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ノウハウとは?例文・活用事例や企業が蓄積するメリットを解説します!

投稿日:2023年3月13日 /

更新日:2023年5月2日

ノウハウとは?例文・活用事例や企業が蓄積するメリットを解説します!
● データ活用● ナレッジ管理● 業務効率化

自社のノウハウを正しく共有できれば、社員の能力だけでなく企業の業績向上にもつながります。そのため、近年ではいかにノウハウを共有できるかが重要になっています。今回は、ノウハウの概要や例文・活用事例を紹介します。ノウハウを蓄積するメリットも解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

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ノウハウとは?

ノウハウとは?

ノウハウとは、「専門的な知識や技術」「物事を進めるための手順」を意味する言葉です。

英語のknow(知る)とhow(方法)が由来となっており、2つの単語が組み合わさっています。

学習や料理など、ノウハウ本や動画を目にする方も多いのではないでしょうか。

ビジネスシーンにおけるノウハウは、下記の意味があります。

  • 製造や開発に関する知識
  • 企業経営に関する情報

企業におけるノウハウは重要な財産・知識であり、情報資産としての価値があるため、正しい管理・活用が必要です。

ICC(国際商業会議所)のノウハウ保護の基準条項では、ノウハウを下記の通り定義しています。

「ノウハウとは、単独で又は結合して、工業目的に役立つある種の技術を完成し、又それを実際に適用するために必要な秘密の技術知識と経験、又はそれらの集積をいう」

次に、ノウハウを使った例文と活用例を見ていきましょう。

出典:ICC JAPAN – 国際商業会議所 日本委員会

ノウハウを使った例文

ノウハウは、実務を通して学んだ知識や技術を指す言葉であるため、言語化・共有が難しい言葉といえるでしょう。

そのためお互いの認識に齟齬が生じないように、使い方や意味を理解しておく必要があります。

ノウハウを使った例文は、下記の通りです。

  • 顧客を獲得するために必要なノウハウを学ぶ
  • 日々の業務から営業に関するノウハウを培う
  • 上司からマーケティングのノウハウを教わった
  • プログラムを開発するためのノウハウはすぐに身につかない
  • 研修で教わったマーケティングのノウハウを社内で共有した

ビジネスシーンでのノウハウは、知識や経験を教えてもらったり、専門的な技術を身につけたりする場面で使用されます。

ノウハウの活用例

ノウハウは、教わった知識や経験を蓄積するだけでは効果を発揮しません。

現在の業務に活用することで、生産性や売上に貢献できるでしょう。

ノウハウの代表的な活用事例は、下記の通りです。

  • 業務マニュアル
  • チェックリスト
  • 電話対応マニュアル
  • コンサルティングの技術
  • 自動車部品を生産する技術
  • 特許を取得した技術的な知識
  • 自社でオリジナルに生み出した営業テクニック

ノウハウには、スキルやテクニックといった有効な情報が含まれています。

そのためビジネスシーンにおいては、ノウハウを自社のマニュアルに活かすことで、新入社員の教育スピードを上げられるでしょう。

ノウハウとよく似た言葉

ノウハウとよく似た言葉

ここまで、ノウハウの概要や例文、活用事例をお伝えしました。

続いて、ノウハウとよく似た言葉を紹介します。

  • 言葉1:スキル
  • 言葉2:ハウツー
  • 言葉3:技術・技能
  • 言葉4:ナレッジ
  • 言葉5:営業秘密

ひとつずつ紹介していきます。

言葉1:スキル

スキルには、学習や訓練によって獲得した能力といった意味があります。

遺伝で決まっている「先天的」なものではなく、「後天的」に獲得できる能力がスキルです。

スキルは、下記の3つに分類されます。

名称特徴
リテラシー
  • 業界や業種、文化を超えて求められるIT・言語の技術や能力
  • 適切に物事を理解・解釈、活用する力
テクニカルスキル
  • 物事を遂行するうえで必要な、専門的な技術・知識・能力
  • スキルが専門的であればあるほど、活用する際は注意が必要
ポータブルスキル
  • どういった職種・業種においても順応できる
  • 「対課題力」「対自分力」「対人力」の3つに分類される
  • 汎用性はあるが、専門的なスキルではない

 

