楽々Webデータベースとは
楽々Webデータベースとは、住友電工情報システム株式会社が提供するノーコード型エクセル業務効率化支援ツールです。
表計算で工数管理や売上管理などを行う際の、コピーミス・集計ミスを解消できます。
楽々Webデータベースの特徴は、下記の通りです。
- Excelファイルの変更内容を確認できる
- Excelファイルを取り込むだけでWebアプリ化できる
- パソコンやスマートフォン、タブレットからも使用できる
また、データファイルを渡す際に発生する紛失・データ消失といったトラブルも防げます。
楽々Webデータベースの料金プランは、下記の通りです。
【クラウド版】
スターターパック | スタンダードプラン | |
導入費用 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
月額料金(税抜) | 10,000円 |
|
【オンプレミス版】
料金 | |
導入費用(税抜) | 1,800,000円〜 |
さらに、最大2ヶ月間の無料トライアルも設けています。
楽々Webデータベースの主な機能
楽々Webデータベースの主な機能は、下記の9つです。
- Webデータベース
- フォーム制御
- 帳票出力
- 集計機能
- ワークフロー
- メール機能
- ユーザ・組織管理
- システム連携
- データ移行
それぞれ解説していきます。
Webデータベース
楽々WebデータベースのWebデータベースでは、エクセルなどで管理しているデータをアプリとして簡単に作成できます。
また、アプリはつなげて作成することも可能です。
フォーム制御
楽々Webデータベースのフォーム制御では、ノンコーディングでフォーム編集や表示制御、レイアウトフィルタ、入力チェック、自動入力などを設定できます。
また、フォームの制御も可能です。
帳票出力
楽々Webデータベースでは、アプリで管理しているデータをExcelやPDF形式で出力できます。
出力したデータを共有することも可能です。
集計機能
楽々Webデータベースの集計機能では、アプリに登録しているデータをグラフで表示します。
また、クロス集計も可能です。
ワークフロー
楽々Webデータベースでワークフローを流すことで、申請・承認までの業務フローを実現できます。
また、同社で提供している電子承認・決済システム「楽々WorkflowⅡ」と連携することで、アプリ側で管理している文書の作成や承認も行われます。
メール機能
楽々Webデータベースのメール機能では、データを登録・削除・更新した際のメール通知が可能です。
事前にメールアドレスへ送付したメール内容を、自動的にアプリへ取り込むこともできます。
ユーザ・組織管理
楽々Webデータベースでは、利用ユーザを部署・組織単位で管理できます。
「誰が管理しているのか」も一目で把握することが可能です。
システム連携
楽々Webデータベースは、ほかのシステムとのデータ出力をExcel/CSVで簡単に実行できます。
また、WebhookやWebAPIを活用したシステム連携も可能です。
オンプレミス版であれば、指定日時にデータを出力・入力できます。
データ移行
楽々Webデータベースでは、各アプリのフォーマットと合わせてCSVファイルを作成できます。
オンプレミス版の場合、ほかのシステムデータを楽々Webデータベースに取り込めます。
楽々Webデータベースを導入するメリット
ここまで、楽々Webデータベースの主な機能をお伝えしました。
続いて、楽々Webデータベースを導入するメリットを解説します。
- ExcelをWeb化できる
- データをつなげて活用できる
- アンケートをWeb化して扱える
ひとつずつ解説していきます。
ExcelをWeb化できる
楽々Webデータベースを導入するメリットは、ExcelをWeb化できる点です。
ノンプログラミング/ノーコードで構築できるので、素早く業務効率化や業務改善を図れます。
Web化するメリットは、下記の通りです。
- 必要ファイルを探す必要がなくなる
- ほかの誰かが使っていて使用できなくなる心配がない
ほかにもファイルが壊れてしまい、使えなくなることもありません。
つまりエクセル業務の悩みを解消して、仕事の大幅な効率化が望めるでしょう。
データをつなげて活用できる
楽々Webデータベースの導入によって、データをつなげて活用できる点がメリットです。
データをつなげられるアプリには、下記の3つがあります。
- コレクトアプリ:複数のアプリデータを集計する
- ジョインアプリ:複数のアプリデータを横並びで表示する
- リンクアプリ:関連する他のアプリ情報を表示する
上記アプリを活用することで、データの集計・管理・参照が可能です。
さらに、データを承認するためのワークフロー機能も搭載されています。
アンケートをWeb化して扱える
楽々Webデータベースでは、アンケートをWeb化して扱える点が導入メリットです。
