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経営者としてどのような未来を描くか?社員のウェルビーングと非連続な成長の折り合いをつける経営哲学

投稿日:2023年9月7日 /

更新日:2023年10月30日

経営者としてどのような未来を描くか?社員のウェルビーングと非連続な成長の折り合いをつける経営哲学
● 働き方改革● 対談

働き方改革サミット2022 社員が生き生きと働ける環境改革 Day2 アーカイブ
2022年10月4日

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登壇者プロフィール

福留 大士(ふくどめ ひろし) 氏
株式会社チェンジ 代表取締役

1998年アクセンチュア株式会社へ入社。中央官庁や大企業向けのITコンサルティングプロジェクトに従事。
2003年、株式会社チェンジを設立し、代表取締役兼執行役員社長に就任。



鈴木 章裕(すずき あきひろ) 氏
株式会社コミクス 代表取締役

1969年、大阪府生まれ。甲南大学法学部を卒業後、広告代理店の営業部長を経て、2000年にインターネット広告を手掛けるアイブリッジ株式会社へ入社。

2007年9月、アイブリッジ株式会社、アドデジタル株式会社、アカラ株式会社、ブランド総合研究所という4つの会社を束ねるグループ会社へと成長した同社の社長を辞し、株式会社コミクスを設立し、代表取締役社長に就任。

株式会社チェンジの近況

株式会社チェンジの福留さんです。今日はよろしくお願いします。
鈴木
鈴木
福留
福留
よろしくお願いします。
「2025年に営利200億円目指す」とかすごいなぁと思いながら見てました。
鈴木
鈴木
福留
福留
いえいえ、とんでもないです。まだ、200億円達成したわけじゃないのであれですけど。今のところ確実に100数十億円は見えてきているので、あとはギャップをもうちょっと埋めにいく感じですかね。
そうですね。買収したサービスロボットのDFA Robotics社とか、e-Learning評価プラットフォームのロゴスウェアとかも、2025年に営利20億円とか見通してるんですね。
鈴木
鈴木
福留
福留
そうですね。現時点で大体14億円くらいの営業利益なので、そこから順当に伸ばしていけば20億円から25億円くらい行くかなという風には思っているんですよね。
そうですよね。やっぱり、上場企業なんで今期投資のところで、セグメント評価のところの評価損っていうので出てたりとか。ガバメイツの立ち上げのところでも、やっぱり投資負担は結構あるんですね。
鈴木
鈴木
福留
福留
そうですね。投資の評価損については、別に損失が確定したわけじゃなくて、IFRS上、含み損をそのPLに反映しないといけないっていうだけの話なので、特に気にしてないですね。ガバメイツに関しては、毎月1億円以上赤字を掘って投資をしてます。かれこれもう6億円くらいマイナスですけど、これはもう来年度、再来年度から一気に回収しにかかるので、非常に期待の持てるサービスですね。
ガバメイツって自治体の無駄を全部省くのがまるっとって感じのイメージなんですけど、すごいですよね。
鈴木
鈴木
福留
福留
そうですね。本当に自治体の業務プロセスのデータ自体は、多分日本で最も深く広く持っているので、160自治体くらいの全業務データを持ってますので。
稀有な存在だ。
鈴木
鈴木
福留
福留
どうやってそのBPRをやって、その自治体デジタル化をやるかみたいなところの指南役になっていくかなっていう風には思っています。
ありがとうございます。
鈴木
鈴木

コロナ禍最初の3カ月の取り組み

早速なんですが、このサミットのテーマが働き方改革なんですが、コロナが起こって2年半くらい経ちましたと。コロナ禍の最初の3カ月で、チェンジってどのようなことをやられましたでしょうか。
鈴木
鈴木
福留
福留
まず4月の上旬に国が緊急事態宣言を出したんですけど、それに先立つことを1週間くらい前に、社内のある種の緊急事態宣言を出して、フルリモートに切り替えたんですよね完全に。

