「CALLTREE」とは
CALLTREEとは、株式会社ジーシーが提供している完全クラウド型のCTIシステムです。
コールセンターの現場を10年以上知り尽くしたプロの集団によって、開発されました。
CALLTREEの特徴は、下記の3つです。
- ISO27001/ISMS認証を取得している
- 世界中どこにいても情報をリアルタイムで共有できる
- 顧客情報の編集機能やリストデータベースによって効率的に顧客情報を管理できる
また、無駄のないボタン配置やシンプルな操作性を実現しており、業務に合わせてカスタマイズできます。
パソコンとインターネット環境、ヘッドセットの3点だけでCALLTREEを利用開始できます。
CALLTREEの料金プランは、下記の通りです。
詳細 | |
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
機能 |
|
「顧客リストの分析により、サービス向上につながった」「スタッフの業務負担が大きく軽減された」といった声が挙がっており、利用継続率は93.8%を誇っています。
CALLTREEの主な機能
CALLTREEの主な機能は、下記の6つです。
- 発信機能
- 受信機能
- サポート機能
- マネジメント機能
- 業務設定機能
- 顧客情報管理機能
それぞれ解説していきます。
発信機能
発信機能には、下記の機能が搭載されています。
- プレビュー・ダイヤル
- プログレッシブ・ダイヤル
- プレディクティブ・ダイヤル(プレディコール)
それぞれ解説していきます。
プレビュー・ダイヤル
プレビュー・ダイヤルは、オペレーターがコール画面(CRM画面)からクリック操作することで発信できます。
架電したくないリストに対しては、スキップも可能です。
プログレッシブ・ダイヤル
プログレッシブ・ダイヤルは繋がらない電話を自動で判別して、架電リストの電話番号へ電話をかけます。
事前にお客様情報がオペレーター画面に表示されるため、顧客情報を理解した状態で会話を始められます。
プレディクティブ・ダイヤル(プレディコール)
プレディクティブ・ダイヤル(プレディコール)は、架電リストに対してシステムが自動で電話をかけていきます。
顧客が応答した場合のみ接続されるため、オペレーターは会話だけに集中できて通話効率も向上します。
受信機能
受信機能には、下記の機能が搭載されています。
- 受信履歴一覧機能
- 対応番号振分け機能
- 着信時ポップアップ機能
それぞれ解説していきます。
受信履歴一覧機能
受信履歴一覧機能では日時や対応時間、対応した電話番号などを一覧で確認できます。
対応番号振分け機能
対応番号振分け機能では複数の電話番号を保有していた場合に、どの番号で着信したのか自動判別して、着信時に判断できます。
着信時ポップアップ機能
着信時ポップアップ機能では、着信があったタイミングでパソコンのディスプレイにポップアップ通知されます。
サポート機能
サポート機能には、下記の機能が搭載されています。
- ウィスパリング(ささやき機能)
- ピックアップ(内戦転送機能)
- アラート機能
それぞれ解説していきます。
ウィスパリング(ささやき機能)
ウィスパリング(ささやき機能)は、通話開始前にオペレーターに対してアナウンスを行えます。
オペレーターが異なる電話窓口にマルチ対応する際に、効果を発揮できるでしょう。
ピックアップ(内戦転送機能)
ピックアップ(内戦転送機能)は、顧客とオペレーターの会話をSV(スーパーバイザー)がピックアップして、顧客とスーパーバイザーの通話に切り替えることが可能です。
アラート機能
アラート機能では顧客リストに対応期限を設定して、架電漏れを防止します。
マネジメント機能
マネジメント機能には、下記の機能が搭載されています。
- ログイン状態管理機能
- アクセス/使用制限管理機能
- 稼働状況モニタリングウォッチ機能
- モニタリングアドバイス機能
それぞれ解説していきます。
ログイン状態管理機能
ログイン状態管理機能では常にログイン状態を把握して、最終ログイン・ログアウト時間を確認できます。
一覧画面からオペレーターのログイン・ログアウト時間と人数をリアルタイムでモニタリングできます。
アクセス/使用制限管理機能
アクセス/使用制限管理機能では、データベース分割や顧客情報アクセス、オペレーターのアクセス、顧客情報アクセス、各種機能使用制限といった、機能・アクセスの使用制限を管理できます。
稼働状況モニタリングウォッチ機能
稼働状況モニタリングウォッチ機能では、稼働中や通話中、待機中、架電しているリストグループなどを一覧でモニタリングできます。
その都度モニタリングのアドバイスも可能です。
モニタリングアドバイス機能
業務設定機能では、リアルタイムで全オペレーターの通話内容や通話状況を通話音声で聞けます。
キーマンやクレーム対応時の通話をモニタリングすることで、対応したオペレーターに適切なアドバイスを行えるでしょう。
業務設定機能
業務設定機能には、下記の機能が搭載されています。
- プロジェクト(案件)/オペレータ毎の管理機能
- リスト生成/リスト取り込み機能(インポート機能)
- ログインID発行/管理機能
それぞれ解説していきます。
