SimpleConnectとは
SimpleConnectとは、Cloopen株式会社が提供しているクラウド型のコンタクトセンタープラットフォームです。
パソコンとインターネット回線さえあれば新規設備や工事が不要なため、コールセンターを簡単に構築できます。
また、ブラウザフォンのため専用アプリをインストールする必要がなく、セットアップも不要です。
SimpleConnectの特徴として、下記の4つがあります。
- 最短2営業でシステムを構築できる
- ブラウザフォンのため専用アプリをインストールする必要がない
- コールセンターやBPOから個人事業主まで、規模の大小問わず200社以上の実績がある
- 電話やメール、チャット、SNSといった異なる経路からの問い合わせを運用・一括管理できる
また直感的なUIで設計されているので、ITツール操作に自信がない企業でも安心して操作できます。
SimpleConnectの料金プランは、下記の通りです。
詳細 | |
初期費用 | 1,980円 |
料金プラン(月額) | 1,980円/ID |
機能 |
|
次に、SimpleConnectの主な機能を見ていきましょう。
SimpleConnectの主な機能
SimpleConnectの主な機能は、下記の通りです。
- コールセンター機能
- 業務効率化機能
- ビジネスフォン機能
- その他機能
それぞれ解説していきます。
コールセンター機能
コールセンター機能の詳細は、下記の通りです。
- モニタリング
- Q&A登録
- ACD(自動着信振分)
- 通話録音
それぞれ解説していきます。
モニタリング
モニタリングでは対応中の電話をリアルタイムで聴けるので、通話終了後すぐにフィードバックを行えます。
Q&A登録
Q&A登録では、よくある質問の回答を登録することにより顧客が抱える問題・疑問を解決できます。
ACD(自動着信振分)
ACD(自動着信振分)は、オペレーターの対応状況に応じて着信を自動配分できます。
通話録音
通話録音は、通話を録音したり履歴や録音データを確認したりできます。
業務効率化機能
業務効率化機能の詳細は、下記の通りです。
- ワンクリック発信
- ポップアップ
- IVR(自動ガイダンス)
ひとつずつ解説していきます。
ワンクリック発信
ワンクリック発信は、顧客情報の電話番号をクリックするだけで架電できます。
ポップアップ
ポップアップでは、電話着信時に通話相手の情報が画面上に表示されます。
IVR(自動ガイダンス)
IVR(自動ガイダンス)では、自動音声を活用して通話の処理を行います。
ビジネスフォン機能
ビジネスフォン機能は複数の転送先を設定しておいて、応答がないものを節電する機能です。
その他機能
その他機能の詳細は、下記の通りです。
- オペレーター管理
- レポート出力
- 顧客情報との連携
- 対応状況管理
それぞれ解説していきます。
オペレーター管理
オペレーター管理では、オペレーターの稼働状況を確認できます。
レポート出力
レポート出力は、稼働実績をレポートして出力できます。
顧客情報との連携
顧客情報との連携とは、通話記録を顧客情報に追加できる機能です。
対応状況管理
対応状況管理では、オペレーターの稼働実績を期間ごとで確認できます。
SimpleConnectを導入するメリット
ここまで、SimpleConnectの主な機能をお伝えしました。
続いて、SimpleConnectを導入するメリットを解説します。
- 顧客対応業務を効率化できる
- レポート機能が充実しているため多様な分析ができる
- サポート体制が充実している
- スピーディに導入できる
ひとつずつ解説していきます。
顧客対応業務を効率化できる
SimpleConnectを導入するメリットは、顧客対応業務を効率化できる点です。
ひとつのプラットフォームだけで、下記に挙げる幅広いチャネルを管理できます。
- 電話
- SNS
- メール
- 音声認識
- チャットボット
顧客とコミュニケーションを図る際に必要なチャネルが整っている点が、大きなメリットです。
またワンクリック発信やポップアップといった、架電時に役立つ機能も利用できます。
受信デバイスはマルチ対応なので、オールインワンで各種コミュニケーションツールを管理しながら、各種CRMと連携も可能です。
こちらの記事ではCRMの概要やおすすめのツール、選ぶ際のポイントを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
レポート機能が充実しているため多様な分析ができる
SimpleConnectはレポート機能が充実しているため、多様な分析を行えます。
搭載されているレポートの種類は、下記の通りです。
- 座席レポート
- スキル別れポート
