セルフ型アンケートツール「Freeasy(フリージー)」アンケート調査の活用法を紹介。
商品開発、マーケティングなどにおけるアンケート調査について、調査の目的の例や調査後の成果などを解説します。
ネットリサーチとはどんなサービス?
ネットリサーチとは「インターネット上で行う市場調査サービス」です。
ネットリサーチでは質問を作成したのちにネット上で回答者を募る形式がほとんど。アンケートの募集~回収までを、すべてオンラインで完結できます。
ネットリサーチのアンケートはPC・スマホから回答ができ、時間や場所の制約が生まれないのが特徴です。この特徴から、アナログ式のアンケートに比べ、多くのデータ・意見を効率的に回収することができます。時間やコストも節約でき、「早く、安く調査がしたい」というときに重宝するでしょう。
またネットリサーチでは、“質問内容に合致した属性を持つ人”だけにターゲットを絞った調査依頼も可能です。この調査方法は「年代や性別など、限定的な範囲の人たちの意見を知りたい」というときに役に立ちます。
ネットリサーチでできることや調査目的は?
ネットリサーチを利用すると、ユーザー(モニター)の「年齢・性別」「居住地」「職業」といったデータや、商品・サービスや体験などに関する意見を調べられます。
調査の目的は企業によりさまざまですが、多くの場合は以下の4つに大別されます。
- 参入マーケットの実態調査
- 商品やサービスの認知度調査
- 購入した商品やその数量、リピート率の調査
- ユーザー満足度の調査
調査で得たデータは、商品、サービスの開発やPR、新市場の開拓戦略、ブランディングなどに活用できます。ユーザーの意見を反映することで、ニーズに合った事業展開を実現可能です。
また収集したデータをもとに、プレスリリースの配信やホワイトペーパーの作成を行う企業も多く見られます。ユーザーのリアルな声を紹介することで、企業としての信頼アップ、権威付けに役立てられるでしょう。
ネットリサーチと紙の調査の違いは?
ネットリサーチと紙の調査を比べると、さまざまな違いがあります。
【紙のアナログ式調査とネットリサーチの比較表】
| 紙のアンケート調査 | ネットリサーチ |
調査票の形式 | 紙の調査票を印刷し配布する | ネット上で回答でき、物理的な紙がいらない |
配布方法 | 会場で直接、または郵送で配布 電話でリサーチする場合もあり | ネット上で実施。訪問や電話リサーチなども不要 |
コスト | 高い | 低い |
調査期間 | 長い | 短期間で実施可能 |
調査対象者の選定 | 必要 | 不要 |
時間や場所の制約 | あり | なし |
集計 | 手作業で集計 | 回答結果が自動集計される |
属性 | 不明確な場合もある | 会員登録の時点で属性が明確になる |
回答数 | 限りがある | 期間内なら無制限 |
回答期限 | 締め切り後に回答が返ってくることも | 締め切り以降は送信されない |
比べてみると、ネットリサーチはデジタル方式ならではのさまざまな利点が多いことがわかります。効率よく低コストで大量のデータを集めたい場合には、ネットリサーチが向いているでしょう。
【kyozon編集部おすすめ】マーケティングリサーチの人気サービス
ここでは、kyozon編集部がピックアップしたマーケティングリサーチの人気サービス2選を紹介します。
- Freeasy
- 診断クラウド「ヨミトル」
それぞれのサービスの特徴を知り、利用場面で使い分けるとより効果的です。口コミ参照や資料請求ができるので、ぜひ活用してください。
【低コストでスピーディーなアンケート調査】Freeasy
内容 | |
価格 |
データクリーニング利用時は15円(税抜) ※2 設問数は10問以内、1,000サンプル以上からの利用 |
主な特徴 |
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- 業種:メーカー / 製造系
- 会社名:-
- 従業員規模:1001〜5000人
- 部署:情報システム部門
- 役職:係長・主任クラス
- 業種:IT / 通信 / インターネット系
- 会社名:-
- 従業員規模:101〜300人
- 部署:マーケティング部
- 役職:係長・主任クラス
独自のアルゴリズムを筑波大学と共同開発し、調査モニターのノイズ除去を実現しました。商品開発や消費者意識調査など、より高度な調査モニターを対象にしたアンケート調査を強みとしています。
また、500円からネットリサーチできるだけでなく、従来、3〜4営業日かかっていたアンケート回収も、数時間から1〜2営業日に短縮できるのが利点です。