今までのExcelを活用したアンケートは、回答者にアンケートを配布して、回収後に集計作業を行っていました。
しかし、その際の懸念点として下記が挙げられます。
- 配布に時間を要する
- メールで送受信する場合、送信漏れが発生する
- 集計時にファイルをひとつずつ確認しなければいけない
楽々Webデータベースを導入することで、回答者自らファイルをダウンロードするため、配布の手間が発生しません。
また回答は、データベースから集計データを直接タウンロードするので、業務の効率につながります。
楽々Webデータベースの導入に向いている企業の特徴
ここまで、楽々Webデータベースを導入するメリットをお伝えしました。
続いて、楽々Webデータベースの導入に向いている企業の特徴を解説します。
- 人的ミスを軽減したい企業
- リモートに対応している企業
それぞれ解説していきます。
人的ミスを軽減したい企業
楽々Webデータベースは、人的ミスを軽減したい企業に向いています。
ファイル共有ツールと異なるポイントは、「いつ・誰が・どこを」編集したか確認できる点です。
そのため、「誰かが誤ってデータ入力した」「期日までの記入を忘れている人がいる」といったフォローができ、人的ミスの軽減につながるでしょう。
リモートに対応している企業
楽々Webデータベースの導入は、リモートワークに対応している企業にも向いています。
理由はパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットからも使用でき、働く環境を選ばないためです。
そのため急なリモートワークの際も、データのやりとりをスムーズに行えるでしょう。
業務効率化ツールを選ぶときのポイント
ここまで、楽々Webデータベースの導入に向いている企業の特徴をお伝えしました。
続いて、業務効率化ツールを選ぶときのポイントを解説します。
- 自社の課題を明確化する
- 担当者が使いこなせるか
- 互換性があるか
- セキュリティ対策は万全か
- サポートが充実しているか
ひとつずつ解説していきます。
自社の課題を明確化する
業務効率化ツールを選ぶときのポイントは、自社の課題を明確化しましょう。
課題を見つけるための流れは、下記の通りです。
- 経営層だけでなく、現場担当者と一緒にアイデアを出す
- 洗い出した課題に対して、導入すべきツールの優先順位をつける
また業務効率化ツールの導入で陥る点として、手段の目的化が挙げられます。
「導入したにもかかわらず成果が出なかった」といった事態にならないように、必要な機能と実装すべき範囲を明確にしましょう。
担当者が使いこなせるか
業務効率化ツールは、担当者が使いこなせるものを選びましょう。
理由は、業務効率化を目的に導入したにもかかわらず、ツール設定や扱う工数が増えてしまうと意味がないためです。
そのため導入ツールを選ぶ際は、下記の2つを行いましょう。
- 無料トライアルがある業務効率化ツールを活用する
- 同業者が使用している業務効率化ツールを調べてみる
また、画面の見やすさや操作のしやすさも重要です。
まずは複数のツールを検討したうえで、長期的に活用できるものを選びましょう。
互換性があるか
業務効率化ツールを選ぶ際は、互換性があるか確認しましょう。
仮に互換性がない場合、ツールの利点を最大限に活かせない恐れがあります。
反対に既存システムと相性の良いツールの場合、相乗効果によって売上の向上につながるでしょう。
ちなみに導入検討しているツールが複数ある際は、既存システムとの相性を考慮する選び方もあります。
セキュリティ対策は万全か
業務効率化ツールを選ぶにあたって、セキュリティ対策の万全さも重要です。
特にクラウド型ツールを選ぶ際は、サイバー攻撃などのリスクも考慮して、セキュリティ対策が充実しているものを選びましょう。
ツール比較時のポイントとして、下記が挙げられます。
- どのようにサーバを管理しているか
- データセンターはどういったものを使用しているか
- アクセス管理・不正アクセスへの対策はなにがあるか
まずは、導入を検討しているツールの公式サイトから問い合わせてみましょう。
サポートが充実しているか
業務効率化ツールを選ぶ際は、サポートが充実しているものを選びましょう。
サポート体制が整っているツールを選ぶべき理由は、下記の通りです。
- 設定方法や導入時の疑問・不安な点を迅速に解消できる
- 運用コストが下がるので、取り組むべき業務に集中できる
ツールごとでサポート内容を比較する際は、「無償・有償でどこまでサポートしているか」を確認しておきましょう。
サポート内容は、公式サイトもしくは問い合わせから確認できます。
【kyozon編集部おすすめ】あわせて活用したい業務効率化ツール
ここまで、業務効率化ツールを選ぶときのポイントをお伝えしました。
続いて、kyozon編集部がおすすめする業務効率化ツールを2つ紹介します。
- Salesforce Sales Cloud | 世界No.1の営業ソリューション
