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APIとは?種類や仕組み、メリット・デメリットについて徹底解説します!

投稿日:2023年3月4日 /

更新日:2023年6月17日

APIとは?種類や仕組み、メリット・デメリットについて徹底解説します!
● データ活用● データ連携

クラウドサービスやソフトウェアを利用する際「API」「API連携」といった言葉を目にします。漠然と「ツール同士を連携させること」とイメージできるかもしれませんが、詳しい内容はよくわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、APIとはどのような仕組みなのか解説し、API連携を利用するメリット・デメリットを紹介します。

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目次

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APIとは?

APIイメージ

APIとは「Application Programming Interface」の略称で、直訳すると「アプリケーションをプログラミングするインターフェース(接点)」となります。つまり、ソフトウェアやクラウドサービスなどのアプリケーション同士をつなぐものです。

ここからはAPIについて詳しく解説していきます。

APIの仕組みを詳しく解説

APIは、ソフトウェアやクラウドサービス同士を統合・連携できる仕組みです。

たとえば、システムAで「システムBのデータを取得したい」とリクエスト(要求)すると、システムAとシステムBのデータ連携のルールが搭載されたAPIがレスポンス(応答)し、システムAにシステムBのデータを返します。

この場合、そもそもシステムBが提供しているAPIをシステムAに組み込んでおく必要があります。また、APIで決められたルールやデータ以外はレスポンスできないため、ルールからはみ出した使い方をするとバグやトラブルが起きる可能性もあります。

上記の例のように、APIは異なるシステムやソフトウェア同士でデータを連携するため、設計・構築は容易ではありません。システムBのベンダー(提供会社)は、自社で作っていないシステムAと安全に・スムーズに連携するため、細かな調整を行ってAPIを構築しなければならないでしょう。

現代はWeb APIが主流

Webサイトやクラウドサービスが増えている中、Web上で利用できるWeb APIが主流になっています。

Web APIは、クラウドサービスなどのベンダー(提供会社)がWeb上に公開しており、https/http通信によってデータを連携します。

Web APIには、以下の種類があります。

  • オープンAPI:Web上で公開しているAPI
  • パートナーAPI:開発者限定で公開しているAPI
  • クローズドAPI:グループ企業や業務提携企業にのみ公開しているAPI

GoogleやAmazonをはじめとするWebサイトやクラウドサービスでWeb APIが提供されており、シームレスなデータ連携を可能にしています。

APIが活用されている例

APIは、日常的にさまざまなシーンで使われています。

身近な事例では、SNSやWebサイトのログインがあるでしょう。

たとえばショッピングサイトにログインする際、そのサイトにユーザー登録をしなくても、SNSやGoogleなどのアカウント情報を利用することでログインできます。これはAPIによって、SNSやGoogleとショッピングサイトが連携できているため実現しています。

また、Instagramに投稿した内容がTwitterに反映されるよう設定している方もいるかと思います。これもAPI技術を使っています。

ほかにも、ビジネスシーンでもさまざまなAPI連携を利用しています。

  • GmailとSlackをAPI連携し、Gmailにメールが届いたらSlackで通知する
  • CRMとGoogleカレンダーをAPI連携し、CRMに登録した商談スケジュールをGoogleカレンダーに自動登録する
  • コールセンターシステムで録音した通話データを、CRMの顧客情報に登録する

このように、気づかないうちに、日常的に多くのAPI連携を利用しています。

API利用のメリット

APIイメージ

APIを活用してツールとツールを連携することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。APIを利用するメリットは以下の通りです。

メリット1:データを二次利用できる

ソフトウェアやクラウドサービスに蓄積されたデータを、別のツールに同期・連携させられます。そのため、データ分析が効率化するでしょう。

たとえば、SNS分析ツールとCRMを連携させれば、SNSの閲覧データとCRMの購買データをクロス分析できます。

複数のデータから多角的に分析できれば、今まで見えてこなかった事実にも気づくかもしれません。

また、データが自動連携すると、コピペやデータ入力のときの人的ミスも防げます。

メリット2:開発が効率化される

現在利用しているシステムやソフトウェアに新しい機能を追加するとなると、開発に時間もコストもかかります。

しかし、すでに提供されているツールの機能をAPI連携できれば、システムを開発しなおす必要なく、新しい機能を追加できるのです。

開発が効率化すれば、そのぶんの人的リソースやコストを他の開発に回すことができ、生産性の向上も見込めるでしょう。

メリット3:セキュリティが向上する

現在利用しているシステムに顧客情報や社員情報などの個人情報を管理する機能を追加したい場合、セキュリティ面も考慮しなければなりません。

一方、すでに高レベルのセキュリティ水準をもつツールとAPI連携すれば、それらのツールのセキュリティレベルで個人情報を扱うことができます。

セキュリティに関する専門知識や開発技術がなくても、API連携により高いセキュリティを確保できるのはメリットと言えるでしょう。

 

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API利用のデメリット

APIイメージ

APIを利用するメリットは多いものの、デメリットもいくつかあります。

デメリット1:サービス終了の影響を受ける

クラウドサービスの終了やWebサイトの閉鎖などがあると、そのサービスとAPI連携をしているサービスにも影響が及びます。

今まで使えていた機能や同期できていたデータが使えなくなるため、API連携をしていたときの運用体制や業務プロセスを変更しなければならない可能性もあります。

デメリット2:APIサービスの不具合の影響を受ける

APIの提供会社の回線トラブルや機器トラブルなどの影響を受けることもあります。自社のネットワークや機器も問題がなくても、APIサービス自体に不具合が生じると、自社でもAPI機能が使えなくなるでしょう。

また、APIサービスのメンテンナンスなどがあると、その時間帯はAPI機能が使えなくなることもあるので、注意が必要です。

まとめ

APIイメージ

「API」と聞くと難しいイメージがありますが、実はWebサイトやSNSなど多くのシーンでAPIを利用しています。ツール同士を連携できるため、データ活用や業務効率化につながる一方で、APIを提供しているサービスが終了すると大きな影響がある点には注意が必要です。

API連携を利用する際には、メリット・デメリットを理解したうえで利用しましょう。

 

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