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SSPとは?仕組みやメリット・デメリットなどを徹底的に解説

投稿日:2023年6月13日 /

更新日:2023年8月27日

SSPとは?仕組みやメリット・デメリットなどを徹底的に解説
● その他● 分析ツール● 広告● 広告運用

「SSPってどんなツールなの?」
「SSPは広告の収益化にどう影響するのか?」
など、SSPに関する疑問を感じている方は多いのではないでしょうか。
SSPは、広告におけるさまざまな手間を軽減したり、非効率な業務を減らしたりするなど、さまあまなメリットがあります。
そこで、今回はSSPとはどのようなツールであるのかを解説します。あわせて、仕組みやメリット・デメリットなどにも触れていくのでぜひ参考にしてみてください。

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目次

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SSPとは?

SSPイメージ

SSPとは、広告枠を管理できるツールの一つです。

インターネット上の広告枠に、広告欄の収益が高くなるように自動で選択して配信できる点が特徴です。事前に設定を済ませておくことで、「いくらで売りたいのか」「売りたい広告主の詳細」などに応じた広告配信が可能です。

自動で広告枠で配信する広告を選択し、ユーザーに届けるので、高い収益効果が期待できるとされています。

SSPの仕組み

SSPは、「広告枠のあるメディア(webサイト)」の運営者が、「いくらで売るのか」「どのような広告主に売るのか」を設定します。設定が完了したら、広告が配信される際に、SSPから連携しているさまざまなDSPへ広告入札に関するリクエストを送信。リクエストを受けたDSPは、それぞれが持っている広告の案件から、SSPに設定されている条件に近いものを比較して選択します。SSPは、さらに各DSPの中から最も高い金額の広告を選んだDSPに絞り、どのDSPの広告を掲載するかを決めます。

入札金額が最も高いDSPが選ばれるものの、必ずしもそのDSPの広告が配信されるとは限りません。選ばれたDSPの入札金額が、SSPの設定している最低入札単価「フロアープライス」を上回る場合にのみ、広告配信が決定します。

SSPのメリット

SSPは、広告枠を設置しているメディアやwebサイトにとって大きなメリットがあります。

まず、SSPを利用することで得られるメリットが、広告枠における収益の向上です。本記事でもすでに触れている通り、SSPは自動で最高値の広告を選んで配信するため、常に高い水準で広告枠を売ることができます。

また、価格設定は事前の登録で完結するため、その都度設定し直したり、相場を調べて価格を調整したりする必要がありません。そのうえ、広告主ごとに打合せなどを行うこともないので、広告枠の運営における手間の軽減にもつながるでしょう。

ちなみに、営業で広告枠に掲載する広告案件を取得している企業であれば、「営業業務の削減」といったメリットもあります

SSPのデメリット

SSPのデメリットは、コストの問題です。導入の段階で初期費用がかかりますし、利用している期間中は運用費もかかるので、予算とのバランスを見て導入を検討する必要があるでしょう。

また、SSPは複数の業者が取り扱っていて、業者ごとに得意ジャンルやユーザー層などに違いがあります。どこのSSPを利用するかで、広告で得られる収益が変動してしまうのです。

なお、メディアの信頼性やイメージにも直結するデメリットといえるのが、「広告の内容が配信前にわからない場合があること」です。掲載する広告の設定はあらかじめ済ませておくことができても、業種や広告主、費用など基本的な部分しか選べないケースがあります。場合によっては、男性向けブランドに関するメディアでありながら、ママ向けアイテムの広告が掲載されてしまうリスクもあります。配信広告の内容によっては、企業やブランドのイメージダウンにつながることもあるので注意が必要です。

DSPとの関係性

SSPとDSPは、広告掲載を行う媒体と広告を出稿するプラットフォームといった関係で成り立っています。

それぞれが登録・設定できる主な内容は以下の通りです。

【SSP】

  • 最低落札価格
  • 広告枠
  • 掲載可能な業種

【DSP】

  • 入札価格
  • クリエイティブ
  • 配信ターゲット

上記以外にもサービスによっては設定できる項目があります。

SSPサービスの正しい選び方

SSPイメージ

SSPサービスは、国内だけでも数多く展開されていることもあり、どの業者を選ぶべきかで悩む方は非常に多いです。サービス選びで失敗しないための、正しい選び方について触れていきます。

連携先のDSPの種類や傾向を見る

SSPごとに提携しているDSPには違いがあるので、どのようなDSPと提携しているのかを確認する必要があります。DSPの種類のほか、DSPの傾向などは最低限把握しておくべき部分でしょう。