それで、いわゆる働き方を完全にリアルからフルリモートに切り替えて、当然我々がリモートワークをしていくっていうことは、お客様に対する影響があるので、お客様との合意形成をその時に同時並行で進めながら、大体2週間くらいで一気にコロナ対応の働き方に変えていったという感じです。
直近はどんな感じですか。なんか結構、もうリアルに戻ってるところも増えてる感じなんですけど。
鈴木
鈴木
福留
福留
そうですね。直近はハイブリッドですね。いわゆる今で言うと、週1日から2日くらい、20%から40%が出社。それ以外がオンラインという感じですね。
やっぱりハイブリッド型ですね。ずっとオンラインでやると、社員の一体感ってなくなってくるのを僕もすごい痛感していて。福留さんにも別件でお話、相談した通りなんですけど。やっぱりその状況に合わせて変えていった方がいいってことですね。
鈴木
鈴木
福留
福留
そうですね。やっぱり、2年半くらいこういったリモートワークが続いていると、人間の共感レベルというか、人と人との信頼関係みたいなものっていうのは、やっぱりオンラインだと難しいですよね。明確なゴールがあって、そのゴールに到達するためにコミュニケーションを重ねていくみたいなのは得意だと思います。

例えば、僕らジョイントベンチャーも2社、完全にフルリモートの環境下で作りましたし。要はKDDI社の社長とか、コニカミノルタ社の社長とリアルで会いましたけれど。でもそれ以外の合弁会社を作るというのも、最初から最後まで全部オンラインで完結していたんですよね。
そうなんですか。
鈴木
鈴木
福留
福留
でもこういうのって、目的があって、ある種ゴールが明確なので、別にオンラインでもいいんですよ。でも人間関係を作る、要は「あいついいやつだよね」とか「あいつが困ってる時は助けたいよね」っていうのって、合理的なものじゃないじゃないですか。

どちらかというと、論理っていうよりは感情に基づく行動なので、そういう感情をもっと共有するためには、やっぱり空間共有することが重要だと思います。

結局オンラインで、視覚と聴覚の共有には全然いいんですけど、例えば触覚とか嗅覚とか、そういう五感全体を通じて空間を共有してないと、その共感できないじゃないですか。要はご飯食べて、何で人間が仲良くなるかっていう話なんですよね。

やっぱりそこって、実際にリアルに空間を共有して、一緒にご飯食べて「これ美味しいですね」みたいな味覚を共有して「これいい匂いですね」みたいな。そういう五感をフルに働かせて、共感を生むから仲良くなるわけですけど、やっぱりオンラインだとそこに限界がありますよね。

そうですよね。場の空気とか間の無駄話とかに、人って感情が揺れ動いたりするけど、オンラインってそれがなかなか雰囲が伝わってこないじゃないですか。
鈴木
鈴木
福留
福留
そうそう、そうなんですよ。

非連続に成長を続けられる経営哲学

コロナ禍で変えたことによる、社員のコンセンサスの取り方について、今話してもらったと思います。
ふるさとチョイスの買収から始まり、もう非連続に成長している感覚があるんですけど、福留さんがどういう経営哲学で経営されてるのか、可能な範囲で教えてください。
鈴木
鈴木
福留
福留
そうですね、経営哲学なんていう偉そうなことを言うつもりはないんですけど。少なくとも我々、チェンジっていう会社を創業した時から「チェンジジャパン」だと。

要は、色々課題山積みの日本を変革するために事業をやるっていうことを決めていてですね。それに沿って、事業展開をしていると。

いわゆる変革を起こすっていう時に、やっぱり一番大事なのは僕は「決断と実行」だと思っています。色紙とかに何か書いてくれって言われたら「決断と実行」って10年以上前から書いてるんですけど。やっぱりちゃんと決断するっていうことと、徹底的にやり抜くっていうことですね。この決断と実行が、経営の中でインパクトを出していく上で、いちばん大事なんじゃないかなっていう風に思っています。
それってインドでアイスクリーム屋をやってた時も、決断と実行って書いてたんですか。
鈴木
鈴木
福留
福留
そうですよ。だってインドでクレープ屋やろうと思ったら、なかなかの決断がいるじゃないですか。
そりゃそうだ。
鈴木
鈴木
福留
福留
それでかつ、ちゃんとオペレーションを軌道に乗せようと思ったら、すごい色々なことを徹底してやらないといけないので、めっちゃ大変なんですよ。

だからある種、今のビジネスとは違う大変さがありますけど、そういう昔から決断と実行っていうのは、ビジネスとか事業以前の問題として、僕は大事にしないといけないなって思ってることです。日頃からですね、経営哲学っていうよりは人生哲学に近いのかもしれないですけど、ものの考え方としては常に持ってますね。

