AutoBizとは
AutoBiz（オートビズ）とは、株式会社ビズクリエイトが提供するメール配信システムです。
2002年からサービスを開始して以降、18,000社以上の導入実績を誇ります（2023年7月時点）。
AutoBizの特徴は、下記の通りです。
- 専門スタッフから手厚いサポートを受けられる
- 受信サーバに嫌われないアルゴリズムが確立されている
- テンプレートを活用して、誰でも簡単にフォームを作成できる
また5つの料金プランが用意されており、リーズナブルな価格が設定されています。
AutoBizの料金プランは、下記の通りです。
| 内容 | |
| 導入費用 | 11,000円〜27,500円 |
| 月額料金 |
|
ちなみにステップメールは、すべてのプランに搭載されています。
AutoBizの主な機能
AutoBizの主な機能は、下記の5つです。
- フォーム作成機能
- ステップメール配信機能
- メルマガ配信機能
- LINE配信機能
- その他の機能
それぞれ解説していきます。
フォーム作成機能
AutoBizのフォーム作成に搭載されている機能は、下記の通りです。
- フォーム作成
- デザインテンプレート
- パソコン・携帯・スマホ対応
- 空メール登録/解除対応
- 登録制限
- 登録/解除通知
- 住所検索
- ダブルオプトイン
- 登録者情報変更（追加）URL
- 英語化対応
- フォームHTMLソース発行
- 完了ページ作成
- クレジット決済連携
- 動的自動返信
- 計算機能
- ファイル送信
- SSL対応
ひとつずつ解説していきます。
フォーム作成
AutoBizではメルマガやメールセミナー、お問い合わせといったフォームを作成できます。
フォーム入力の項目数は、「通常フォームは15項目」「高機能フォームは53項目」です。
デザインテンプレート
AutoBizには、フォームのデザインプレートが用意されています。
テンプレートは、自分で細かくカスタマイズすることも可能です。
パソコン・携帯・スマホ対応
AutoBizでは、パソコンや携帯、スマートフォンからアクセスしても見やすいフォームURLを発行できます。
崩れずにURLを発行できるのはAutoBizの強みの1つです。
空メール登録/解除対応
AutoBizは、キャリアメールアドレスやGmail、Yahoo!メールでも空メールの登録・解除が可能です。
またQRコードも簡単に作成できます。
登録制限
AutoBizでは、特定のドメイン・メールアドレスからの登録をブロック、または登録人数を制限できます。
また、重複メールアドレスの登録にも対応しています。
登録/解除通知
AutoBizではフォームから登録メールの配信解除があった際に、指定メールアドレス宛に通知を送る機能が搭載されています。
登録・解除する際は、通知メールの件名が「【登録（更新）通知】フォームタイトル」「【解除通知】フォームタイトル」となり、黄最高もの変更や編集ができないので覚えておきましょう。
住所検索
AutoBizの住所検索とは、フォームで住所を入力した際に郵便番号で住所が自動入力される機能です。
手動で住所を入力する必要がありません。
ダブルオプトイン
AutoBizでは登録直後のメールからオプトイン用URLを送信して、URLがクリックされたアドレス宛に配信を開始します。
成りすまし登録対策の手段・メールアドレスの存在確認として有効です。
そのため必ず届くメールアドレスを把握したうえで、配信できます。
登録者情報変更（追加）URL
AutoBizでは、登録者の情報を変更できるURLを配信メールに挿入できます。
情報追加後にメールを再開することもできるため、空メールを登録して、名前や誕生日を追加で入力してもらう仕組みも構築できます。
英語化対応
AutoBizは、ボタン表記やエラーメッセージなどを英語にできるので、英語圏向けサービスを展開する際も活用できます。
越境は現代において欠かせないビジネス展開です。
フォームHTMLソース発行
AutoBizで作成したフォームは、Webサイトやブログ、WordPressなどに設置するためのHTMLソースとして発行できます。
ちなみにレスポンシブ対応に関しては、既存のWebサイト側でカスタマイズする必要があるので覚えておきましょう。
完了ページ作成
AutoBizでは、フォーム登録後に表示される完了ページで自由に編集できます。
リスティング広告やGoogleアナリティクス、アフィリエイトのコンバージョンタグといった外部サービスで発行されたコードの添付も可能です。