プロジェクト(案件)/オペレータ毎の管理機能
プロジェクト(案件)/オペレータ毎の管理機能では、リスト管理や割り当てをプロジェクト管理で行えます。
オペレーター毎に管理・割り当てできるので、管理の自由度が高いです。
また、架電リストを絞り込むこともできます。
リスト生成/リスト取り込み機能(インポート機能)
リスト生成/リスト取り込み機能(インポート機能)では、CTIマーケティングシステムの架電リストに取り込み、一括生成・管理を行えます。
事前に設定したデータベーステーブルに合わせてリストを手動で登録したり、一括で既存リストへ生成・登録したりできます。
ログインID発行/管理機能
ログインID発行/管理機能では、オペレーター・管理者専用のアカウントを発行できます。
ピックアップやウィスパリング、モニタリングなどの各種機能の権限割り当てやパスワード変更も可能です。
またメモ機能として、電話番号や誕生日も登録できます。
顧客情報管理機能
顧客情報管理機能には、下記の機能が搭載されています。
- リストデータベース一括管理機能
- 対応履歴検索機能
- 発信禁止番号登録機能
それぞれ解説していきます。
リストデータベース一括管理機能
リストデータベース一括管理機能では、登録リストの案件やプロジェクト、リストグループごとで表示・一括管理・絞り込みが可能です。
登録件数やオペレーターへの振り分け、リスト消化率などの進捗状況を一覧で確認できます。
対応履歴検索機能
対応履歴検索機能では、業務設定で定めた属性や結果などの条件から顧客情報を詳細に検索できます。
また、録音した音声の確認も可能です。
発信禁止番号登録機能
発信禁止番号登録機能は、登録してから解除しない限り一切の発信が行えません。
発信禁止番号は一番号ごとで手動登録でき、自動一括でCSV形式のリストをインポート登録できます。
CALLTREEを導入するメリット
ここまで、CALLTREEの主な機能をお伝えしました。
続いて、CALLTREEを導入するメリットを解説します。
- コスト削減になる
- 専用機器・アプリが必要ない
- サポート体制が充実している
それぞれ解説していきます。
コスト削減になる
CALLTREEを導入することで顧客管理や発信業務、稼働マネジメントにかかるコストを削減できます。
クラウド型のシステムのため、導入時にかかる費用も安価です。
ランニングコストも回線ライセンスとして課金されるため、コールセンター業務を行う際に発生するトータルコストを削減できるでしょう。
専用機器・アプリが必要ない
CALLTREEには、専用機器・アプリが必要ありません。
必要なものは、パソコンとインターネット環境、ヘッドセットだけです。
そのほかのデータベースやサーバー設定もCALLTREEが行ってくれるので、作業工数を確保できるか分からない企業も安心して導入できます。
システムは常に自動アップデートされるので、導入後のメンテナンスも必要ありません。
サポート体制が充実している
CALLTEEでは、サポート体制が充実している点がメリットです。
前述した通り、導入時のサーバー設定だけでなく、導入後のサポートやアドバイスも受けられます。
また、障害対応体制やサーバー監視といったセキュリティ対策も充実しているので、安心して利用できるでしょう。
CALLTREEの導入に向いている企業の特徴
ここまで、CALLTREEを導入するメリットをお伝えしました。
続いて、CALLTREEの導入に向いている企業の特徴を解説します。
- コールセンター業務を効率化したい
- コスト削減したい
ひとつずつ解説していきます。
コールセンター業務を効率化したい
CALLTEEは、コールセンターを設置して業務効率化を図りたい企業に向いています。
自社の業務システムに合わせてカスタマイズできるので、コストや時間を抑えながら自社システムを構築できるでしょう。
仮にCTIコールシステムの導入が初めての場合でも、丁寧なサポートを受けられるので、使い方が分からなくなる心配はありません。
コスト削減したい
CALLTREEは、コストを削減してCTIコールシステムを運用したい企業に向いています。
1ライセンスから利用できて回線ライセンスに課金されるシステムなので、無駄なコストが発生しません。
最短で申し込み翌日から導入できるため、今よりコストを削減したい企業の乗り換え先にも適しています。
CTIシステムを選ぶときのポイント
ここまで、CALLTREEの導入に向いている企業の特徴をお伝えしました。
続いて、CTIシステムを選ぶときのポイントを解説します。
- 導入目的を明確化する
- 運用コストが予算に収まるかを計算する
- クラウド型・オンプレミス型かを決める
ひとつずつ解説していきます。
導入目的を明確化する
CTIシステムを選ぶ際は、導入目的を明確にしましょう。
例えば自社の問題・課題点が漠然としたままCTIシステムを導入すると、必要のない機能にコストがかかってしまいます。
過剰に機能を導入しても、オペレーターが使いこなせない可能性もあります。
その上で、システムを構築する際に確認するべきポイントは下記の2つです。
- 電話回線もしくはインターネット回線を利用するのか