今後3年、5年の事業展開の構想

今事業領域的には、「NEW-ITトランスフォーメーション事業」っていうのと「投資事業」っていうのと「パブリテック事業」っていうのをやられてると思います。
これは中期計画等で発表されてるので、そこはご存知の方多いとは思うのですが、この3年とか5年とかのファームで、世の中がどう変わっていくことを見据えて今の事業展開ってされているんですか。
鈴木
鈴木
福留
福留
やっぱりマクロ環境って我々が経営する上で一番重要で、まさに3年後とか5年後とか10年後くらいの未来がどうなっているかっていうところと、あとは自分たちの意志として「どういう未来を作りたいか」というのをちゃんと考えた上で、事業構成を作ってるというのは、まさに今我々が事業を展開している、ポートフォリオの作り方の中で一番大事にしてることですね。

やっぱり追い風の吹いている産業に対して、自分たちはリーチしないといけないんですよね。ここはすごい重要で、向かい風が吹いているようなところにいくと、どれだけ経営者が優秀だったり、社員が頑張ってくれたりしても、そう簡単には勝てないですよ。それよりはマクロ環境がいいところ、風が吹いているところにちゃんと乗るっていうのが、経営者としてはすごい大事なことかなと思います。
やっぱりインドでクレープ屋やっていたら、どんなに優秀な福留さんでもしんどかったってことですよね。
鈴木
鈴木
福留
福留
そうですね、それは勝てないです。それは趣味なので、やっぱり商売やる時って「好きで、得意で、儲かる」っていう、この好きと得意と儲かるっていうの3つが重なるところがスイートスポットなので。

例えば僕はインドでクレープ屋をやるっていうのは、好きではあるんですけど、得意でもないし、儲かりもしないわけですね。3条件のうちの1つしか満たしてないわけですよ。なのでそこを、自分が「好きなこと、得意なこと、儲かること」この3つをちゃんと冷静に見つめ直すっていうのは、やっぱり経営していく上ですごい大事ですよね。

経営者がどのような未来を描きたいかが重要

チェンジの決算って、いつも問題視のところで人口分布が出てくるんですけど。国策であったりとか、世の中がこう変わっていくっていうところの定義として、人口がどんどん減っていく中で自分たちはどう貢献できるのか、高齢者がどんどん増えていって若者が減る中で……というところは問題として意識されているという認識でいいですかね。
鈴木
鈴木
福留
福留
そうです。未来予測ってまぁまぁ外れるんですよ。

要はその未来が来てほしい人、ないしは来てほしくない人が、自分たちの主観に基づいて結論ありきでストーリーを組み立てるわけですよ。例えば、電気自動車の普及スピードなんて、昔の予測を見てみたら笑いますよ。「そんなに普及してねえじゃん」っていうのがすごい出てくるわけですけど、今となってはですね。

でも、人口減少の未来予測って絶対当たるんですよ。これはもう明らかな未来。絶対に来る未来なので、もしかしたら2055年60年あたりは分からないかもしれない、ここまでの減少ペースが落ちてる可能性はありますけれども、ほぼ正しい予測になるんですよね。そうなった時にある種、人口の数、あるいは労働人口の数みたいなものっていうのは、確定した未来なので、先回りしてどういう手を打っていくかというのがものすごい大事ですよね。
2022年じゃないですか今、2040年って約20年後で、東京都丸1個分の2,000万人くらい人が減って、15から60歳の労働者人口も1,700万人とか2,000万人近く減るんですね。
鈴木
鈴木
福留
福留
そうなんですよ。今この2022年時点ですら、例えば去年で言うと徳島県1県分の人口が減ってるわけですよ、日本で。

東京にいるとその実感値みたいなものってあんまりないんですけど、急速な人口減少に突入しているわけです。
世界にも類を見ない人口減少と高齢化に突入してる日本ですよね。
鈴木
鈴木
福留
福留
そういう時に、我々起業家やビジネスパーソンが何をしないといけないかっていうことは、結構明確だと思うんですよね、もうだいたいわかるという話だと思っていて。

この人口減少下で、お客さんが少なくなっていく中、あるいは労働者が少なくなっていく中で何を僕らがすべきかっていうのは、それぞれの持ち場というか、自分の得意領域で考えていかないといけない話ですよね。
ほんとそうですね。結局避けられない事実ですからね。生産効率も高めないといけないですし、今でもGDPって70%くらいが大都市圏以外のところだから、そこがどんどん過疎化していって、要は生産性がなくなっていって、空き家が増えて、どんどん廃墟みたいな感じになっていったら、もう日本自体が終わっちゃいますもんね。結構切実ですよね。