低コストかつスピーディーに調査結果を得られるFreeasyは、マーケティング部門の生産性向上に貢献するサービスです。
【ノーコードで制作可能】診断クラウド「ヨミトル」
内容 | |
価格等 |
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主な特徴 |
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ヨミトルは、”誰でも簡単に”にこだわって構築された、診断コンテンツの制作・運用サービスです。
ノウハウがなくても、ノーコードで診断コンテンツを制作でき、改善まで行える特徴があります。
また、コンテンツに訪問したユーザーの診断結果やデモグラフィック情報、離脱率や参加率などのアクセスレポートは、新しいWebプロモーションや商品レコメンド、リード獲得の施策に役立ちます。
ユーザーの情報を取得しつつ、ユーザーへの認知度を高めたり、コンバージョンにつなげたりしたい場合には、前向きに比較検討の候補に入れておくとよいでしょう。
【スピーディなアンケート調査で貴社の新規事業開発を支援】GMO Ask for 新規事業開発
GMO Ask for 新規事業開発
内容 | |
価格等 |
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主な特徴 |
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「GMO Ask for 新規事業開発」は、新規事業を成功に導くための市場調査サービスです。
AIとRPAを駆使し、顧客ニーズの把握、競合分析、製品コンセプトの評価を迅速かつ低コストで提供。市場投入前の準備やリリース後の改善に必要なデータを的確に収集します。新規事業をスピーディーに立ち上げたい企業や、調査コストを抑えたい方に最適です。
【メディアに響くプレスリリースで、マーケティング効果を最大化】GMO Ask for 調査リリース
GMO Ask for 調査リリース
内容 | |
価格等 |
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主な特徴 |
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GMO Ask for調査リリースは、商品やサービスに関する調査結果をもとにプレスリリースを作成し、広報活動を支援するサービスです。
市場調査によるデータの裏付けがあるため、メディアへの露出や取材を増やし、効果的に広報活動を行いたい企業に最適です。
ネットリサーチを利用するメリットは?
ネットを使って回答を集めるネットリサーチには、さまざまなメリットがあります。サービスを利用することで効率よく、かつ大量のデータ収集ができ、自社の事業に活用できるでしょう。
- 大量の意見を低コストで集めやすい
- 短期間で調査から回収まで終えられる
- 年齢や属性がデジタルデータで記録され、集計しやすい
- 調査から分析まで一任でき、手間を減らせる
それぞれのメリットをくわしくご紹介します。
大量の意見を低コストで集めやすい
紙のアンケート調査で情報収集をしようとすると、多くの工程が必要になります。
- アンケート調査票を作成し、紙に印刷する
- 対象者を集め(または郵送し)、調査票を配布する
- 記入してもらったアンケート票を回収する
- 属性や意見などのデータを集計する
- 分析する
一方、ネットリサーチはインターネットで回答してもらうため、印刷や対象者の招集・郵送・配布、回収といったアナログな工程が不要です。結果的に、最小限のコストで調査ができます。
短期間で調査から回収まで終えられる
ネットリサーチは、短期間で調査~回収を終えられる点も魅力です。自分で出向いて調査をする時間・手間はもちろん、回収もネット上で済ませられるため、圧倒的な早さで調査を行えます。
必要なタイミングですぐに調査ができれば、事業戦略にも活かしやすくなるでしょう。
年齢や属性がデジタルデータで記録され、集計しやすい
紙のアンケート調査を集計しようとすると、1枚1枚の各項目を集計し、PCへ入力する必要がありました。
一方ネットリサーチで集めた回答は、あらかじめ年齢や属性がデジタルデータで登録されています。当然集計もかんたんですし、データベース化することで特定の属性を抽出して分析しやすくなります。
また、デジタルデータとして管理することで二次利用がしやすいのも魅力です。