- 電話機は既存のもの、もしくは新規で買い替えるのか
また拠点が複数ある場合は、CTIシステムを一斉もしくは順次導入するのか検討しましょう。
運用コストが予算に収まるかを計算する
CTIシステムを選ぶにあたって、運用コストが予算に収まるか計算しましょう。
そもそもCTIシステムを導入したからと言って、それ自体が利益を生み出すわけではありません。
また、導入コストを払った以上のメリットがあれば問題ないのですが、自社の業務実態と予算を考慮した上で導入を検討しましょう。
そのため予算に収まるかだけでなく、運用コストに対して業務改善効果が得られるかも選定時のポイントです。
クラウド型・オンプレミス型かを決める
クラウド型・オンプレミス型であるかどうかも、CTIシステムを選ぶ際には重要なポイントです。
それぞれの特徴は、下記をご覧ください。
- クラウド型:自社に専用サーバーを設置せず、システムを利用する形式
- オンプレミス型:自社に専用サーバーを設置して、システムを利用する形式
つまりコールセンターの規模が小さい場合はクラウド型、セキュリティを強固にしたい場合はオンプレミス型のシステムを検討しましょう。
また、業種や扱っている商品・サービス内容に特化したシステムもあります。
【kyozon編集部おすすめ】あわせて検討したいCTIシステム
ここまで、CTIシステムを選ぶときのポイントをお伝えしました。
続いて、kyozon編集部がおすすめするCTIシステムを3つ紹介します。
- SimpleConnect(シンプルコネクト)
- Comdesk Lead
- MiiTel
ひとつずつ紹介していきます。
SimpleConnect(シンプルコネクト)
内容 | |
提供会社 | Cloopen株式会社 |
料金プラン | 要問い合わせ |
無料トライアル | ー |
機能 |
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SimpleConnect(シンプルコネクト)は、コンタクトセンターのDX化をリーズナブルで実現できるクラウド型オムニチャネルのコンタクトセンターシステムです。
電話・チャット・メール・SMS・チャットボット・音声認識など一括管理・運用できるシステムが、1ヶ月単位、1IDから予算の範囲で導入できます。
最短2営業日で導入できるほか、直感的な操作性、各社システムとの連携が可能など、豊富で使いやすい機能も大きな魅力です。
また顧客情報は「新規作成」「一括管理」できて、重複が発生しても削除できます。
レポート集計を発信別・着信別・スキルグループ別・エージェント別に分けることもできます。
Comdesk Lead
内容 | |
提供会社 | 株式会社Widsley |
料金プラン(月額) | 6,000円/ID |
無料トライアル | あり(1週間) |
機能 |
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Comdesk Leadは、IP回線と携帯回線を併用できるCTIシステムです。
600社以上での導入実績を誇り、携帯電話と連動する国内初のコンタクトシステムは特許を取得しました。
携帯電話回線はネット環境に依存せず高品質な音声で利用でき、かけ放題では通話料金が定額になるので、コストカットにも貢献するでしょう。
さらに、高精度AIによりComdesk Leadを通じた通話は、文字起こしや要約が可能です。
録音データを確認せずに通話内容を文章化できるため、報告書作成業務の効率化に役立ちます。
MiiTel
MiiTel
内容 | |
提供会社 | 株式会社RevComm |
料金プラン(月額) | 5,980円/ID |
無料トライアル | – |
機能 |
|
MiiTelは、顧客対応や電話営業を可視化できる音声解析AI搭載型のクラウドIP電話です。
利用社数は1,950社を超えており、48,000人以上のユーザーに利用されています。
電話番号を1クリックするだけで架電できて、すべての通話は自動録音・文字起こしできます。
また、AIの音声解析によって、オペレーターの話し方の分析・可視化が可能です。
SFA/CRMと連携することで、正確かつ効率的に情報共有できるでしょう。
こちらの記事では、CTIシステムの概要や搭載されている機能、おすすめのシステムを5つ紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は、CALLTREEの主な機能や導入メリット、導入するべき企業の特徴を解説しました。
CALLTREEとは、株式会社ジーシーが提供している完全クラウド型のCTIシステムです。
主な機能として、下記の6つがあるとお伝えしました。
- 発信機能
- 受信機能
- サポート機能
- マネジメント機能
- 業務設定機能
- 顧客情報管理機能
導入するメリットも、「コスト削減になる」や「専用機器・アプリが必要ない」などさまざまな理由があります。
本記事でお伝えした導入に向いている企業の特徴や選ぶときのポイントも参考にして、CALLTREEの導入を検討してください。
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