さらに、スキルを向上させるために意識するべきポイントとして、下記の2つがあります。

  • スキルを身につける目的を明確にしておく
  • スキルを身につける際は、複数の方法を検討しておく

ノウハウは基本となる知識・技術を意味するのに対して、スキルはさらに専門的な能力・技術を意味する点を覚えておきましょう。

言葉2:ハウツー

ハウツーは、物事の基礎・基本的なやり方を意味しています。

ビジネスシーンにおいては、新入社員や困っている方が参考にする際に活用される言葉です。

表現方法として、「ハウツー動画」「ハウツー本」「ハウツー記事」など、さまざまなコンテンツが存在しています。

ハウツーの使われ方として、下記の2つが例としてあげられます。

  • ビジネススキルを身につける方法
  • 自己啓発を促して、人生に新しい気づきを得る方法

つまり仕事するうえでの手順ではなく、仕事を行うにあたって役立つ情報や考え方、心得ておくべきことなど、汎用性の高い内容を表しているでしょう。

ノウハウは専門的な知識や情報を表すのに対して、ハウツーはさらに実用的な情報資産を指す点を覚えておきましょう。

言葉3:技術・技能

技術・技能とは物を作成したり、適切に物事を扱うもしくは処理するための技を指します。

知的財産として登録されたり、資格として扱われたりするため、ノウハウに近い意味を含んでいるといえるでしょう。

また、技術と技能は意味が異なっており、それぞれ下記のように表されます。

  • 技術:物事を処理する際の方法や手段
  • 技能:特定の事柄を行うための腕前・能力

ノウハウは、技術・技能だけでなく技術に基づいた知識や経験も該当します。

そのため、ノウハウがあることで高品質な商品・サービスを作成できるようになるはずです。

つまり技術・技能は、ノウハウの中に含まれているひとつの要素であると覚えておきましょう。

言葉4:ナレッジ

ナレッジとは、「付加価値の高い知識」「利益になる情報」といった意味です。

ビジネスシーンにおけるナレッジへの価値が見直されており、積極的にナレッジを活用・共有する企業が増えています。

また、ビジネスにおけるナレッジとして、下記の2つがあります。

名称特徴
ナレッジマネジメント
  • 社員一人ひとりの知識を組織全体に蓄積・共有・活用する
  • 人材教育・育成の効率化が図れる
ナレッジベース
  • ビジネスに必要な知識や技術、過去の事例などを一元管理できるデータベース
  • 業務フローの効率化や均質化が図れる


ナレッジはインターネットや本から情報収集できるので、ノウハウよりも習得しやすいです。

また、文章や図解で表現できるのでノウハウと比べて汎用性が高く、伝達力に長けているといえるでしょう。

言葉5:営業秘密

営業秘密とは、企業の秘密情報を不正に持ち出されるなどの被害にあった際に、民事上・刑事上で措置を取れる方法もしくは情報です。

企業の知的財産は不正競争防止法で守られており、下記の要件を満たしている場合において、営業秘密に該当します。

  • 非行知性:保有者の管理下以外では一般に入手できないこと
  • 有用性:情報自体が事業活動に利用されることで、経費の節約・経営効率の改善に役立つものであること
  • 秘密管理性:営業秘密保有企業の秘密管理意思が措置により社員に明確に示されており、秘密管理意思への社員の認識の可能性が確保されている

通常であれば、特許を出願していないノウハウは特許法で保護されません。

しかし上記の「非行知性・有用性・秘密管理性」に該当する場合は、営業秘密として競合他社の模倣・権利侵害から保護される仕組みです。

こちらの記事では、ノウハウに類似した言葉である「ナレッジ」の重要性や関連用語などを解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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企業がノウハウを蓄積・共有するメリットは?

企業がノウハウを蓄積・共有するメリットは?

ここまで、ノウハウとよく似た言葉をお伝えしました。

続いて、企業がノウハウを蓄積・共有するメリットを解説します。

  • メリット1:業務効率・生産性が向上する
  • メリット2:属人度が減少する
  • メリット3:企業財産が蓄積される
  • メリット4:新しいノウハウが生まれる

ひとつずつ解説していきます。

メリット1:業務効率・生産性が向上する

企業がノウハウを蓄積・共有するメリットとして、業務効率・生産性の向上が期待できます。

勤続年数の長い社員が培ってきたノウハウを、経験の少ない社員に共有することで期待できる効果は下記の通りです。

  • 業務のやり方や作業方法を各自で確認できる
  • 社員の成長が促されて企業全体の生産性を高められる
  • 同じ質問を何度もされないので、業務の効率化が向上する