二次利用には事前に許可を取る必要がありますが、特定の意見を抽出し、商品ページの「お客様の声」やプレスリリース、公式サイトへの掲載などさまざまな用途に活用しやすいのは大きな強みです。
調査から分析まで一任でき、手間を減らせる
利用するネットリサーチによっては、調査から分析までをワンストップで依頼できる場合もあります。
こうしたサービスを使えば、別の業務に注力しながらデータ収集、分析が終わるため、業務効率が各段に上がります。
おすすめネットリサーチ20選!それぞれの特徴を比較
ここからは、おすすめのネットリサーチサービス20選をご紹介します。それぞれの特長をチェックし、自社に合いそうなものをピックアップしてみましょう。
LINEリサーチ
内容 | |
提供会社 | LINE株式会社 |
料金プラン |
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無料トライアル | ー |
特徴 |
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公式URL |
LINEリサーチは国内最大級の利用ユーザーを誇るLINEが提供するサービスで、モニター数は635万人と幅広い層のリサーチを実現しています。
特にLINEは利用者の約半数が若年層ということもあり、学生やZ世代を対象とした詳細が調査を実施できるのが大きな魅力です。
また、日常的にLINEを利用するユーザーが多いため、モニターがメッセージに気づきやすく、早いレスポンスでモニター調査を行えるのもLINEリサーチの強みです。プランによってはスマホリサーチだけでなく、インタビューやLINEオリジナル調査も可能。
1歳刻みでターゲットを絞り込めるほか、全クロス集計にも対応しています。
マクロミル
ネットリサーチ業界最大手のマクロミルは、年間20,000件の調査を手掛ける会社です。「安くて高品質」をモットーとしており、マクロミルのモニター会員向けリサーチはもちろん、顧客リストや従業員向けのオープンリサーチも行っています。
豊富な調査プランから自社のニーズに合ったものを選ぶことができ、使い勝手もばつぐん。
最低7万円からと低コストで利用できる点や、リサーチ開始から最短24時間でデータを受け取れる点も魅力です。利用者向けのオリジナル集計ソフトが使えるなど、かゆいところに手が届くサービスを提供しています。
【POINT】
- 業界最大手のノウハウで調査を実施
- 最短24時間、低コストで利用可能
- 専任スタッフがサポートしてくれて安心
楽天インサイト
楽天インサイトは、メーカーから政府までさまざまな組織が利用しているネットリサーチサービスです。圧倒的な会員数を誇る「楽天グループ」の利用者を対象に調査を行うため、短期間で多数の回答を獲得しやすい利点があります。
また、楽天グループが保有するビッグデータを活用している点も魅力です。調査技術向上委員会を設置しているため回答の品質も担保されており、より信ぴょう性の高いデータが得られます。
【POINT】
- 楽天グループの利用会員が対象者のため、大規模調査が実現
- 回答の品質が保証されている
- モニターに事前聴取した生活、買い物、衣食住などのデータをアンケートに反映可能
ネオマーケティング
ネオマーケティングは大手企業も利用する大規模ネットリサーチサービスです。
約2,700万人の会員数は業界最大規模で、徹底したモニター管理、特定条件を満たしたモニターへのアンケート配信システムなどによって信頼度の高い調査データが得られます。
またネオマーケティングでは2023年2月より適切な定性調査対象者をリクルートするサービス(オーディションリクルート)も行っています。
対象者をあらかじめ“オーディション”することで回答時の違和感やミスマッチを防止。効率的かつ効果的な定性調査が行えます。
【POINT】
- 約2,700万人の会員数でさまざまな属性の対象者に調査ができる
- 定量調査・定性調査のほか、“デザイン思考”を取り入れた独自の調査も可能
- 年間40,000件以上の調査実績があり、スタッフのサポートも手厚い
GMOリサーチ
GMOグループが運営する「GMOリサーチ」。国内最大級の2,974万人のモニター数に加え、インターネットサービスで培ったGMOグループのノウハウを活用した調査ができることも特長。
小規模のモニター調査はもちろん、大規模調査にもばっちり対応できます。
GMOリサーチでは調査票作成から集計までをサポートしてくれる「フルサービス」、自社作成のアンケートをモニターに誘導してくれる「サンプルサプライ」、セルフ型アンケートの「DIY」など、ニーズに合ったサービスを選択可能。