- Re:lation(リレーション) | メール共有システム
それぞれ紹介していきます。
Salesforce Sales Cloud | 世界No.1の営業ソリューション
内容 | |
提供会社 | 株式会社セールスフォース・ジャパン |
月額料金 | 3,000円〜 |
無料トライアル | あり |
機能 |
|
このツールの使いやすさには特に感銘を受けました。直感的なインターフェースとカスタマイズの容易さが、私たちの業務プロセスに自然に溶け込みました。特にタスク管理機能の見やすさは、タスクの進捗を一目で確認でき、優先順位を明確にするのに非常に役立ちました。
また、Sales Cloudの導入により、営業活動の生産性が20%向上し、売上も10%成長しました。これは顧客情報の一元管理が可能になり、営業チームがターゲットに対する理解を深め、より的確な提案が可能になったのがおおきな要因と考えています。
- 業種:コンサルティング/専門サービス系
- 会社名:ミナト経営株式会社
- 従業員規模:31〜100人
- 部署:営業・販売部門
- 役職:一般社員・職員
Salesforce Sales Cloudとは、クラウド型のSFA/CRMです。
見込み顧客や商談管理、売上予測などのデータを基に、確度の高い商談を適切に見極められます。
また顧客情報や活動管理、商談の内容は一元管理できるので、成果を上げる営業組織を構築できるでしょう。
営業数字はリアルタイムで反映されるため、都度集計する必要がありません。
商談化する見込み度合いは、AIが過去のデータから予測してスコア化してくれます。
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こちらの記事では、Salesforce Sales Cloudの主な機能やメリット、導入するべき企業の特徴などをさらに詳しく解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
Re:lation(リレーション) | メール共有システム
内容 | |
提供会社 | 株式会社インゲージ |
導入費用 | 15,000円〜 |
月額料金 | 12,800円〜 |
機能 |
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直感的に操作することができて、説明を読まなくても簡単に利用できるのが良かったです。API連携機能も豊富にあり、すでに導入済みのツールとの連携も簡単にできて助かりました。過去に問い合わせがあった内容の履歴をタイムライン形式でチェックすることができるので、より問い合わせへの対応をスムーズに行えました。スマートフォンのアプリにも対応しているので、パソコンが使えない時でも利用できて良かったです。
- 業種:メーカー/製造系
- 会社名:トヨタ
- 従業員規模:1,001〜5,000人
- 部署:営業・販売部門
- 役職:一般社員・職員
Re:lation(リレーション)とは、電話やメール、チャットなどからの問い合わせを一元管理できるカスタマーサポート管理ツールです。
顧客対応時に発生する二重返信や対応漏れ、問い合わせの属人化を防ぐ機能が搭載されています。
Re:lation(リレーション)では、メールを送信する際に発生する誤字脱字があった際はハイライトで表示されます。
また、上司の確認が必要なメールはワンクリックで依頼できるため、ダブルチェックが簡単です。
レポート機能を活用することで対応時間の分析もできるので、人材教育にも役立てられるでしょう。
こちらの記事では、請求業務を効率化するクラウド型の電子請求書発行サービス「楽楽明細」の主な機能やメリット、導入するべき企業の特徴を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は、楽々Webデータベースの主な機能やメリット、導入するべき企業の特徴を解説しました。
楽々Webデータベースとは、住友電工情報システム株式会社が提供するノーコード型エクセル業務効率化支援ツールです。
主な機能は、下記の9つです。
- Webデータベース
- フォーム制御
- 帳票出力
- 集計機能
- ワークフロー
- メール機能
- ユーザ・組織管理
- システム連携
- データ移行
また、「ExcelをWeb化できる」「データをつなげて活用できる」などのメリットもあります。
本記事でお伝えした導入が向いている企業の特徴や選ぶ際のポイントも参考にして、楽々Webデータベースの導入を検討してください。
また、以下の記事も参考になりますので、併せてご覧ください。
参考:無料のおすすめノーコードツール13選。アプリ開発やWebサイト制作など目的別にすべて紹介|Walkers
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