アフィリエイト広告の始め方は?
アフィリエイトの広告の始め方は、下記の手順で行います。
- 広告審査基準を確認する
- ASPサイトへアクセスする
- 申し込みフォームを入力する
- 初期設定・申込書を送付する
- トラッキングタグの設置をする
- 広告素材を用意する
- 初期費用を入金する
それぞれ解説していきます。
ちなみに今回は、メディア数・広告主数とともに日本最大級である「A8.net」を例に見ていきましょう。
広告審査基準を確認する
アフィリエイト広告を始めるにあたって、事前にASP(Application Service Provider)の審査が必要です。
明確な審査基準は公開されていませんが、LP内にある下記の内容が確認されています。
- 内容が法的に問題ないか
- 必要情報の記載漏れがないか
ただし指摘された場合でも、修正対応を行うと再審査が可能です。
ASPサイトへアクセスする
まずはアフィリエイト広告を出稿したいASPに対して、出稿希望連絡を行います。
A8.netトップページの画面右上にある「広告出稿」をクリックしましょう。
続いて、「オンライン申込」をクリックします。
申し込みフォームを入力する
ASPサイトへアクセスできたら、申し込みフォームを入力していきましょう。
ちなみに申し込みフォームへ入力するタイミングで、広告主企業の与信審査が開始されます。
初期設定・申込書を送付する
与信審査を通過するとASP担当者から連絡がくるので、出稿プログラムの初期設定を行います。
初期設定の内容はPRシートがASPから送付されるので、入力が終わり次第、返信しましょう。
ちなみにPRシートとは、出稿する広告LPの販売価格や成果報酬金額、URL、成約条件、広告の詳細内容を入力します。
また申込書も同封されているので、詳細情報の入力・社番を押印してから返送しましょう。
トラッキングタグの設置をする
初期設定・申込書を送付できたら、アフィリエイトの成果を確認できるトラッキングタグを設置します。
トラッキングタグはASPから送られて、LPへの直接設置が可能です。
タグの設置完了後は正しく設定されているかテストを行なって、問題なければ完了です。
広告素材を用意する
広告素材には、下記の3種類があります。
- テキスト広告
- バナー広告画像
- メール用テキスト
バナー広告画像には規定サイズがあるため、指定サイズに則って用意しましょう。
初期費用を入金する
続いて、A8.netの初期費用として必要である50,000円(税抜)を入金します。
また、「最低月額料金40,000円」「最低利用期間6ヶ月」となっているので覚えておきましょう。
入金が完了すると、アフィリエイト広告が開始されます。
こちらの記事では、アフィリエイト広告の特徴や仕組み、種類などを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
おすすめアフィリエイト広告のASP6選
ここまで、アフィリエイト広告の始め方をお伝えしました。
続いて、おすすめアフィリエイト広告のASP6選を紹介します。
- 株式会社ファンコミュニケーションズ
- バリューコマース株式会社
- 株式会社もしも
- リンクシェア・ジャパン株式会社
- 株式会社フォーイット
- 株式会社インタースペース
ひとつずつ紹介していきます。
株式会社ファンコミュニケーションズ
株式会社ファンコミュニケーションズとは、前述した「A8.net」や「seedAPP」、「nend」を提供している会社です。
特にA8.netは、メディア数・広告主数が日本最大級の規模を誇っており、多くのユーザーに活用されています。
特定非営利活動法人アフィリエイトマーケティング協会が2023年5月に行なった調査によると、「アフィリエイトサイト運営者が選ぶ最も満足度の高いASP」として第1位を獲得しました。
ちなみに、満足度No.1の獲得は13年連続です。
出典;「A8.net」が13年連続でアフィリエイトASP満足度1位を受賞
バリューコマース株式会社
バリューコマース株式会社とは、アフィリエイトサービス「バリューコマース」を提供する会社です。
日本で最初にASPサービスを開始した企業であり、質の高いサイトが掲載されています。
掲載審査をクリアしたサイトだけで構成されているため、信頼性も高いです。
例えばAmazonや楽天、Yahoo!ショッピングといった、国内大手のECモールと提携できる点も強みといえるでしょう。
株式会社もしも
株式会社もしもとは、総合ASP「もしもアフィリエイト」を運営している会社です。
初期費用や月額料金がかからず、完全成果報酬型で設計されています。
会員数は70万人を超えており、多くのYouTuberやインスタグラマーも登録しているので、さまざまなジャンルにアプローチできます(2022年5月時点)。
また業界で初めて「W報酬制度」を採用して、報酬率を高く設定している点もメリットです。
リンクシェア・ジャパン株式会社
リンクシェア・ジャパン株式会社とは、楽天グループの子会社として「Rakuten LINKSHARE」を提供しています。
そのため、楽天アフィリエイトとも関連性が高いです。
またビックカメラやJAL、ANAといった有名企業も提携しており、信頼性の高さが伺えます。
さらにほかのASPより再訪問期間が比較的長く、成果につながりやすい点もメリットです。
株式会社フォーイット
株式会社フォーイットとは、大手ASP「afb(アフィビー)」を提供している会社です。
顧客満足度が高く、アフィリエイターと広告主をつなぐ取り組みとして、定期的にセミナーを開催しています。
幅広いジャンルの広告を取り扱っていますが、特に化粧品や脱毛サロン、ダイエットなどの商材ジャンルが得意です。
株式会社インタースペース
株式会社インタースペースとは、大手ASP「アクセストレード」を運営する会社です。
「定期的なセミナーやウェビナーの開催」「20年以上の運営実績」といった点から、多くの広告主・パートナーが活用しています。
ちなみにアクセストレードが得意なジャンルは、ゲーム関連や転職人材、金融系です。
また、ほかのASPで取り扱っていないジャンルを利用できる点がメリットです。
こちらの記事では、BtoB事業に適したASPやアフィリエイト効果を最大化させるポイントなどを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
アフィリエイト広告のメリット・デメリットは?