- 着信・発信レポート
- スキルグループレポート
- アンケート結果レポート
- ワークオーダー処理レポート
オペレーターの稼働状況やさまざまな項目を数値化することで、業務課題を可視化できます。
分析結果を基準にして、KPIや明確な事業計画を立てられるでしょう。
こちらの記事では、BtoBマーケティングにおけるKPIの設定方法や重要性を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
サポート体制が充実している
SimpleConnectはサポート体制が充実している点も、導入メリットのひとつです。
電話とメールでのサポートに対応しており、日本語以外に英語と中国語に対応しています。
ほかには、SalesforceやHubspot、デコールCC.CRM3、楽テルなど、連携できるサービスも豊富です。
スピーディに導入できる
SimpleConnectを導入するメリットは、スピーディにプラットフォームを導入できる点です。
実際にCTIシステムを導入する際は、「新しく設備を整える必要がある?」「導入から稼働させるまでに時間がかかりそう」と不安に感じている企業も少なくないはずです。
SimpleConnectは最短2営業日でCTIシステムを構築できるため、仮にコンタクトセンターを早急に立ち上げる場合でも問題ありません。
CTIシステムを選ぶときのポイント
ここまで、SimpleConnectを導入するメリットをお伝えしました。
続いて、CTIシステムを選ぶときのポイントを解説します。
- 導入実績があるか
- 業務を効率化できるか
- 品質に問題がないか
- コストは予算内に収まっているか
- 稼働可能までの日数は短いか
- 外部システムと連携が可能かどうか
- インバウンド・アウトバウンドのどちらに対応しているか
ひとつずつ解説していきます。
導入実績があるか
CTIシステムを選ぶ際は、導入実績があるか確認しましょう。
導入実績は、システムの信頼性や安定性を図る指標として重要です。
利用事例や導入企業数を参考にしながら、下記の確認を行います。
- 同業他社への導入実績がどれくらいあるか
- 自社の課題を解決してくれるサービスであるか
導入実績が多いCTIシステムであれば、豊富なノウハウを蓄積している可能性は高いです。
コールセンターへ導入を検討する際は、利用実績が多いシステムを選びましょう。
業務を効率化できるか
CTIシステムを導入することで、業務を効率化できるかどうかも選定のポイントです。
例えば管理者の業務を効率化する場合は、下記の機能があるか確認しましょう。
- レポート機能
- モニタリング機能
- 自動音声応答機能
- ACD(自動着信振分)
コールセンターにおいて、ヒアリングから手続きまでを自動化で一気通貫できれば、業務を大幅に効率化できます。
品質に問題がないか
コールセンター業務に必要なオールインワンのCTIシステムを選ぶ際は、通話の品質に問題がないか確認しましょう。
特にカスタマーサポート業務を行う際は、通話品質は重要です。
音声が聞こえにくかったり途切れたりしてしまうと、トラブルの原因になります。
そのため「通話が安定している」「音質がクリア」なCTIシステムを選びましょう。
コストは予算内に収まっているか
コストが予算内に収まっているかは、CTIシステムを選ぶ際のポイントです。
CTIシステムを利用するには、下記のコストが発生します。
- 初期費用
- 月額料金
- 通話料金
初期費用は0円〜数十万円、月額料金も0円〜数万円、通話料金は秒・分単位の従量課金性です。
そのため着信時間が短かったり、着信後すぐに切断されてしまう場合は、秒単位の課金制を選ぶと通話料を削減できます。
まずは自社の業務でどれくらい通話を行うか把握したうえで、最適なプランを選びましょう。
稼働可能までの日数は短いか
CTIシステムを選ぶにあたって、稼働可能までの日数の期間も重要です。
下記では、CTIシステムの導入期間を表にまとめました。
CTIシステム名 | 導入期間 |
Simple Connect | 最短2営業日 |
CallConnect | 最短5分 |
OSARA | 最短3営業日 |
List Navigator. | 最短翌日 |
ComDesk | 最短3営業日 |
搭載されている機能だけでなく、稼働開始までにどれくらいの期間が必要なのか把握しておきましょう。
外部システムと連携が可能かどうか
CTIシステムは外部システムと連携することで、さらに効率的に業務を遂行できます。
そのため導入するCTIシステムが、外部システムと連携できるかどうか確認しましょう。
仮にコストをかけてシステムを導入した場合でも、CRMやSFAと連携できなければシステムの利便性を活かせず勿体ないです。
