WiLL Mailとは
WiLL Mail(ウィルメール)とは、株式会社サパナが提供するメール配信システムです。
プログラミングの知識が不要で、HTMLメールを簡単に作成できます。
WiLL Mailの特徴は、下記の通りです。
- 分析機能の種類が豊富
- 1ヶ月単位での契約が可能
- スマートフォン表示に完全対応
- 配信結果はヒートマップやグラフで比較分析
累計導入者数は2,100社を超えており、金融や公的機関、メーカーといった幅広い業種で活用されています(2023年7月時点)。
WiLL Mailの料金プランは、下記の通りです。
シンプルプラン | プレミアムプラン | |
導入費用 | 0円 | 0円 |
月額料金(税別) | 4,000円〜 | 10,000円〜 |
また14日間の無料トライアルも備わっているので、導入前に機能面や操作性を確認できます。
ただし配信件数には制限があるので、覚えておきましょう。
WiLL Mailの主な機能
WiLL Mailの主な機能は、下記の7つです。
- メール配信機能
- メール作成機能
- メール分析機能
- データ管理機能
- セキュリティ機能
- オプション機能
- API機能(プレミアムプランのみ)
それぞれ解説していきます。
メール配信機能
WiLL Mailのメール配信機能の詳細は、下記をご覧ください。
機能 | 特徴 |
レスポンシブデザイン完全自動対応・ HTMLメール作成 |
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テキストメール作成 | テキストメールの作成が可能 |
マルチパート配信 |
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装飾メール作成 | 携帯向けの装飾メールの作成が可能 |
絵文字対応 | NTTドコモ・au・ソフトバンクモバイルで 共通した絵文字を利用できる |
携帯メール配信 |
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SPF,Sender-ID補助機能 |
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オプトインメール配信 | ユーザーの配信停止を管理して、メール希望者だけに配信できる |
配信スケジュール予約 |
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テストメール機能 | 配信前に、関係者にテストメールを送信して、 表示内容やリンク先を確認できる |
配信一時停止機能 | 配信中のメールを一時停止できる |
ファイルダウンロード機能 |
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ターゲットメール配信 |
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ステップメール配信 |
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レコメンドメール配信 | 利用しているレコメンドエンジンと連携することで、ユーザーに最適なレコメンドメールを配信できる(別途、外部のレコメンドエンジンサービスと契約が必要) |
ちなみにターゲットメール配信とステップメール配信、レコメンドメール配信は、プレミアムプラン限定なので覚えておきましょう。
メール作成機能
WiLL Mailのメール作成機能の詳細は、下記をご覧ください。
機能 | 特徴 |
パーソナライズタグ機能 | 名前や会社名といった個別情報をメールの本文・件名に 差し込み表示できる |
メールテンプレート機能 | 事前にレイアウトを登録することで メールの雛形を登録できる |
メールコピー機能 | 過去に配信もしくは編集中のメールをコピーして、 メール作成できる |
コンテンツコピー機能 | 使用頻度の高いコンテンツを登録して、 コンテンツ単位でメール作成する際に利用できる |
コンバージョン機能 | ユーザーがメールからWebサイトに移動して、 目的のページに遷移したかどうか判別できる |
URLリンク自動抽出 | 自動的にメール本文内のURLをリストアップして、 クリックカウントを設定できる |
配信数表示 |
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プレビュー | メールコンテンツを画面で確認できる |
テストメール | メールプレビューを配信して、そのままの内容を確認できる |
スマートリンク機能 |
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バックナンバー機能 | 作成メール配信後、バックナンバーURLが自動で作成される |
配信ターゲット条件抽出 | ユーザー属性から複数の条件を設定して、配信対象を絞り込める |
カスタマイズ条件 |
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上記表の配信ターゲット条件抽出とカスタマイズ条件は、プレミアムプランなので覚えておきましょう。