登録完了後に、そのまま自社サイトを表示させることもできます。
クレジット決済連携
AutoBizのクレジット決済連携では、注文フォームにカード決済を取り入れれば、決済完了者だけに自動で決済完了通知メールを送信できます。
入金フォローも自動化できれば、作業コストが軽減されて顧客満足度も向上するでしょう。
ただし、別途クレジット決済会社との契約が必要です。
動的自動返信
AutoBizでは、指定した時間帯や曜日、日にち、期間、フォームの入力内容によって返信内容を自動で変えられます。
セグメントをして自動返信の内容を変更できます。
計算機能
AutoBizには、フォームに入力された値を自動で計算する機能が搭載されています。
わざわざ電卓等を用いて計算する必要はありません。
ファイル送信
AutoBizでは、フォームから画像などのファイルを添付・登録できます。
テキストだけでは伝わりにくい内容を補填できます。
SSL対応
AutoBizのフォームに入力された登録データは、SSL化されて送信される仕様です。
そのため、SSLサーバ証明書による暗号化通信に対応しています。
ステップメール配信機能
AutoBizのステップメール配信機能は、下記の通りです。
- ステップメール配信
- 入力内容自動差込
- 配信待機（自動一時停止）
- リピート配信
- 定型文挿入
- 配信解除URL差し込み
- HTMLメール配信
- 開封率測定
- 配信シミュレーション
- エラーメール自動処理
- 多言語対応
それぞれ解説していきます。
ステップメール配信
AutoBizでは、事前に設定しておいたメールを指定した間隔で自動送信できます。
そのため、毎日決まった時刻・日時・曜日に配信できます。
入力内容自動差込
AutoBizには名前やメールアドレスなど、フォームに入力された内容を件名や本文に差し込めます。
手動で差し込む必要はありません。
配信待機（自動一時停止）
AutoBizは、任意のステップで配信を一時停止できます。
また配信再開ボタンを押すだけで、ステップメールを再開できます。
リピート配信
AutoBizでは、全ステップの配信終了後に任意のステップに戻って繰り返しステップメールを配信できます。
ビジネスにおいてリピート配信は大切です。
定型文挿入
AutoBizには、登録定型文を任意のステップ・場所に挿入できます。
そのため、期間限定キャンペーンやタイムリーな情報などの告知も可能です。
配信解除URL差し込み
AutoBizでは、読者側で配信を解除できるURLをメール内に挿入できます。
ユーザーフレンドリーのサービス実現には欠かせません。
HTMLメール配信
AutoBizでは文字の色やサイズを変えたり、画像を表示させたりしてHTMLメールを配信できます。
仮にHTMLメールが表示されない環境の場合は、テキストで表示される「マルチパート形式」を採用しています。
開封率測定
AutoBizでは、読者ごとの開封数とステップごとの開封率を確認できます。
計測期間は、ステップメール配信から30日間です。
配信シミュレーション
AutoBizで設定したステップメールは、「いつ登録すればどんなスケジュールで配信されるのか」をシミュレーションできます。
配信プログラムは10分間隔で実行されるので、最大10分ほど配信開始時間がずれる可能性もあります。
エラーメール自動処理
AutoBizのメールは、エラー内容によって停止・解除を自動で処理します。
また、エラーメールを受信するアドレスの設定も可能です。
多言語対応
AutoBizは文字コードを「ISO-2022-JP」「Unicode（UTF-8）」から選択できるので、さまざまな言語でメール配信できます。
日本語や英語、中国語、韓国語で、選択するコードが異なるので注意しましょう。
メルマガ配信機能
AutoBizのメルマガ配信機能は、下記の通りです。
- メルマガ・セグメント配信
- バックナンバー
- バースデーメール
- イベントメール
- 閲覧制限つきメルマガ
それぞれ解説していきます。
メルマガ・セグメント配信
AutoBizは読者に対してメルマガを一斉に配信でき、地域や性別、配信対象を絞り込んだ配信が可能です。
セグメントは広告運用でも用いられている手法です。
バックナンバー
AutoBizは、過去に配信したメルマガを一覧で公開できます。
もちろん、非公開設定も可能です。
バックナンバーの公開はメルマガ単位や各メール単位、パスワード設定して特定の人だけに公開することもできます。
バースデーメール
AutoBizでは、登録者の記念日や誕生日を基準としたメール配信が可能です。
