目的に合ったメール配信システムが知りたい方は
\ こちらの記事がおすすめ! /
SendGridとは
SendGrid(センドグリッド)とは、株式会社構造計画研究所が提供するクラウド型のメール配信サービスです。
アカウント作成するだけで即日メールを送信できて、メールサーバーを構築できます。
SendGridの特徴は、下記の通りです。
- 月間1,000億通以上の高い配信実績を誇る
- マーケター・開発者向けの機能が多数搭載されている
- メールインフラを支えるグローバルなエキスパートが多く在籍している
パソコンだけでなく、スマートフォンや各種キャリアメールにも対応しているので、安心してメール配信を行えます。
SendGridの料金プランは、下記の通りです。
内容 | |
料金プラン | 0円〜 |
無料トライアル | あり |
Freeプランでは、毎月0円で上限数12,000通までのメールを配信できます。
有料プランに切り替えることで、後述する機能が利用可能です。
SendGridの主な機能
SendGridの主な機能は、下記の7つです。
- メール配信機能
- メール送信オプション
- メール作成
- 配信状況把握・サプレッション管理
- 他システム連携機能
- 運用・セキュリティ
- その他機能
ひとつずつ解説していきます。
メール配信機能
SendGridのメール配信機能には、下記の3つがあります。
- メール送信API
- マーケティングキャンペーン機能
- 独自ドメイン利用
ひとつずつ解説していきます。
メール送信API
SendGridのメール送信APIでは、SMTPやAPI経由でシステムからメールを送信できます。
またCMSやCRM、独自開発コードといったアプリケーション連携を介したメール送信も可能です。
マーケティングキャンペーン機能
SendGridのマーケティングキャンペーン機能は、ブラウザ上でメール作成から配信まで行える機能です。
活用できる機能として、下記の5つがあります。
- 分析機能
- A/Bテスト機能
- メール編集機能
- 属性差し込み機能
- セグメンテーション機能
また、HTMLコードと表示プレビューは同じ画面で確認できるので、効率的な編集が可能です。
独自ドメイン利用
SendGridでは、メールを配信する際に独自のドメインを利用できます。
またトラッキングドメインやSPF/DKIM、IPアドレス逆引き設定も可能なため、到達率をさらに向上できるでしょう。
メール送信オプション
SendGridのメール送信オプションには、下記の2つがあります。
- 送信元メールアドレス
- 固定IPアドレス
それぞれ解説していきます。
送信元メールアドレス
SendGridは、送信元メールアドレスやドメインを自由に変更できます。
仮にメールごとで送信元を使い分ける場合でも、追加料金は不要です。
固定IPアドレス
SendGridでは、送信元IPアドレスに基づいた管理が徹底されています。
IPアドレスを固定化するメリットは、下記の通りです。
- 他社の行動による影響を受けない
- 自社独自のIPアドレスを構築でき、到達率の向上に寄与する
ちなみにIPアドレスは、「Essentials以下のプランは他のアカウントと共有」「Pro以上のプランはひとつ割り当てられる」ので、覚えておきましょう。
メール作成
SendGridのメール作成では、予約配信やレスポンシブ対応のHTMLエディタ、メールテンプレートの作成・管理が可能です。
そのなかでも、HTMLメール・マルチパート配信について下記で詳細を説明します。
HTMLメール・マルチパート配信
SendGridは、HTMLメール・マルチパート配信に対応しています。
ただしSMTPとWeb API、マーケティングキャンペーン機能で送信方法が異なるため、確認が必要です。
配信状況把握・サプレッション管理
SendGridの配信状況把握・サプレッション管理には、下記の3つがあります。
- 配信結果のグラフ表示
- 配信停止管理
- 自動バウンス処理
それぞれ解説していきます。
配信結果のグラフ表示
SendGridでは、日々の配信結果をグラフ表示として一目で把握できます。
サイト内のメニュー画面から確認でき、下記の表示条件を指定できます。
- 表示期間:表示期間を選択できる
- 集計単位:日・週・月単位で選択できる
- メトリクス:RequestsやDelivered、Opens、Clicks、などのメトリクスを選択できる