かえってデータ入力が必要になってしまい、業務量を増やしてしまう恐れもあります。
CTIシステムを選ぶ際は、自社で活用している外部システムやツールと連携できるか確認しておきましょう。
こちらの記事では、SFAを選ぶ際のポイントや活用方法、10個の営業支援システムを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
インバウンド・アウトバウンドのどちらに対応しているか
CTIシステムの種類には、インバウンドとアウトバウンドの2種類があります。
それぞれの特徴は、下記の通りです。
種類 | 特徴 |
インバウンド |
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アウトバウンド |
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発信と着信の両方を行う場合は、インバウンド・アウトバウンドの両方が備わったCTIシステムもあります。
ただし両方に特化したシステムはないので、利用目的を明確にして適切なシステムを選びましょう。
【kyozon編集部おすすめ】あわせて検討したいCTIシステム
ここまで、CTIシステムを選ぶときのポイントをお伝えしました。
続いて、kyozon編集部がおすすめするCTIシステムを2つ紹介します。
- Re:lation(リレーション)
- スケッターズ
それぞれ紹介していきます。
Re:lation(リレーション)
内容 | |
提供会社 | 株式会社インゲージ |
初期費用 | 15,000円〜 |
料金プラン(月額) | 12,800円〜 |
機能 |
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Re:lation(リレーション)とは、電話やメール、チャットなどからの問い合わせを一元管理できるカスタマーサポート管理ツールです。
顧客対応時に発生する二重返信や対応漏れ、問い合わせの属人化を防ぐ機能が搭載されています。
Re:lation(リレーション)では、メールを送信する際に発生する誤字脱字があった際はハイライトで表示されます。
また、上司の確認が必要なメールはワンクリックで依頼できるため、ダブルチェックが簡単です。
レポート機能を活用することで対応時間の分析もできるので、人材教育にも役立てられるでしょう。
スケッターズ
内容 | |
提供会社 | LIFE STYLE株式会社 |
初期費用 | 100,000円〜 |
料金プラン(月額) | 400,000円〜 |
無料トライアル | 要問い合わせ |
スケッターズとは、BtoBやSaaS事業に特化したオンラインセールスのアウトソージングサービスです。
2020年に立ち上げたSaaSビジネスの支援実績は、20社30サービスにのぼります。
またオンラインセールスのノウハウも豊富で、実績は下記の通りです。
- 商談数:100,000回以上
- 開拓代理店数:500社以上
- 獲得契約数:20,000回以上
- コール数:1,000,000回以上
デジタルマーケティングだけで獲得できなかったリードを、ノウハウを駆使したオンラインセールスで獲得できるでしょう。
List Navigator.
List Navigator.
内容 | |
提供会社 | 株式会社Scene Live |
初期費用 | 100,000円 |
料金プラン(月額) | 10,000円 |
機能 |
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List Navigator.は累計導入者数2,400社を誇るクラウド型アウトバウンドコールシステムです。
発信リスト管理、ステータス・見込み管理、自動分析機能、プレディクティブコール(多回線同時発信機能)など、アポイントの獲得効率を底上げするために必要な機能が搭載されています。
まとめ
今回は、SimpleConnectの主な機能や導入メリット、検討すべき他のCTIを紹介しました。
SimpleConnectとは、Cloopen株式会社が提供しているクラウド型のコンタクトセンタープラットフォームです。
主な機能として、下記の4つがあるとお伝えしました。
- コールセンター機能
- 業務効率化機能
- ビジネスフォン機能
- その他機能
また、「顧客対応業務を効率化できる」「サポート体制が充実している」などのメリットもあります。
本記事でお伝えしたCTIシステムを選ぶ際のポイントや他のCTIシステムを参考にして、自社に合ったシステムを選びましょう。
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