ユーザーにより近い距離で接することができます。
イベントメール
AutoBizでは、イベントやキャンペーン日といった特定の日にちに合わせたメール配信が可能です。
こちらもユーザーにより近い距離で接することができます。
閲覧制限つきメルマガ
AutoBizでは、個人情報にアクセスせず閲覧制限がついたメルマガを配信できます。
制限等を設けることができるのもAutoBizの強みです。
LINE配信機能
AutoBizのLINE配信機能は、下記の通りです。
- LINE配信
- セグメント配信
- タグ管理
- リスト連携
- 個別トーク
それぞれ解説していきます。
LINE配信
AutoBizは、LINE公式アカウントと連携して一斉にメッセージを配信できます。
また友だちになった期間やメールアドレスの連携状態、設定タグの絞り込みも可能です。
セグメント配信
AutoBizでは、タグや登録日でセグメントしてメッセージを送信できます。
さらに抽出条件は、保存することも可能です。
タグ管理
AutoBizのタグ管理とは、LINE公式アカウント登録者にタグをつけて管理できる機能です。
また受付期間に合わせてタグを変更して、異なる内容を配信できます。
リスト連携
AutoBizのリスト連携とは、シナリオに登録されているリストと紐づけして管理できる機能です。
仮にLINEが凍結された場合でも、リスクヘッジとして役立ちます。
個別トーク
AutoBizの個別トークとは、LINE公式アカウント登録した顧客と1対1でやりとりできる機能です。
ユーザーのプロフィール写真や名前が表示されるので、個別でトークを開始できます。
その他の機能
AutoBizのその他の機能は、下記の通りです。
- クリックカウント
- メディア管理
- 配信管理
- リスト管理
- リスト一括登録
それぞれ解説していきます。
クリックカウント
AutoBizのクリックカウントとは、誰がどのURLを何回クリックしたのか計測できる機能です。
クリック数から、どんなものに読者が興味・関心を持っているか調べられます。
クリックカウントは日別や月別、曜日別で細かく集計できるため、反応がよいメール配信時間を調べられるでしょう。
メディア管理
AutoBizでは、画像やPDFなどのファイルを200MBまでアップロードできます。
アップロードファイルは有効期間やアップロードできるので、さまざまな活用が可能です。
配信管理
AutoBizでは、各登録者の次回配信日時やステップ、エラーなどが一目で確認できます。
個別で配信の停止や再開、解除も可能です。
リスト管理
AutoBizでは登録者データの検索や任意ステップ、開始日時を指定して新規登録できます。
また、登録者データや配信スケジュールの個別変更も可能です。
それぞれのデータはCSV形式でダウンロードでき、パスワードを儲けることもできます。
リスト一括登録
AutoBizは、手持ちのCSVリストを一括で登録できます。
また、自由に開始ステップや開始日時を設定したり、ステップメールの登録者データをコピー・移動できたりします。
AutoBizを導入するメリット
ここまで、AutoBizの主な機能をお伝えしました。
続いて、AutoBizを導入するメリットを解説します。
- ステップメールを活用できる
- 高機能なメルマガを配信できる
- サポート体制が充実している
ひとつずつ解説していきます。
ステップメールを活用できる
AutoBizを導入するメリットは、ステップメールを活用できる点です。
従来のメルマガとは違い、登録者ごとに異なる日時・内容のメールを配信できるので、信頼関係の構築に適しています。
また、どの料金プランでも組み込めるメールの数に制限はありません。
ただし、フォーム作成数は料金プランごとで異なるので注意しましょう。
高機能なメルマガを配信できる
AutoBizは、高機能なメルマガを配信できる点がメリットです。
例えば、AutoBizでは受信拒否されやすい携帯メールアドレス宛の配信にも対応しており、キャリアごとでメールが届くように調整されています。
また高い到達率を実現するために、AutoBiz独自のスパム判定アルゴリズムが採用されています。
ただし、メルマガはスーパーライトプランでは利用できないので注意しましょう。
サポート体制が充実している
AutoBizを導入するメリットは、サポート体制が充実している点です。
すべてのプランで電話・メールによるサポート体制が整っているため、緊急時でもサポートを受けられます。