また統計情報は、API経由での取得も可能です。
配信停止管理
SendGridの配信停止管理には、受け取り側の興味や関心に合わせて管理できる「Unsubscribe Groups(配信停止グループ)」と「Preference Center(受け取り側による購読管理)」があります。
それぞれの特徴は、下記の通りです。
- Unsubscribe Groups(配信停止グループ):メールの種類ごとで配信停止を管理できる機能
- Preference Center(受け取り側による購読管理):受け取り側で受信するメールを設定できる機能
配信停止に対応することで宛先数も減ってしまいますが、悲観する必要はありません。
配信メールから受け取り側の興味を知れたり、コンテンツの配信頻度を見直したりできるので、結果的にエンゲージメントの向上につながるでしょう。
自動バウンス処理
SendGridの自動バウンス処理には、ソフトバウンスとハードバウンスの2種類があります。
それぞれの発生原因や挙動などは、下記の通りです。
ソフトバウンス | ハードバウンス | |
判定基準 | 一時的なエラー | 恒久的なエラー |
主な発生原因 |
|
|
発生後の挙動 |
|
|
メール送信者による再送 | 特に設定を変更する必要はない | バウンスリストの宛先に送信すると自動的に破棄されるので、再送前にバウンスリストから削除する必要がある |
仮に原因が解消されていないにもかかわらずバウンスリストから宛先を削除してしまうと、繰り返しバウンスが発生してレピュテーションを下げてしまうので注意しましょう。
他システム連携機能
SendGridの他システム連携機能には、下記の2つがあります。
- Event Webhook
- Parse Webhook
ひとつずつ解説していきます。
Event Webhook
SendGridのEvent Webhookは、メール配信した際の送信完了や開封、クリック、バウンスといった情報を指定したURLに投稿する機能です。
イベントをトリガーとして、リアルタイム処理やイベント情報の蓄積・分析が手軽に実装できます。
Parse Webhook
SendGridのParse Webhookは、指定したドメイン宛のメールをSendGridで受信して、その内容を特定のURLに投稿する機能です。
メール受信をトリガーにすることで、手軽に処理を行えます。
ただしSendGridにはメールボックスがないため、受信メールも保存されない点は注意しましょう。
運用・セキュリティ
SendGridの運用・セキュリティ機能には、下記の4つがあります。
- サブユーザ
- APIキー
- 二要素認証
- IPアドレスでのアクセス制限
ひとつずつ解説していきます。
サブユーザ
SendGridのサブユーザとは、複数の独立したサブアカウントを作成できる機能です。
テスト環境の作成や送信メールの種類に応じて、アカウントを使い分けられます。
ほかにも、サービスごとで認証情報や統計情報を分けることも可能です。
APIキー
SendGridでは、機能を利用する際の認証情報としてAPIキーを利用します。
APIキーの特徴は、下記の通りです。
- Webポータルのログインでは利用できない
- メール送信とAPIアクセスでのみ利用できる
- パーミッションを設定して機能単位でアクセス制限をかけられる
そのため、アプリケーション・オペレータ・サーバごとで認証情報を管理できます。
二要素認証
SendGridは、二要素認証に対応しています。
親アカウントとサブアカウントで設定箇所が異なるので、注意しましょう。
IPアドレスでのアクセス制限
SendGridではIPアドレスでのアクセスを制限することで、悪意あるアクティビティを防ぎ、セキュリティを強化できます。
Allow ListにIPアドレスを登録して接続した場合に限り、SendGridのSMTPやUI、APIにアクセスできます。
また、未登録のIPアドレスからのアクセスは、ブロックされる仕様です。
その他機能
SendGridの操作画面は英語ですが、チュートリアルやAPIリファレンス、よくある質問などは日本語対応しています。
また、すべての問い合わせはWebフォームなので覚えておきましょう。
サポート対応時間は9時〜17時となっており、利用プランによるサポート範囲の違いはありません。
▼目的に合ったメール配信システムが知りたい方はこちらの記事がおすすめ!▼