蓄積されたノウハウは、現在の非効率な問題を解決する働きがあります。

メリット2:属人度が減少する

蓄積されたノウハウを共有するメリットとして、業務が人に依存してしまう「業務の属人度」の減少があげられます。

社内でノウハウが共有されていた場合、下記の事態を防げるでしょう。

  • 転勤時の業務の引き継ぎが困難
  • 担当者が不在のため業務がまわらなくなる

また同じ業務を誰でも行えるので、業務の標準化・質の均一化につながります。

属人化を解消できれば、ひとりの社員に依存しない強い企業を作れるはずです。

メリット3:企業財産が蓄積される

ノウハウを蓄積・共有することで、企業財産として蓄積されるメリットがあります。

仮にノウハウが蓄積されるだけで共有されていない場合、保有者が転職や退職するとノウハウも失ってしまいます。

なので、企業全体の財産として活用するために、社内で積極的に共有する機会を設けましょう。

ノウハウはインターネットや本とは違い、現場を経験した社員のみが保有する貴重な情報源です。

そのため企業財産を蓄積し続けるために、ミーティングの実施や情報共有ルーツの活用を検討しましょう。

メリット4:新しいノウハウが生まれる

企業がノウハウを蓄積・共有することで、そこから新しいノウハウが生まれる可能性があります。

例えば、違う部署で蓄積されたノウハウと組み合わせて、新たなアイデアが誕生するかもしれません。

そうなれば、今までにない発想で新しい商品・サービスを開発もしくは提案できるでしょう。

ただし集合知を生み出すには、ノウハウを個人に留めるのではなく、社内全体で蓄積・共有する必要があるので覚えておきましょう。

ノウハウを蓄積する3つの手順

ノウハウを蓄積する3つの手順

ここまで、企業がノウハウを蓄積・共有するメリットをお伝えしました。

続いて、ノウハウを蓄積する3つの手順を解説します。

  • 手順1:目的を明確にする
  • 手順2:検索しやすいように分類する
  • 手順3:蓄積したノウハウは管理・更新する

ひとつずつ解説していきます。

手順1:目的を明確にする

ノウハウを蓄積するにあたって、まずは目的を明確にしましょう。

社員がノウハウを蓄積する重要性を理解できていないと、企業として思ったような成果が得られにくくなります。

そのため、下記の2つを取り組みましょう。

  • ノウハウを蓄積できるように社内風土を整える
  • ノウハウを蓄積することで得られるメリットの説明・共有

また、ノウハウが個人に留まらないように、社員表彰や人事評価制度を取り入れる方法もあります。

手順2:検索しやすいように分類する

企業の職種や業種によっては、膨大な量のノウハウになり得るでしょう。

そのため、誰でも簡単に必要なノウハウが手に入る環境を整えておかなくてはいけません。

必要なタイミングで特定のノウハウが見つかるように、検索機能が備わったツールの導入を検討しましょう。

こちらの記事では、社員の知識やスキル、経験を蓄積できる、おすすめのナレッジマネジメントツールを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

手順3:蓄積したノウハウは管理・更新する

社内で蓄積されているノウハウは、管理・更新する必要があります。

管理・更新が必要な理由は、ノウハウの蓄積だけで情報をアップデートしなければ陳腐化してしまい、活用できなくなってしまうためです。

そのため蓄積されたノウハウには、管理・更新する担当者もしくは部署を設置して、定期的に管理状況を把握しておきましょう。

まとめ

まとめ

今回は、ノウハウの概要や例文・活用事例、企業が蓄積するメリットを解説しました。

ノウハウとは、「専門的な知識や技術」「物事を進めるための手順」を意味する言葉です。

実際にノウハウを活用できる例として、下記があります。

  • 業務マニュアル
  • チェックリスト
  • 電話対応マニュアル
  • コンサルティングの技術
  • 自動車部品を生産する技術
  • 特許を取得した技術的な知識
  • 自社でオリジナルに生み出した営業テクニック

また、スキルやハウツー、ナレッジなど、類似した言葉があるので使用する際は間違えないように注意しましょう。

本記事でお伝えした「業務効率・生産性が向上する」「属人度が減少する」などのメリットを参考にして、ノウハウを使用してください。

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