会場調査や座談会などの参加者を募るプランもあり、アンケート以外の調査を行いたい場合にも安心です。
【POINT】
- インターネットサービス大手のGMOグループが運営
- モニター数が業界最大規模、大規模調査をしたい場合も対応OK
- データベースに沿った調査のターゲティング配信ができ、無駄打ちせずにすむ
クロス・マーケティング
マーケティングリサーチ会社として20年の歴史を誇るクロス・マーケティング。国内のみならず、世界10ヵ国20拠点へ展開しているため、海外の顧客調査「グローバルリサーチ」にも対応しています。
インターネット上のリサーチはもちろん、メッセージアプリ「LINE」を使ったリサーチや、セルフ型のアンケート調査も可。
オフライン式の会場、電話、郵送調査、ホームユーステストなども依頼できるため、「ネットリサーチで広い意見を集め、限定的なデータをオフラインで集めたい」という場合にも便利です。
【POINT】
- 世界10ヵ国へグローバル展開、海外の顧客調査も可能
- オンライン・オフライン両方のリサーチに強い
- 創業から長年にわたって培ったノウハウ、きめ細やかなサポートが魅力
ドゥ・ハウス
豊富なリサーチサービスを提供しているドゥ・ハウスは、ネット上のアンケート調査やグループ調査のほか、さまざまな調査を行っている会社です。
たとえば多ジャンルのヒット商品の定性データを収集する「解体親書」では、ヒット商品が満たすユーザーの“ウォンツ(ほしいもの)”を分析、レポートを作成してもらえます。また「なまごえ!」というサービスでは、条件に沿って選定したモニター10~50人の“生の声”を収集できます。
生活者の行動に焦点を当てた定性データが得られるため、商品・サービスの開発や仮説づくりに役立つでしょう。
【POINT】
- 定量調査以外にも「解体親書」「なまごえ!」など濃い定性情報が得られる調査あり
- 発注~最短5営業日でデータ回収が可能
- 調査中でも集計結果をチェックできる
インテージ
マーケティングリサーチの老舗「インテージ」は、1,000万人以上の調査モニターを構築しているのが特徴。
登録時に年齢や性別などの基礎データに加え、14テーマのサブ属性も登録されるため、「購入したもの」「結婚・引っ越しの有無」など細かな属性に絞った調査もしやすいのが特徴です。
インテージでは不適切な回答者を除去するなど合計4つの品質管理を実施しているため、より精度の高いデータ収集を行ってもらえます。
調査画面作成~納品までのフルサポート型でも84,000円~、最短48時間でデータ納品が可能なほか、別途調査票の作成、集計や分析も依頼可能です。
【POINT】
- 細かな属性登録によりレアターゲットへのアプローチがしやすい
- 回答の品質管理が徹底されている
- 低コストかつスピーディーな調査が可能
アスマーク
アスマークは独自・提携を合わせて約1,697万人のモニターを有するネットリサーチサービスです。
伴走型のネットリサーチサービスを提供しているのが特徴で、依頼時にはヒアリングを通じて最適な調査を提案してもらえます。また、調査票作成後はチェックを行い、矛盾質問や答えにくい質問がないかも確認してくれるため、ネットリサーチに慣れていない企業でも安心して調査ができます。
アンケートシステムも優秀で、回答者ごとに選択肢をランダム表示する機能や、選択肢の再表示、分岐設定などにも対応。
オーダーメイド式なので無駄なコストをかけず、自社にぴったりなネットリサーチプランを作成してくれるのもうれしいポイントです。
【POINT】
- ていねいなヒアリングで最適な調査方法を提案してもらえる
- オーダーメイド型リサーチで高精度・高品質なデータ収集が可能
- サポートが充実しているので安心
Fastask
Fastaskはセルフ型のネットリサーチサービスです。調査票の設問や選択肢は自社で作成する必要がありますが、内容を日本語の専門家がチェックしてくれるため、作法やロジック、設問構成のミスを防げるのが大きな利点です。
さらに、Fastaskでは稼働している会員(アクティブモニター)が常に300万人在籍しているのも特長。
登録情報の更新、重複登録防止、不正回答への対処なども徹底されており、常に最新の生きた意見が収集できます。
【POINT】
- セルフ型で低コスト、ハイスピード納品が可能
- 日本語のプロフェッショナルによりチェックがあり、設問ミスを防げる
- アクティブモニターが可視化されている
Sprint
Sprintはチャットインタビューが手軽にできるネットリサーチサービスです。