ここまで、おすすめアフィリエイト広告のASP6選をお伝えしました。
続いて、アフィリエイト広告のメリット・デメリットを解説します。
- アフィリエイト広告のメリット
- アフィリエイト広告のデメリット
それぞれ解説していきます。
アフィリエイト広告のメリット
アフィリエイト広告のメリットは、下記の3つです。
- 効果測定ができる
- 費用対効果が高い
- 自社集客負担が減る
ひとつずつ解説していきます。
効果測定ができる
アフィリエイト広告のメリットは、効果測定ができる点です。
従来の広告では、特定の広告をどれくらいのユーザーが閲覧したのか正確に測定できませんでした。
しかしアフィリエイト広告は効果測定を数値化できるため、改善すべき点を把握できる点がメリットです。
効果測定によって数値での指標を立てられるため、広告運用による効果をさらに大きくできるでしょう。
費用対効果が高い
アフィリエイト広告は、費用対効果の高さがメリットのひとつです。
例えばさまざまな媒体で広告を打った場合でも、コスト以上の売上が見込めるかわかりません。
しかしアフィリエイト広告の活用には、下記のメリットがあります。
- 成果分だけ報酬が発生するので、かかる費用に無駄がない
- 成果報酬に対して金額を決めているため、想定外の費用は発生しない
企業にとって大枠のプロモーション費用を把握できる点は、大きな安心材料です。
つまり少ないリスクで高い成果を期待できる施策として、アフィリエイト広告は活用されています。
自社集客負担が減る
アフィリエイト広告は、アフィリエイターのコンテンツを活用して集客するため、自社の集客負担が少なる点がメリットです。
そのためさまざまな媒体に広告依頼を出さずとも、広告を添付するアフィリエイターが多くなれば広告数も増えていきます。
また本来あれば、自社で考える集客・宣伝をアフィリエイターが担ってくれるため、削減された時間とコストを別の事業に注力できるでしょう。
とはいえ、多くのアフィリエイターが紹介したくなる商品・サービスづくりに力を入れる必要があるので、留意しなければなりません。
アフィリエイト広告のデメリット
アフィリエイト広告のデメリットは、下記の3つです。
- ASP利用時にコストがかかる
- 成果が出るまで時間がかかる
- 望まない形で掲載される可能性がある
ひとつずつ解説していきます。
ASP利用時にコストがかかる
アフィリエイト広告のデメリットは、ASPを利用する際に一定のコストがかかる点です。
発生するコストとして、下記の3つがあります。
- 初期費用
- 月額料金
- 成果報酬を支払う際の手数料
そのためアフィリエイターに自社の広告が選ばれなかったり、商品・サービスが売れなかったりした場合でも料金は発生します。
まずはASPによって得意ジャンルや規模が異なる点を理解して、比較検討しましょう。
成果が出るまで時間がかかる
アフィリエイト広告は、成果が出るまで時間がかかる点がデメリットです。
コストをかけて出稿した場合でも、下記の可能性もあります。
- アフィリエイターの目に留まらず、提携数が増えない
- アフィリエイターによってマーケティングスキルや紹介頻度が異なるため、成果につながらない
出稿すれば成果が発生するわけではなく、まずは自社の広告がアフィリエイターに選ばれて、掲載記事に読者を集めるまでに時間がかかる点を覚えておきましょう。
またアフィリエイターによってスキルや影響力はさまざまなので、長期的に取り組むなかで徐々に成果が現れてくる広告であると理解しておかなければなりません。
望まない形で掲載される可能性がある
アフィリエイト広告のデメリットは、自社の望んでいない形で掲載される可能性がある点です。
商品・サービスをどのように紹介するかはアフィリエイターにより異なり、広告主側ではコントロールできません。
仮に出稿した商品・サービスがあまりにもマイナスなイメージとなる場合は、プロモーションの中止が可能ですが、アフィリエイト広告数が多いと特定が困難になる点は覚えておきましょう。
そのためASPでは、広告主によって掲載サイトの審査を「する・しない」が設定できるので、事前に選択することも可能です。
まとめ
今回は、アフィリエイト広告の始め方やおすすめのASP、広告のメリット・デメリットを解説しました。
アフィリエイトの広告の始め方は、下記の手順で行います。
- 広告審査基準を確認する
- ASPサイトへアクセスする
- 申し込みフォームを入力する
- 初期設定・申込書を送付する
- トラッキングタグの設置をする
- 広告素材を用意する
- 初期費用を入金する
また、おすすめのアフィリエイト広告のASPとして「株式会社ファンコミュニケーションズ」「バリューコマース株式会社」「株式会社もしも」などを紹介しました。
本記事でお伝えしたアフィリエイト広告のメリット・デメリットも参考にして、自社の広告運用に活かしてください。
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