この間3月に、レブナイズの応援で鹿児島行ったんですが、あの時も街に出たらやっぱり、奥の方とか入ったらシャッター商店街みたいなところも実際ありますもんね。
鈴木
鈴木
福留
福留
そうなんですよね。
それがリアルですね。
鈴木
鈴木
福留
福留
まさにそのあたりの現実を踏まえながら、ビジネスを組み立てていくっていうのがポイントですね。
見えづらい時代と言われている中で、企業のフェーズとかやってることによって違うといえばそこまでなんですけど、先ほどの人口分布とかも最たる例ですが、どういう未来を見据えて、何に注力すればいいか悩んでいる事業責任者とか経営者とかが多いと思います。

福留さんからアドバイスというとおこがましいのかもしれないですけど、何かこうしたらいいんじゃないかみたいなお考えはありますか。生き残っていくためにというか。
鈴木
鈴木
福留
福留
自分がどんな未来を作りたいかということを、経営者がやっぱり深く考え抜くっていうことだと思うんですよね。考えて映像化したりとか言語化したりして、自分が作りたい未来をすごいカチッとしたものにする。要はゴール設定とか、よくビジョンとかって言われますけど。

とにかく自分の作りたい未来を、ちゃんと文字に落とす映像に落とす。それをちゃんと形にしていく上でどんなステップを刻まないといけないかということを考えて、粛々と実行するというのがポイントかなと思いますね。

逆算して、できるだけ具体的に自分の未来を描いて、そこをリアルにビジュアル化できるくらいまでイメージして。例えば5年後の未来とかイメージしたとしたら「じゃあ4年後はこうなってないといけないよね」「3年後はこうならないといけないよね」「2年後はこうだよね」「1年後はこうだよね」

そう考えたら「今の3ヶ月から6ヶ月はこれをしないといけないよね」みたいなところで、抽象を具体にグーッと落として、逆算で未来から過去に戻るみたいな思考イメージですかね。

鈴木
鈴木
福留
福留
そうですね。結局その未来って、みんなフォーキャストしようとするんですけど、フォーキャストってやっぱり僕らは当然現在を生きてるわけで。未来を見通す時に、どうしてもその積み上げになるんですよ。
なっちゃいますよね。
鈴木
鈴木
福留
福留
なので、フォーキャストじゃないんですよ。バックキャストをしないといけなくて「何年後にこういう状態になっていたいか」っていうところから、そこの目標を定めると、だいたいの場合は目標を定めるのが怖いんですよね。その目標を達成できないと嫌なので。

なのでここをカチッと固めて、例えば売り上げ1億円だとすると「少なくとも3年後に10倍にしようと、10億まで持っていくぞ」って思ってたら、一旦10億って置くんですよ。できるかどうかはどうでもいい、まず一旦置いて「じゃあ10億にするためにはどういうステップを刻まないといけないか」っていうのをひたすら考え抜くと。

これを考えるのは難しいけれども、考え抜いて一旦セットした目標なら人間はそこに向かっていきます。その目標を達成するために何をしないといけないかっていうのをひたすら考え抜くように、脳みその構造ができているので。

そこをちゃんとバックキャストしながら「じゃあこの1ヶ月はこれをしないといけない」とか「これから3ヶ月はこれをしないといけない」とか「半年でここまで持っていかないといけない」という風に逆算するっていうところかなと思いますけどね。

そういうことですよね。だから結局どういう未来を描いて、どう生きたいのかってことですね、経営者が。
鈴木
鈴木
福留
福留
そうなんですよ。だから自分がとか、自分の会社がどうありたいのかっていうのが全てだと思いますね。
それこそソフトバンクの孫さんの決算とかがえげつなかったですね、直近の。
鈴木
鈴木
福留
福留
まさにああいう孫さんくらいになると、300年の未来を考えながら物事を動かしてます。
評価損ですからね、結局は今回のやつも。
鈴木
鈴木
福留
福留
見える時間軸っていう、見えるというか自分が考えたりコントロールできる時間軸が、多分どんどん長くなるんだと思うんですよ。最初はやっぱり1ヶ月後の未来もよくわかんないみたいな。だって食うのもやっとじゃないですか。

僕もそうですけど、やっぱり1ヶ月後にちゃんと入金あるかみたいなこともすごい大事だし、でもその中でも3ヶ月後には、うちの会社はこうなっていたいなと。

今例えば「従業員3人しかいないけど、これを2人採用して5人の会社にしていきたい」とかっていうので全然いいんですよ。そういうことをちゃんと目標を定めながら、逆算していろんなアクションを打ってるうちに見える時間軸がどんどん長くなっていくんですよ。