メール分析機能
WiLL Mailのメール分析機能の詳細は、下記をご覧ください。
機能 | 特徴 |
開封分析 |
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リピート開封率 |
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開封比較分析 | メールを複数選択して表示でき、メールごとの開封率を比較しながら閲覧できる |
クリックカウント分析 |
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リピートクリック率 |
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ファーストタッチ分析 | 最初にクリックされたリンクを集計・分析できる |
ヒートマップ機能 |
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クリックカウント比較分析 | 複数のメールを選択・表示でき、メールごとでクリックカウント数を比較・閲覧できる |
コンバージョン分析 |
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コンバージョン比較分析 | 複数のメールを選択・表示でき、メールごとのコンバージョン数を比較・閲覧できる |
レスポンス推移分析 |
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デバイス推移分析 | メール配信先のクリックやドメイン、コンバージョンの デバイスを分析して、比率を確認できる |
曜日・時間分析 | ユーザーがメールに反応するタイミングを、 曜日・時間帯で確認できる |
メルマガ推移分析 | 複数メールの開封率や配信件数、クリック総数を 比較・閲覧できる |
配信エラー(リターンメール)分析 | エラーメールの理由を分析して振り分ける |
アプトアウト(配信停止) | ユーザーがワンクリックで画面遷移して、配信を停止できる |
配信時間確認 | 配信に要した時間を確認できる |
ユーザー行動履歴分析 |
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ほかにもGoogleアナリティクス連携を活用することで、メールからWebサイトに移動した際に、ユーザーの行動履歴を分析できます。
設定はワンクリックでできるため、手間がかかりません。
データ管理機能
WiLL Mailのデータ管理機能の詳細は、下記をご覧ください。
機能 | 特徴 |
データベース作成機能 | メールを一斉配信するためのデータベースを作成できる |
データインポート機能 | 作成データベースに、顧客データを一括・個別で登録できる |
配信停止リスト機能 |
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重複登録フィルタ機能 | データを取り込む際に重複の可否を設定できる |
データ検索機能 | 設定項目を活用して、任意の条件に合致するレコードをデータベースで検索できる |
ちなみに重複登録フィルタ機能とデータ検索機能は、プレミアムプラン限定なので覚えておきましょう。
セキュリティ機能
WiLL Mailのセキュリティ機能の詳細は、下記をご覧ください。
機能 | 特徴 |
IPアドレス制限設定 | 管理画面へログインする際にIPアドレス制限を設けられる |
配信履歴検索機能 | 過去の配信結果を顧客情報から検索できる |
管理者別権限設定 | メールやデータベースの編集、スケジュール権限をオペレーターごとで設定できる |
操作ログダウンロード | 管理者ごとで操作ログを閲覧できる |
メール送信サーバーのSTARTTLS対応 | メール送信時のSTARTTLSに対応しているので、ハッキングやなりすましを防げる |
承認機能 |
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DKIM設定 | 迷惑メール対策技術である「DKIM」を設定できる |
また2要素認証を活用することで、通常のログインパスワードだけでなく、セキュリティ性の高いログイン環境を構築できます。
オプション機能
WiLL Mailのオプション機能には、独自ドメインとメール登録フォームがあります。
独自ドメインとは、クリックカウント取得用のリダイレクトURLを、ユーザー用URLに変更できる機能です。
メール登録フォームでは、メルマガ登録フォームを作成できます。
ちなみにそれぞれの月額料金は、「独自ドメイン=月額5,000円(税抜)」「メール登録フォーム3,000円(税抜)」です。
API機能(プレミアムプランのみ)
WiLL MailのAPI機能の詳細は、下記をご覧ください。
機能 | 特徴 |
データ登録/更新API |