また、ユーザー限定のFacebookグループがあるので、情報交換を気軽に行える点もメリットです。
機能だけでなく丁寧なサポートを受けられるため、安心して初心者も利用できるでしょう。
メール配信システムを選ぶときのポイント
ここまで、AutoBizを導入するメリットをお伝えしました。
続いて、メール配信システムを選ぶときのポイントを解説します。
- 提供形態は適切か
- メール配信処理能力は問題ないか
- メール配信の到達率は安定しているか
- セキュリティ対策は万全に行われているか
- 必要な機能は搭載されているか
- 既存システムと連携できるか
ひとつずつ解説していきます。
提供形態は適切か
メール配信システムを選ぶ際は、提供形態が自社に合っているか確認が必要です。
提供形態はクラウド型とオンプレミス型に分かれており、それぞれの特徴として下記が挙げられます。
| 特徴 | |
| クラウド型 |
|
| オンプレミス型 |
|
導入コストやカスタマイズ性など異なる点があるので、システムごとの提供形態を確認しましょう。
メール配信処理能力は問題ないか
メール配信システムを選ぶにあたって、メール配信処理能力が問題ないかは重要です。
システムによって料金プランや機能の充実度は異なりますが、検討する際は基本となる配信処理能力に着目しましょう。
例えば大量のメルマガを配信する場合は、短時間で送付件数の多いシステムを選択します。
反対に配信上限数が分かっている場合は、処理能力や料金が高くないシステムを選んだ方が、コストパフォーマンスは優れています。
メール配信の到達率は安定しているか
メール配信の到達率が安定しているかどうかも、メール配信システムを選ぶ際に注目すべきポイントです。
大量にメールを送っても、到達率が低ければ自社の目的を達成できない可能性もあります。
またそのまま送り続けていると、ISPからスパムメールの扱いを受けてしまい、ブロックされるかもしれません。
そのため複数のIPアドレスを取得して、分散配信できるメール配信システムを選びましょう。
セキュリティ対策は万全に行われているか
メール配信システムを選ぶ際は、個人情報の漏えいを避けて、セキュリティ対策が行われているものを検討しなければいけません。
仮に情報漏洩が発生してしまうと、企業価値や信頼を失ってしまうでしょう。
そのため「SSL通信による暗号化が実施されているか」「第三社企業の脆弱性診断を受けているか」といった判断基準を設ける必要があります。
セキュリティ対策は、クラウド型・オンプレミス型のどちらも徹底すべきポイントです。
必要な機能は搭載されているか
メール配信システムを選ぶ際は、自社に必要な機能が搭載されているか確認しましょう。
仮に多くの顧客に自社の商品情報を届ける場合は、CRMで管理されている顧客メールアドレスを連携できるメール配信システムを選ぶと有用です。
さらにAPI連携機能が搭載されていると、利便性も向上します。
既存システムと連携できるか
既存システムと連携できるメール配信システムを選ぶことも、重要なポイントです。
メールマーケティングでは、顧客情報や利用履歴と紐づけられると更に大きな効果を期待できます。
例えば、ECサイト上にメール作成・配信・分析機能と紐づけられれば、既存システムと顧客データベースの連携が可能です。
【kyozon編集部おすすめ】あわせて活用したいメール配信システム
ここまで、メール配信システムを選ぶときのポイントをお伝えしました。
続いて、kyozon編集部がおすすめするメール配信システム「配配メール」を紹介します。
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こちらの記事では、おすすめのメール配信システム20選や選び方を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は、AutoBizの主な機能やメリット、メール配信システムを選ぶときのポイントを解説しました。
AutoBizとは、株式会社ビズクリエイトが提供するメール配信システムです。
主な機能として、5つがあります。
- フォーム作成機能
- ステップメール配信機能
- メルマガ配信機能
- LINE配信機能
- その他の機能
また、「ステップメールを活用できる」「高機能なメルマガを配信できる」などの点がメリットです。
本記事でお伝えしたメール配信システムを選ぶときのポイントも参考にして、AutoBizの導入を検討してください。
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