SendGridを導入するメリット
ここまで、SendGridの主な機能をお伝えしました。
続いて、SendGridを導入するメリットを解説します。
- 大量のメール配信を即日利用できる
- メール到達率をあげることができる
- 様々なシステムと連携できる
ひとつずつ解説していきます。
大量のメール配信を即日利用できる
SendGridを導入するメリットは、大量のメール配信を即日利用できる点です。
数万件のメールを高速で配信できるだけでなく、最短即日で導入できます。
導入までの期間が短いほど、システムに慣れる時間も短縮され、担当者のスキルアップを短い時間で実現できます。
メール到達率をあげることができる
SendGridの導入は、メール到達率をあげられる点がメリットです。
独自ドメイン機能を活用することで、今まで迷惑メール扱いされて届けられなかったユーザに対して、自社のメールを配信できます。
またバウンスは自動処理されるため、ほかのメールシステムより高いメール到達率を実現できるでしょう。
様々なシステムと連携できる
SendGridはCMSやCRM、各種フレームワークといったシステム・アプリケーションを連携できる点がメリットです。
またメールを送信する際は、「Web API」と「SMTP」の2種類から選択できます。
メール配信システムを選ぶときのポイント
ここまで、SendGridを導入するメリットをお伝えしました。
続いて、メール配信システムを選ぶときのポイントを解説します。
- 必要な機能は揃っているか
- 管理画面は使いやすいか
- セキュリティ対策は万全か
- メールの処理能力は高いか
- 到達率を向上させる仕組みがあるか
- 効果測定や分析ができるか
- 費用は予算内に収まっているか
- 外部システムと連携できるか
それぞれ解説していきます。
必要な機能は揃っているか
メール配信システムを選ぶ際は、目的を達成するための必要な機能が揃っているか確認しましょう。
搭載されている機能の例は、下記の通りです。
- 効果測定
- 承認機能
- A/Bテスト機能
- エラー解析機能
- セグメント配信機能
- HTMLエディタ機能
- カートリマインド機能
- ステップメール配信機能
- 属性情報の差し込み機能
API連携機能が備わっている場合は、メール配信システムと顧客メールアドレスを連携することで、多くのユーザーにメールを届けられます。
実際にシステムを選ぶ際は、必要な機能が無償・有償のどちらであるか確認しておきましょう。
管理画面は使いやすいか
メール配信システムを選ぶ際は、管理画面の使いやすさもポイントのひとつです。
業務で使用するメール配信システムには、シンプルかつ使いやすい操作性が求められます。
使いやすさを確認するポイントは、メール作成からリスト設定、配信といった一連の流れをスムーズに行えるか確認しましょう。
無料トライアルを設けているメール配信システムもあるので、検討する際には事前の問い合わせが必要です。
セキュリティ対策は万全か
メール配信システムを選ぶ際は、個人情報や機密情報が漏洩しないようにセキュリティ対策を万全に行わなければなりません。
そのため、選定のタイミングで下記の対策が施されているか確認しましょう。
- 通信が暗号化されているか
- TLS暗号化に対応しているか
- 安全な場所でデータが管理されているか
- ログイン時にIP制限や多要素認証を導入しているか
- 高いセキュリティが求められる企業への導入実績があるか
ほかには、PマークやISMS認証、SaaS情報開示認定などの第三者機関から認証を得ているか確認が必要です。
メールの処理能力は高いか
メール配信システムでは大量のメールを届けるため、高い処理能力が求められます。
そのため自社が想定しているメール配信数と、検討しているメール配信システムの上限数を照らし合わせておきましょう。
システムによっては上限数を設けず無制限で利用できるものもあるので、必要に応じて検討しなければいけません。
もちろん処理能力が高いに越したことはありませんが、無駄なコストを支払って導入しても意味がないので注意が必要です。
到達率を向上させる仕組みがあるか
検討しているメール配信システムに、到達率を向上させる仕組みがあるかどうかも重要なポイントです。
到達率を向上させる仕組みの例として、下記が挙げられます。
- スパム扱いされない量や間隔で配信できるか
- 複数の配信サーバから分散させて配信できるか