5分で対象者とマッチングができ、企業側は30分の1on1チャットインタビューが実施可能。日程調整の手間もいらず、インタビュー終了後はログデータが即納品されます。
対象者は性別や年代、未既婚などの6つの基本属性に応じて絞り込みが可能。月額製の「アンリミテッドプラン」もあり、定額無制限で何度もインタビューが実施できます。
【POINT】
- 使い慣れたメッセージアプリのような感覚で定性データを収集できる
- 定量データ収集(アンケートなど)の機能はない
- 定額無制限プランもあり、同じ月内なら何度でも使い放題
YOSHINA
YOSHINAはAIを活用した音声・テキスト分析ができるネットリサーチサービスです。
特色としてはコールセンターログや議事録などの「音声」、SNSやレビューなどの「テキスト」をAIが集計、分類、分析してくれるサービスがあり、分析データは顧客満足度アップやクレームの減少対策などに活用できます。
定性情報の分析はもちろん、最大1万人へのモニターアンケートなども実施可能なため、欲しい情報を効率よく収集できるのが魅力です。
【POINT】
- AIを活用し音声・テキストから顧客の意見を分析できる
- 音声データのテキスト化も依頼可能、文字お越しの工数を減らせる
- 調査~分析までを一任でき、定性データを効率よく正確にとらえやすくなる
Research+
Research+(リサーチプラス)は低コストでアンケート調査ができるネットリサーチサービスです。
画面作成~集計データの納品までの通常リサーチプランでも4万円~、5問100回答までの簡単アンケートプランなら1万円で調査を依頼できます。また地図情報とモニター情報の連動により、半径距離・沿線・車移動時間圏といった細かなエリアセグメント調査も可能です。
取材協力者の募集サービスや世界約30ヵ国を対象にしたグローバルリサーチ、サンプリングなどにも対応しており、ニーズに合った調査を依頼できます。
【POINT】
- 低コストで利用でき、最短1時間で回収可能
- エリアセグメント調査にも強い
- 取材協力者募集などの調査サービスも充実
100人アンケート
100人アンケートは、高品質・低コストでネットリサーチが利用できるサービスです。
アンケートの草案を提出するとサポートチームが添削、絞り込み条件の追加、内容の設定を行ってくれ、そのままアンケートの実施、回収まで一任できます。
アンケート終了後は結果をすぐに納品してくれるため、自社の事業・施策にも活かしやすいのが特徴。クロス集計によって設問間の関連性を分析できるほか、記述式設問による定性データの収集も可能。精度の高いデータを集められます。
【POINT】
- 低コストで高品質な回答を集められる
- アンケートの添削~集計、レポート作成をお任せできる
- 回答データは集計された状態で終了後すぐ確認できる
リアルワン株式会社
リアルワン株式会社は、社外向けだけでなく「社内向け」のアンケート調査も得意な企業です。
ネットリサーチサービスの「Webアンケート実施システム」では、CS調査や代理店調査だけでなく、従業員の満足度調査、360度評価、人事考課向けのアンケートも実施可能。利用した分だけの従量課金制なので、必要な時に必要なだけのコスト消費で済む点が魅力です。
アンケート結果は同社のWeb集計システム上で自動集計され、平均値、割合、クロス集計もボタン操作のみで完了。Excelの関数やピボットテーブルの知識がなくても、かんたんにデータを分析できます。
【POINT】
- 人事用の社内向けアンケートにも強いネットリサーチ
- 準備からフィードバック・納品までスタッフがサポートしてくれる
- Web上でデータを自動集計してくれるので抽出、分析がかんたん
Surveroid
セルフ型のアンケートツール・Surveroidは、350万人いるモニターを調査できるネットリサーチサービス。
アンケート作成画面がシンプルかつ分かりやすいため、慣れていない人でも直感的に操作できます。また、分からない点はスタッフがていねいにサポートしてくれるため安心。
アンケート結果は付属の集計ツールで手軽に集計でき、グラフ、レポートの出力もかんたん。不正回答や重複登録の排除など、精度を高めるための取り組みも徹底されています。料金が1万円~と手頃なのも魅力です。
【POINT】
- セルフ型で簡単に調査画面・設問が作成できる
- アンケート作成をスタッフがサポートしてくれる
- 付属の集計ツールで分析、出力もラクラク
Pontaリサーチ
Pontaリサーチは、ポイントサービス「Ponta」を活用したネットリサーチサービスです。