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データ登録API(登録のみ) |
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データ更新API(更新のみ) |
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データ削除API | DBのレコードを削除する |
CSV一括更新API | CSVファイルをダウンロードして、 DBのレコードを一括更新する |
オートメール実行API | パラメーターで指定する「キー」「ターゲットDB」に対して、 オートメールを実行する |
メール配信拒否リストCSVダウンロードAPI |
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フラグ更新API「オプトアウト」情報の追加・削除 | 値に対応する「オプトアウト」情報を追加・削除する |
フラグ更新API「配信停止リスト」追加・削除 | 「配信停止リスト」にメールアドレスを追加・削除する |
配信完了一覧API | パラメータの指定日付から、配信完了メールを一覧で取得できる (ステップメールは含まない) |
また配信結果ダウンロードAPIは、「キャンペーンID」の配信結果をCSVで出力できます。
出力されたCSVファイルの形式は、管理画面からダウンロードされるものと同じ内容です。
WiLL Mailを導入するメリット
ここまで、WiLL Mailの主な機能をお伝えしました。
続いて、WiLL Mailを導入するメリットを解説します。
- ドラッグ&ドロップでHTMLメールが制作できる
- レスポンシブデザインに対応している
- 複数人操作に対応している
ひとつずつ解説していきます。
ドラッグ&ドロップでHTMLメールが制作できる
WiLL Mailを導入するメリットは、ドラッグ&ドロップでHTMLメールを制作できる点です。
マウス操作だけで簡単にHTMLメールを作成できるので、制作コストを大幅に削減できます。
そのため余った時間は、別の業務に時間を割けるでしょう。
また、文字のスタイルや余白を自由に設定したり、レイアウトを変更できたりします。
レスポンシブデザインに対応している
WiLL Mailは、レスポンシブデザインに対応している点が導入メリットです。
パソコンやスマートフォン、タブレットの画面サイズに応じて最適なレイアウトで表示されるため、どのデバイスで閲覧しても最適に表示されます。
そのためデバイスごとのメール作成コストを削減できるでしょう。
複数人操作に対応している
WiLL Mailの導入は、複数人操作に対応している点がメリットです。
1つのアカウントで最大100個データベースを一度にインポートできるので、ストレスなく運用できます。
そのため「部署ごとでリストを分けたい」「担当者ごとでリストを分けたい」と考えている企業に適しているでしょう。
またオペレーターごとにリスト閲覧利用権限も設定できるので、セキュリティ性の高い運用が可能です。
WiLL Mailの導入に向いている企業の特徴
ここまで、WiLL Mailを導入するメリットをお伝えしました。
続いて、WiLL Mailの導入に向いている企業の特徴を解説します。
- コストを減らしたい
- メルマガ配信を効率化したい
- メルマガ配信を改善したい
- セキュリティ対策が万全のメルマガツールを導入したい
ひとつずつ解説していきます。
コストを減らしたい
WiLL Mailの導入は、コストを減らしたい企業に向いています。
WiLL Mailは、初期費用が0円かつ毎月最適なプランを選びながら利用できるシステムです。
毎月の配信数に応じて料金体系を決められるので、メール配信にかかるコストを最小限に抑えられます。
そのため「無駄なコストはかけたくない」「短期間で集中してメルマガを送りたい」と考えている企業に向いています。
メルマガ配信を効率化したい
WiLL Mailは、メルマガ配信を効率化したい企業に向いています。
理由は、毎時100万通を誇る配信速度と到達率にこだわった高性能な配信エンジンを搭載しているためです。
また、パソコンやスマートフォン向けのHTMLメールをドラッグ&ドロップだけで作成できます。
実際に、メールの開封率やコンバージョン率が向上した事例も散見されます。
メルマガ配信を改善したい
WiLL Mailは、メルマガ配信を改善したい企業に向いています。
メール配信結果をひとつひとつ集計・分析する場合、効果測定に非常に時間がかかるものです。
WiLL Mailでは、URLや画像のクリック率が色分けで表示されるため、改善ポイントを一目で確認できます。
そのため効果測定を継続的に行い、メルマガ配信を改善したい企業に適しているでしょう。
セキュリティ対策が万全のメルマガツールを導入したい
WiLL Mailは、セキュリティ対策が万全のメルマガツールを導入したいと考えている企業に向いています。
運営元の株式会社サパナは、プライバシーマークとISMSを取得しており、セキュリティ対策は万全です。
また、業界在籍20年以上のメンバーがシステムを開発しているため、安定した稼働を実現しています。