- なりすましと見なされないために、SPFやDKIMで送信ドメイン認証を設定できるか
メール配信システムによって、配信量や間隔調整を自社もしくは提供企業が行うのか異なります。
また、自動・手動どちらで設定できるのかも確認しておきましょう。
効果測定や分析ができるか
メール配信システムを選ぶ際は、効果測定や分析ができるか確認しましょう。
開封率やクリック率を測定できるシステムは多いですが、データを細かく分析できるものは限定的です。
配信した全体の開封率も大切ですが、コンバージョン率や日時、デバイスなどさまざまな角度から分析することで、自社のメールマーケティングの精度を高めていけます。
そのため効果測定や分析ができるメール配信システムを選びましょう。
こちらの記事では、メールマーケティングの始め方や手法、メリット・デメリットを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
費用は予算内に収まっているか
費用が予算内に収まっているかどうか、メール配信システムを検討する際に確認しましょう。
メール配信システムの料金体系は、下記の2種類に分かれます。
- 実際の配信数に応じた従量課金
- 登録アドレス数に応じた従量課金
また、少ない選択肢から選ぶのではなく、相場を調べたうえで複数社から相見積もりを取りましょう。
情報収集に時間を要するかもしれませんが、導入後のコストを考慮すると踏んでおきたいプロセスです。
外部システムと連携できるか
メール配信システムを選ぶ際は、外部システムと連携できるか確認しておきましょう。
外部のCMSやCRMと既存システムを連携させることで、マーケティング施策の幅が広がります。
特にチャネルを横断してメールマーケティングを想定している企業の場合、外部システムとの連携は必須といえるでしょう。
▼目的に合ったメール配信システムが知りたい方はこちらの記事がおすすめ!▼
【kyozon編集部おすすめ】あわせて検討したいメール配信システム
ここまで、メール配信システムを選ぶときのポイントをお伝えしました。
続いて、kyozon編集部がおすすめするメール配信システム「配配メール」を紹介します。
配配メール | メールマーケティング
内容 | |
提供会社 | 株式会社ラクス |
価格・プラン | 要問い合わせ |
無料トライアル | あり |
機能 |
|
- 業種:IT/通信/インターネット系
- 会社名:匿名ユーザー
- 従業員規模:31〜100人
- 部署:マーケティング部
- 役職:契約・派遣・委託
配配メールとは、営業メール配信の業務効率に便利なサービスです。
メールの開封率の高い曜日や時間がわかるヒートマップ、開封率とクリック率を上げるポイントを表示するチェッカーなど、質の高いメール配信を実現する機能が豊富に揃っています。
10,000社以上の導入実績と95%のサポート満足度を誇っています(2023年7月時点)。
操作画面も直感的で扱いやすく、コンサルタントが運用支援やノウハウを提供してくれるため、営業メール配信に不慣れな会社でも安心して利用することができるでしょう。
こちらの記事では、おすすめのメール配信システムを20個紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は、SendGridの主な機能やメリット、メール配信システムの選び方を解説しました。
SendGridとは、株式会社構造計画研究所が提供するクラウド型のメール配信サービスです。
主な機能として、下記の7つがあります。
- メール配信機能
- メール送信オプション
- メール作成
- 配信状況把握・サプレッション管理
- 他システム連携機能
- 運用・セキュリティ
- その他機能
また、「大量のメール配信を即日利用できる」「メール到達率をあげることができる」などのメリットがあります。
本記事でお伝えしたメール配信システムを選ぶ際のポイントや導入メリットも参考にして、SendGridの導入を検討してください。
▼目的に合ったメール配信システムが知りたい方はこちらの記事がおすすめ!▼
【SNSフォローのお願い】
kyozonは日常のビジネスをスマートにする情報を毎日お届けしています。
今回の記事が「役に立った!」という方はtwitterとfacebookもフォローいただければ幸いです。
twitter:https://twitter.com/kyozon_comix