単独パネル数は200万人以上、年齢や性別などの属性バランスに偏りが少ないため、より正確なデータ収集が実現します。Pontaの実利用データを活用したスクリーニング・分析もでき、対象者の生活に沿ったデータ分析が可能です。
セルフ型での利用のほか、相談すれば調査票作成~レポートまでの従来型サービスも利用できます。(追加費用あり)
【POINT】
- Ponta会員の属性・行動・購買データを活用し調査ができる
- 画面作成~レポート納品まで最短10営業日
- 老若男女バランスの取れたモニターデータが収集できる
プラスワンリサーチ
プラスワンリサーチは、5万円からの低コストで利用できるネットリサーチサービスです。Webアンケートをはじめ通年・定期的な顧客満足度調査、展示会アンケートなども提供。
アンケート結果はリアルタイムで常時閲覧でき、専用URL・QRコード発行による「回答者とデータの自動紐づけ収集」も可能です。さらにアンケート集計や解析を委託できるサービスもあり、より専門的な分析データが必要なときにも役立ちます。
【POINT】
- 低コストで利用でき、多様な調査を依頼できる
- アンケート結果のリアルタイム閲覧機能、回答者とデータの紐づけ機能あり
- アンケート集計サービスを活用すれば担当者の負担減につながる
LIFE PEPPER
LIFE PEPPERはグローバルリサーチに長けたネットリサーチサービスです。世界30ヵ国・1,000社以上の支援実績データ、100万人を超えるグローバルモニターを保有しており、国境を超えた情報収集ができる点が同社の強みです。
同社が提供する「訪日インバウンド調査サービス」では、日本に興味を持った外国人や訪日外国人へのリサーチを実施。
ネットを活用したデスク調査、アンケートによるパネル調査のみならず、街頭調査やインタビュー、在日外国人へのファンリサーチなども行っています。訪日外国人向けのインバウンド戦略を検討している企業にとっては、心強い味方となってくれるでしょう。
【POINT】
- 世界各国・100万人以上のモニターからグローバルな情報を収集できる
- SNSや口コミ、アンケート、街頭調査など多様な手法で調査をしてもらえる
- 訪日外国人向けのビジネス・インバウンド対策におすすめ
ゼネラルリサーチ
ゼネラルリサーチは、1,000万人を超えるモニターによる大規模調査が可能なネットリサーチサービスです。モニターの属性パネルには42の項目が設定されており、属性を絞り込んだ効率的・効果的なネットリサーチが実現します。
ニーズ探索、認知度調査、キャッチフレーズ調査など6種類の調査が提供されており、調査方法のカスタマイズもOK。調査票の作成から集計までお任せできるほか、オプションで分析やクロス集計も依頼可能です。
【POINT】
- モニター数1,000万人以上、細かな属性分け&絞り込んだ調査が可能
- 課題に応じた6種類の調査があり、カスタマイズも自在
- 調査表作成から分析まで一任でき、サポートも手厚い
ネットリサーチ比較時に見るべきポイントは?
ネットリサーチを比較する際には、次の5点をチェックしましょう。
- 調査期間とコスト
- モニターの質
- 会社の信頼性
- 定量調査と定性調査のどちらか
- 従来型かセルフ型か
それぞれの要点を解説します。
調査期間とコスト
ネットリサーチを選定する際は、調査期間やコストを比較しましょう。
「ネットリサーチ=回収までが早い」というイメージがありますが、実際に必要な期間は人それぞれです。また、委託する工程数によってもコストは変化します。
ある程度絞れて来たら、自社の希望する期間で調査してくれるか、またコスト面をクリアしているかを必ずチェックしましょう。さらに「内容はいいけれど予算が」という場合は、内容とコストを比較したうえで検討してみましょう。
モニターの質
モニター登録者数は多いほど回答が得られやすいですが、悪質な回答や不正回答が混ざっているケースも少なくありません。信ぴょう性が低い情報は、データとして不正確になってしまいます。
多重登録、多重回答ができないシステムを取り入れているサービスを選ぶなど、あらかじめモニターの質についてもチェックしておきましょう。
会社の信頼性
ネットリサーチを選ぶ際は、会社のサポート体制や不正登録への取り組みなどもチェックしておきましょう。
あらかじめ口コミや導入事例を確認し、会社のサポートが十分にあるか、信用できるかを調べたうえで選定することをおすすめします。
無料トライアルなどでお試し利用をしてみて、ベンダーの対応をチェックするのも良い方法です。
定量調査と定性調査のどちらか
定量調査とは数値で表せる回答を使った調査のこと。定性調査はインタビュー、自由回答などの「数値にできない意見」を吸い上げる調査のことを指します。
