コンテンツマーケティングでは、データ分析や記事コンテンツ制作などで、多様なツールを使います。そのため世の中には膨大なコンテンツマーケティングツールがあり、どのツールが自社に適しているのか判断しかねている方も多いでしょう。
そこで本記事では、コンテンツマーケティングに役立つツールの選び方と、おすすめのツールを紹介します。ツール選定にお役立てください。
コンテンツマーケティングのステップは?
まずは、コンテンツマーケティングがどのような手順で行われているのか理解しましょう。
コンテンツマーケティングについて下記記事でも詳しく解説されているので、あわせてご参考ください。
ステップ1:ターゲット・検索キーワードを決める
まずは、記事コンテンツのターゲットとなるユーザー像を設計します。自社の既存顧客を分析して、自社と親和性の高いユーザー像を見極めましょう。
ターゲットユーザーが定まったら、抱えている課題について仮説を立てます。そして、その課題解決のために、どのようなキーワードでWeb検索を行うか分析します。 このターゲットキーワードが、記事コンテンツの大きなテーマとなります。
ステップ2:競合記事を分析して記事コンテンツの内容を考える
テーマとなるキーワードが決まったら、実際に検索エンジンを使ってそのキーワードで検索してみましょう。
上位にランキングされている記事は、検索エンジンから高く評価されているものです。検索エンジンはユーザーにとって利便性の高い記事を評価基準としているので、上位の競合記事を分析することで、ユーザーが求めている情報を把握できます。
この分析結果を基に、自社で制作する記事コンテンツの内容を考えます。 ユーザーが求めている情報を網羅することは大事ですが、競合記事を同じ内容になってしまうとコピーコンテンツとして見なされてしまい、検索エンジンからの評価が下がります。そのため、自社ならではの独自性・オリジナリティのある内容も入れましょう。
ステップ3:記事コンテンツを制作する
大見出し・中見出し・小見出しを使って記事コンテンツの骨組みとなる構成(アウトライン)を作ります。
そして構成を基に、執筆で肉付けしていきます。
執筆が終わったら、WordpressなどのCMSに入稿します。入稿の際には、適切な画像を挿入したり、表やリストを使って見やすくしたりする工夫をしましょう。
ステップ4:効果測定・改善する
コンテンツマーケティングでは、記事コンテンツを公開して終わりではありません。
実際の検索順位やPV数、クリック率やCVR(コンバージョン率)などを分析し、ユーザーにとって有益な情報を提供できているか効果測定を行います。
思ったような効果が出ていない場合は、リライト(書き直し)を行い、内容をブラッシュアップしましょう。
コンテンツマーケティングツールの正しい選び方は?
コンテンツマーケティングを促進するツールは多数あります。その中から自社に適したツールを選定するためには、以下のポイントを意識しましょう。
選び方1:必要な機能があるか
コンテンツマーケティングツールには、以下のように、目的に応じてさまざまな種類があります。
- 競合分析
- 検索順位調査
- キーワード分析
- アクセス解析
- 内部リンクやモバイルフレンドリーなどの分析(内部対策)
- 被リンク数や被リンク元の分析(外部対策)
- 記事コンテンツの分析・改善提案
どれかの機能に特化しているツールもあれば、さまざまな機能を網羅しているツールもあります。
そのため、単に「コンテンツマーケティングツール」とひとくくりにしてしまうと、必要な機能が搭載されていないツールを選定してしまうリスクもあります。自社が必要とする機能が搭載されたツールかどうか、事前に必ず確認しましょう。
選び方2:利用料金は予算内か
ツール利用には費用がかかるため、予算内におさまる料金設定か確認することも忘れずに。
月額基本料金はリーズナブルでも、オプションをつけなければ運用できなかったり、分析の上限数を超えると課金になったりすることもあると、トータルの請求金額は跳ね上がります。
事前に見積もりを取るなどして利用料金のシミュレーションを行い、予算内におさまるか検証しましょう。
選び方3:操作しやすいか
円滑にコンテンツマーケティングを実行していくためには、ツールの使いやすさも重要です。操作性の悪いツールだと、使い方を確認しながら利用したり、使いこなすのに時間がかかったりするため、効率的ではありません。 また、関係人物が多いとツールを使いこなせない人も出てくるので、操作性がシンプルなほうがよいでしょう。 そのため、本格的な導入前に、無料トライアルで使い勝手を試す期間を設けることをおすすめします。
選び方4:ツールを導入する目的は何か
コンテンツマーケティングツールをなぜ導入するのか、明確にしましょう。
「機能」の項目にも関わることですが、「流行っているから」「勧められたから」などのように導入目的が不明確だと、ツールを活用しきれずに失敗しかねません。
まずはツール導入の目的を明確にすることで、自社にとって必要なツールを見極められます。
導入すべきコンテンツマーケティングツール徹底比較3選!
コンテンツマーケティングツールは多々ありますが、おすすめのツール3選を比較して紹介します。
ツール1:TACT SEO | SEO対策
「TACT SEO」は、キーワードや競合の分析から、記事制作のヒントをもらえるツールです。また、自社サイトと競合サイトを分析し、サイトの課題や問題点を洗い出します。
料金プラン
プラン名 | ライトプラン | プロフェッショナルプラン | エキスパートプラン |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
基本料金 | (月額)50,000円 | (月額)90,000円 | (月額)170,000円 |
従量料金 | オプションあり | オプションあり | オプションあり |
ツール2:BowNow | MAツール
「BowNow」は、Webサイトに埋め込むだけでアクセス解析を始めてくれるツールです。無料でも利用できるため、マーケティング予算が限られている企業にもおすすめです。
料金プラン
プラン名 | フリー | エントリー | ライト | スタンダード | ビジネス |
---|---|---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
基本料金 | 0円 | 10,000円 | 20,000円 | 30,000円 | 問い合わせ |
従量料金 | PV数・リード数に よって課金あり | PV数・リード数に よって課金あり | PV数・リード数に よって課金あり | PV数・リード数に よって課金あり | PV数・リード数に よって課金あり |
ツール3:APP.ASO | アプリストア最適化
コンテンツマーケティングで使うコンテンツは、記事だけではありません。アプリを使ったコンテンツマーケティングを行いたい場合は「APP.ASO」がおすすめ。App StoreとGoogle Playで自社アプリを見つけやすくするためのツールです。
料金プラン
プラン名 | 月額 |
---|---|
初期費用 | なし |
基本料金 | 要相談 |
従量料金 | なし |
まとめ
「コンテンツマーケティングツール」と一口に言っても、その種類は多岐にわたるため、機能面や費用面などで充分に検討する必要があります。
ぜひ本記事で紹介した選び方やおすすめツールを参考に、自社に最適なコンテンツマーケティングツールを見つけてくださいね。 当メディア「kyozon」では、コンテンツマーケティングに役立つツールやサービスを多々紹介しております。資料のダウンロードも可能なので、ぜひご活用ください。
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