実際、DSPによっては、スマホアプリの広告がメインであったり、ファミリー向けの広告が中心となっているなど、傾向や特性が異なります。

まずは、自社のメディアやwebサイトのイメージに合う提携先であるのかをきちんと確認したうえでSSPサービスを選んでください。

掲載可否の指定単位を見る

掲載可否で指定できる単位がSSPサービスごとに異なります。指定単位が細かいほうが、自社メディアのイメージなどと照らし合わせて掲載可否を指定できるといったメリットがあります。

「掲載したくない広告が明確」「メディアやサイトのイメージを重視したい」など、希望があれば掲載可否の指定単位が細かいSSPを選ぶと安心です。

管理・運用のしやすさを見る

SSPサービスを選ぶ際には、管理・運用のしやすさをチェックすることが大切です。

一度導入したSSPは、その後も長く管理・運用していくこととなります。日々、クリック数を確認したり、レポートに目を通したりするほか、結果をもとに設定を調整する必要もあるでしょう。

しかし、使い方が分かりにくかったり、目的の操作を行うまでに手間がかかるようなサービスでは、管理・運用がしにくくなり、結果的にきちんと有効活用できなくなってしまいます。

導入をゴールにするのではなく、導入後の活用の仕方にもきちんと目を向けてサービスを選んでください。

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代表的なSSPサービス5選

SSPイメージ

現在、SSPサービスは数多く登場していて、サービスごとに特徴や傾向が大きく異なります。

SSPサービス選びで迷っている方に向けて、代表的なものを5選ご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

MicroAd COMPASS

国内では最大規模のシェアを誇るSSPサービスが「MicroAd COMPASS」です。

MicroAd COMPASSは、一般的なSSPとは異なり、DSPのほかアドネットワークといったインターネット広告や純広告も対象にオークションを行います。

海外配信にも対応しているので、海外向けにメディアを展開している企業にもおすすめできます。

また、HTML5ハイブリッドアプリに掲載できたり、SDKでもJavaScriptでも同じ収益性を実現し、同じ機能を使うことが可能です。

Fluct

数あるSSPサービスの中でも、提携DSPの数がとくに多いのがFluctです。

2010年に誕生した比較的実績のあるSSPサービスでもあり、これまでさまざまな機能の実装を実現してきました。デバイスやフォーマット、配信方法などを問わず広告を掲載できるので、より高い収益を期待できるのが魅力です。

ちなみに、フォーマットはバナーやテキスト、インフィードのほか、動画、レコメンと、インタースティシャルなどがあります。

GENIEE SSP

コストを重視している企業でも検討しやすいSSPサービスが「GENIEE SSP」です。

GENIEE SSPは、導入費及び運用費が無料というほかのサービスにはない魅力があります。0円でありながら、レポートの一括管理で管理の手間を削減したり、自動化で時短したりすることが可能です。

また、デバイスはPCのほかスマートフォンアプリにも対応していて、各端末に合わせた広告配信を実現できます。

とくにGENIEE SSPの特徴といえるのが、ほぼリアルタイムでの広告最適化です。広告収益を実績に基づいて精査し、収益見込みがある事業者へ優先して広告リクエストを送っているので広告での収益チャンスを逃しません。

Google Ad Manager

「Google Ad Manager 」は、Googleが提供しているSSPサービスです。Googleが手掛ける広告配信ネットワークと連携しているので、Googleアドセンスを導入している企業や、Ad Exchangeを使用している企業におすすめできます。

また、対応している業界の幅が広く、飲食業界や娯楽業界、ファッション業界など、さまざまなジャンルを指定できます。

Webサイトのほか、アプリ用広告にも対応しているので、自社アプリを運営している企業も検討しやすいでしょう。

忍者AdMax

利用サイト数が35万を誇る「忍者AdMax」です。

30社以上もの提携DSPを持ち、各DSPでのオークションを行うので、より高値で広告を配信できるのが魅力です。選別される広告は、表示報酬や成果報酬などの区別はなく、最高値の広告に絞って表示されます。

シンプルな仕組みであるうえに、マニュアルも完備されているので、SSPサービスの利用・導入が初めての方でもわかりやすいのがポイントです。

まとめ

SSPイメージ

SSPサービスは、広告の収益を最大化するうえで欠かせないツールです。

広告掲載に関する手間を省けるうえに、収益アップを狙えることから、自社メディアを運営している企業にはぜひ導入を検討してほしいツールといえます。

しかし、一方でコストや配信広告の内容が事前にわかりにくいなど、問題点もあるので、デメリットを把握したうえで導入を検討してください。

SSPに関する情報収集をしている方は、ぜひ今回ご紹介した内容も視野に入れて、使用するサービスを検討してみてはいかがでしょうか。

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