長くなっていった感じですか、実際。
鈴木
鈴木
福留
福留
そうですね。僕とかはもともと中期経営計画とかって無理だろうと思っていましたけど、3年とかで時間軸を切って、3年後にこれだけストレッチしたねって。「年率10%成長させます」みたいなのだったらそんなにね。それでも「とりあえず、じゃあこれから3年で10倍にするか」みたいなそういうのって難しいじゃないですか。
なかなかハードですね。年率30%以上をずっと伸ばさないといけないみたいな感じなんで。
鈴木
鈴木
福留
福留
そういうありえない成長をさせようと思ったら、まずは決断するというか腹を決めて、そこからひたすら考え抜いてやっていくっていうのをとにかくやってみて、経験値を貯めていかないと時間軸が長くならないので。

長いスパンで事業を考えるようになったきっかけは上場

福留
福留
それこそ上場する前とかは、僕も半年とか3カ月くらいの先の事しかわからなかったです。上場してからは当然、中期経営計画にコミットしないといけないので。
そうですね。
鈴木
鈴木
福留
福留
やっぱり2年とか3年くらいのスパンでものを考えられるように。あるいは思ったところに落とせるように、なってきてはいるかなと思いますね。
それってその誰かの影響とか自分自身が変わったのか、なんで変わっていった感じなんですか。
鈴木
鈴木
福留
福留
なんですかね、やっぱりマーケットからの要請ですよね。
そうですよね。
鈴木
鈴木
福留
福留
人が成長するのって、内発的な成長もありますけど。基本的にはやっぱり環境への適応ですよ。特に社長って、叱る人いなくなるじゃないですかだんだん。
孤独になりますよね。
鈴木
鈴木
福留
福留
オーナー社長が一番気をつけないといけないのって、気持ちよくなることなんですよ。多分。

要は「いやなんかもうまくいってるし、すごい儲かってるし誰も怒らないし、なんかすごく俺幸せだな」みたいな感じになると、多分そこから先は成長がないですよ、大体。

無いですね、そういう人達いますけどね。
鈴木
鈴木
福留
福留
違和感というか、常に何か「いや困ったなどうしようかな」っていう風に、誰かにプレッシャーをかけられたり、何かしら自分なりに「足りないなとか、ここが問題だな」みたいなことをずっと思い続けるみたいなところが大事なので。そういう意味では上場するといいなと思うのは、常に投資家がプレッシャーかけてくれますからね、ある意味。
凛とさせてくれますからね。何なら監査法人のレポートとかこの間ちょっと見てたんですけど、中経の目標の達成率5割くらいでしたよね。
鈴木
鈴木
福留
福留
いや、そうだと思いますよ。特に今、最終年度とか高めで設定するので難しいですよね、やっぱり達成するのは。
そうですよね。その中でちゃんと、ふるさとチョイス買収した時の前って営業利益5億円くらいだったじゃないですか。目標設定3カ年だったやつをちゃんと予定通りに達成できてるってすごいなと思ったんですけど。
鈴木
鈴木
福留
福留
誰も信じてくれなかったですけどね。営業利益5億円の時に、大体47億円くらいの営業利益を最終年度叩き出すって約束になってまして、やっぱり10倍にするって誰も信じないじゃないですか。
でも一旦それを10倍にしてしまったら、そこから信じる人が増えてるっていうのは、リアルな事実じゃないですか。
鈴木
鈴木
福留
福留
そうなんですよ。当然信じてもらったらそこは裏切れないので、また一生懸命やるみたいな。そういう好循環って言っていいのかどうかわからないですけど。
好循環ですよ。冒頭1番驚いたのが、もう百数十億円が見えてるっていうその一言に一番驚きました。
鈴木
鈴木
福留
福留
まあ、努力すればできますよ。
さすがです。努力が足りないなと痛感しております。
鈴木
鈴木
福留
福留
頑張りましょう。
結局は本当にちゃんとどういう未来を描いて、決断実行して抽象を具体に落とせるかですね。
鈴木
鈴木
福留
福留
そうですね。
これ本当にもっと抽象を具体に落とせるように考える時間作ろう。今日はありがとうございます。
鈴木
鈴木
福留
福留
ありがとうございました。

まとめ

今後もSaaSについてのお役立ち情報とかを配信していきますので、チャンネル登録と高評価をよろしくお願いします。ご視聴いただきありがとうございました。
kyozon編集部
kyozon編集部

働き方改革サミット2022 社員が生き生きと働ける環境改革 Day2 アーカイブ

YouTube:https://youtu.be/dexueBC6MjA?t=8309

 

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