えてください。
リマインド架電にかかっていた工数の大幅な削減が実現しました。導入前は1日あたり6時間かけて70〜80件ほど架電していました。オトコルを導入してからは電話を発信する作業は、数分で終わってしまいますし、電話に出なかった方へ再アプローチや管理ツールへの反映、転送処理の対応まで全て含めても1時間かかる程度です。
また、コスト面に関しても人件費換算で月額およそ230,000円程度の削減効果がありました。
発信した架電の結果が一覧で見ることが出来るので見やすく使いやすいです。
また、社内にITツールに疎い人が多いのですが、そんな人達でも簡単に使えていたのが非常に良かったと思っています。
ー実際にオトコルを導入して業務にどのような変化があったのでしょうか。
結論、10,000件のリスト全てに架電しきることができました。
発信音声の録音と、通話を設定する際の運用、通話に反応があったゲストへの対応、といった周辺業務を加味しても当初500時間で見積もっていた集客業務を10時間程度まで短縮することができました。
また、番号プッシュでゲストのイベントに対する関心度をヒアリングすることができたので、本当に関心のあるゲストだけを洗い出すことができたのがよかったですね。
ー実際にオトコルを利用してからは業務はどのように変わりましたか?
架電業務の実行スピードが格段に上がり、業務の効率化に繋がりました。
実際に個人のお客様1200世帯に向けて火災保険のご案内を実施する必要があったのですが、2日に分けてオトコルで架電を実施し、数分で完了してしまいました。
また、管理画面で通話を設定するだけなので電話をしているという感覚ではなく、予約をしているような操作感で通話まで完了できたこともありがたかったです。
1200世帯に平均3回の架電を1ヶ月で実施するとなると、コールセンターに依頼しても厳しいのではと考えていたので、オトコルで代替できてよかったと考えています。
導入が向いていない企業
上述のとおり、オトコルを導入すれば、圧倒的な業務の効率化、並びにコスト削減できますが、導入の前提条件として自社のナレッジが必要です。
ナレッジとは会社独自の情報を意味しますが、オトコルを利用するにあたり、自動化のための仕組みを構築する必要があります。
膨大なスクリプトの用意やシナリオ設定など、顧客のデータがあってこそ活きるツールであると考えられるため、これから新規事業に利用しようと考えている企業にはおすすめできません。
まずは、ある程度のナレッジを蓄積し、その後オトコルのような架電業務の自動化ツールを検討するべきです。
オトコルの料金
オトコルの利用料金は、初期費用と月額費用で構成されます。
なお、決まった費用はなく、お客様ごとのニーズに応じた料金設定を採用しているため、気になったらまずお問い合わせする必要があります。
- 初期費用
電話発信業務の自動化を可能にする環境を構築するためにかかる費用。専任コンサルタントによる、導入支援あり。 - 月額費用
契約期間によって最適な月額費用を設定。ユーザー数や電話発信数などに制限はありません。
参考:オトコル料金
競業他社製品との比較
導入を検討するにあたり、競合他社の情報は必要不可欠でしょう。
以下、オトコルと同じカテゴリ(架電業務の効率化)のツールを紹介します。
ツール名 | 提供会社 | 価格 | 特徴 |
List Navigator. | 株式会社Scene Live | 月額5,000円/ブース+基本料金10,000円 | ・導入実績は3,100社以上 |
GoodCall | 株式会社Good Relations | 月額4,000円/ID+基本料金5,000円、初期費用10,000円/契約〜 | ・営業分析機能が搭載 |
BizBaseテレマーケティング | 株式会社フレンディット | 要問合せ | ・テレアポ業務に必要な機能をすべて標準搭載 |
オートコールIVR | 株式会社電話放送局 | 要問合せ | ・1時間に5,000件以上の自動架電が可能なIVRサービス |
MiiTel | 株式会社RevComm | 月額5,980円/ID | ・AI搭載型のIP電話サービス |
クラウドサービスサスケ | 株式会社インターパーク | 初期費用200,000円 | ・CTI機能を搭載したセールス支援ツール |
アポ放題 | モズエンタープライズ株式会社 | 初期費用3,300円/1アカウント+システム代8,580円/月+サーバー代2,200円/月 | ・あらゆるデバイスで利用可能 |
おた助 | ソフトプラン株式会社 | 初期費用5〜10万+6,000円×席数 | ・かけ放題に対応したテレアポシステム |
オトコルのお申し込み方法
最後に、オトコルの導入の流れを紹介します。
まず、オトコルの専用お問い合わせフォームより、お問い合わせします。専用フォームが用意されているため、間違えないよう注意してください。
□オトコルのお問い合わせはこちらから
お問い合わせをしたら、ヒアリングとサービス詳細・料金プランの説明があります。オトコルは、ヒアリングベースにお見積もりを提示するため、まずは自社が求める内容をありのままに伝えると良いでしょう。
お見積もりを提示されたら、契約・導入に移ります。オトコルは、最短1営業日で利用を開始できます。また、専任コンサルタントによる導入支援もあるため、手間暇かけずに利用開始まで持っていけます。
まとめ
オトコルは、Web上からターゲットリストの電話番号に自動発信し、紹介するサービスです。
元アナウンサーや元ウグイス嬢等の声を用いながら自動で音声発信する為、顧客のヒアリングが用意になり、確度の高いリード獲得を行うことが可能です。
「人が電話をかける時代は終わりました」という強烈なキャッチコピーにあるように、オトコルを導入すれば、これまで人が行っていた電話業務をすべて自動化できます。
オトコルの導入にはお問い合わせが必須なため、少しでも気になったらまずは資料請求からしてみてください。