ネットリサーチでは、定量調査と定性調査のいずれかで調査を行うケースがほとんどです。どちらが適しているかは、調査の目的や知りたい情報によって変わります。
たとえば「購入数」を知りたい場合は定量調査が向いているでしょう。一方、「ユーザーの意見や感想」を知りたい場合は定性調査が最適です。
どちらの調査方法を使っているのか(また両方の調査が可能か)をチェックしたうえで、サービスを比較検討しましょう。
従来型かセルフ型か
ネットリサーチは、会社やプランでサービスの範囲が異なります。
たとえば従来型のネットリサーチサービスでは、調査から集計、分析をすべて委託可能です。一方セルフ型は、「調査の実施」のみを委託し、質問調査票やアンケートの作成、集計、分析を自社で行う方式です。
前者はワンストップで依頼できるため調査工数を減らせますが、コストは高めになる傾向があります。後者はコストが抑えられますが、集計や分析に関するサポートは受けられないことがほとんどです。
手間やコストを含め、サービス提供範囲を決めるとよいでしょう。
ネットリサーチ利用時の注意点
ネットリサーチを利用する際には注意点もあります。
ターゲットに応じて紙とネットを使い分ける
ネットリサーチは年代に偏りが生じやすいのがネックです。そもそもネットを利用する層が若年~中年世代に偏っているという事情があり、高年齢層のネット人口が少ないという性質があります。
最近ではITスキルの高い年配層も増えつつありますが、それでも若年層に比べれば少数派です。
高年齢層向けの商品・サービスの意見を吸い上げたい場合は、従来式の紙のアンケート調査のほうがより精度の高い情報が得られやすいでしょう。
匿名登録OKなネットリサーチはやや信頼性に欠けることも
ネットリサーチには匿名登録OKなサービスも多く見られます。しかし匿名式のサービスでは、本来と異なる年齢・性別を装って回答をしている人がいるのも事実です。
より信ぴょう性の高いデータを集めたい場合は、実名登録や本人確認を行っているネットリサーチサービスを選ぶことをおすすめします。
ネットリサーチサービスの利用でよくある疑問
ネットリサーチサービスを利用するにあたって、よくある疑問についてお答えします。
- ネットリサーチにかかる料金は?
- ネットリサーチのデメリットは?
- パネルリサーチとは?
サービスを利用する際の参考にしてください。
ネットリサーチにかかる料金は?
インターネット調査の場合、質問数と回答数ごとに以下の料金が相場です。
- 5問100回答:1〜5万円ほど
- 10問500回答:10〜20万円ほど
- 30問1000回答:40〜60万円ほど
サービスごとに料金は細かく設定されているため、質問数と欲しい回答数を決めてからプランを選択すると良いでしょう。また、企画や集計・分析なども依頼するとオプション料金が必要になります。
ネットリサーチのデメリットは?
ネットリサーチは便利な反面、以下のようなデメリットもあります。
- 回答者の年齢層などに偏りが出やすい
- 回答の信憑性に疑問符がつく
- スマホでの回答には問題点が多い
インターネットを使った調査方法だと、年齢層による偏りが出やすいです。インターネットを利用しない人たちの回答が得られない点を考慮しておきましょう。また、複数人を装って回答する恐れもあり、調査結果の信憑性に欠けるという問題もあります。
最近はスマホによる回答も増えてきいますが、スマホだと途中離脱が多かったり、設問の見落としがあったりなど、いくつかの問題点も指摘されています。
パネルリサーチとは?
パネルリサーチとは、同一の対象者へ同一の質問を「一定期間内に複数回」実施する方法です。
パネルリサーチをすることで、時間経過による商品の購入チャネル、購入頻度、購入金額などの推移を知ることができます。市場の動向や予測などを知ることにも役立つでしょう。
一方、対象者を毎回変えつつ複数回にわたって調査する方法は、トラッキング調査と呼ばれます。また、一回限りの調査方法をアドホック調査と呼びます。
まとめ
手間もコストもかかりがちな「アンケート調査」ですが、ネットリサーチを利用すればオンラインで効率的にデータを集められます。また従来型のネットリサーチサービスでは、データの集計や分析、レポートの作成まで行ってくれる場合もあります。
そもそも、ただでさえリサーチには多くの時間がかかるものです。ネットリサーチでリサーチ業務を外注すれば、効率よくデータ収集ができ、コストの削減、担当者の負担減にもつながるでしょう。
今回ご紹介した情報を参考にしつつ、ぜひ自社に合ったネットリサーチサービスを探してみてください。