被リンクとは
被リンクとは外部サイトから自分のサイトに向けて設置されたリンクのことで、「バックリンク」や「外部リンク」とも呼ばれます。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンはサイトを評価する際に被リンクの質や量を考慮するため、被リンクの獲得を目的とした「外部対策」は、重要なSEO対策となります。
被リンクをチェックする目的については後述しますが、被リンクチェックツールを活用して被リンクの数や質を確認することは、サイト運営には必要不可欠です。
無料の被リンクチェックツール
では無料で使える被リンクチェックツールをご紹介します。
ツール1:Google Search Console
https://search.google.com/search-console/about
Google Search ConsoleはGoogleが無料で提供しているサイトのアクセス解析ツールです。どのようなサイトから被リンクが貼られているかチェックすることはもちろん、内部リンクもチェックすることができます。
また、リンク元一覧をCSV形式でダウンロードすることも可能となっています。
被リンクのほかにも、どのようなキーワードでどのページで流入しているのか、サイトにどのようなエラーが生じているかなども確認できるため、SEO対策には必須のツールとなっています。
ツール2:hanasakigani.jp
hanasakigani.jpはURLを入力するだけで、そのサイトに向けて設置された被リンクの数や被リンク元のページを確認できるツールです。分析可能な被リンク数は10件までとなっていますが、簡単に被リンクをチェックできるのが魅力です。
自社サイトだけでなく競合サイトの被リンクもチェック可能なため、競合サイトがどのようなコンテンツで被リンクを多く獲得しているのか参考にすることができます。
ツール3:Ubersuggest(NEIL PATEL)
https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/
Ubersuggest(NEIL PATEL)はURLを入力するだけで被リンクの数や被リンク元をチェックできるツールです。無料版では確認できる被リンク元の数などが限られていますので、より詳しく調査したい場合には有料版も検討してみましょう。
被リンクのほかにもキーワードの検索ボリュームやサジェストキーワードを調べることができるため、コンテンツSEO対策にも役立ちます。
ツール4:Moz(Link Explorer)
Mozに無料会員登録すれば、サイトのURLを入力するだけで被リンク数をチェックすることができます。無料版ではチェックできる被リンク元の数などに制限がありますが、サイト全体の被リンク数や内部リンク数は確認することができます。有料版では被リンク元などに表示数の制限がないため、さらに詳しい被リンク獲得状況を確認することが可能となっています。
Mozは被リンク以外にも、内部リンクやドメインパワー、流入キーワードの分析など様々な機能があるのが特徴です。
ツール5:Open Link Profiler
Open Link Profilerでは、URLを入力すると「どのページにどれほど被リンクが貼られているか」、「被リンクの質はどれくらいか」などを円グラフでチェックすることができます。グラフで表示されることにより「どのページが被リンクを多く獲得しているか」などが一目で分かるため、被リンク獲得状況の大枠を把握するのに便利です
サインインの必要がないため、手軽に自社サイトの被リンクを確認できます。
無料版では使える機能が限られていますが、無料で使うには十分な機能が備わっています。
ツール6:WebMeUp
WebMeUpは海外で評判の「SEO Power Suite」が提携している被リンクのチェックツール。被リンクの数や被リンク元をチェックすることができます。
比較的新しい被リンクチェックツールですが、被リンク数や被リンクドメイン数などがグラフで分かりやすく表示されるようになっており、今後もアップデートで、さらに使い勝手が良くなるのではと期待されています。
ツール7:itomakihitode.jp
itomakihitode.jpは、自社サイトと競合サイトの被リンクや検索順位の取得率、titleタグやdescription、キーワード出現率など、様々なデータを比較できるツールです。
無料版は1日1回までしか利用できないなどの制限がありますが、上記データを競合サイトと比較することで自社サイトの弱点を把握できるため、SEO内部対策に役立ちます。
ツール8:Backlinktest.com
Backlinktest.comは、ドイツの企業が提供する被リンクチェックツール。被リンクの数や品質を確認したり、被リンクデータをCSV形式でダウンロードできたりします。
ドイツ語で少し読みにくい部分がありますが、他サイトでは抽出できなかった被リンクを確認できる可能性もあります。
ツール9:Bing Webmaster Tool
https://www.bing.com/webmasters/about
Bing Webmaster Toolの「バックリンク機能」を遣えば、自社サイトと競合サイトの被リンク数や被リンク元をチェックすることができます。こちらのツールは検索エンジン「Bing」からのアクセスを解析するツールとなっていますので、自社サイトをBingに最適化するなら導入すべきでしょう。
ツール10:Online Broken Backlink Checker
https://smallseotools.com/broken-backlinks-checker/
Online Broken Backlink Checkerは、サイトのURLを入力するだけで被リンクの数や
ドメインパワー、被リンクのリンク切れをチェックできるツールです。
有料の被リンクチェックツール
より詳しく被リンクをチェックしたい場合は以下の有料チェックツールを活用しましょう。
ツール1:ahrefs
https://ahrefs.com/site-explorer
ahrefsは被リンクチェックのほか、キーワードの検索ボリュームやSEO難易度、流入キーワード調査など、様々な機能が備わったSEOツールです。
月額制で、月$99から利用できますので、まずは体験版を試してから導入するかどうか決めましょう。
ツール2:Majestic SEO
Majestic SEOは、サイトのURLを入力するだけで被リンク数や被リンク元、アンカーテキストなどを確認できるツールです。イギリスの会社が運営していますが、日本語で表示されるため使い勝手はそれほど悪くありません。無料でも一部機能を利用できますので、まずは無料で使用感を試してみてください。
ツール3:Seokicks
Seokicksはドイツの企業が提供する被リンクチェックツールで、ドイツ語と英語に対応しています。無料でも被リンク数やアンカーテキストを確認できますが、有料版でないと全ての情報を見ることができません。
独自のクローラーによるデータ解析を行っているため、他のチェックツールでは抽出できなかった被リンクを発見できることもあります。
被リンクをチェックする目的は?
そもそも被リンクをチェックする目的は以下が挙げられます。
- 競合サイトと自社サイトの比較
- 良質な被リンクを獲得しやすいページの傾向を分析する
- 低品質な被リンクを避ける
それぞれ解説します。
競合サイトと自社サイトの比較
サイトのドメインパワーやページランクは被リンクの質と量によって決まるため、被リンクチェックツールを活用して競合サイトと自社サイトの被リンクを比較すれば、被リンクの質や量にどれほど違いがあるのか把握することができます。
ドメインパワーについてはこちらを参照ください。
良質な被リンクを獲得しやすいページの傾向を分析する
自社サイトや競合サイトの被リンクをチェックしていると、良質な被リンクを獲得しやすいページの傾向が分かってきます。
良質な被リンクを多く集めればSEO効果が期待できるため、被リンクを獲得しやすいコンテンツを分析、作成すると良いでしょう。
低品質な被リンクを避ける
低品質で悪質な被リンク(スパムリンク)が自社サイトに貼られていると、SEOに悪影響を与える可能姓があるため、定期的に被リンクチェックツールでスパムリンクが貼られていないか確認する必要があります。
もし自社サイトにスパムリンクが貼られていたら、リンク否認ツールを使って被リンクを無効化するようにしましょう。
まとめ
SEO対策に取り組むなら、定期的な被リンクのチェックは必須です。自社サイトが上位表示されるように、良質な被リンクを増やしていきましょう。
被リンクチェックツールで良質な被リンクを獲得しやすいページの傾向を分析し、「ユーザーに役立つコンテンツ」を継続的に発信することが被リンクを増やす鍵となります。