メール配信システムを選ぶときのポイント
ここまで、WiLL Mailの導入に向いている企業の特徴をお伝えしました。
続いて、メール配信システムを選ぶときのポイントを解説します。
- 機能は目的に沿っているか
- コストは予算内に収まっているか
- メールの到達率は問題ないか
- サポートは充実しているか
- セキュリティ対策は万全か
ひとつずつ解説していきます。
機能は目的に沿っているか
メール配信システムを選ぶ際は、機能が目的に沿っているか確認しましょう。
メール配信システムによって、さまざまな機能が搭載されているので、自社のニーズを満たすシステムを選ぶ必要があります。
一般的に利用できるメール配信システムの例は、下記の通りです。
- ヒートマップ分析
- マルチパート配信
- セグメント配信機能
- ステップメール配信機能
- 複数IPアドレスでの分散配信
そのため自社の課題やニーズに合わせて、どういった機能が必要なのか明確にしましょう。
コストは予算内に収まっているか
メール配信システムのコストが、自社の予算内に収まっているか確認しておきましょう。
サーバのメンテナンスや人件費など、想定よりコストがかかるケースは少なくありません。
また、機能面を重視するとコストは上がりますが、機能ばかりを注視しても自社の予算を超えてしまいます。
そのため必要配信数に対して、どれくらいのコストがかかるのか照らし合わしておきましょう。
メールの到達率は問題ないか
メール配信システムを選ぶ際は、メールの到達率に問題がないか確認しましょう。
仮にメール到達率が低い場合、下記にリスクが考えられます。
- 顧客に届けるべき情報も届かなくなってしまう
- メールが届かないことによる顧客トラブルが発生する
到達率を高める機能には、送信認証技術「SPF・DKIM」やブラックリストへの登録を避ける「IPアドレス分散」などがあるので覚えておきましょう。
サポートは充実しているか
メール配信システムを選ぶにあたって、サポートの充実さは重要です。
例えば安価なシステムの場合、サポート体制が最低限に絞られており、トラブル時の解決に時間を要する可能性があります。
またサポートだけでなく、利用できる機能にも大幅な制限がかかっている恐れもあります。
セキュリティ対策は万全か
メール配信システムを選ぶにあたって、セキュリティ対策の万全さは確認しておきましょう。
仮に個人情報や機密情報が漏えいした場合、企業価値や損失は計り知れません。
そのためシステムを選ぶ際は、下記の判断基準を持っておきましょう。
- 脆弱性診断を受けているか
- SSL通信による暗号化は実施されているか
- 堅牢なデータセンターにサーバーが格納されているか
さらにクラウド型・オンプレミス型によって、セキュリティ対策の強度は異なるので確認が必要です。
こちらの記事では、SSLの特徴や種類、導入方法について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
【kyozon編集部おすすめ】あわせて検討したいメール配信システム
ここまで、メール配信システムを選ぶときのポイントをお伝えしました。
続いて、kyozon編集部がおすすめするメール配信システム「配配メール」を紹介します。
配配メール | メールマーケティング
内容 | |
提供会社 | 株式会社ラクス |
価格・プラン | 要問い合わせ |
無料トライアル | あり |
機能 |
|
- 業種:金融/保険系
- 会社名:非公開
- 従業員規模:31〜100人
- 部署:営業・販売部門
- 役職:係長・主任クラス
配配メールとは、営業メール配信の業務効率に便利なサービスです。
メールの開封率の高い曜日や時間がわかるヒートマップ、開封率とクリック率を上げるポイントを表示するチェッカーなど、質の高いメール配信を実現する機能が豊富に揃っています。
10,000社以上の導入実績と95%のサポート満足度を誇っています(2023年7月時点)。
操作画面も直感的で扱いやすく、コンサルタントが運用支援やノウハウを提供してくれるため、営業メール配信に不慣れな会社でも安心して利用することができるでしょう。
こちらの記事では、おすすめのメール配信システム20選や選び方を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は、WiLL Mailの主な機能やメリット、導入するべき企業の特徴を解説しました。
WiLL Mail(ウィルメール)とは、株式会社サパナが提供するメール配信システムです。
主な機能は、下記の7つです。
- メール配信機能
- メール作成機能
- メール分析機能
- データ管理機能
- セキュリティ機能
- オプション機能
- API機能(プレミアムプランのみ)
また、「ドラッグ&ドロップでHTMLメールが制作できる」「レスポンシブデザインに対応している」などのメリットもあります。
本記事でお伝えした導入に向いている企業の特徴や選ぶときのポイントを参考にして、WiLL Mailの導入を検討してください。
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